ひさしぶりに強烈な選択別姓反対論を見ました。
(強烈でない反対論なんてあるのか?という気もするが。)
5月26日の毎日新聞で、西部邁氏によるものです。
「西部さん!夫婦別姓、与党も割れています」
「一つの姓であることが大事」
反対派の意見を紹介したかったのでしょうが、
毎日新聞も、よくこんなものを載せたと思います。
「ここだけ産経か?」という感じですよ。(笑)
西部さん、なにやら学術的っぽいことを、並べているけれど、
「夫が外で働き、妻は家庭で主婦」という
ライフスタイルが、古来からずっと続いていると
思い込んでいるだけみたいです。
それで、「家の中にいる女は、外の社会に出る
男の苗字を名乗れ」と言うだけのようです。
「夫が外で働き、妻は家庭で主婦」というのは、
19世紀のはじめに力をつけた、
ブルジョワジーからはじまったものです。
彼らは経済力があったので、夫婦片働きができたのでした。
この時代のプロレタリアートは、
まだまだ夫婦共働きが一般的でした。
「妻が家庭で主婦」が、ブルジョワジーだけでなく、
一般の庶民全体に広まるのは、欧米では戦間期、
日本では戦後の高度経済成長期です。
その後、不況に見舞われると、片働きでは
家計が成り立たないので、夫婦共働きの家庭が、
ふたたび増えるようになります。
1970年代のアメリカ合衆国の、ウーマンリブは、
不況下なので、女性も働く必要があるという、
経済的な事情も背景にあったのでした。
いずれにしても、「専業主婦の家庭」というのは、
たかだか2世紀前に「発明」されたものです。
一般の庶民全体に広まったのは、
日本の場合、戦後の一時期にすぎないです。
西部の記事を見ると、「家庭を守ってきたのは
女性の偉大な歴史的貢献であった」という
ジンメルのことばが引かれています。
ゲオルク・ジンメルは、19世紀後半から
20世紀初頭にかけて活躍した哲学者です。
裕福なユダヤ系のドイツ人ですから、
典型的なブルジョワジーだと思います。
彼が育ったのは、母親が専業主婦という
さぞかし温かい家庭だったのでしょう。
ジンメルが、本当にこのことばを言ったとしたら、
(確認できなかった)、女性が「家庭を守ってきた」のは、
じつは、彼の時代にかぎられたことであり、
「歴史的貢献」でないことには、
気がつかなかったのかもしれないです。
記事のまんなかあたりに出てくる、
「分析的・論理的な能力」は男性がまさっているとか、
「総合的・感情的な能力」は女性がすぐれている、
というのは、なにを根拠に言っているのでしょう?
「地図が読めないなんとか」のような
「男女脳の違い」でしたら、「とんでも」ですよ。
後天的な学習や育った環境によって
性差が出るのなら、「ジェンダー」ですが、
そうしたバイアスを作る社会のほうが問題です。
いずれにしても、性差より個人差のほうが
大きいと考えられますから、個人の能力をかえりみず、
役割を当てはめるのが大問題なのは、言わずもがなです。
最後のほうにある小見出し、「夫に姓を貫く義務」
「妻には捨てる権利」にいたっては、
いったいなんなんだ!?ですよ。
法律上は男女どちらの苗字でも選べるとしながら、
実際には9割以上、選ばれるのは男性の苗字です。
そして、男性は、改姓を要求されても断わりやすく、
また、改姓した女性のかなりの数が、さまざまな不都合や
理不尽な思いをするのが現状です。
現代の日本社会においては、苗字を変えないほうが、
「特権的」なのは言うまでもないでしょう。
あまりにも見え透いているとはいえ、
白を黒と言い含める偽善を感じます。
ああ、そうそう、この西部邁氏については、
こちらも合わせてご覧くださいね。(笑)
「恐妻家の反対論?」
2010年06月02日
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夫婦別姓に賛成
Excerpt: 僕は夫婦別姓に賛成です。人が名字をどうしようと勝手でしょう。同姓にしたい方は結婚のときに改姓すればいいし、そうでない方はしない。どうせ他人のことです。 でも世の中には他人の別姓が気に入らない人が..
Weblog: 夢の博物誌
Tracked: 2010-06-04 16:34
「八月の鯨」
Excerpt: 「八月の鯨」はリリアン・ギッシュ主演の可愛いおばあちゃん映画です。おばあちゃんやおじいちゃんのコミュニティとノスタルジイが描かれ、不思議な現実感があります。わが家にはLDがあるのだった(笑い。 ..
Weblog: 夢の博物誌
Tracked: 2010-06-18 14:27
反対派は選択的夫婦別姓だと(自分たちが)理想的な社会は
作れないと本気で考えているのでしょうか。
まあごく個人的な考えだと思ってスルーして頂いてかまわないんですけれど、家族って何だろうか?と思った時、死んでから入るお墓を考えるわけですよ。○○家の墓ってのが一般的ですからそれが自然だと思うわけですよ。そこで父親と母親の名字が別だとどうですかね?ご先祖様を供養する墓ですからそこから家族の一体感とか絆とか生まれる何かがあるんじゃないかなあと思うわけですよ。
いま夫婦別姓を叫んでいる方々を観ていると、随分とヒステリックだなあと感じますしだから尚更夫婦が別々の姓で家族がまとまるのかと言えばまとまらないだろうなあと。
夫婦同姓で何か不都合があるんでしょうかね?
想像力(妄想力?)が豊かなのか、貧困なのか
判断に困りますね(苦笑)
>あまりにも西部的というか
西部氏は、いつもこんな調子なんだ。
(彼のことも、くわしそうですねー。)
pulinさま、コメントどうもです。
>他人がどういう苗字を名乗ろうが
たぶん、異質なものに対する、感情的な拒否感と、
自分の妻が改姓しないと言ったら、という不安感が、
根っこではないかと思います。
>反対派は選択的夫婦別姓だと(自分たちが)
>理想的な社会は作れないと
家族に対する、ある種の幻想が
あるんじゃないかと、わたしは見ているけど。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/illusion.html
kazuさま、いらっしゃいませ。
>選択的夫婦別姓反対の論者が、「選択的」でも反対するのは
ベースにあるのは、「一体感がなくなる」ですね。
そこから、離婚が増えるとか、少年犯罪が増えるとか、
フェミニズムの陰謀だとか、いろいろとおどろおどろしたことを
派生させていくようです。
「選択的」なので、なにか社会に影響が
出ることにしないと、他人の個人的なことを
規制できない、ということなのでしょう。
>死んでから入るお墓を考えるわけですよ
お墓については、こちらをどうぞ。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/tomb.html
>随分とヒステリックだなあと感じます
ヒステリックなのは、反対派のほうですよ。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/paranoia.html
>夫婦同姓で何か不都合があるんでしょうかね?
たとえば、こんなの。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/fundament/necessity/necessity1.html
ところで、このエントリで紹介している、
西部邁氏の記事のことは、いかが思われるのかな?
>シャドーボクシングしている人が
じつは、わたしのブログ、選択別姓の反対派が
来たことって、ほとんどないんですよね。
(意外かもしれないけど。)
「在日民主党」とか、「暗殺」の人とか、それくらい。
>想像力(妄想力?)が豊かなのか、貧困なのか
わたしにもよくわからないけど、
想像力が貧困で、妄想力が豊かなのでは...?(笑)
サトウさんのコメントへ 一言。
家制度のお墓になったのも 庶民が苗字を名乗らせられたのも ほんの100年ほどですよ。
それに 別姓だから 家族の一体観がなくなるとか 偏見ですよ。
別姓を実践している方に失礼です。
今の墓制度が 殆どの事例において 男性の家を継いで 長男の嫁だったらその墓に入るわけだけど
その「嫁」言われてる女性が その墓に入りたくないという女性が沢山いるんだよ。
改姓を女性が殆どしている状況は 不公平で
公平でないということが 人間にとって一番
むかつくこと。
一つの価値観を 全国民に押し付けようとする
別姓反対派には 理解に苦しむ。
別姓が不幸、というデータでもあるんですかね?
現在、姓が同氏で 家庭間の殺人も暴力も多いけど どう説明するのだろうか。
ヒステリックなのは 反対派でしょう。
同姓を選ぶ人は選べばいいし、
別姓が良い人は別姓で良い、
事実婚が良い人は事実婚で良い、
結婚したくない人は しなくていい、
人の人生はそれぞれ、それでシアワセなら
それでいいではないですか。
おひさしぶりです。
サトウさんのコメントへの反論、ていねいにありがとうです♪
明治になってから定着した習慣を、
古来からと思い込む人は、すくなからずいるけれどね。
お墓に「なんとか家」と書くのも、まさにそれですね。
>その「嫁」言われてる女性が
>その墓に入りたくないという女性が沢山いるんだよ
「同姓で家族の一体感」は、改姓を強制された
女性の犠牲の上に成り立つんだけど、
そういえば、お墓でも犠牲になっていますね。(悲)
>現在、姓が同氏で 家庭間の殺人も暴力も多いけど
>どう説明するのだろうか
これに関して、わたし、前にこんなことを書いています。
もしかするとおもしろいかも、です。
http://taraxacum.seesaa.net/article/130950465.html
>ヒステリックなのは 反対派でしょう。
まったくですよ。
(自民党政権時代なんて、まさに...)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/mind.html
<ご先祖様を供養する墓ですからそこから家族の一体感とか絆とか生まれる何かがあるんじゃないかなあと思うわけですよ。
↑のようなコメントが 逆鱗に触れました。
なぜなら それによって生きている間、嫁は家制度に縛り付けられている。私の周りの女性達 特に長男の嫁は 相当に苦労と犠牲を強いられている。
現代でも 嫁だからと 家政婦のように扱われたり 介護は嫁だから当たり前と若いのに介護を押し付けられ 心身ともにまいっている友人もいるんですよ。
同氏だからと言って夫の家と上手くいっている家庭なんて 私の周りにはいないし、表面的に上手くみせかけても 内心は抑圧を感じている。
<同姓で家族の一体感」は、改姓を強制された
女性の犠牲の上に成り立つんだけど、
そういえば、お墓でも犠牲になっていますね。(悲
全くそうなんですよ。サトウ様のような人間はそれをわかってない。
ヒステリックという表現を反対派は使ってくるが
私は 現在の夫婦同氏の制度は 男女平等というのは表面的なものであり、公平さと自由を欠いていて、抑圧された人生を送っていることに対する心の底からの激しい怒りなんです。
それと 同氏=家族の絆とかカモフラージュして言ってくるが、反対派の守りたいのは 戸籍=家制度=家父長制の男性優位の社会 ではないんですかね。
家族の絆という綺麗ごとを言うなと言いたい。
日本の閉塞感を作っているのは この人達。
公平さ、自由、人権を潰しにかかる人達に
超むかついているのです。
あんたらに皆 別姓にしろとはいっていないのにね。いつまでもこんな人達に 引っ張られて法律が成立できなければ どんどん日本は衰退していくんではないですかね。
長くなりすいません。
反対派の利己的な意見となかなか法律が成立しないことに とても腹が立っているので。
言っているほうが全く無頓着なんだろうと思いますが
多分に宗教的というか信仰心に基づいた考え方です。
信教の自由(憲法20条)を保証した日本において
このような特定の宗教観・信仰心を根拠にして
法律の規定をすることは許されないです。
もちろん、既存の法律を維持する理由としても許されないです。
またまたコメントありがとうございます。
わたしが、ご紹介したリンクさきも、
ご覧くださってありがとうです。
><ご先祖様を供養する墓ですから
そういえば、「なんとか家」と書かれたお墓で
「一体感」ということは、父方の祖先とだけであって、
母方の祖先とは一体感がないことにもなりますね。
(通常は妻が改姓しているでしょうから。)
お墓にこだわる人たちは、やっぱり、
母方の祖父母は、家族と思わないのかな?
(こういうところにも、男性中心的な発想が、
現われていると思います。)
>日本の閉塞感を作っているのは この人達。
>公平さ、自由、人権を潰しにかかる人達に
>超むかついているのです。
そういえば、多様なカチカンを認めるから、
かえって社会が乱れて、社会問題が多くなる、
なんて考える人がいますけれどね...
そうではなくて、画一的なカチカンを押し付けるから、
社会の中にフラストレーションがたまって、
深刻な社会問題が起きるんだろうと思います。
>反対派の利己的な意見となかなか法律が成立しないことに
>とても腹が立っているので。
いえいえ、おかまいなくです。
お腹立ちは、いちいちごもっともだと思いますし、
「もの言わざるは腹ふくるる」とも言いますからね。
わたしのウェブログでよければ、
どしどしおっしゃっていただけたらと思います。
単に「家族の一体感」というだけでも、
思想・信条の自由に反しているんじゃないかな?
(と、わたしは思ったのだった。)
「純潔思想」なんて、宗教的カチカンにもとづいた
「家族の一体感」であれば、さらに信仰の自由にも、
反することになるでしょうけれど。
>思想・信条の自由に反しているんじゃないかな?
そうですね。
思想・信条の内容を狭く捉える判例の立場でも
「家族の一体感は」該当すると思います。
思想・信条の自由に抵触するかどうかは
憲法を勉強しないと分かりにくいかもしれませんが
「供養」とか「墓」だとか言えば
宗教だとか、信仰だとかに関わることは
すぐに分かるだろう?!と思うのです。
純潔思想は・・・
もしかしたら、それが宗教的価値観とすら
気づいていないのかも。
別姓とは直接は関係ないのですが、先日「マインドコントロール・・日本人を騙し続ける支配者の真実」と言う本を読み共感したのでご紹介します。
その本によると幕末に日本に来た外国人たちが当時の江戸及び日本各地の美しさと、人々の幸せな表情に驚嘆して多くの手記を残しているのです。
そして自分達欧米列強のせいで、この先この国の人々が歩む不幸を予測して嘆いているのです。(私もここで涙)
著者が言うには「日本の伝統は明治維新で50%、65年前の敗戦後の占領政策で残りのほぼ半分をも失ってしまった。」と。歴史は新たな支配者が作るので前の時代は全否定されます。
話を別姓に戻しますと、保守派の人々が「日本の伝統!」と叫んでいるのはいわゆる明治以降の半分なくなった後の伝統ですよね。しかも、やむを得ず?富国強兵のために国民全てに姓をつけ、後、夫婦同姓をも強制しました。
因みに私の田舎では今でも江戸時代のまま、家を指す場合は「屋号」で、個人を呼ぶ時は名前や愛称で呼び苗字は使いません。
今住んでいる土地で「頼んでも」新姓でしか呼んで貰えない私は田舎に行くとほっとします。
レスどうもありがとうございます。
>思想・信条の内容を狭く捉える判例の立場でも
>「家族の一体感は」該当すると思います。
おお、やっぱりそうなんだ。
でも、書いてある本やサイトって、あまりないですね。
(わたしのサイトも書いてない。)
憲法をお勉強しないとわかりにくいなら、
書いておいてよさそうに思うけど。
>「供養」とか「墓」だとか言えば
>宗教だとか、信仰だとかに関わることは
そういえば、そうですね。
いちおう日常性があるので、宗教が意識されない人が、
多いのかもしれないです。
>純潔思想は・・・
>もしかしたら、それが宗教的価値観とすら
>気づいていないのかも。
こっちは、もっと気付かれてなさそうですね。
一般の人の常識(というより偏見)とマッチするから、
これを教義とする宗教が、染み込みやすいのかもしれないけど。
ようこそお越しくださりました。
>因みに私の田舎では今でも江戸時代のまま、
>家を指す場合は「屋号」で、個人を呼ぶ時は名前や愛称で呼び苗字は使いません。
なるほどねえ...
ちょっと牧歌的なものを感じました。
新たな支配者となった人たちの
政治的立ち位置が「保守本流」になりますからね。
この「保守本流」のカチカンが、
その社会の「伝統」と意識されるのだろうと思います。
日本の場合、いま残っているのは、
明治維新以降の体制が半分で、もう半分は戦後体制だと思います。
それで、よく言われる「日本の伝統」が、
通常明治以降のものなのでしょう。
ちなみに、家族制度は明治時代に作られた、
戸籍制度とそれにともなう苗字観、
および、戦後の「標準家族」の組み合わせでしょう。
「同姓強制」はこのふたつの組み合わせであり、
まさに「保守本流」のカチカンなんだと思います。
(抗するのがむずかしいのも、無理もないのかもしれないです。)
それとご紹介の本ですが、注意がいるかもしれないです。
bk1のつぎの書評を見たかぎりでは、
陰謀史観的要素や、歴史修正主義的要素が、
なきにしもあらず、だからだけど。
(なんて、せっかく感動したのに、
水をさしてしまい、もうしわけないんだけど...)
「日本人を騙し続ける支配者の真実」
http://www.bk1.jp/product/03220670
========
GHQによる自虐史観の刷り込み、
宗教を隠れ蓑とした謀略、水道水に投げ込まれた塩素、
どちらが戦勝国となっても儲かる支配層の仕組み作り…。
武士道なき日本の「驚愕の末路」に現役自衛官が警告する。
========
思想・信条の自由の内容になるとしても
夫婦同姓強制(または選択的夫婦別姓の導入)が
その思想・信条そのものか、という問題も出てきます。
えーっと、ほら。
教育現場での日の丸・君が代の問題でも
それに反対する考え自体は思想・信条の自由の内容でも
卒業式でピアノ伴奏を命じることは、思想信条の自由を侵害しない
って判決もありますし。
ややこしいし、意見の分かれるところでもあるから
他にたくさん主張できる論点があるならば
あえて書かないのかも知れません。
「屋号」は普通初代ご先祖の愛称や商売(〜屋)がその家の通称として使われています。でもまあ通用するのはせいぜい小学校区で中学校区になると姓が主になりますが・・。屋号のない土地から来た人が「ここではひとりの人を、屋号+姓+名前の3点セットで覚えなければならず大変だ。」と言ってましたよ。
逆に今、私が住んでいる所は姓(新姓)しか覚えて貰えず、下の名前は完全無視。現代日本では(大人になれば)これが普通かと思いますが、いつの間にかこうなったのであって決して日本の伝統ではないはずです。
・・ってことは・・多くの女性は結婚によって姓だけではなく名前も捨ててる事になりませんか?
世界を見渡しても、同姓強制の国は殆どなくなってるみたいだし、これほど個人を姓でしか呼ばない国も珍しいと思うんです。一体誰がしかけたのかしら?女性の能力を封印するため?なんて勘ぐり始めましたよ。(笑)
そんな私なのでついああ言う類の本に目がとまるのですが、その本には夫婦別姓の「ふ」の字も書いていませんので興味なければ忘れて下さいね。読んだ感じでは著者は心の優しい方のようですし、「日本の伝統!」と叫んでる人たちへの反論の一助になればと思いました。
コメントがいっぱいですねー。
ちょっと寝ぼけているかもしれないので、
おかしなレスをしていたら、ごめんなさいね。
さくらさま、またまたコメントありがとうです。
>夫婦同姓強制(または選択的夫婦別姓の導入)が
>その思想・信条そのものか、という問題も出てきます。
ああやはり、そういう問題が出てくるのね。
ということは、同姓強制を、思想・信条の自由に反する、
という理由で、裁判に訴えたとしても、
却下されるかもしれない、ということになるのかな?
(実際、それで裁判に訴えたお話はないけど...)
またお越しいただいて、ありがとうです。
ああ、いえいえ、前にいただいたコメントは
まったくOKですので、気になさらなくて結構ですよ。
もしよろしければ、これからも遠慮なく
コメントをいただけたらと思います。
あと、ご紹介の本のことは、ごめんなさいね。
(わたしはなにかと疑い深くなっているもので...)
>「屋号」は普通初代ご先祖の愛称や商売(〜屋)が
>その家の通称として使われています
「屋号」については、くわしい事情を
お話してくださって、ありがとうです。
個人を識別するのに、苗字よりも「屋号」を使うのは、
おはずかしながら、わたしもはじめて聞きました。
小学校区のうちだということは、社会が狭くて、
苗字を使わなくても、おたがいが区別できる、
あるいは、屋号のほうが外からわかりやすい、
ということかもしれないです。
>逆に今、私が住んでいる所は姓(新姓)しか覚えて貰えず、
>下の名前は完全無視。
これは、苗字ではなく、下の名前で呼んでくれない、
ということでいいのかな?
(旧姓を使いたいのに覚えてくれない、という、
こうした場合によくありがちなケースではなくて)
たしかに、現在の日本社会においては、
下の名前で呼び合うのは、それなりに親しい間柄ですからね。
フォーマルな場所においては、抵抗があると思います。
(とくに男性は苗字で呼ぶのに、女性は下の名前で
呼んだりすると、ハラスメントと取られかねないですし。)
苗字で呼び合わない習慣の土地からくると、
下の名前で呼ばれることで、アイデンティティを
維持できることにはなりますね。
そうしたかたが、苗字でしか呼び合わない土地へ来ると、
名前が呼ばれないことで、アイデンティティが
奪われてしまうことにもなるわけですね。
>一体誰がしかけたのかしら?女性の能力を封印するため?
結婚改姓は、女性から苗字だけでなく、
いろいろなものを同時に奪うとされています。
(「女性の能力を封印」というのも、
あながち的外れではないと思いますよ。)
なでしこさまのようなケースは、ちょっとお勉強になりました。
心にとどめておこうと思います。
>(わたしはなにかと疑い深くなっているもので...)
私もですよ〜。100%真実の本もサイトも今の所ないと思うので自分の感性のみが頼りですよね。
>個人を識別するのに、苗字よりも「屋号」を使うのは・・
いえいえ、屋号はあくまで家を識別するのに使うものです。個人はあくまで下の名前です。
>下の名前で呼んでくれない、ということでいいのかな?
