2009年05月17日

toujyouka016.jpg 母親指標

すこし前のニュースですが、「セーブ・ザ・チルドレン」という、
イギリスの国際NGO団体が、母親になるのに適した国をしめす、
「母親指標ランキング」なるものを発表しています。
(「母の日」にちなんで行なうみたいです。)
「「母になるのにベストな国」日本は34位 国際NGO」
「母親になるのにベストな国ランキング」

2009年の1位はスウェーデンで、以下ノルウェー、
オーストラリア、アイスランド、デンマークと続いています。
日本は、2009年は34位で、2年続けて30位以内に入れなかったです。
ちなみに、これまでの日本の順位は、05年が14位、06年が12位、
07年が29位で、08年が31位です。

 
ランキングの上位をしめるのは、例によって北欧諸国です。
そして日本は、ほとんど毎年、順位が下がっています。
「セーブ・ザ・チルドレン」では、日本の順位の下がりかたを、
「日本の制度自体は後退はしていないが、他国がより良くなって
順位が低くなったようだ」と、相対的なものと見ています。

世界経済フォーラムの「男女平等指数」と、おなじ結果ですよ。
この手の調査を行なったときの、いつもどおりのことなので、
わたしはもはや、評論する気にもなれないです。


「母親指標」の調査項目はつぎの15です。
このうち、おもに1-8を使って「女性指標」、
9-15を使って「子ども指標」なるものも、算出されています。

1. 産婦死亡のリスク 
2. 現代的な避妊手法の使用 
3. 訓練を受けた医療従事者の立会いの元での出産 
4. 女性の平均余命 
5. 女性の正規教育期間 
6. 男女間の給与所得の比率 
7. 産休・育休制度 
8. 女性の国政レベルでの参加率 
9. 5歳未満の子どもの死亡率 
10. 5歳未満の子どもの栄養不良児率 
11. 就学前教育就学率
12. 初等教育就学率
13. 初等教育就学の男女比
14. 中等教育就学率 
15. 安全な水の利用率

「セーブ・ザ・チルドレン」のサイトは、アフリカの開発途上国の現状も
くわしく書かれているので、興味のあるかたはどうぞ。
http://www.savechildren.or.jp/news/2009/20090507mothersday.html


謝辞:
TBでお知らせしてくれたgegengaさま、ありがとうございます。
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51654613.html

posted by たんぽぽ at 21:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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