2008年07月17日

toujyouka016.jpg 陰謀論者にご用心

いわゆる「平和と共生を求める人たち」の中には、
根本的な政治スタンスが同じなら、だれでもよいとばかりに、
陰謀論者やにせ科学とも結ぶかたが、すくなくないことに、
危機感をお持ちのかたも、いらっしゃります

味方をふやすために、なりふりかまわないのは、ごく簡単に言えば、
陰謀論(者)の危険性が、よくわかっていないからだと思います。
これを考察したのが、つぎのエントリで、大きく4つ理由を挙げています。
陰謀論者の浸透に問題意識を感じるかたは、ご覧になるとよいでしょう。
「憲法9.11条陰謀論」
http://gallerytondemo.blog.shinobi.jp/Entry/77/
【大衆運動的側面】
【右側のアンチテーゼとしての側面】
【優先順位としての側面】≒「敵の敵は味方」
【危機意識の欠如】(別にこれ、左側だけの問題ではないが)

 
そういえば、「一般市民は批判しません、権力だけ批判します」
なんてのを、美徳にして効率がよいことと、
信じて疑わない人たちも、たくさんいらっしゃるのでした。
最後のところは、そうした人たちのことも、まさしく言っています。

一般市民に蔓延する「とんでも」を批判しないのは、
憲法12条で定められた、権利と自由を守るための不断の努力を
おこたっているのではないか、ということです。

========
「護憲」が決して間違っているとは思いません。てゆうか、私もそうですし。
でも、憲法を守るために闘う相手は、国家や企業だけとは限らないんですよ。
国民の中における、非論理的思考(「迷信」「原理主義」)との戦いでもあるわけで。
そして、そういう思考を持つ者(陰謀論者・差別主義者・カルト等)に限って、
自分たちの権利を拡大解釈し、濫用したがるものなんです。

「権利」「自由」なんてのは、国家だけでなく彼らとの戦い
(暴力的手段とは限らない)を通して勝ち取られ、
それを保持していくためにも不断の努力が必要なんですよ。
こういうのって、それこそ既に憲法でも謳ってること(12条)なんですが、
いわゆる「護憲」の立場の人にも、そういう自覚が足りないんじゃないかなあ。
========

posted by たんぽぽ at 00:01 | Comment(21) | TrackBack(4) | 疑似科学(にせ科学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
自分のブログのコメント欄を見てはため息をつく今日この頃、いかがお過ごしですか。

憲法12条の後半

> 又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

ってのはなかなか良いですね。

「権利の濫用の禁止」を拡大解釈すると新自由主義への戒めともとれるし、「常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」には福祉国家の理念が書かれている。

これからは「12条護憲派」を標榜しましょうかね。
Posted by kojitaken at 2008年07月17日 00:24
12条護憲派いいにゃー。
ただし、「公共の福祉」の用法については憲法学における主流の解釈である「一元的内在制約説」の立場にたったものでにゃーとね。

通説である一元的内在制約説は、公共の福祉を「人権相互の矛盾を調整するために認められる実質的公平の原理」と解する。例えば、憲法上保障される表現の自由は、同じく憲法上、幸福追求権の一種として保障されると解されているプライバシーの権利と衝突する。このような事態が生じる場合に両者の調整を図るための概念が「公共の福祉」であり、公共の福祉は単に「社会全体の利益」を指すものではないと理解するのである。
< ウィキペディアより
Posted by 地下に眠るM at 2008年07月17日 11:01
>「公共の福祉」の用法については…

有事法制は拡大した「公共の福祉」概念を拠り所に人権を制限しています。在日米軍基地被害は「高次の公共の福祉」であるから受忍せよというのが政府の言い分です。

地下に眠るMさんの“「一元的内在制約説」という立場にたったものでにゃーとね”という指摘は、とても重要だと思う。
Posted by nagonagu at 2008年07月17日 11:42
そのうえでkojitakenさん、私も「12条護憲派」というのは、とってもいいにゃーと思うのであった。
Posted by nagonagu at 2008年07月17日 11:48
たんぽぽさん、

ご紹介の記事、多くの人に読んでもらいたいですね。
陰謀論者が例の独立党みたいに自滅してくれるのはありがたいんですが、平和運動や護憲運動まで巻き添えをくうとなると、それもまた厄介な事態ですし……。

それにしても平和運動を展開している人たちって、陰謀論と差別主義やレイシズムの関係に無頓着な人が多いのかなあと、実に嫌な感じです。「多様な価値観の尊重」にもほどがあるだろう、と。

