2008年09月17日

toujyouka016.jpg 小さな世界(3)

「小さな世界(2)」でご紹介のかた、また書いていらっしゃりますよ。
これもきっと、わたしのことを、言っているのでしょう。
http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2008/09/16/post-171.html

こちらは、「少数派が強大な敵=権力に立ち向かうには知謀を駆使した
多数派工作しかない」なんて言っていて、もっとわかりやすいですね。
8月21日なので、ずっと前からあったのですが、わたしは知らなくて、
8月29日9月13日のエントリは、これを見ないで書いています。
http://pessicolla.blog29.fc2.com/blog-entry-49.html

 
9月13日エントリで、「あちら側」の社会観はこんなだろうと、
わたしが思ったところを、お話してみました。
「一般市民を批判するべきでない、権力だけ批判していればいい」
なんて、「あちら側」の人たちは、よく言います。
彼らにとって、「小さな世界」の自分と、「強大な権力」は、
きっちりと敵味方にわかれていて、無関係で相容れないものなのでしょう。
それゆえ自分たちにとって、敵側はただひたすら攻撃する対象なのでしょう。

彼らの「お仲間」になるには、この社会観を共有できる必要があります。
このような二項対立的な社会観が、理解できなければ、
政治的旗ふりが近くても、「お仲間」にはなれないでしょうし、
そもそもなにを考えているのかさえ、よくわからないことにもなります。

「属せない」とおっしゃるかたは、それ以前に属するべき
カテゴリないし集団の存在が、認識できないのでは?という気もします。
ナイーブだとおっしゃるかたもいますが、敵味方の対立図式が、
紋切り型というだけでなく、実感しがたい社会観であり、
うつろに感じるのもあるからでは?とも思います。


わたしも、「あちら側」の社会観は、受け付けそうにないです。
あたりまえのことですが、現代の民主国家においては、
議会は国民の選挙によりますし、政府も議会の勢力にもとづいて作られます。
つまり「権力」は、国民がみずから選んだもので、無関係ではないし、
そうして作られた「権力」も、自分を選んだ国民の負託に答えるのであり、
おたがいに一定の信頼関係にもとづいていることになります。

「万年野党」の支持者になりたい、というのでしたら、
「あちら側」のかたたちの政治感覚、すなわち「権力(政府)」とは、
批判や攻撃をするだけの敵、というものでも、やっていけるかもしれないです。
「確かな野党」なんて言う人も、中にはいたりしますし、
彼らは本当に、それでもいいつもりなのかもしれないです。

わたしが期待する民法改正は、これまでの分析から、
自民党政権で実現は無理で、政権交代が最低限必要と考えられます。
つまり、わたしの支持する政治勢力は、ぜひとも政権を獲得して、
「責任与党」となって、期待する政策を実行していただく必要があります。

「有権者は自分たちのレベルにふさわしい政治家を持つ」と言われます。
その有権者が、「万年野党」的感覚では、いつまでたっても、
政権交代の起きない、一党優位の政府しか持てないと思います。
本気で政権交代を望むなら、わたしたち有権者も、それにふさわしい資質、
「責任与党」の支持者となろうとする意識も必要なのだと思います。


posted by たんぽぽ at 23:17 | Comment(6) | TrackBack(1) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
TBありがとうございます。
私の戸惑いは属するべきカテゴリないし集団の存在が認識できないというのもあるかも知れませんが、どちらかというと言い換えた

”自明の(ように見える)もの”に素朴なもたれかかりを持てるかどうかの違い

にとまどっていると言う方がより近いかもしれません。

感情や共感を”自明のもの”として他者に接する人々に恐怖を感じるのです。戯れ言を言えば出力と入力のうち出力の方にウェイトを置く人々とでもいいましょうか。入力には労力が要りますが出力は労力なく垂れ流せますからね。
Posted by SIVA at 2008年09月18日 06:26
>じゃあ、権謀術数が支配していないのであれば、何が支配しますか。
>一点の曇りもない正確な理論と科学的な検証に裏付けられた徳治主義ですか。
http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2008/09/16/post-171.html

ここまでずれたことを言う人も珍しいもんです。
おやおや、としか言いようがありません。
「わら人形」ですら、ありません。
いったい、誰がそんな話をしているのでしょう。
Posted by かつ at 2008年09月18日 20:00
SIVAさま、コメントありがとうございます。

>”自明の(ように見える)もの”に素朴なもたれかかりを持てるかどうかの違い
>にとまどっていると言う方がより近いかもしれません。

わたしの考察は、見当ちがいだったかな...?
もしそうでしたら、ごめんなさいね...

>感情や共感を”自明のもの”として他者に接する人々に

とどのつまりは、「自分たちは正義だ」という意識になるのかな?
それゆえ、自分たちは共感されて当然となって、
言いたいことを垂れ流すことに、無頓着にもなるのでしょうから。



かつさま、コメントありがとうございます。

>http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2008/09/16/post-171.html

「小さな世界の自分」対「強大な権力」という図式で硬直していますね。
それだけでなく、被害妄想の域にまで、入っているように思います。

このかたは、「二者択一」をしっかりしていて、
あきらかに「あちら側」であることくらいは、認めてほしいけど。
(無理かな?(笑))
Posted by たんぽぽ at 2008年09月18日 23:49
また言ってる。(笑)
http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2008/09/18/post-172.html

いつまでも続けるつもりなのかな、こっちが根負けしてやめるまで。
このエントリは、選択的別姓がとつぜん出てくるので、
まちがいなく、わたしのことを言ってますね。
(「敵認定している」認定されているし。(苦笑))

前のエントリは、わたしというより、かつさまのことを、
おっしゃっていたようですね。(「権謀術数」うんぬんとありますし。)
http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2008/09/16/post-171.html
Posted by たんぽぽ at 2008年09月20日 16:08
>自分は今攻撃されている属性の人々とは違うから、と、攻撃を黙認したり、あるいは積極的に荷担したり。

むしろ「あちら側」に、そういう人が多いような…
Posted by 御姉寧 at 2008年09月21日 23:16
また言っている。(笑)
http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2008/09/21/post-173.html


>むしろ「あちら側」に、そういう人が多いような…

わたしも、そう思います。

というか、「あちら側」に当てはまることばっかり、
言っているんじゃないかってね。(笑)
「純化」も、「敵対」も、「あちら側」だと思うし。
Posted by たんぽぽ at 2008年09月22日 00:14

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