2008年03月04日

toujyouka016.jpg 防げなかった9.11(2)

そして、これが、いちばん根本的だと思うのですが、
アメリカ社会全体が、「冷戦ぼけ」していて、
テロリストに関心がなかったり、過小評価していたことだと思います。

たとえば、CIAは、冷戦が終わっても、対ロシアに
振り向けられた人員や予算の削減がなされず、温存されました。
局員の思考も冷戦感覚で、テロリストの追跡も同じ調子で臨んでいました。
組織の改革も試みられましたが、官僚機構に阻まれて、
ほとんど失敗に終わるという状態でした。

また、2000年に、テロ対策責任者が、いくつかのFBIの支局を訪れたとき、
捜査官に「アルカイダってなんですか?」と、訊かれたというお話です。
テロリストは、おもにヨーロッパや中東で、活動してきたので、
アメリカの人たちは、彼らの脅威を実感できなかったのでしょう。

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toujyouka016.jpg 防げなかった9.11

すっかりごぶさたになってしまいましたが、
12月20日エントリでご紹介した、田中宇氏のサイトのお話です。
9.11同時テロで、「アメリカ合衆国政府は、わざと防がなかった」とか、
「テロリストたちを、わざと野放しにしていた」なんて、
自作自演説に近いことを、言っているかたですよ。

これも12月20日エントリでご紹介しましたが、反米感情の旺盛な、
本多批判派のページからも、つぎのふたつがリンクされています。
田中氏のサイト内のリンクをたどると、まだまだたくさんありますよ。
http://tanakanews.com/c0124wtc.htm
http://tanakanews.com/d0327wtc.htm

FBIの捜査を止めていたとか、情報を手に入れてしていながら、
無視していたとか、いろいろ出てきますが、こういうのを見ていると、
「やっぱりアヤシイ」と思うかたもいるのではと思います。
そうでなくても、どういうことなのかと、気になるかたもいるでしょう。

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posted by たんぽぽ at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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