>kojitakenさん

ため息、日増しに深くなっていませんか(笑)?
(笑いごじゃないっすね、と、まだ苦笑中(^^;))
Posted by 仲@ukiuki at 2008年07月17日 16:16
kojitakenさま

>自分のブログのコメント欄を見てはため息をつく今日この頃、いかがお過ごしですか。

「コメント欄は、ブログの質を写す鏡」と言うけれど、
あなたのブログにかぎっては、本文の内容や質と、
コメント投稿者とのそれらが、合ってないなと思うことが、
しばしばあったりします。(苦笑)

いつだったか、「あたまがおかしい人だから、相手しないように」と、
あなたに言われた人が、あいかわらずコメントしてますね。(笑)
管理者にそんな言われかたしたら、たいていは、
来たくなくなるものだけど、たいした神経だなと思ったよ。


あと、コメント投稿者どうしで、論争なさること自体は、
わたしは、かまわないという、考えなんだけど...
管理者が参加しなければ、見ているだけでいいのだし。
掲示板とちがって、エントリごとに場所がわかれているから、
あるエントリで議論になっても、ほかのエントリの会話に差し支えないですし...

(みなさん、神経質なのか、コメント欄で参加者どうしで
議論されるのいやだというかたが、多いみたいだけど...)
Posted by たんぽぽ at 2008年07月18日 21:12
kojitakenさま(もうひとつ)、地下に眠るMさま、nagonaguさま
コメント、ありがとうございます。

憲法12条で、お話がはずんでますね〜。

「不断の努力」というのは、わたしは、なかなか好きでして...
ワイマール共和国史の影響もあるんだろうけど、気持ちがはやってきますよ。(笑)
(最初に聞いたときは、あたまでわかる、というだけで、
本当にわかるようになったのは、もっとオトナになってからだけど。)


「公共の福祉」は、漠然とした「社会全体の利益」を持ち出して、
基本的人権を制限する可能性があって、最悪戦前憲法の
「法律の範囲内において」と、同じ働きをしかねないという
とても危険なフレーズだというのが、むかしの議論だったと思います。

最近は、どうなったのかなと、思っていたけれど、
両立しえない人権どうしが、抵触するときの調整、
という、意味合いになっているのね...
(いつのまにか、というか、時代が変わったなとちょっと思った。)

もしかして、「高次の公共の福祉」というのが、
むかしの議論流の「社会全体の利益」的に、使われるのか...?
Posted by たんぽぽ at 2008年07月18日 21:13
仲@ukiukiさま、コメントありがとうです。

>ご紹介の記事、多くの人に読んでもらいたいですね。

そうですよね〜。
わたしも、まったくもってそう思ったので、紹介してみたんだけど。

自由や権利の敵が、権力や企業だけでなく、一般市民の中にもいる、
しかもそうした連中は、民主主義の正当な手段を使ってくる、
ということに、なかなか考えがおよばないのかもしれないです。
(ナチス賛美や、歴史修正主義を、法律で犯罪とする、
ヨーロッパでは定着していることが、日本ではなかなか受け入れられないのも、
こういう背景もあるのかもしれないです。)


>平和運動や護憲運動まで巻き添えをくうとなると、それもまた厄介な事態ですし……。

悲しいかな、じわりじわりと、泡沫化が進んでいると思います。
(いちばんわかりやすいのが、社民、共産の議席...)

>それにしても平和運動を展開している人たちって、
>陰謀論と差別主義やレイシズムの関係に無頓着な人が多いのかなあと、
>実に嫌な感じです。

理由はいっぱいあると思うけれど、そのうちのひとつに、
泡沫化がすすんでいる(という意識)があるのでは?という気がします。
(「リベラルというせまい世界」発言も、
そういうあせった気持ちの、現われなのかもしれないです。)

それで陰謀論者でも、おかまいなしに結んでしまうのあるんだと思います。
(でもって、そういう人たちと仲間になるから、
ますます非常識と思われて、一般の支持を失なって、
泡沫化が進むという、悪循環に陥るんだけど...)


