2009年10月24日

mar0006.gif子ども手当の国際比較

すこし前ですが、10月3日の「ビデオニュース・ドットコム」に、
民主党の家族政策についての記事が載せられています。
「Yahoo」の「みんなの政治」に出ているのが、
しゃべった内容を書き下ろしたもの全部のようです。
(ビデオは、わたしは聴いていない。)

「子どもを生みたくなる国に変わるための処方箋」(ビデオニュース)
「子どもを生みたくなる国に変わるための処方箋」(Yahoo)

 
前半の「まずは先進国レベルの子育て支援を」は、
経済的な支援で、話題の「子ども手当て」が中心になっています。
もとの理念や、もっと改善したほうがよいことなどは、
記事を実際にご覧になっていただくとして、
気になるのは諸外国と比べて、どのくらいの水準なのかです。

ビデオニュースの記事には、「かなり高い水準です。
この金額はフランスやスウェーデンといった
子育て支援が充実した国と比べても遜色ありません」と、
さらりと書いてありますが、実際そうであることがわかります。
「子ども手当て」は、自信を持ってだいじょうぶでしょう。

ところが、ほかの欧米の先進国は、子ども手当て以外にも、
さまざまなサービスがあるので、日本は子ども手当てを投入しても、
GDP比でOECDの平均程度にしかならないのでした。
記事によると、フランス3.8%(EUの先進国はどこも3%台)、
OECD平均2.3%、日本2.2%だそうです。
(従来の家族支援が、それだけ貧弱だったということですが。)


以下、細かい運用基準や、ほかの関連手当てについては、
リンクしたサイトを見ていただいて、
ここではベースとなる部分だけ、ご紹介したいと思います。

>スウェーデン

「スウェーデンにおける家族政策」
「スウェーデンの家族と少子化対策への含意」

16歳未満、親の所得制限はない。
人数が増えると、割り増しになる。
こちらを見ると、ひとり目は1050クローネ、
ふたり目は1150クローネとなっている。
わたしのデータは2001年なので、値上がりしたみたいだ。)
課税されない。

1人. 950クローネ(約12400円)
2人. 950クローネ(約12400円)
3人. 1204クローネ(約15700円)
4人. 1710クローネ(約22200円)
5人. 1900クローネ(約24700円)


>フランス

「フランス、出生率2.005まで上昇」

「最も手厚いフランスの経済的支援」
「フランスの少子化対策」

ふたり目から支払われ、20歳未満、親の所得制限はない。
3人目以降は割り増し。
年齢に応じて加算がある。
(11-16歳:33.51ユーロ、16-19歳:59.57ユーロ)
課税対象かどうかはわからなかった、すみません...

このほか、3人以上子どものいる家庭に、
「補足手当」があるが、親の所得制限がある。
(ほかにも子ども3人以上の家族に、さまざまなサービスがある。)

2人. 117ユーロ(約16200円)
3人. 150ユーロ(約20700円)
4人. 150ユーロ(約20700円)


>ノルウェー

「社会と政策 家族手当」


日本が手本にした国。
18歳未満の子どもに支払われ、親の所得制限がない。
子どもの人数によらず同じ額。
極北地にすんでいる場合、さらに加算がある。
課税されない。

1人. 970クローネ(約16100円)
2人. 970クローネ(約16100円)


>日本(民主党案の子ども手当て

15歳までの子どもに支払われ、親の所得制限がない。
子どもの人数によらず同じ額。
課税対象である。

1人. 26000円
2人. 26000円


>日本(従来の児童手当て)

12歳までの子どもに支払われ、親の所得制限がある。
課税されない。

1人. 5000円
2人. 5000円
3人. 10000円

posted by たんぽぽ at 00:57 | Comment(2) | TrackBack(1) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
現在の日本経済を元に考えなきればならない
選挙に有利なマニフェスト 政権取っての現実に ハザマ
に迷って 未来の立ち直りを害する結論をだそうとしている
現実の危機感を認識全党合意永久に13000円でゆくべきだ
鳩山では日本の未来ない
Posted by 竹谷知己 at 2010年04月17日 10:31
竹谷知己さま、いらっしゃい。

はじめてお越しのかたは、ごあいさつと
簡単な自己紹介をお願いしたいです。


子ども手当てですが、諸外国との比較に関心があるのでしたら、
満額26000円は当然と考えてもよさそうですが。

具体的に数字を出した議論は、こちらにあります。
未来を担う子どもたちのために必要だから、
財源をねん出して満額支給をめざすように、
という議論もあってほしいですね。
「もし子ども手当の満額支給ができなかったら」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0408&f=business_0408_209.shtml
Posted by たんぽぽ at 2010年04月17日 11:42
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