2010年04月02日

toujyouka016.jpg 思わせぶり

なまけものの南風は、いつも寝そべって、
野原をぼんやりとながめていました。

 
ある春の日のことでした。
南風は、野原に美しい黄色い髪の娘を見つけました。
そして一目で恋に落ちてしまいました。

南風は、胸をときめかせて、
毎日黄色い髪の娘を、見つめるようになりました。

たんぽぽの花。菊のようです


ところが、しばらくたつと、信じられないことが起きました。
あの黄色い髪の娘が、白髪の老女になっていたのです。

たんぽぽの綿毛。お花と綿毛と1株で2度楽しめるお花はなかなかないと思う


南風は、悲しみのあまり、大きなため息をつきました。
すると、そのため息に飛ばされて、
白髪の老女もいなくなってしまいました。

綿毛が全部飛んで行ったところ。たんぽぽの種を数えたい人は、このぽちぽちの数を数える


こんなお話から、たんぽぽの花ことばは、
「思わせぶり」になったのだそうです。

posted by たんぽぽ at 07:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | たんぽぽのなみだ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
桜の花言葉は
精神美、優れた美人、よい教育、純潔
などのようです。
なんだかウヨク的。

調べていたら
たんぽぽの花言葉に
「愛の信託」というのを見つけましたよ。
Posted by さくら at 2010年04月02日 08:43
さくらさま、コメントどうもです。

>精神美、優れた美人、よい教育、純潔
>なんだかウヨク的。

あらあら、本当にそうだね。
(でも、純潔とか、本来はいい意味でしょうから、
ウヨク的だと感じるのは、政治ずれかも...)

ああ、でも、「優れた美人」というのがあるのね。
これはウヨク的じゃないし、自信を持っていいんじゃないかな?


>「愛の信託」

よくぞ調べてくださりました。
わたし、たんぽぽに、ぴったりでしょ?(笑)

ほかにも、「離別」なんてのもあるけれど。
(これもべつの意味で、わたしにぴったりかも。(悲))
Posted by たんぽぽ at 2010年04月02日 22:47
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