>「多様な価値観の尊重」にもほどがあるだろう、と。

わたしがおつきあいした、インターネットの、
選択別姓の市民団体は、まさにそれでつぶれましたよ。
反対論者の「カチカンの尊重」をしすぎて、いいように利用されたのね...
Posted by たんぽぽ at 2008年07月18日 21:15
> 「公共の福祉」は、漠然とした「社会全体の利益」を持ち出して、
> 基本的人権を制限する可能性があって、最悪戦前憲法の
> 「法律の範囲内において」と、同じ働きをしかねないという
> とても危険なフレーズだというのが、むかしの議論だったと思います。

これは私も覚えています。高校の政治経済で習ったかな。まだレーガン政権ができる前で、サッチャー政権が成立した頃かその少し前に勉強しました。

> 最近は、どうなったのかなと、思っていたけれど、
> 両立しえない人権どうしが、抵触するときの調整、
> という、意味合いになっているのね...
> (いつのまにか、というか、時代が変わったなとちょっと思った。)

これはどうだかわからないけど、12条の文言を読んで、とっさに思ったことなんですね。

結構日本国憲法って社会の先を行ってるんじゃないかって思うことがあります。社会保障その他の規定が貧弱だから変えるべきだって意見があって、それにも一理あるとは思いますけど。

但し、現状でそれを前面に押し出すことは、9条改憲派にいいように利用される恐れが強いので、私は「現段階(国家主義者たちの勢力が侮れない段階)では改憲に反対」という立場ですけどね。教条サヨクのつもりはないけれど。
Posted by kojitaken at 2008年07月19日 07:06
コメントの順番からいうと前後しますが、

> いつだったか、「あたまがおかしい人だから、相手しないように」と、
> あなたに言われた人が、あいかわらずコメントしてますね。(笑)

右派民族主義者のねこ氏ですね。極左の毛沢東主義者っぽいkaetzchen氏と並んで、もっともきてほしくないコメンテーターです。後者はこなくなったけど、ねこ氏はきますね。

旧来の左翼(Black Joker氏など)や右翼のコメントはまだ我慢できるけど、こいつらは我慢できません。彼らの共通点はポピュリストってとこでしょうかねえ。

○八氏の言論などは、不用意にねこ氏みたいな人を呼び込むものだと思っています。

> あと、コメント投稿者どうしで、論争なさること自体は、
> わたしは、かまわないという、考えなんだけど...

議論それ自体は私は認めており、だから警告もしないで掲載してるんだけど、その内容がねえ。

例の赤木智弘さんの言説をめぐる論争なんだけど、赤木氏の最終目標は福祉社会なんですよ。彼はどこかでそれをはっきり書いているのを見ました。

ところが、赤木氏の文章を字面だけしか読み取れない人は、新自由主義者を利するような主張に走って、よりマイルドなやり方で福祉社会を目指す行き方を攻撃します。それは、最終目標である福祉社会に至る道筋において、現状より過酷な境遇に晒されている人のほうがより痛みが多いから、そんなんじゃたまったもんじゃないから一度戦争でもしてぶっ壊してしまえ、っていうものなんですね。そのことをコメントではっきり書いた人もいました。そういう人は陰謀論だとか例の「独立党」に傾いたりしています。

その痛ましさに私などは暗い気持ちになるのですが、そこに「右も左もない、下や」とか自認する人が「赤木智弘さんは面白い人ですよ」なんて言い出すから腹が立つんですよ。

なんか脱線しちゃいましたね。すみません。
Posted by kojitaken at 2008年07月19日 07:35
> 「不断の努力」というのは、わたしは、なかなか好きでして...
> ワイマール共和国史の影響もあるんだろうけど、気持ちがはやってきますよ。(笑)

マックス・ウェーバーだとか、丸山真男の「民主主義の永久革命」の話だとか、○サ○ニ○大先生の好きな方向につながっていきそうな話ですね。

私は不勉強なものでほとんど語れないのですが。
Posted by kojitaken at 2008年07月19日 07:48
TBありがとうございます。すみませんコメント遅くなりまして。

「公共の福祉」に関しては、御指摘の通りです。
ただ、左相手のエントリーですし、「公共の福祉」の名の下に国家が人権に制約を加えようとするのは、左にとっては常識の範囲内でしょうし(違う?)、ってことでバッサリ割愛。説明したらしたで、かなり面倒臭くなることもありますが。
むしろ、「公共の福祉」に気を取られて見逃しがちな「不断の努力」の方を忘れんでください、と>左の人。

陰謀論者について「自分たちの権利を拡大解釈し、濫用したがるもの」と書きましたが、その反面、(都合の悪い)他人の権利は「公共の福祉」など用いて否定や制限したがるわけですし、その部分追記するかもしれませんが。
要は、自分の権利を尊重して欲しいなら他人の権利も尊重しろ。自分の権利を否定されたくなければ、国家だけでなく(人の権利を否定する)国民とも戦え。と、こういうことで。

ついでに、これ「左側に特有の現象ではない」という趣旨のエントリーを次に上げようと思ってたのですが、なかなか書くヒマがない(困)。
Posted by gallery at 2008年07月19日 14:58
kojitakenさま

