『別姓を考える会』が、オンラインのニューズレター
「別姓通信」の100号に、衆院選の宮城県の候補者に対して行なった、
民法改正についての公開質問状の結果が出ています。
宮城にお住まいのかたは、投票の参考にされたいと思います。
「5月16日「夫婦別姓ってどんな暮らしなの?体験談を聞く会」報告」
「選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問」
質問内容はつぎのようです。
1. 選択的夫婦別姓の導入
2. 婚外子差別の撤廃
3. 別姓夫婦の子どもの苗字の届け出
4. 家族のありかた
5. メッセージを自由に記入
こちらは、回答のない候補者が多くて、いささか残念です。
注目というか要注意なのは、宮城4区の民主党候補、石山けいき氏ですよ。
このかたは、選択別姓に反対している(!)のです。
(でも、婚外子差別の撤廃は、賛成している。)
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1.選択的夫婦別姓の法制化に 反対
戸籍上のミドルネームをつけるならいいと思うが、
子供がどちらかの名字を選ばねばならないのはかわいそう。
2.婚外子差別撤廃に 賛成
(無記入)
3.別姓夫婦の子の姓について、
夫婦別姓を前提とした問にはお答えできない
4.家族とは、どのようにあるべきか
社会を構成する最少因子であり、家族同士が仲良く信頼と愛情に満ちたものであるべき
5.メッセージなど
(無記入)
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ミドルネームは、日本ではあまり習慣がないですし、
じっさいに付けてみても、しっくり来なくて使いにくかったりします。
戸籍にそんな欄を増やしても、あまり使う人はいなさそうです。
その前に、戸籍のフォーマットを変更することに、
猛烈なアレルギーをしめす人たちの、激しい抵抗に合いそうです。
子どもの苗字は、産まれたときに親が決めるのであって、
子どもが自分で決めるのではないです(あたりまえですが)。
成人するときに、自分で選ぶことはできますが、
これは希望すればであって、強制ではないです。
選ばせると、どうして「かわいそう」なのかも、よくわからないです。
ありがちな「子どもがかわいそう論」を、信じているのでしょうか?
民主党にこういう候補者がいると、はなはだやっかいです。
プロフィールを見ると、新人候補となっています。
「政権公約を守らなくていいのか?」と思ったかたは、
いまのうちに、こちらから連絡をしておくといいでしょう。
「現職はよくても、新しく当選した人に、反対派がいるかもしれないので、
たくさん当選したら、紛れ込む可能性も高くなるよ」と、
言われたことはあるのですが、本当にいらっしゃりました。
こういうかたは、あとどれだけいるのかと、気になるところです。