>下の名前で呼ばれることで、アイデンティティを
維持できることにはなりますね。
まさしくその通りです。ご理解頂きありがとうございます。故郷を離れて(外国も含め)いろんな土地に住みましたが、今の土地は特にそう感じます。しかも結婚で来たためいきなり新姓ですし。
>なでしこさまのようなケースは、ちょっとお勉強になりました。
反対派のサイトも見ましたが、双方平行線を辿り譲らないるような感じなので、私はちょっと違った角度から攻めてみようと思いまして。(笑)
姓も名前も奪い「(日本)女性の能力を封印」については私はそうだと感じます。まだ確信は持てませんが。
少し頭を整理した後、また立ち寄らせていただきますね。
他の記事も賑わっているようで、お忙しい事と思いますのでこの辺で失礼します。
ありがとうございました。
素直な感情を吐露しただけなのでハナっから否定され攻撃されるとは思いもよらずちょっとうろたえました。ヒステリックに絶対反対!と声を大にしていおうとしているわけではなくてこの問題はこう考える、程度のつもりだったので。まあ、迂闊、と言えば迂闊でしたね。
ちょくちょく見に来てましたが言葉の端々に他の意見は認めない絶対聴かないと感じさせるコメントには冷静さがないな、とも思いました。
実はPOST以来賛成派、反対派両方の言い分を読んでみたんですが正直どっちの議論もこれだって説得されるものはなかったです。ああ、ヒステリックなのは賛成派にも反対派にも多くいらっしゃいました。片方だけではないようです。読んでいてそれは感じました。不毛だな、とも思いましたし。
ただ理論的には賛成派のご意見はもっともだと思いました。選択制ね、なるほど、と。でも感情的な面では違和感を持ちました。火に油を注ぐかも知れませんがこの感情面での違和感を解消されない限り反対です。『夫の家と上手くいっている家庭なんて周りにはいないし、表面的に上手くみせかけても内心は抑圧を感じている。』と言われますがこれって単に人間関係がうまくいってないだけ、じゃないかと。我が母は祖父母やら親戚ともうまくいってましたよ。我が妻ともね。妻の実家とも母の実家とも仲良くしてますが特殊な例でしょうか?結婚が両性の同意によるものですから失敗したというのはただ人を見る目がないというか自分自身の問題ではないんですか?嫁は単なる労働者で家政婦でなんていう扱いをされてきた、というのはかなり振り幅の大きい話しでしかないと思います。そりゃあ環境の違いから来るストレスは当然あるでしょう。でも読む限りは針の先しかない問題を大きくしているだけにしか思えないです。
思うに賛成している人たちは不幸なんですよ。今の現状を変えなければという燃えるような使命感を持って頑張っている奥深い理由は不幸、なんだと思うんですよ。だって今の自分は現状で幸福ですもん。そりゃあ仕事や子供の教育なんかでは大変ですけどそれ以外では幸福ですから。だからこの問題、何が問題なのか納得できる理由がないんです。うまくいってるものを変えることってそれ自体が変じゃねえの?何か裏があるんじゃない?って思うので。
たぶん、こんな自分みたいなのが日本のマジョリティなんだと思うんですが?
妄想力と想像力の問題かと思いましたが
自己と他者との区別がついていない
って事なんでしょうかね。
お返事が遅くなりまして、もうしわけないです。
>いえいえ、屋号はあくまで家を識別するのに使うものです。
>個人はあくまで下の名前です。
えーと、ああ、そうですね。
わたしが間違えてました。
(やっぱり寝ぼけてましたね。(苦笑))
>まさしくその通りです。ご理解頂きありがとうございます。
いえいえ、どういたしまして。
>私はちょっと違った角度から攻めてみようと思いまして。(笑)
でも、どこから攻めても、理解しないのが、
反対派なんですよね...(苦笑)
(いろんな角度から攻めること自体は、いいことなんだけどね。)
>少し頭を整理した後、また立ち寄らせていただきますね
たいしたおもてなしもできないですが、
またお越しいただけたらと思います。
わたしは、いろんなかたとお話するのが
楽しいですので、遠慮なくコメントをくださいね。
(たしかに、よそのエントリにもコメントが
いっぱい来ていると、お返事が遅くなりがちで、
待たせちゃって、もうしわけないんだけど、ね。)
なんだか、ぎっしり書いてあって、読むのがしんどいですねー。
>こんな自分みたいなのが日本のマジョリティなんだと思うんですが?
どうかな?
http://taraxacum.seesaa.net/article/141704280.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/141136767.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/141042872.html
さくらさま、コメントありがとうです。
>自己と他者との区別がついていない
「自分の世界」に入り浸るようではありますね。
(妄想力旺盛なのは、まちがいないと思います。)
コメント拝見致しました。
確かに 感情的になり 失礼致しました。謝ります。
ただ 結婚により 自動的に夫の姓に改姓し、それについてくる家制度、墓制度が 必ずしもサトウサさんの言うような 家族の絆 というものではなく 女性が抑圧的な人生を送り 精神的に病気になったり、心身の体調を崩したり、夫婦関係を悪化してたり、それが子供に影響をしていたりという状況が 現実にあるので つい その事への怒りが出てしまいました。
表面的に上手くいってても 内面は葛藤を抱えて生きている女性も多いのです。
自分も含め そのような女性達の苦しみを思うと
感情的になりました。気分を悪くさせてしまってすいません。
しかし そのような事実があることをご理解下さい。
夫婦同姓も現在の墓制度も戸籍制度も 伝統と思われていることは ついこの前の明治以降のことです。 それ以前は 庶民に苗字も無かったし、日本の伝統は夫婦別姓だということです。
この件については 歴史を学んで頂きたいです。
明治時代、戦争遂行のために 家父長制の家制度が必要で 妻は夫の姓を名乗ると法律で決まったわけです。しかし その時代の女性も その家制度と男尊女卑に 大変抑圧され 不幸だったのです。
その名残が いまだに残っています。
改姓による自己喪失、
以前のコメントにもありましたように、
<結婚改姓は、女性から苗字だけでなく、
いろいろなものを同時に奪うとされています
↑この言葉が 的を得ていると思います。
私が 不思議なのは 一般的に男性は 自分は改姓したくないが 妻には改姓させるということです。
もう一つは これは 選択性なので 同姓も別姓も選べるということなのに なぜ 反対派の人達はそこまで 反対するのかということです。
別姓だから 家族の絆が壊れているということは無いと思います。それは 諸外国が証明しています。その反対に 同姓だから 家族が仲良くて絆が深いということの証明も無い言う事です。
結局のところ それぞれの人生、家族の形態は その人達が決める事で 賛成も反対も無く
姓についても墓についても それぞれが 自分に合ったものを選択できるということで 良いのではないでしょうか。
長くなり失礼致しました。
たんぽぽさん 長文にて 場所をとってしまいました。失礼しました。
コメントありがとうございます。
><結婚改姓は、女性から苗字だけでなく、
>いろいろなものを同時に奪うとされています
イエ制度との絡みで言えば、苗字が変わったことで、
「うちの嫁」意識が助長される部分もありますしね...
