自民党が作った、民主党バッシングのパンフレットや動画です。
パンフレットは各家庭に、ポスティングもしているというお話です。
「日本の未来が、危ない」
こちらのエントリをご覧になれば、概要をつかむことができます。
原物を鑑賞する前に、あらかじめ目を通して、
得体の知れなさ加減を、把握しておくといいかもしれないです。
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51711031.html
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51712287.html
(付記:gegengaさま、TBでお知らせ、ありがとうございます。
いまさらの謝辞加筆でもうしわけないです。)
かかるパンフレットや動画、機関紙の連載記事を見ると、
民主党には「秘密の計画」があったり、いつも政策決定でぶれていたり、
「民主党=日教組」なんてイコールでつないでいたり、
労働組合が日本を侵略するお話があったり、
そのほか排外・国粋主義的なことが、たくさん出てきます。
ジェンダー関係でも、従軍慰安婦への補償は自虐史観だったり、
日教組の「陰謀」で過激な性教育が行なわれたりします。
こちらのパンフレットなんて、「過激な性教育」の例として、
七生養護学校で使われた、性教育用の人形の写真が出ていますよ。
(プロテクトがかかっているので、残念ながら写真がコピーできない。)
1審判決で、都議たちの介入は言いがかりとされたことは、出て来ないです。
これらは、そこらへんのネトウヨが作った、「アジビラ」ではないですよ。
まちがいなく、公党が正規の政治活動として、刊行しているものですので、
あらためて「ねんのため、おことわり」です。
こんなことを言うのは、『産経新聞』とか、『正論』とか、
あるいは『世界日報』とか、そういう「右のほう」だけかと思ったので、
これが自民党の正体だったのか!?と、わたしはびっくりしましたよ。
(ときどき書いているくらいは、見かけることはあったけれど。)
まさに「知ってドッキリ自民党」です。
いままでは政権の座にあったので、穏健層を引き留めておくために、
まがりなりにも、ねこをかぶっていたのかもしれないです。
ここへきて選挙で負けそうなので、一部の固定支持層だけでも、
つなぎ止めておきたくなったのかもしれないです。
6月くらいから載せられているコンテンツもあって、
結構早くから作り出していたことがわかります。
公示(18日)以降に出されたものもあるのですが、
公職選挙法に引っ掛かるのではないか、という気もします。
言いがかりとしか思えない内容もありますが、
選挙運動の際、虚偽の主張をすれば違反になるからです。
ほかのコンテンツもあちこち探したのですが、おそらくみなさまも
期待しているであろう(してないって?)ものが、しっかりありました。
オリジナルは、党機関紙『自由民主』の2009年7月21日号とありますよ。
「検証・民主党提出法案(上)」
民法改正案
極端な男女平等論背景にした法改正
女性の地位の向上、男女の対等な婚姻関係を構築するため、
女性の再婚禁止期間を現在の6カ月から100日に短縮するほか、
選択的夫婦別姓を導入する。
この問題はわが党でも議論されたが、
「家族の絆(きずな)を弱める」との反対論が根強く、改正は見送られた。
注意しておくべきは、同党の考え方の背景に、
極端な男女共同参画社会への発想があることだ。
同党は「真の」男女平等のための基盤づくりを行うため、
教員、医療従事者、警察官などへ男女平等教育を普及させる考えを
示しているほか、男性の家庭参加促進教育も強化するとして、
徹底した男女平等思想を普及させようとしている。
あえてコメントは控えます。
自民党は党としては、民法改正、選択別姓に「反対」であることを、
あらためてここではっきり表明したことになります。
わたしも、おっしゃることを危惧しております。
(くだんのパンフレット群、自民党の第2のマニフェスト、
なんて言われているけど。)
ネットにもリアルにも、ミソジニーやレイシストを、
結構見かけるようになったと思います。
自民党がこのまま、排外・国粋主義と反フェミニズムに走ったら、
彼らが引き寄せられていくかもしれないです。
いえ、案外、そこらへんのネトウヨに作らせたんだったりして。(^^;
あるいは、予算の節約のためにインターネットのネトウヨサイトからコピーペーストしたとか。(^^;;