いっぱいコメント、どうもです。
(こんなにたくさんいただけるとは、思わなかった。(笑))

>結構日本国憲法って社会の先を行ってるんじゃないかって思うことがあります。

うーん、どうなのかな...?
第二次世界大戦の敗戦によって、もたらされた憲法だから、
それ以前から制定されていた、他国の憲法と比べたらなおさらだけど、
同じころできた憲法とくらべても、進歩的なんだろうとは思うけれど。
(わたしもくわしくは知らないので、たいしたことは言えないけれど。)


>もっともきてほしくないコメンテーターです。後者はこなくなったけど、

来なくなった「後者」のほうは、管理者に嫌がられている、
というのは、察する(それとも、気にする?)ことができるようですね。

>議論それ自体は私は認めており、だから警告もしないで掲載してるんだけど、

おおっと、そういえば、そうでした。

>その内容がねえ。

それを言い出したら、わたしのところなんて...(笑)

>例の赤木智弘さん

ここで批判されている人かな...?
ほかにも、「自分を専業主夫にしたら、逆性差別はないと認めてやる」
(だったかな...?)みたいなことも言っていたようで、
わたしは、とても印象が悪いんだけど...
http://macska.org/article/145
http://macska.org/article/147


>マックス・ウェーバーだとか、丸山真男の「民主主義の永久革命」の話

わたしは、ウェーバーや、丸山がわからないので、
テッサロニケ氏とお話が合うかどうかは、わからないです、はい。

ちなみに、わたしがおベンキョウしたのは、
林健太郎氏の『ワイマル共和国』(中公新書)。
(いま読んでも(いま読むから?)、とても役に立ったりする...)
http://www.bk1.jp/product/02216024
Posted by たんぽぽ at 2008年07月19日 21:04
galleryさま、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

ああ、いえいえ。
あっちこっちの「権力だけ批判すればいいんだ」の人たちや、
陰謀論者とも仲良くなってしまう人たちに、ぜひ見ていただきたい
内容だと思ったので、ご紹介したくなったしだいです。

>「公共の福祉」の名の下に国家が人権に制約を加えようとするのは、
>左にとっては常識の範囲内でしょうし(違う?)、

はーい、常識の範囲内でした。
(ということは、たんぽぽは、「左」ということね...)


>陰謀論者について「自分たちの権利を拡大解釈し、濫用したがるもの」と書きましたが、

>自分の権利を否定されたくなければ、国家だけでなく(人の権利を否定する)国民とも戦え。

上の、仲@ukiukiさま宛てのレスにも書いたけれど、
自由や権利の敵が、権力や企業だけでなく、一般市民の中にもいる、
しかもそうした連中は、民主主義の正当な手段を使ってくる、
ということが、なかなかわからないのかもしれないです。

つまるところ、絶対に反論してこない、権力の批判だけやって、
お気楽に「社会のために活躍している」気分を
味わいたいだけなんでしょうけれどね...
(だから、「自分たちは、権力を批判する権利がある」なんて
「権利」ばっかり主張して、「不断の努力」なんて「義務」は拒絶する...)


>ついでに、これ「左側に特有の現象ではない」という趣旨のエントリーを
>次に上げようと思ってたのですが、なかなか書くヒマがない(困)。

うーむ、残念...
でも、いつか、お時間を見つけて、がんばって書いてくださいね...
Posted by たんぽぽ at 2008年07月19日 21:06
右にファシストあれば左にはスターリニストあり。
さりとて「真ん中」にはポピュリストがいて、結局のところどこに行っても「自分たちの権利を拡大解釈し、濫用したがる」連中から逃れられません。
もちろん私だって気付かないうちにそうなってしまうかもしれない。くわばらくわばら。
Posted by 玄倉川 at 2008年07月20日 01:27
> ここで批判されている人かな...?
> ほかにも、「自分を専業主夫にしたら、逆性差別はないと認めてやる」
> (だったかな...?)みたいなことも言っていたようで、
> わたしは、とても印象が悪いんだけど...
> http://macska.org/article/145
> http://macska.org/article/147

この人です。
フェミ論壇では以前から有名だったようですね。私は『論座』がとり上げていたのを数か月後に知ったのですが、あまりに危うい主張なのでブログでは評価を下しませんでした。

実は1冊赤木が書いた本を買ってあるのですが読んでなくて、これを読んだあとで評価を下そうと思って判断保留にしてるんですが、
http://macska.org/article/145
で書かれている、

> わたしは最初これを読んでネタ的に面白がっていたのだけれど、このブックマークを見て気が変わった。ネタとしてではなく、本気でこの記事に賛同している人がかなりいるようなのだもの。関連した掲示板の議論を読む限り、どうやら赤木氏本人も本気モードのよう。恐ろしい。