苗字は、他者からの認識にも強く影響しますから、
それにともなって、「以前の自分」が
かき消されるものはあると思います。
>一般的に男性は 自分は改姓したくないが
>妻には改姓させるということです。
たいていの場合、男性は「同姓にしたい」、
女性は「自分は改姓したくない」なので、
男性が改姓すればすむだけのお話だと思います。
それなのに、なんでそういう男性は、
自分の改姓を拒むのか、と思いますよ。
このあたり、男の人の本性が、透けて見えますね。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/boys.html
>選択性なので 同姓も別姓も選べるということなのに
>なぜ 反対派の人達はそこまで 反対するのかということです。
このあたり、わたしもいろいろ考えているんだけど、
「自分に合ったものを選択できる」のが、
そもそもイカンというのではないかと思います。
たとえば、こんな理由で、だけど。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/uniformal.html
>長文にて 場所をとってしまいました。失礼しました。
いえいえ、おかまいなく。
言いたいことは、やっぱり言ったほうがいいでしょう。
こう言ってはなんだけど、たいていの場合、
反対派が無神経なのですしね。
ゆうゆう様。
人間は理屈じゃなくて感情で動く動物ですから理論的なことではなくて感情的なことを満足させないと反対派の方々を納得させられないのだと思います。故に理屈ではなるほどと思っても感情では違和感だらけですから納得できていないのが実際です。
大切な親友は自分が跡取りなのに婿養子になりました。自分の家の事業では次の社長で現在専務をやってますから男性一般が全て名字を変えないことに拘りはないはずですよ。もし女性が心身の不調が現れる、抑圧を感じるのだとしたらやっぱり人間関係なんですよ。
そんなわけで結婚により不利益を受けるのが名字を変えることだとしたらそれ自体不幸な結婚と言うことにならないですかね。私自身は恋愛結婚でしたから好きで好きで結婚したので結婚は喜ばしいことだと思っています。身の回りの女性、同級生とか同僚とか親戚とかは結婚する時に名字が変わる事に抵抗はなかったようだし、逆に「名字が変わる」という報告をしに来て喜び合っていましたし皆さんそれなりに幸福に過ごされていますが、自分の身の周りの女性だけが特殊なんでしょうか。お墓の問題でも嫌がってはいませんでしたし。だからではないですが新聞社の世論調査にしてもそれって本当か?どこの世界の話だ?と疑問を感じざるを得ません。
グローバルスタンダードが夫婦別姓だから日本も右に倣え、ということならそういう考えには大反対です。伝統とか国民性とか風習とか、なじまないものを持ってきてもうまく機能しないでしょう?能とか歌舞伎とか伝統芸能はお金もかかるしその割に見る人が限られてるし日本だけでしかやらないからなくしましょう、とはできないでしょう。相撲だって女人禁制という伝統に則ってできてる世界です。女性蔑視ではないんです。伝統とは長い時間をかけて作られたものですから日本に根付いているもののはずです。それを壊すことはしちゃいけないと思います。一度壊すと元には戻らないですから。
保守的かもしれないけど納得できないから、すみませんけどまだまだ反対派、ですね。
今さら…とも思いましたし、べつにどうということもないお話なので、いつものように読み流そうかと思ったのですが、ちょっとだけ。
>人間は理屈じゃなくて感情で動く動物ですから
だからといって感情を理不尽なかたちで押しつけるのもよくないですよね?
たとえば私はお酒が大好きですが、酒がキライな人にムリに飲ませたりはしません。自分が酒ギライだからと言って、私に対して「お前も酒なんか飲むな!」と言われるのも困ります。
それと同じことです。
たんぽぽさんの主張は「選択別姓」なのですから、同姓婚を否定しているわけではありません。あなたが同性婚をえらぶのはまったくかまわないわけです。
逆に、あなたが同性婚を選んだからといって、みんなもそうすべきだというのはおかしな話です。好みの問題なのだから、そんなのは好きずきでよろしい。
ただ、現状では別姓婚が困難なので、みんなが好きに選べるよう、法制度を整える。これはべつに問題ないことでしょう。実害もないのだし。
…というあたりで、手を打ちませんか?(笑
以下は蛇足ですが…。
>能とか歌舞伎とか
>相撲だって
芸術やスポーツの話ではありません。
選択別姓を導入するか否かは、端的に法制度の話です。
ちなみに、法なんて、世の中の流れにあわせてしょっちゅう変わるものなのだということは、ご存じですよね?
たとえば、かつては天皇主権でしたが、現在は象徴天皇制にかわっていますよね。これを「伝統の破壊」という人もいるでしょうが、時代に合わせてそのようにかわりました。結果、べつに日本社会が滅んだりもしてないわけです。
この変化にくらべれば、選択別姓の導入なんてチョロいもんですよ。だいじょうぶ。象徴天皇制さえ馴染んだんだから、選択別姓なんてすぐに馴染みますよ。
ということで、選択別姓賛成派に、ヒトクチ乗りませんか?
>身の回りの女性、同級生とか同僚とか親戚とかは
>結婚する時に名字が変わる事に抵抗はなかったようだし、
>逆に「名字が変わる」という報告をしに来て
>喜び合っていましたし皆さんそれなりに幸福に過ごされていますが、
>だからではないですが新聞社の世論調査にしてもそれって本当か?
>どこの世界の話だ?と疑問を感じざるを得ません。
また、あなたのまわりの女性が、
すべて結婚改姓に不満がないからと言って、
「すべての女性が、結婚改姓に不満を持ってはならない」
という理由にはならないですよ。
もちろん、あなたのまわりに、結婚改姓に
不満がない女性ばかりだからと言って、
すべての女性がそうだ、というわけではないです。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/fundament/population.html
すこし古い世論調査(2001年)ですが、
夫婦別姓を望む人は、7.7%となっています。
また、結婚改姓をしたうち、
「苗字が変わったことに違和感を持つと思う」が24.7%、
「自分が失われてしまった感じを持つ思う」が7.6%です。
結婚改姓に不満があったけど、結局あきらめた人や、
不満が残っているけれど、がまんしている人、
そしてどうしても不満がクリアできないので、
自分の名前を守ろうとする人など、
さまざまな程度があると思います。
これら全部を合わせると、3-4割の人は、
結婚改姓になんらかの不満があると思われます。
かなりの数の「見えない犠牲」があることになります。
一般に、被差別マイノリティは、差別されたくないがゆえに、
その存在を自ら隠そうとします。
あなたが見たことなくても、気がつかないだけで、
かなりの数と接しているのかもしれません。
したがって、「自分のまわりで見たことないから、
どこかよその世界のお話であって、
実際には、ほとんどいないのだろう」のように判断することは、
えてして危険ですので、ご注意ください。
>だからといって感情を理不尽なかたちで
>押しつけるのもよくないですよね?
