民主党が議員立法を復活させるニュースです。
(コメント欄で、情報をお寄せくださった、
さくらさま、ありがとうです。記事を見つけましたよー。)
「民主、議員立法を解禁 政府・党で合同審査」
「議員立法:民主が容認 政府との合同審査条件に」
「政府、議員立法の調整チーム設置 与党との手続き明確化」
政府と与党を一元化するため、民主党は昨年9月に、
原則として全部政府提出とし、議員立法は禁止していました。
ところが、やはりというか、政策決定にかかわれない
議員の不満が、だいぶ高まってきたみたいです。
ここへ来て、政府提出・内閣一元化の原則は保ちつつ、
議員立法を認めるルールを、はっきり定めたようです。
(産経新聞は「ガス抜き」なんて、嫌味な書きかたをしている。)
「民主が議員立法復活へ 政府が手続き了承 参院選前にガス抜きか」(1/2)
「民主が議員立法復活へ 政府が手続き了承 参院選前にガス抜きか」(2/2)
手続きの流れは、政府の「政府内調整チーム」と、
民主党の「議員立法調整チーム」で、合同審査を行ないます。
採用が決まれば、政府側は首相と官房長官、
民主党側は役員会で、最終確認するようになっています。
日経の記事によると、党内の「議員立法調整チーム」は、
2月から発足していたとあります。
議員立法を復活させる動きは、結構前からあったようです。
(4月8日エントリで、「民主党は検討しているのか?」と
わたしは書いたけれど、ちゃんと検討していました。)
こうなると気になるのは、民法改正法案のゆくえです。
政府提出の原則にこだわっていたときは、
亀井静香氏の反対で閣議決定できず、立ち往生でしたが、
議員立法で発議できれば可能性があると、
3月27日エントリで、わたしはお話したのでした。
これによって近いうちに、民法改正法案も、
議員立法で提出される可能性が出て来たことになります。
(どちらかの「調整チーム」に頑迷な反対派がいたら、
例によって、法案提出を握りつぶす場所にならないかとか、
心配ごとはやはりあるんだけど。)
4月8日エントリで、「300日規定」の改正案を、
議員立法で発議することを検討しているとお話しました。
「300日規定」で、議員立法が認められれば、
これと体質が似ている民法改正(夫婦別姓、婚外子)法案も、
認められるだろうと思われます。
2010年04月12日
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