2008年10月11日

toujyouka016.jpg もてない男の自伝映画

9月19日なので、1か月くらい前の話題で恐縮だけれど、
『もてない男』の著者の自伝小説が、映画になるのだそうです。
シナリオは、30歳で東大出の男が、童貞を喪失するお話ですよ。
「30歳の童貞は東大出身…捧げる相手はしっとり色気の浴衣美人『童貞放浪記』」
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0015268/index.html

ストーリーは、こうした場合にありがちな、
もてない男性が、ぞっこんほれる相手は、美人の女の人です。
(女性のルックスにこだわる、小谷野敦氏らしいとも言えるでしょう。)
そして、女性がその男性にほれる理由は、男性の内面だったりします。
『101回目のプロポーズ』や『電車男』と、おなじパターンだそうです。
お話が展開されるうちに、複雑になるのだとは思いますが、
アウトラインは、「男性は女性の外見に、女性は男性の内面にほれる」です。

イケメンやブスにだって、もっといろんなのがいるぞとか、
本当に中身のある男なら、女性の内面にほれるはずだとか、
「人は外見ではない」が、男性にしか適用されないので不公平だ、
という批判が、とうぜんながらあることになります。
「ブスの僻み、と言いたきゃ、言え。こーゆーパターンのなにがいやって」
http://blog.goo.ne.jp/ikafurai007/e/a10d2bbb7c5af636e801f2959f5da4e1

 
男女の非対称性ですが、じつは結構、根が深いように思います。
ずっと前、2月16日エントリで、簡単にふれましたが、
男性の世界は、他人につくすのではなく、自分のために主体的に生きられて、
しかも「努力すればなんとかなる」というものです。

もてない男性が、美人の女性に恋するというストーリーでは、
男性は精一杯努力したので、お相手の女性は「一途な想い」で、
「不器用だけど誠実」だと、それに対して報いることになります。
女性に求められるのは外見で、自分の努力でどうにもならないことであり、
しかも男性の都合のために存在しているものです。

男性は、自分の努力で道を切り開けて、努力すればなんとかなるし、
女性は、男性の努力に対して、報いることになっています。
(「自分の意志で努力を認めない」なんて、男性に都合の悪いことはしないです。)
ようするに、男性の世界のカチカンが、きっちり充足されるので、
この手のストーリーが「美談」とされるのかもしれないです。


ところで、「goo映画」のページの、俳優さんたちのコメント...
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0015268/index.html

神楽坂恵氏が、「「男性が童貞を失うということはこんなにも大事で、
ひとつの物語になってしまうんだって……」としみじみ語り」とあります。
これは、小谷野敦氏がとくに、童貞喪失や恋愛体験に執着があって、
「経験のないのは恥ずかしい」と、考えているからではと思いますよ。
(そういう自分の「欠点」を埋めるために、「恋愛したい」なのかもしれない。)

また、山本浩司氏も、「今まで童貞の役は何度かやったけど、
(東大卒という)こんなにIQが高い童貞は初めて(笑)」と言っています。
東大出身のかたは、自分たちが世界の中心という意識が
結構強くて、他人やまわりが見えなくなっていて、
かえってもてない人が多いと、聞いたことがありますよ。
教えてくださったのは、東大出身のかただけれど。

posted by たんぽぽ at 23:11 | Comment(9) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
だからモテないのは自分が外見に恵まれないせいじゃなくて、
女を外見でしか判断できない、薄っぺらい内面のせいなんだってば!
と、突っ込まずにはいられません。

倉田真由美のコミック「だめんず・うぉ〜か〜」で取り上げれれていた話ですが、
倉田氏の知人に、ブサイクな上に高収入でもなく、むしろ借金があるけど、
いつもモテモテな男性がいるそうで、その男性は、さり気なく荷物を持ってあげるなど、
(良い意味で)女性を女性扱いすることが自然に出来る人なんだそうです。

が、私の個人的な見解では、変に卑屈にならずに女性と自然に接することが出来るのが、
その男性がモテる理由のような気がします。
性別、容姿のいかんに関わらず、自意識過剰なヤツはモテません!

