2010年02月11日

mar0006.gif子ども手当に所得制限?

『博多連々』のkirikoさまが、「子ども手当て」についての
エントリをたくさんお書きになっています。

「子ども手当--地方自治体負担に反対する知事たち」
「子ども手当--所得制限をする意味はあるか?」
「子ども手当と扶養控除(追記・訂正あり)」
「子ども手当・のようなもの にいくら使われてきたか」

「子ども手当と扶養控除--「控除から手当へ」の流れとして」
「子ども手当と扶養控除の比較--扶養控除は高所得者優遇」
「子ども手当を施設で育つ子にも」

子ども手当てに関する、よくある異義や異論についても、
反論されていて、これだけご覧になれば、
ほかはなにも読まなくてもいいのでは、という感じですよ。

 
「子ども手当て」は、このたぐいの制度に
馴染みがうすいからなのか、抵抗があるみたいで、
あっちこっちから異論が沸き起こっています。
制度の主旨をお話して、いちおう納得されたようですが、
まだくすぶっているところもあるようです。

子ども手当ては、民主党は2002年ごろから準備をはじめていて、
2005年の郵政選挙の前には、ほぼ固まっていました。
一般の人が思いつきそうなことは、じゅうぶん議論されているでしょう。
もうほとんど「ぶれない」と、わたしは思いますよ。

ところで、この子ども手当て、当初は月16000円だったのですが、
2007年3月に、現在のマニフェストにある、
月26000円に引き上げられたのでした。
「「子ども手当」政策を発表、月額2万6千円を義務教育終了まで支給」

今後、変化する可能性があるとしたら、
この増額分をどうやりくりするかくらいだろうと思います。
(従来の児童手当て相当の負担を、
地方自治体に負担してもらうよう、変更されましたが。)
「子ども手当:地方負担、児童手当と同程度 首相決断」


財源確保のために、所得制限を設けるべき、
という意見は、あいかわらず根強いようです。
「年収2千万円で最終調整 「子ども手当」所得制限」
「子ども手当:所得制限めぐり割れる意見…政府・与党」

これは試算がされていて、年収2000万円を
しきいにすると、対象者が99.9%になります。
財源のために、0.1%の負担を減らしたいのなら、
所得制限のかわりに26円減額して、25974円支給でもよさそうですが、
なぜかそうした意見は見当たらないようです。

財源確保のための所得制限は無意味、という意見は、
すでにあったのですが、数字でしめされると、
このあたりが、はっきりしてくるのではないかと思います。
「子ども手当 所得制限なし、ガソリン税率維持 首相表明」

posted by たんぽぽ at 15:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 子ども手当に所得制限? web拍手
この記事へのコメント
たんぽぽさん
記事のご紹介、ありがとうございます。
最近時間の余裕がなくて失礼しました。

子ども手当は、財源がたいへんだったら、一律で額を下げればいいと思います。「お金持ちの子にも手当を出すのか」という反発はあるでしょうが、お金持ちにより多額の減税をする扶養控除のほうが不公平です。
扶養控除をなくして、高所得者には所得税の累進税率でたくさん納税してもらえばいいと思います。
Posted by kiriko at 2010年02月24日 16:33
kirikoさま、こんにちは。

ああ、いえいえ。
とてもよく書けたエントリなので、
ぜひとも紹介したいと思いまして...

子ども手当ては、審議入りしたけれど、
あっちこっちの新聞記事を見ていると、マスコミの論調は、
どこかネガティブな雰囲気をただよわせていますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100223-00000100-jij-pol


>財源がたいへんだったら、一律で額を下げればいいと思います。

わたしも、それになるだろうと思います。
2007年に金額が引き上げられた経緯もありますしね...

>お金持ちにより多額の減税をする扶養控除のほうが不公平です。

なぜか控除にアレルギーがない、というのは、
単純に馴染んでいる、ということなんでしょうか?


あと、シーサーのメインテナンスがやたら延びて、
ご不便をおかけしたかと思います。
わたしのせいじゃないけれど、もうしわけないです。
http://info.seesaa.net/article/142015064.html
Posted by たんぽぽ at 2010年02月24日 21:53
 これだけいろいろな資料をあげられているので、今更ですが(^^ゞ

 子供手当ての所得制限については、最初は単純に
「お金のある人は、別に子どもにかかる費用に不自由はしないだろうから、それより困っている人にあげたほうがいいんでね」
と思っていました。が、実際には調査費に膨大な費用がかかると言う実務的なこと、もうひとつはボーダーの所帯におかしな階級闘争が起こるというデメリットを考えると、所得制限は必要ないかな?と、考え直しました。
 例えば年収600万で区切る、とします。年収200万の所帯と3000万の所帯では、まず、お互いに交流する確率は天文学的に低い。
 けれど、年収590万の所帯と610万の所帯は、生活環境が殆ど違いません。それこそ、お母さんのパートの時給が100円違う程度で出来る差です。そうなると、590万なら手当て貰えて610万で貰えない、って、却って不公平感でませんか?これは、一時期よく言われた配偶者特別控除の枠のせいで、ぎりぎりのラインを保っている主婦さんたちが残業できないとか、12月の忙しい時期に仕事を休むとかいう弊害と似たようなことが起こりそうです。

 あと、財源がないと言いますが、本当に無いのでしょうか?無駄な経費を削れば、捻出できないのかなあ?それこそ、節約術ですよ(^^ゞ
Posted by イカフライ at 2010年02月25日 00:31
イカフライさま、
こちらではおひさしぶりです。

ああ、いえいえ。
いまからでも、会話に参加していただけたらと思います。

>そうなると、590万なら手当て貰えて610万で貰えない、
>って、却って不公平感でませんか?
>これは、一時期よく言われた配偶者特別控除の枠のせいで、

そうそう、ボーダー前後で不公平が出るんですよね。

配偶者控除は、ご存知のように、控除を受けるために、
わざと収入を押さえるなどするために、
専業主婦の「囲い込み」になることがあるけれど、
同じようなことが、子ども手当てに所得制限をつけると
起きるかもしれないです。


>あと、財源がないと言いますが、本当に無いのでしょうか?

いちおうよく言われることだけど、
攻撃しやすいので、槍玉に挙げられますね。
反対論者から批判のために、
強調されている部分もあるように思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年02月25日 22:37
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック