基本計画についての要望書ですが、自民党PT以外は、
どのグループも、選択別姓について言及があるのでした。
自民党の新人議員勉強会も、いちおうはまともですが、
親の苗字が異なると「子どもへの影響」がある、
といったことは、信じているようです。
(党内に強力な反対派集団がいるので、影響を受けるのでしょうか...?)
夫婦別氏制度について国民の理解が深まるよう
積極的に検討を進めるべきである。
その際、子どもの氏の選択など子どもへの影響について
配慮する観点が必要である。
「過激な性教育」「家族否定教育」もそうですが、
批判的とはいえ、こうした根拠のとぼしいことを、
そういう事実もあると、公式に認めてしまうことは、
問題視したほうがいいかもしれないです。
(このくらいでしたら、ささいなことかもしれないけれど...)
それから、民法改正のもうひとつの課題、
婚外子差別の撤廃は、共産党が触れているだけでした。
男女共同参画の問題と見なされないのか、
実現がほど遠いので見送られたのか、
それはわからないですが、残念なものを感じます。
ところで、この要望書、よーく見たら、自民党PTだけは、
猪口邦子ではなく、安倍晋三(!)に提出していたのですね。(笑)
(わたしは、どのグループも猪口氏にわたしたものと、
早合点していましたよ。 いや、おはずかしい...(笑))
http://www.jimin.jp/jimin/daily/05_12/12/171212c.shtml
「男女共同参画基本計画改定」で党プロジェクトチームが
安倍晋三官房長官に申し入れ
やはり、猪口氏には、相手してもらえないと、
自覚してのことなんでしょうか...?
でも、基本計画を立てるのは、共同参画相なのだし、
かたちだけでも、猪口大臣に出さないと、意味がないように思います。
(自民党PTは、ここでもひとり、迷走していると思いましたよ。)
それとあと、民主党が、要望書を出していないのも、気になりました。
(民主党のサイトを見たけれど、とくになにもない。)
どういう判断で出さなかったのかは、わからないですが、
「民主党は不熱心だ、やっぱり信用できない。」のような不信感が、
またぞろわいてこないかと、心配なきにしもあらず...