3月29日の千葉県知事選ですが、森田健作氏が当選してしまいました。
3月26日エントリでご紹介したように、「周回遅れ」の
バックラッシュ政策をマニフェストに書いた人です。
「<千葉県知事選>森田健作氏が初当選 民主系候補ら破る」
「<千葉県知事選>森田健作氏、イメージ戦略奏功」
「<千葉県知事選>無党派45%森田氏に 本紙など出口調査」
当 1,015,978 森田健作=無新
636,991 吉田 平=無新[民][社][国][日]
346,002 白石真澄=無新
136,551 八田英之=無新[共]
95,228 西尾憲一=無新
民主党の推薦だった吉田氏は、40万票近く差をつけられ、
大きく水をあけられる結果となってしまいました。
こんなのを見ていると、マニフェストも政見放送も、
吉田平氏がいちばんまともな感じですが、政策の内容だけで
当選するとかぎらないのは、いつものことですね。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20090327/p1
http://site.blog34.fc2.com/blog-entry-20.html
吉田平氏の敗因のひとつは、森田健作とくらべて
知名度がすくなかったことでした。
もうひとつは、出遅れたことで、民主支持層の票が
吉田氏以外に分散し、支持基盤を固められなかったからでした。
森田健作氏は、知名度に加えて、自民からの推薦がなく、
「無所属」を強調(演出)した「政党隠し」が効いたようです。
千葉県知事選の内情は、つぎのエントリがくわしいです。
タイトルどおり、かなり事情はややこしいですよ。
「メチャクチャだった千葉県知事選」
http://blog.goo.ne.jp/kanataylfc/e/3779de49425162b1b551feae19fcc79d
はじめに、民主党は、白石真澄氏を推薦していました。
そこへ森田氏が出馬することになって、「相乗り」でないと
勝てないと思った白石氏は、自民と公明の推薦も取ろうとします。
民主党本部は、自民公明と「相乗り」は、認めないことにしたのですが、
白石氏は「相乗り」を強行しようとし、民主党との政策協定のうち、
自分の考えに合わない部分を書き直して、マニフェストを発表します。
これで民主党は、白石氏の推薦を取り消すことになりました。
かわりに堂本暁子知事が、後継として吉田平氏に出馬を要請、
これに応じて、吉田氏が民主の推薦候補となりました。
これが民主党候補の出馬が、遅れる原因だったようです。
自民党は、候補者が見つからず、民主への相乗りをするか、
独自候補を立てるかで、意見がわかれていました。
森田健作は創価学会と仲が悪く、自民が森田を推薦するなら、
こんどの衆議院選で自民を支援しないと言い出す公明党員が出て来ます。
それで、森田健作は、自民から推薦も公認も取れず、
無所属で出馬、自民は自主投票となったのでした。
2009年04月04日
この記事へのコメント
この記事へのトラックバック
『森田健作を告発する会』のお知らせ
Excerpt: 市民社会フォーラムのMLより『森田健作を告発する会』立ち上げのお知らせです。 千葉県議・無所属市民の会の吉川ひろしさんから森田健作の...
Weblog: カナダde日本語
Tracked: 2009-04-06 06:12