という感想は、まさに今私が感じ始めているところのもので、読者が赤木氏の主張を字面通りしか読めていない、というよりも、もともと赤木氏自身がそういう主張なのではないか、「福祉国家を指向する」とか言っていることの方が目くらましではないかとの疑念が高まっています。

それにしても、赤木氏に安易に共感を表明してる○八氏っていったい...
Posted by kojitaken at 2008年07月20日 09:25
法政大学の南雲です。上記の当方のブログでもきくちゆみ問題を取り上げています。参考までに。

それにしても、9.11テロ=ブッシュ政権の自作自演説をとる人は、以下の事態をどう科学的に説明できるのでしょうか?

「午前8時45分にアメリカン航空11便(B767型:乗客92名)に偽装した軍用機(のようなもの?)が世界貿易センター(WTC)1号棟(北ビル)に激突させられ、それと同時にWTC1号棟にあらかじめ仕掛けられていた爆弾が爆発した。さらにその後午前9時3分にユナイテッド航空175便(B767型:乗客乗員65名)に偽装された軍用機がWTC2号棟(南ビル)に激突し炎上、同時にあらかじめ仕掛けられた爆弾が爆発した。そのあと午前9時45分にペンタゴン(米国防総省)の西側正面には、アメリカン航空77便(B757)に偽装した巡航ミサイルが撃ち込まれた。そして午前10時00分に南ビルが崩壊した。さらに午前10時06分にはユナイテッド航空93便(B757型:乗客乗員45名)がペンシルバニア州ピッツバーグ付近で米軍の極秘指令を受けた戦闘機によって撃墜され、その墜落後に証拠物件はすべて軍によって誰にも知られることなく極秘に回収された。そして午前10時29分にはついに北ビルが崩壊した。その後、テルミット爆弾の仕掛けられていたWTC7号ビルが、午後5時21分には制御爆破の結果崩壊。9月12日夜にはWTC地区のホテルとオフィスビルが半壊した。一連のこれらの米国政府による自作自演のテロで約3000人が死亡、負傷者多数がでた」
Posted by 南雲和夫 at 2008年07月20日 16:49
玄倉川さま、コメントどうもです。

ひゃあ〜。

左と右の極端を避ければだいじょうぶ、なんてのは、むかしのお話で、
いまや「真ん中」にも、とんでもないのがいるんだなあ...
(参りました。(笑))

でもって、「オレは左でも右でもない、下だ」なんて言うと、
そこには、赤木さんなんてのがいる...(笑...えないよな...)



kojitakenさま、コメントどうもです。

>この人です。
>フェミ論壇では以前から有名だったようですね。

「専業主夫になってやる」の議論、ここにちょっとくわしいですね。
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-44.html

>という感想は、まさに今私が感じ始めているところのもので、
>読者が赤木氏の主張を字面通りしか読めていない、

わたしも、ねたというか、わざと極論を吐くことで、
問題を浮き彫りにしているのかな、なんて思ったんだけど...
(そうではなかったのね...)
Posted by たんぽぽ at 2008年07月21日 00:07
南雲和夫さま、いらっしゃいませ。
わたしの、つたないウェブログに、お越しくださりまして、
まことにありがとうございます。

>9.11テロ=ブッシュ政権の自作自演説をとる人は、
>以下の事態をどう科学的に説明できるのでしょうか?

こうやって、だーっと並べて書いてみると、
自作自演説が、いかにむちゃくちゃか、というのがわかりますね。(苦笑)
(陰謀論者は、陰謀の「シナリオ」を全部書き下したことなんて、
たぶんないと思います...)


わたしも、9.11陰謀論は、ときどき話題にしていまして...
リチャード・コシミズとか、田中宇をおもに取り上げていました。
もしよろしければ、ご覧いただけたらと思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/97074952.html
http://taraxacum.seesaa.net/archives/20080304-1.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/73808643.html
Posted by たんぽぽ at 2008年07月21日 00:08
たんぽぽさん、コメントありがとうございます。

また、暇がありましたら、当方のブログへ遊びに来て下さい。
Posted by 南雲和夫 at 2008年07月21日 11:51
南雲和夫さま

いえいえ、わたしこそ、大学の先生からコメントいただいて、
とっても恐縮しているくらいです。
(上の憲法12条の議論なんて、だいじょうぶなのかって、
ちょっと気になったりするし...(苦笑))

貴ブログも、また拝見させていただきますね。
Posted by たんぽぽ at 2008年07月21日 19:55

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