6月27日エントリの、「性暴力ゲーム」のメモのつづき。
(探せば、ほかにもいっぱいありますよ。)
『かめ?』:
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51677035.html
『Non-Fiction』:
http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-1200.html
『akira's room』:
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/8503683.html
(さまざまな立場のゲーム擁護派を見た上で、書かれています。)
『あなたは悪くない』:
http://manysided.blog85.fc2.com/blog-entry-17.html
http://manysided.blog85.fc2.com/blog-entry-16.html
性暴力は、すでに被害にあったり、あるいは、
いつ被害にあうかわからない危険を、つねに感じている人がいます。
そうした虐待や抑圧を、ゲーム化にして楽しめば、
被害に苦しんでいる人に、苦痛を与えることにもなるでしょう。
「フィクションだから被害者はいない」というのが、
こうした場合の、ゲーム擁護派のありがちな言い分ですが、
じつは被害者はいて、不特定多数へのハラスメントなのだと思います。
さらに「心の殺人」と言われるなど、被害者に深い傷を残したり、
「被害者落ち度論」が出てくるなど、性暴力に特有の事情が、
ことをもっと深刻にしていると思います。
どのくらい苦痛を受けるかは、個人差を言い出すときりがなくなりますが、
傷口に塩を塗られたり、ハラスメントを受けるという人が、
すくなからずいる事実が、ここでは大事だと思います。
(「ゲームだから実際の被害者はいない」なんて言っている人も、
内心では、女性一般の尊厳を傷つけている、というやましさが、
どこかにあるのではないかとも、わたしは思います。
性暴力の被害者が声をあげると、コメント欄に大挙して押し寄せたりして、
表面的に揉み消そうとするのも、そのためかもしれないです。)
ゲーム擁護派の代表的な主張として、ほかに「表現の自由」があります。
どんなに差別的抑圧的であっても、「表現の自由」には、
「ひも」をつけてはならないのだそうです。
(「表現の自由」をもって、女性の尊厳に「ひも」をつけたいのでしょうか?)
「表現の自由」も、基本的人権のひとつですから、
ほかの人権と抵触するときは、妥協や調整がなされることになります。
性暴力ゲームで、女性の尊厳が侵害されるのは、あきらかですから、
(参考1)(参考2)(参考3)、ここでは「表現の自由」が、
なんらかの妥協をするのが、とうぜんだろうと思います。
2009年06月29日
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市場への投網
Excerpt: 私の知り合いで、経営の研究者や水産物流通業者がいる。 その人たちと最近出会い、色々語り合った。 当然、研究者たちは実際に商売をしている人たちの状況を聞きたがる。 水産物を扱う業者:最近の漁民は..
Weblog: 関係性
Tracked: 2009-07-01 10:15
「男というものは」じゃなくて「私は」と言え。
Excerpt: 女性に対する酷い暴力(強姦や痴漢)をシミュレートして楽しむゲームは規制されるべきかどうか?ということが議論を呼んでいるらしく。で「規制されるべき」という声に対していくつかの論点でそれに反論している人..
Weblog: デザイン夜話
Tracked: 2009-07-07 15:23
裁判員制度に性犯罪が対象になることの問題について
昨日(6月30日)の東京新聞の特報面が取り上げていました。
被害者(実名公表の被害者、匿名の被害者)の声を多く取り挙げて
なかなか良い記事だったと思います。
東京新聞は以前も同様の記事を特報面に出していたように記憶しています。
(以前の記事は、こちらでも取り上げてましたっけ)
>性暴力ゲームで、女性の尊厳が侵害されるのは、あきらかですから、
表現の自由を保障する根拠の一つに「人間の尊厳を支えるものであること」があります。
http://cyberlaw.sekidou.com/?%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1
ですから、表現の自由を守る為に他者の尊厳を傷つけるような表現も認めよというのは、
本末転倒も甚だしいと言えるでしょう。
>関連記事のコメ欄が閉鎖されているので、
ああ、これは失礼しました。
(いじけたブログ管理者で、ごめんなさいね...)
そういえば、ウェブサイトをリニューアルしてから一度も、
裁判員制度のエントリは書いてないですね。
話題はこんなふにいくつかあるんだけど...
(なんて言いながら、いっぱいリンクしちゃってごめんね。)
時間の都合で、書ききれていなかったりします。
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/8507704.html
http://manysided.blog85.fc2.com/blog-entry-18.html
http://www.videonews.com/press-club/0804/001002.php
http://www.videonews.com/asx/press/090521_saibaningiren_300.asx
>昨日(6月30日)の東京新聞の特報面が取り上げていました。
ご紹介の記事はこちらですね、どうもありがとうございます。
でも全文を読むためには、紙面版を当たらないとだめなのね。
(時間のあるときに、図書館へ探しに行くかな...)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2009063002000058.html
>http://cyberlaw.sekidou.com/?%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1
ページを、探してくださって、ありがとうございます。
(「ネットで他人を罵るのは入らない」って、しっかり書いてありますね。)
もともと人間の尊厳を守るためのものなので、
他人の尊厳を傷つけるために使ってはならないという、
ある意味あたりまえのことですね。
なんせ陵辱ゲー(抜きげー)に入ったきっかけが、俺のような不細工がが現実の女性を性の商品とすることに
大いなる自己矛盾と嫌悪感を示したからだ、どの面下げて「この女優可愛くないなあ」等と思えというんだ
これは無意識にやっちまう行動で、理性でどうこうできるもんじゃないぜ?
風俗にいたっては論外だ、俺と性交渉を持たせるなど、相手にとっては拷問みたいなもんだろう
借金のカタに風呂に鎮められるケースもあると聞くしなおさらな
俺は陵辱ゲー(抜きゲー)があるからこそ、表面上、対外的に、そして外の人間から見れば実質的に
無害な存在、聖人に近い存在になれるんだよ
これ以上どうしろというんだ
ごあいさつと、簡単な自己紹介をしていただきたいです。
>俺はかなり女性に気を使ってるつもりだぜ
それで、コメントを拝読しましたが、
あなたが女性に気を遣っているとは、ぜんぜん思えなかったです。