2009年05月07日

toujyouka016.jpg 育児介護休業法改正

ちょっと前のニュースですが、育児介護休業法の改正が
4月21日に閣議決定されて、配偶者が専業主婦(主夫)でも、
育児休暇が取れるようになるそうです。
「育児介護休業法:改正案を閣議決定」

いままでは、配偶者が専業主婦(主夫)の従業員には、
育児休暇を与えなくてよい、という規定があって、
なんと、事業所の4分の3が採用していました。
昨年の6月に、配偶者の状況にかかわりなく、
育児休暇が取れるようにしよう、という動きになったものです。

記事を見ると、「改正案はまた、虚偽報告した場合の
罰則規定も盛り込んでいる」とあります。
おそらく反対論、慎重論が、たくさん出て来たものと思います。
「妻が専業主婦なら、子どもは妻にまかせておけばいいじゃないか」
という考えが根強い、ということかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 22:08 | Comment(3) | TrackBack(1) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
こんな時間にと余計な詮索は勘弁のほど(苦笑)

昨今の育児事情というのは、昔とちょっと事情が違うという意見もありますね。
昔はご近所さんや親御さんなど子供の面倒をなんだかんだとヘルプで見てくれていたので専業主婦とは言っても時間的、精神的余裕も生まれて十分に育児に注力できた。

しかし昨今は近所づきあいはもとより、核家族化もあって周囲のヘルプがなくて専業主婦でも忙しいという感じ。母親が第一子を産む頃の実家の親も現役で共働きで仕事してたりするのでヘルプをお願いできない。

実際、そんな状態を目の当たりして、ヘトヘトになってやっているのに、男は会社の仕事上の理由などもあってなかなかヘルプが出来ない。
母親は、疲れなどから精神的に結構きますから育児にも良くないですよね。
キリキリしたお母さん、あるいはあやすのに疲れきったお母さんに抱かれる赤ちゃんの図の完成です。

そうした悪循環をエスカレートする可能性があるので、こうした類の法案は積極的に取り入れるべきかと思います。
Posted by ドミトリー at 2009年05月08日 03:00
実効性はどのくらいあるのでしょうね。女性ですら育児休暇をとりづらい現状があるのに、専業主婦の配偶者がいる男性が育児休暇をとろうものなら、「戻ってきても机があると思うなよ」のような嫌味というかパワハラは覚悟しなきゃならないし、実際キャリア的にも不利になるでしょう、周囲の意識改革がされない限りは。逆に取る人が増えれば意識改革にも繋がると思いますから、勇気を出せ、ですね。
Posted by pulin at 2009年05月08日 09:44
ドミトリーさま、コメントどうもです。

むかしはともかく、現代の育児なんて、多分に孤独なんですよね...
ノイローゼを起こしたりするのも、無理もないことだと思います。

「休業法」の特例は、事業所のうち4分の3が採用していたというから、
体のよい「抜け穴」だったんでしょうね...
(残り4分の1も、理解があったというよりは、
育児休暇自体を要求する従業員が、いなかっただけかもしれないです。)



pulinさま、コメントどうもです。

最近とみに、「育児切り」が増えていますし、
育児休暇の取りにくい状況は、依然として続くんだとは思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/115994241.html

とくに男性の取得率はコンマ以下、という惨状ですし...
(キャリアに穴が空くのを恐れているのだそうだ。)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/surround/next.html

それでも、法律が改正されることは、一歩前進なのはたしかでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2009年05月09日 14:34

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