これ以降ジミントーがふつうの民主国ではありえないようなカルト極右政党であることが明らかになったら、それはそれで敵がはっきりすることになるわけですから、反ジミントーの人にとっては闘いの構図がわかりやすくなるかな、とも思えます。
>そこらへんのネトウヨに作らせたんだったりして。
たしかに、「下請け」にどんなのがいるか、わからないですね。(苦笑)
というか、党職員にネトウヨと大差ないのが、いるのかもしれないです。
(というか、「そこらへんのネトウヨ」が、
じつは自民党の職員だったりするのかもしれないです。(笑))
まじめなお話、最初見たとき、ネトウヨのアジビラに見えて、
「既視感」を覚えて、なつかしい気持ちにさえなりました。(笑)
>それはそれで敵がはっきりすることになるわけですから、
>反ジミントーの人にとっては闘いの構図がわかりやすくなるかな、
レイシズムや反フェミニズムは、対処の蓄積がありますからね。
その意味では、やりやすいとも言えますね。
この「日本の未来が、危ない」を見た時に、発作的に思ったことです。
良識ある皆様が言われているように、ネトウヨのアジサイトにしか思えない内容。
今度の選挙では民主党が優勢なようではありますが、じゃ、大半の選挙民が
「民主党に政権任せれば日本は天国、ハッピーパラダイス」
なんて思っているわけではない。
民主党の掲げるマニフェストだって、つっこみどころは沢山あります。
それでも、自民党よりは、と思っているから、ま、しゃあねえか、という気分になっているだけなんですよね。
そこで、民主のマニフェストより実現可能で選挙民を納得させられる政策でも掲げればよいものを、こんな程度の低いサイト作っていては、左右に関わらずまともな人は引きます。
政治に関心を持っている若者にネウヨが多いと勘違いしたのか、それとも、麻生さん、アキバなんかにいってオタウヨに毒されたのか、単に頭悪い人だったのか(漢字読めないだけじゃなく)。
いずれにせよ、これが政権政党のやることか、と思いました。
>ネトウヨのアジサイトにしか思えない内容。
わたしも最初見たとき、ネトウヨのサイトと間違えてアクセスしたか、
これは本当に自民党のサイトなのかと、一瞬思って、
思わず確認してしまいましたよ。(苦笑)
>民主党の掲げるマニフェスト
民主党のマニフェストは、よく読まれ議論されているみたいです。
民主党の政権公約は、内容にどこまで賛同できるかはともかく、
検討に値するものと見られているのでしょう。
http://taraxacum.seesaa.net/article/126551760.html
民主党の候補者も、政権公約の紹介を中心にしていますし、
「政権を取る政党」の資質はじゅうぶんあるだろうと思います。
>政治に関心を持っている若者にネウヨが多いと勘違いしたのか、
いわゆる「右翼ばね」で、党勢が凋落してきたので、
一部の固定支持層をつなぎとめるためかとも思うんだけど...
くだんのパンフレット、追加発注が相次いでいるみたいで、
こんなのを真に受ける人もいるのかと、ちょっと心配になっています。
(自民党がオモロイものを作っている、という興味本位で
もらっている人も、いるのかもしれないけれど。)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000083-yom-pol
|民主党の政策を批判するため党本部が作成したパンフレットも
|追加発注が相次ぎ、計300万部がさばけたという。
麻生は、政治に関心を持つ層に、「ネトウヨ」みたいなのが多いと、
結構本気で思っているのかもしれないです。
どうもありがとうございます。
お知り合いのかたの、投票の指針にお役に立ったようで、なによりです。
とうとう自民党は最後の手段に出たということですにゃ(あれ,止まらん)・・面白くないからやめますにゃ。(すみません,これが最後ですにゃ)
最後の手段とは,根拠のない印象操作を駆使して,とうとう『反共アレルギー』(という言葉はおかしいかな?『共産アレルギー』というべきですか)を刺激する作戦に出たということでしょうね。
いわゆる「アカ」攻撃です。今どき,アカ攻撃なんて馬鹿みたいに思われるでしょうが,田舎ではおっさん,おばさんたちには未だに結構効き目があるものです。
そうはいっても,そんなの焼け石に水。自公の重鎮達を野に放り出し,これまでの悪業,特に郵政とりそなの疑惑を暴いてもらいましょう。民主党,きっちりやるんだぞ!(できるかな?)
(でも、なんで、お名前が違っているの?)
>田舎ではおっさん,おばさんたちには未だに結構効き目があるものです。
うーむ、やはりそうなのね...
(麻生がターゲットにしているのは、じつはこういう人たちなのかな?)
