2010年06月08日

toujyouka016.jpg 既視感の共産党批判

5月29日にリンクだけしめしたエントリです。

「共産党に一票!?冗談でしょ」

共産党が票を割ったとか、反政権側の妨害をした
とかいうお話で、「共産趣味者」なら、
だれでもご存知の「いつものこと」ですね。

このエントリにつぎのような反論がありましたが、
これを見て、わたしはちょっとびっくりしました。

「釣り名人のシートン先生でも、この共産党批判はヒドイ(笑)」


6月24日付記: dj19さまのエントリに関して、
いくつか、わたしが誤解がありましたので、
これらについて、あらためておわびもうしあげます。
以下はdj19さんがそうだと言っているわけではありません。

また、以下のエントリとコメント欄も、ご参照ください。
http://taraxacum.seesaa.net/article/152743278.html

 
...と言っても、共産党をかばっているから、
びっくりしたのではないですよ。
共産党に投票したいなら、「どうぞご自由に」と思います。

わたしがびっくりしたのは、内容から察するに、
シートンさまのお書きになったようなお話を、
いままで聞いたことがないみたいだったからです。
(「この手の批判をする人たちを結構みてきました」と
あるけれど、「え?そうなの?」と思いましたよ。)

また、こんなのや、こんなのを見ていると、
本当に初耳のかたも結構たくさんいると思われます。

わかっていて共産党を支持するなら、
「よりまし」の結果でしょうから、それでいいと思います。
ご存知ないとなると、さすがに問題だと思うので、
すこしだけ事情をお話しておくことにします。


シートン先生がお書きのような、
「共産党の分断」は、じつは、むかしから、
日本中いたるところで起きていることです。
2001年の静岡県知事選に限ったことではなく、
容易に一般化できるもので、「笑」をつけても、
「ヒドイ」ものではない、ということです。

このあたり、示唆に富んでいるのが、
だいぶ前にご紹介の、お玉おばさんのお話ですね。
2007年の東京都知事選と、2009年の神戸市長選ですが、
「共産党が票を割った」という批判は
どちらの選挙のときも、しっかりありました。

ところが、都知事選では、お玉おばさんは、
無邪気に(?)、「正義の共産党」を
応援していたのですが、神戸のときには
「共産党の分断」を批判していたのでした。

共産党に対するスタンスがシフトしたのは、
神戸市長選は、自分が有権者で、しかも市政の変革を
望んでいた選挙だったからでしょう。
このように自分の生活が直接かかわってくると、
「共産党の分断」が、うっとうしくなるわけです。


「正義の共産党」を支持する人たちも、
共産党の候補が、通常は当選しないことくらい、
じゅうじゅう承知だろうと思います。
となると、当選の見込みがないと、だれでもわかる候補者を、
いつまでも支持できるメンタリティはなんなのか、
という疑問がわいてきます。

わたしもよくわからないですが、つぎのエントリで
お話されていることではないかと思います。
いわば「正義への殉教」とでも呼べるものです。

「都知事選(2007年)から見えたもの」


ようするに、「現実を変革するために、妥協をする」よりも、
「現実が変革しないまま、きれいごとを吐く」
ことが大事なのだろう、ということです。


かかる「正義への殉教」は、自分の生活が
直接かかわらないからできることです。
そして、自分の生活に直面しないかぎり、
「正義への殉教」は決してやめないと思います。
わたしが、シートンさまに、もうしあげることが
あるとしたら、つぎのようになるでしょう。

「ご自分の意見を開示する意義は、
じゅうぶんあると思うけれど、理解を得ることは、
ほとんど不可能だと思います。
共産党のやっていることの「意義」は、
自分の身に降りかからないかぎり、
めったなことではわからないことだからです」

posted by たんぽぽ at 06:45 | Comment(25) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
おわび:

シートンさま、ごめんなさいね。

TBを送ってから、記事を丸ごと削除して、書き直して、
もう一度アップロードして、またTBを送ったので、
TBがふたつ(そのうちひとつはデッドリンク)に
なってしまいました。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月08日 07:04
共産党に投票する人は別に共産党の当選を期待しているわけじゃなく
やはり、批判票として共産党が一人でも0.何%かでも得票を
伸ばすことが支配層への脅威になるという考え方、
自民党支持者の中にも共産党へ投票するという人もいるとのことですから、
自分もそういう青臭い投票行動をしてたこともありますよ。
Posted by pulin at 2010年06月08日 08:46
前回、衆議院選挙のときは共産党にいれましたが、今度は棄権します。共産党って、ちょっとキモいですね。
Posted by ハイマートローゼ at 2010年06月08日 17:58
===
「正義の共産党」を支持する人たちも、
共産党の候補が、通常は当選しないことくらい、
じゅうじゅう承知だろうと思います。
となると、当選の見込みがないと、だれでもわかる候補者を、
いつまでも支持できるメンタリティはなんなのか、
という疑問がわいてきます。

