たとえば「夫婦別姓に反対し家族の絆を守る国民大会」
という集会が、3月20日に開かれていました。
(3月21日エントリでご紹介の、この記事に出ていたもの。)
つぎのエントリは、実際に参加されたかたのもので、
写真もたくさん撮っているので、
集会の様子がうかがえると思います。
「5100人が夫婦別姓反対国民大会に集結!」
上のエントリを見ると、選択別姓反対の理由として、
こんなのが挙げられています。
夫婦別姓では、社会にこんな混乱が・・・。
混乱(1) 表札がまるでアパートに!
混乱(2) 家庭でも学校でも、子供が犠牲になります
混乱(3) 家のお墓が守れない
混乱(4) 年賀状を出す前に相手家族の調査が必要になります
混乱(5) 新たに莫大な行政費用が必要になります
混乱(6) やがてスウェーデンと同じ悲劇を招く?
(1). 今でも2世帯住宅で、表札に苗字が、
ふたつならんでいる家は、たくさんありますよ。
(ちなみに、わたしは、3つ並んでいる表札を見たことある。)
そもそも、苗字がふたつ以上並んでいると、
なにがどういけないのか、ちっともわからないです。
(2).
「子どもがかわいそう?」
「別の調査」
「朝日の投書」
(3).
「お墓を守る反対派」
(4).年賀状を出すくらいの仲でしたら、
相手家族の事情くらい、わかっていそうに思いますが?
(わかってなくても、ちょっと聞けばすむことだと思いますが?)
ちなみに、「うちは夫婦で苗字が違うんだからね」と
いくら言っても、妻の苗字を省略して「夫婦同姓」扱いで
年賀状を送ってくる人が後を断たない、
(それが礼儀だと思っているのか)というのが、
一般的な別姓夫婦の悩みです。
(5). これも2世帯住宅などで、同じ世帯に複数の苗字、
という家庭は、すでにあると思います。
そういう家にも、投票所入場券などは
「1世帯」扱いで届いているのではと思いますよ。
(6).
「スウェーデン・バッシング」
わたしのサイトに、お答えが用意されていないのは、
(1)表札、(4)年賀状、(5)世帯の3つですね。
とくに「表札」は定番なので、書かないといけないですね。
最後に「別姓Q&A(NPO法人 家族の絆を守る会)」
というコーナーがあります。
これは家族崩壊妄想と、共産主義陰謀論の組み合わせです。
「反対派の「正しい家族」幻想」
「反対派が読む統計データ」
「婚外子が少ないから健全?」
「少年犯罪は本当に増えたか?」
ソビエト政府が出てくるのは、八木秀次が大好きな、
レーニンのことでしょうか?
「反対派議員たち、動き始める」
「フェミニズム・共産主義陰謀論」