案外、地方のおじさまやおばさまが、
「そこらへんのネトウヨ」なのかもしれないですね。
(そうだとすると、彼ら、彼女らは、なぜ自分が「ネトウヨ」と
ネットで忌避されるのか、不可解かつ理不尽に思っているのかも。)
ほかに、わたしが気にしているのは、こういうのです。
おおよそ右翼思想とは無縁そうな女性に、よく見られるのね。
数はそんなに多くないんでしょうけど、
このところ、眼につくようになったと思います。
http://csakura.sblo.jp/article/31606489.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hazuki73ry/54434728.html
選挙は自民党は大敗するでしょうけれど、
凋落したら、なおさら固定支持層を捕まえておこうとして、
なおさら「ネトウヨ」的アジに走るのでは?という気がしています。
かつての社会党は、政権から遠いゆえに、
党内の議論が、イデオロギー論争に転化して、
ますます有権者を遠ざけるという、悪循環にはまっていたらしいけど、
こんどは自民党がそうなるかもしれないです。
(政権交代の起きうる議会制度の定着、という観点でも、
とてもゆゆしいことなんだけど。)
私の出身地(大阪16区)は田舎ではないと思いますが
大学進学の時、学生運動が盛んだった大学だったので
親戚のおばあさんから「あんなアカ大学に行くのか!」と
言われましたよ。
大阪16区はどこ?と思って調べてみたら、
これはまちがいなく都会ですね。
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/27/
>「あんなアカ大学に行くのか!」
うーむ、それは土地柄じゃなく、学生運動時代のイメージが、
染み込んでいるだけではないかと思います、はい。
ご返事ありがとうございました。Papillon9999はどうしてそうなったのか不明です。変ですね。
先のコメントで,アカ攻撃が有効なのは田舎のおっさん,おじさんだと書きましたが,都会では有効でないかというとそうではないのです。(ならば初めから紛らわしく言うな,ですね(^o^)^^^^^)
以前の記事に書いたことに通じてくるのですが,有効なのは俗情が強い庶民だと思います。都会にも田舎にもある(いる)んですね,これが。その記事を紹介させてください。(多少書き加えアリ)
『最も怖いのは隣組(日の丸・君が代問題)』
http://papillon99.exblog.jp/8347919/#8347919
要するに,人一倍忠義ヅラをしたい人っていますよね。忠義の相手は日本国家か天皇か知りませんが,人に遅れを取らないように先を争って忠義競争をやるわけです。アカ攻撃はその一種だと思っています。
そういう人たちが一番恐れることは,自分が『アカ』だと思われる(そうになる)ことです。だから,先制攻撃の意味でもアカ攻撃をやる。
それから,『俺はヒダリでもミギでもない・・〇〇だ』なんてことさらに言ったりする人もよく見かけますが,これもこの意味の用心の一種でしょうね。
それから,チーム桜子!なんとこんなものもあるんですね!うーむ・・・
でも冷静に考えると,どうも組織的な臭いがしますね(チームだから組織というわけではなく,もっと大掛かりな)。
単純に,素朴とかナイーブな若い女の子が集まって始めたんじゃない,うまく使われていると見ました。
ちょうど,カルト宗教勧誘の手引きみたいです。考えてみたら,これもカルト宗教の一つと言えそうですねぇ。
お名前を戻してくださって、お手数をおかけします。(笑)
>http://papillon99.exblog.jp/8347919/#8347919
ご紹介、ありがとうございます。(なるほどねえ...)
こういう「同調圧力」は、田舎でも都会でもありそうですね。
(いかにも、悪い意味で「日本社会」的と言いましょうか...)
でも、田舎のほうが強いのも、たしかだろうと思いますよ。
>『俺はヒダリでもミギでもない・・〇〇だ』
だれかさんの標語みたいな(笑)それは、
「同調圧力」の裏返し、という理解でいいのかな?
>でも冷静に考えると,どうも組織的な臭いがしますね
>(チームだから組織というわけではなく,もっと大掛かりな)。
あ〜、そうなのかな...?
言われてみれば、どこかの大きめの組織が意識的に作った、
という感じも、なきにしもあらずだけど。
いちおうわたしは、自発的に作ったサークルだろうと、考えていますが。
でも、一見、右翼思想と無縁そうな女性に
見られるようになったのは、たぶんそうなんだろうと思います。
わたしが紹介したもうひとつのリンクは、どう見ても自発的ですし。
ネットのほかのところや、半リアルでも見かけることがありますし...
>これもカルト宗教の一つと言えそうですねぇ。
メンタリティや思考回路はおなじだろうと、わたしも思います。
これは新たな手口だと思います。(かなりきっぱり言えます。)
それからも一つ前のコメに書いた「・・・〇〇だ」は「・・・〇〇や」が正しいのです。 失礼しました。
ああ、いえいえ。
そのご意見、記憶にとどめておきたいと思います。
例のネガティブキャンペーンチラシ、どちらかの調査では自民党支持者にさえも不評な声が高く結果的にマイナスの効果しか無かったと書かれてましたね。さもありなんです。
いずれにしろ電通あたりが受けたんでしょうがネガティブキャンペーンとしても出来のいいものでなかったような。
コメントと、トラックバックを返してくださって、
まことにありがとうございます。
わたしにしてはめずらしく(?)早い反応で、
すでにこちらに書いていたところです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/127880570.html
ああ、もちろん、このコメント欄に書いてくださっても、OKですよ。
>例のネガティブキャンペーンチラシ、
お知り合いに保守的な自民党支持者が数人いて、
彼らにネガティブ・キャンペーンのサイトを見せたら、
みんな自民党を見限ったというお話を、わたしもうかがっていますよ。
調査した情報通信学会は、「有権者は良識を持って行動している」と
コメントしているけれど、これはおそらく、批判の中身が
はずしていたから、悪印象を持たれたのかもしれないですね。
(新聞記事は政治的中立のためか、そこまで書いていないけれど。)