前のエントリの続き。
「図録 都道府県別外国人数」
こんどは市町村の外国人の数を、見ていきたいと思います。
>市町村レベル
「図録 都道府県別外国人数」の下のほうにある
「参考」の表に、市町村ごとの外国人数が出ています。
絶対数で見ると、この中でいちばん多いのは、
静岡県の浜松市で、約3万3000人です。
ただし、割合で見ると、人口比の4.0%なので、
リストの中では、多いほうではなくなっています。
人口比で多いのは、群馬県大泉町で16.3%、
ついで岐阜県美濃加茂市で、10.8%となっています。
この表に出てくる自治体は、10%近いところがたくさんあり、
これだけ外国人が多いと、選挙権を持ったとき、
選挙の影響もかなりあるだろうと思います。
ところで、この表は「外国人集住都市会議」の
ウェブサイトから採っているものです。
リストされているのは、この会議の加盟自治体です。
「外国人集住都市会議」
「外国人集住都市会議の概要」
どんな会議かと概要を見ると、外国人が多い自治体どうしで、
交流や情報交換を行ない、問題解決を積極的に進めて、
外国人との共存をはかる、となっています。
第1回会議は、2001年5月、静岡県浜松市で
(外国人の絶対数がいちばん多い)、開かれています。
その後は、加盟自治体のあいだで、持ち回りみたいですが、
2008年の会議は、東京で開かれていました。
外国人参政権については、どのような見解になるでしょうか?
今年の会議に期待したいところです。
ところで、「外国人が増えると市政が乗っ取られる」なんて、
被害妄想じみた主張も一部にあります。
実際に外国人の多く住む自治体は、
外国人との共存を重要視するという、
きわめて常識的な方向へ向かっているようですね。
この「外国人集住都市会議」は、ブラジルなど、
ラテンアメリカ出身で、定住資格を得た外国人が
増えたことをきっかけとして作られています。
加盟している自治体は、どこもいちばん多い外国人は、
ブラジル人になっています。
前のエントリで触れましたが、彼らブラジル人は、
1990年の入管法の改正で入ってきた日系人です。
2世、3世とその家族の定住資格が得やすくなったことや、
日本とブラジルの経済事情から、日本へ「出稼ぎ」に
来るブラジル人が増えたのでした。
「ブラジル人の増加とライフスタイルの変容」
「1990 年入管法改正を経た〈日系人〉カテゴリーの動態」(PDF)
「〈日系人〉というカテゴリーへの入管法改正の作用」(PDF)
付記1:
浜松市といえば、あの城内実氏の選挙区です。
こんな排外主義者を国会に送り込んで、
浜松の住民はなにを考えているのだと、
いぶかっているかたもいらっしゃると思います。
(城内は自分が右翼ということを、地元の有権者には、
はっきり知らせてないのでは?とも思われているが。)
ところが、自治体レベルでは、浜松市は、
第1回目の外国人集住都市会議を主催していますし、
外国人住民との共生には、ふつうに熱心なようですよ。
付記2:
「国士さま」たちが排撃するターゲットは、
もっぱら中国人や韓国人で、たまにフィリピン人などが
入ってきますが、すべてアジア系のようです。
ブラジル人やペルー人などは、いまのところ、
彼らの目のカタキではないようです。
「国士さま」たちは、ラテンアメリカの人たちは、
興味がないのでしょうか?
(排外的になるなら、興味なくていいけど。)
あるいは存在自体を知らないのでしょうか?



外国人に乗っ取られるなんて心配をするのは滑稽なことですね。
ことし(たぶん10月か11月)の「外国人集住都市会議」で、
外国人参政権のことも、議題になるのでは?と思います。
そのとき、どのような見解を述べるか、期待したいところです。
pulinさま
そういえば、米軍基地の関係者も、
ぜんぜん気にならないみたいですね。
基地のあるところは、その自治体の政治に
相当な影響を与えているんですけれど、ね...
>興味がないのでしょうか?
言っては悪いですがラテン系は所詮烏合の衆で
国を乗っ取る程の組織も各国政府の後押しも無い
からです。治安悪化で済むからです。
それとて大変な事ですがね。
中国は大量に移民をさせて権力を握って
乗っ取る事をずっとやっている。
これと同じ事を、外国人参政権法案などを通して
日本の乗っ取りをやろうとしている。
http://www.youtube.com/watch?v=nq1CpOG4Izk
このエントリでリンクしている記事を、見返してみましたが、
どのような事実を指しているのか、よくわからなかったです。
>http://www.youtube.com/watch?v=nq1CpOG4Izk
しゃべっているのは、「日本会議」の先任研究員ですか。
(「桜プロジェクト」というのは、なんなのかな?)
わたしの意見ですが、高だか1%にも満たない人たちが、
「国が乗っ取る」というのは、被害妄想だと思いました。
前のコメントで、わたしは異論を述べましたが、
このエントリの最後の、疑問になっている部分に、
お答えくださったことは、ありがとうございます。
あなたの意見が、一般的かどうかはわからないですが、
ある程度顕在化した意見と、考えておくことにします。