まったくもって、おっしゃる通りですよ。
(ぱちぱちぱち...(拍手))
>象徴天皇制さえ馴染んだんだから、
>選択別姓なんてすぐに馴染みますよ。
そういえば、「国士さま」たち、民主党が政権を
取ったら国がほろびる、みたいな大騒ぎをしていたけれど、
政権交代しても、大挙して国外へ出て行った、
というお話は聞かないですね。
現政権に不満はあるけれど、日本で暮らしていられる
程度には「慣れた」のでしょうか。(笑)
まじめなお話、民法改正のように、実害もなく、
反対論の合理的な理由もなく、感情的に反発するだけなら、
実際に法律を変えてしまい、あとは「慣れさせる」のが
よいとされていますよ。
http://taraxacum.seesaa.net/article/131466515.html
それができるのは、議会で民法改正の賛成派が
多数をしめる政党が政権を取っているときです。
つまりいまがそのチャンスなんだけど、ね...
サトウさま。貴兄はなぜ他人の姓にそんなにこだわるのか、そこをご説明いただけますか? どうせ他人の事です。ご自分が同姓でお幸せならばそれで結構ではないですか。他人の幸福追求に口を出す権利は一片もないと考えますが。
同姓制度は、単なる価値観の強要に思えます。
選択別姓制で幸せになる方が増えるのならば、そのほうがよっぽどいいとは思いませんか?
友人(男)が結婚する際に、相手が旧家の方だったと思ってください。
「我が家は格式があるから婿に入って姓を変えてくれ」
と相手の親に言われたそうです。友人は
「ざけんな、俺は家と結婚するんじゃねえや。そんなこと言うのならば(←ここがポイント)絶対に改姓しないぞ」
と思ったそうです。
結局、男側の姓になりましたが、相手の女性は
「あそこの娘と言われるのが嫌だったので、改姓できてうれしい」
と言っていたそうです。
いいですか、家が重荷になる場合もあるのです。家のために個人がいるのではありません。家とは、それぞれの幸せのために暫定的に集合している集団、くらいのゆるい認識でもいいんではないでしょうかね。
蛇足その一
「人間関係」という言葉は「自分が他者を抑圧して得られた一時的な平穏の別名」のような気がするのは僕だけでしょうか? 正直あまり肯定的に使いたくない表現です。
蛇足その二
TBを追加しておきます。
コメントありがとうです。
サトウさんは、答えることがいっぱいあって、
たいへんだー。(笑)
>貴兄はなぜ他人の姓にそんなにこだわるのか、そこをご説明いただけますか?
その根本中の根本に、はっきりしたお答えを
してくれる反対派って、いないんですよね。(苦笑)
あれやこれやと理由をつけるけれど、
なにを持ってきても、結局は特定カチカンの
押し付けになっていますね。
それから、彼らの言いぶんは、
「自分は不自由しないから」とか、
「自分の身の回りにいないから」とか、
いつのまにか、自分基準になっていたりします。
結構根が深い(タンポポじゃないよ(笑))
ことなのかもしれないです。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/uniformal.html
>TBを追加しておきます。
どうもありがとうです。
しあわせな家庭って、かならずしも、
「両親がいて子どもがいて...」という
「典型的」なタイプではないこと、結構ありそうですね。
>これら全部を合わせると、3-4割の人は、
>結婚改姓になんらかの不満があると思われます。
もし3割も不満を抱えている人が周囲にいるなら自分の耳にも聞こえてくるはずです。3人に一人ってかなりの高確率ですから。この辺が理解に苦しむところですが「本当に」それだけの人が苦しんでいるなら選挙で選ばれる国会議員さんにとって無視できない数字のはずです。公約(今だとマニフェスト)に織り込んでいる人が多数当選して法案が通っていてもいいはず。なのに実際はそうではないです。意見を比較すればどちらの言い分も筋が通っていて分かるけど私自身の感情を納得させるだけの合理的な理由は残念ながら賛成派にはないなあ、と。それが選択制であってもですよ。
家族が助け合うとか支え合うとかが必要ない「家とは、それぞれの幸せのために暫定的に集合している集団」なんですかね?寂しいなあそんなの。
貴兄がなぜ他人の姓にそんなにこだわるのか、そこをご説明いただけますか?
>家族が助け合うとか支え合うとかが必要ない「家とは、それぞれの幸せのために暫定的に集合している集団」なんですかね?寂しいなあそんなの。
寂しがる必要はありません。なぜなら僕はそんなことは言っておりませんから。
家のために個人に犠牲を強いることに異議を申し立てているだけです。助け合い支え合って、各メンバーの幸せを追求する集団でもいいですよ。
ただ僕は家を絶対視しません。夫婦が離婚できるように、うまくいかない家族が解散してもいいでしょう。逆に楽しく一緒に暮らせるのならば、姓や血縁にこだわることもないんじゃないのかな。
ゆるい認識とはそういう意味です。
いまのところ、あなたに関しては、
苦情は来ていませんので、ご安心くださいね。
>これでも一生懸命建設的な議論をしたいと思っておりますので。
その場合、できるかぎり、お尋ねされたことには
スルーしないでお答えする、
また、論点をずらしたりしないで、直接対応する、
といったことに心がけたいと思います。
それから、文章はぎっしり書かないで
適時改行を入れるなどして、読みやすくされたいと思います。
(でないと読みにくくて、他の読者に負担をかけますので。)
>もし3割も不満を抱えている人が周囲にいるなら
>自分の耳にも聞こえてくるはずです。
あなたに聞こえない理由は、ここに書いてありますよ。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/fundament/population.html
>公約(今だとマニフェスト)に織り込んでいる人が
>多数当選して法案が通っていてもいいはず。
議会勢力については、こちら。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/against.html
>貴兄がなぜ他人の姓にそんなにこだわるのか、そこをご説明いただけますか?