>神楽坂恵氏が(中略)しみじみ語り

神楽坂恵ちゃん、実はドン引きしてたんじゃないかと思いますね。
でもまさか原作者サマの前でそんなことは言えないですから(笑)
Posted by 御姉寧 at 2008年10月12日 00:33
そんなに童貞喪失が大事なら
1万円札を何枚か握りしめて吉原に行ってはどうか
と、思ってしまいました。
財力だって魅力の一つだし
容姿よりは努力で何とか出来る余地があるし
誠実なら、プロのお姉さんに嫌われはしない
と、思うのだけどなぁ。

まぁ、それでは「素人童貞」は卒業できないんだ
って反論が来そうですが
異性から恋愛感情を持たれることと、性経験とが
ごっちゃになってるのが何とも・・・。
Posted by さくら at 2008年10月12日 15:49
御姉寧さま、コメントありがとうございます。
(このあたりのこと、結構語るものありそうですね。)

『もてない男』の著者は、おそらくは、自分のことしか考えない人
(相手を好きになったのではなく、自分が好きなだけ)なんだと思われます。
だれかを好きになったとき、その相手に興味を持ったり、
相手のためになにかしてあげたいと思わないで、自分が相手から、
なにかしてくれることばかり考えるのでしょう...


>女を外見でしか判断できない、薄っぺらい内面のせいなんだってば!

自分が外見で判断するから、相手も同じことをすると思っている、
というのは、よく言われることですね。
(たしかに小谷野敦氏は、ルックスのことをとやかく言うほうだけど...)

>(良い意味で)女性を女性扱いすることが自然に出来る人なんだそうです。

なるほどねえ...
(こまった男性というのは、必要なところで女性として扱わないのに、
不要なところでみょうに女性扱いするから、いかんともしがたい。)

>神楽坂恵ちゃん、実はドン引きしてたんじゃないかと思いますね。
>でもまさか原作者サマの前でそんなことは言えないですから(笑)

ああ、そうなのかな?(笑)
だとすると山本浩司氏も、遠慮して言っている可能性もありますね。
Posted by たんぽぽ at 2008年10月12日 16:06
さくらさま、コメントありがとうございます。
わたしのレスが、遅くなりまして、もうしわけないです。

>それでは「素人童貞」は卒業できないんだ
>って反論が来そうですが

きっと、そう反論すると思いますよ。(苦笑)
プロのお姉さまではなく、「素人童貞」を卒業するのが大事なんでしょう。


エントリにも、ちょっと書いたけれど、
「恋愛経験や、性経験がないのは恥ずかしい」というのは、
自分いちばん、そう思っているんじゃないかと思います。
(本人に訊いても、人から言われると、言うんでしょうけど。)

自分の「欠点」だと思っていることを、埋めるために、
恋愛やセックスがしたい、ということなんじゃないかな...?
(自分のためであって、相手を想っているのとはちがうのね...)
Posted by たんぽぽ at 2008年10月12日 22:11
>(こまった男性というのは、必要なところで女性として扱わないのに、
不要なところでみょうに女性扱いするから、いかんともしがたい。)

そうそう、いますよねぇ、そういう男性…(しみじみ)
普段から良い意味でも女扱いしてくれてれば納得もするし、
いっそ、完全に女扱いしないでくれればスッキリして良いのだけれど。
Posted by 御姉寧 at 2008年10月13日 14:55
御姉寧さま、コメントありがとうです。

>そうそう、いますよねぇ、そういう男性…(しみじみ)

そういう男性は、ふつうに女性と接することができずに、
不必要に意識しちゃうのかな...

「男性の立場から見た女性」なんてのから離れられないのか...
おなじようなことだけど、男性の視点で作られた「女性の視点」を、
本物の女性の視点と思ってしまうのか...?
Posted by たんぽぽ at 2008年10月14日 00:48
男では、女の気持ちは

わからない
Posted by 仲間 at 2008年10月14日 05:01
スマン、今まであんたの事完全に誤解して来た。
こりゃたんつぼ呼ばわりされても自業自得だ。
あまり言いたくないが事実を知らなかったとはいえ反日反米戦線氏に謝罪せねばなりません。
たんぽぽさんへ
言わぬが仏という言葉があります。敵を増やしたくないならそのつもりで
Posted by 馬鹿陽区 at 2008年10月15日 10:53
仲間さま

あなたは、「性的被害の告白(3)」などで、コメントをしていた、
「クソヤロー」さんですね?
http://taraxacum.seesaa.net/article/107502309.html#comment

人間が見て、おなじとわかるハンドルを、使っていただきたいです。
いくつものハンドルを使って、別人に見えるような
コメントをなさるのは、やめていただきたいです。



馬鹿陽区さま

そのような感情的反発をなさると、あなたも、このエントリで
言われているような、「非もて」なのだなと思われますよ。

>言わぬが仏という言葉があります。敵を増やしたくないならそのつもりで

それは、ご自分の心配をしたほうが、いいでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2008年10月15日 22:13

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