先日ご紹介した、民主党の公約から民法改正がはずれそうという、
7月15日の朝日新聞の記事は、とうぜん衝撃的でした。
『ふつうに事実婚ブログ』で、それを取り上げた7月15日エントリは、
はてなブックマークが32、はてなスターが13ついています。
(ブックマークのコメントは、民主党を酷評しているのがもちろん多い。)
「民主党の公約から夫婦別姓が外れる」
ところで、民主党の政権公約発表の4日前、読売新聞の記事で、
民法改正が公約にふくまれることが出ていたのでした。
ところが、それを取り上げた7月23日エントリは、
はてなブックマークも、はてなスターも、なんとゼロ(!)です。
「民主党政策集に「選択的夫婦別姓の導入」が記載」
これは、両方のニュースの関心の高さを、しめしていると言えるでしょう。
民主党が政権公約から民法改正をはずした、というのは、
興味しんしんだけど、ちゃんと政権公約に入れていた、
というお知らせは、おもしろくもなんともない、ということです。
民法改正、選択別姓は、とうぜん実現してほしい人たちでしょう。
そうだとすれば、政権公約からはずされると思ったら、
じつはあったというのは、喜ばしいことのはずです。
関心がわかないのは、みなさんうれしくないということなのかな?
じつは「自民とどう違うかわからない」とかなんとか、
民主党を「だめ出し」するのが目的で、民法改正や夫婦別姓は、
そのための「ねた」にすぎないんじゃないよね?
(議論の道具にするために、民法改正をだしにしているだけなら、
あまりかかわってほしくない気がする...)
2009年07月31日
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Tracked: 2009-08-01 07:49
性差別的な法体系が変わっていくのはいいことだと思うし、こういうことが改めて分かって、あたしとしては一安心(勿論「使う」覚悟は忘れないことが必須)なのですが。
>あっちの方はなかなかブクマ増えないですね。
ブックマークもそうだけど、ブログを書いている人もそうですよ。
民主党の政権公約は読んでいるはずなのに、気が付かないのか、
朝日の記事が誤報だったことは、触れない人が多いです。
(これらの人たちは、民主党は民法改正を公約からはずしたと、
なんとなく信じたまま、総選挙にのぞむことでしょう...)
情報リテラシーの観点から言えば、あなたのように
両方の記事に、目を付けておくのが筋ですよね...
とても良心的だと思いますよ。
(わたしのブログに「こっちもピックアップ」と言って、
ブックマークをつけていたの、そういうことだったのね...
SBMをくださって、どうもありがとうです。)
>性差別的な法体系が変わっていくのはいいことだと思うし、
>こういうことが改めて分かって、あたしとしては一安心
民法改正にふだんから関心のあるかたは、
民主党の政権公約を見て、ちゃんと確認しているんだけど...
そうでない人は、「民主党叩き」しか、興味ないのかもしれないです。
しかし、
マニフェスト(から外れる)→政策集→マニフェストの基→マニフェスト→マニフェストじゃないよ(党首)→勘違いしちゃいましたね(鳥越氏)→マニフェストだよ(幹事長)→全ての党のマニフェストが出ました(マスコミ)
と変化していって、何をどう考えたらいいのかわかりません。
しかし、
夫婦別姓が望ましいと努力している人たちにとっては、結局
名目はどうあれ実現して欲しい
と考えているのかな、と思っております。
>興味ありますよ〜。
これは失礼しました。
でも、結構多くの人たちは、「だから民主党はだめなんだ」あたりで、
関心が止まっているように思います。
(そのあとを確かめているかた、あまりいなかったりする...
できるだけ、教えてあげるようにしているけど...)
>何をどう考えたらいいのかわかりません。
このあたりは、マスコミの報道に原因があるように思います。
民法改正が公約からはずれるという、朝日の最初の報道も、
誤報ないし誤解にもとづいたものでしたし。
そのあとも、民主党は、18日の公示日までに、
選挙公約に若干の加筆修正をする可能性を、保留したんだと思いますが、
メディアが、「本当の公約じゃない」とか、
変な伝えかたをしたんじゃないかと思いますよ。