その部分について、サトウさまからのご説明がないですね。
(おそらくいちばん、お聞きしたいところだと思うんだけど。)
あと、サキさまがおっしゃっていた、
「感情を理不尽なかたちで押しつけるのもよくない」
というご意見に対しても、サトウさまからのお返事を
いただきたいと、わたしは思います。
>貴兄がなぜ他人の姓にそんなにこだわるのか、そこをご説明いただけますか?
正直どう答えたらいいのかわかりません。質問の趣旨が分からないからです。ここでコメントしているのは夫婦別姓には反対であるという意思表示をしているに過ぎず、キンシャチさんの質問には頭が悪いからなのか???何を聞きたいのかが読み取れないのですよ。
>うまくいかない家族が解散してもいいでしょう。逆に楽しく一緒に暮らせるのならば、姓や血縁にこだわることもないんじゃないのかな。
こだわるべきだと、思いますよ。姓にも血縁にも関係ないのならそれは仲間や友人ということであって反対派の家族観ではないのですから。年齢が40を過ぎてから気づいたのは自分や妻の両親やご先祖様に対して感謝の念が強くなってきたと言うこと。ご先祖様がいるおかげで今の自分がいるのだと思える様になってきたこと。そして次の世代へバトンタッチしていくことが大切だと思うからです。それにしてもキンシャチさんには失礼かも知れませんが感謝とか尊敬の念があるようには感じません。それでは他人の意見を傾聴することが疎かになっているんじゃないのかと心配してしまいます。
反対派にしろ賛成派にしろお互いの言い分を「それは理由になっていない」と罵り合っているのが現状のようで、反対派は家族の一体感が失われると言い賛成派は失われないなど、キーとなるその最たるものが家族観なんだと気づきました。価値観が違う人を説得することは出来ません。少なくとも自分には出来ません。お互いの主張で自分にとって自明のことが論理破綻と言われちゃうとねなんかね、「どうしてわかんねえんだよこんなこと、キーッ」てなっているんじゃないかな。お互いに相手側を「頑迷な奴」と見てしまうということでしょうか。自分の方が間違っていない正しいのだとワタクシはじめ皆さん思っているわけですから。
周囲には賛成派が一人もおりませんのでやっぱり別姓には意義を感じません。教えていただいた参照先には賛成派が結構多数いると言ってみたり自らをマイノリティ扱いしてみたり、それってどうよ?と感じます。「周囲にいないからと言って・・」論は論理破綻しているとしか思えません。夫婦別姓という言葉は随分昔から言われているのにそれを望んでいるのが周囲にいないという状況は夫婦別姓があまりに非現実的で日本人が縄文時代から(笑)築いてきた家族観からかけ離れているからなんだろうと思うわけですよ。飛躍しすぎかな?
ここで議論しようとすること自体反対派である自分は言うべきことは言い尽くしたつもりです。違和感があり感情が納得できないからですよ。理性的なつもりでしたが熱くなっていたのかも知れません。攻撃的な振る舞いをしたつもりはありませんが傷ついたという方には謝罪いたします。ゆうゆうさんはじめ理性的な方も賛成派にいらっしゃるということを覚えておこうと思います。少し頭を冷やして考えたいと思います。
こんな感じでこの件についてはフェードアウトしちゃいますがたまにはコメントしますのでその時はよろしくお願いします。
ではでは。
きれいにスルーされた私でしたとさ(笑
>正直どう答えたらいいのかわかりません。
>質問の趣旨が分からないからです。
選択制に反対するのはなぜか?という主旨です。
自分は同姓を選べるのに、他人の別姓を禁止するから、
「貴兄がなぜ他人の姓にそんなにこだわるのか」と
お尋ねされるのだと思います。
>「それは理由になっていない」と罵り合っているのが現状のようで
すくなくとも、ここにいる賛成のかたは、
根拠を挙げて理由にならないことを、
述べているのであって、罵ってはいないと思います。
>周囲には賛成派が一人もおりませんのでやっぱり別姓には意義を感じません
ご自分のまわりにいないからって、
すべてのかたが別姓にしてはならない、
という理由にはならないと、前に言いましたよ。
>教えていただいた参照先には賛成派が結構多数いると
>言ってみたり自らをマイノリティ扱いしてみたり、
あなたが思っているより、非改姓結婚を
望む人が多いと言ったのであって、
マイノリティでないとは言ってないですが?
>夫婦別姓があまりに非現実的で
>日本人が縄文時代から(笑)築いてきた家族観から
>かけ離れているからなんだろうと思うわけですよ。飛躍しすぎかな?
いえ、その家族観は明治以後です。(笑)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/against/tradition.html
>違和感があり感情が納得できないからですよ。
「感情を理不尽なかたちで押しつけるのもよくない」という
ご意見に対してどう思われますかと、お尋ねしたんです。
>たまにはコメントしますのでその時はよろしくお願いします。
その場合、できるかぎり、お尋ねされたことには
スルーしないでお答えする、
また、論点をずらしたりしないで、直接対応する、
といったことに心がけたいと思います。
それから、文章はぎっしり書かないで
適時改行を入れるなどして、読みやすくされたいと思います。
(でないと読みにくくて、他の読者に負担をかけますので。)
>きれいにスルーされた私でしたとさ(笑
スルーされましたねー。
(ほんと、きれい。(笑))