わたしもよくわからないですが、つぎのエントリで
お話されていることではないかと思います。
いわば「正義への殉教」とでも呼べるものです。
===

このようなトラックバックをわたしのところへ送ってくるのですから、わたしに向けたものだと判断しますが、このような書き方をされると、まるでわたしが「当選の見込みがないと、だれでもわかる候補者を、いつまでも支持」する共産党信者だと誤解されますので迷惑しています。このようなトラックバックは共産党の方針に盲目的に従う共産党信者の方に送るべきでしょう。

上記のエントリが、わたしに向けたものであるのならエントリの訂正を要求します。


一応書いておきますが、
わたしは共産党を支持していますが、別に熱心な支持者ではありません。ただ共産党よりマシな政党が他にないので支持せざるを得ないというだけです。もちろん党員でもありませんので、党の方針に従ういわれもありません。
○○党だから支持するとかで無く、議員個人の政策などを投票判断の基準にしています。
実際、選挙では、比例は共産党に入れるようにしていますが、選挙区では共産党候補者があまりに弱いので投票していませんし、県知事選でも民主党の候補に投票しています。(http://d.hatena.ne.jp/dj19/20090327/p1
4年目になるブログでも、これまで共産党をメインにしたエントリはほとんど書いていないはずですし、「みなさん共産党に投票しましょう」みたいなことは、たぶん一度も書いていないと記憶しています。


ちなみに、わたしは、誰がどの政党に投票しようが、それは本人の自由であり、直接・間接的に地方行政や国政に参加する権利の行使であり、本人が自分の意思でそれを決定をしたのであれば、その投票行動は尊重されるべきだと考えています。(もちろん、それが民主党議員には帰化が多いとかいったたぐいのレイシズムに基づくようなものは論外として)

そのような考えを持つので、いかなる政党の支持者(信者)に向けたものであれ、「支持できるメンタリティ」だとか「正義への殉教」といった言葉に、非常に不快にさせられます。

今回、シートン先生のエントリを批判しようと思った動機も、「共産党に一票!?冗談でしょ」というタイトルに反感を持ったからです。
Posted by dj19 at 2010年06月08日 22:27
===
シートン先生がお書きのような、
「共産党の分断」は、じつは、むかしから、
日本中いたるところで起きていることです。
2001年の静岡県知事選に限ったことではなく、
容易に一般化できるもので、「笑」をつけても、
「ヒドイ」ものではない、ということです。
===


「日本中いたるところで起きている」からとか「一般化できる」からとか、それを根拠に「ひどくない」ということにはなりません。
例えば、自己責任論というのは日本にはかなり深く浸透し一般化しているように見えます、だからといって、それはひどくないということにはならないでしょう。
人種差別が日本中いたるところに蔓延しているからといって、それはひどくないということになりますか?
「ひどい」のか「ひどくない」のかの判断なんてものは、その人の主観に頼るところが大きいですし、「ひどい」の定義もあいまいなものです。
わたしはひどいと感じた、でもあなたはひどいと思わない、それなら別に問題ないのですが、「ひどいものではない」とする根拠が「容易に一般化できるから」や「むかしから、日本中いたるところで起きていること」と主張するのであれば、それは間違っていると申し上げます。


なお、わたしがひどいと感じたのは自分のエントリの一番最初で批判している以下の理不尽な共産党批判です。

(シートン先生の共産党批判。)
===
結果はあっけないものでした。石川氏は100万以上の票を集め圧勝しました。水野氏は56万、共産党候補の鈴木氏が10万弱。ですから、共産党が鈴木氏を立てなくても勝ち目はなかったかもしれません。

共産党が自らの主張に拘るために、逆に自らの主張と遠い結果を生んでしまう。静岡空港の例はもっとも典型的な例でした。
===
(これに対する、わたしの批判。)
===
共産党の票を足しても勝てないものを、どうすれば共産党の戦略が悪いからと責任転換できるのでしょうか。共産党が頭の固すぎる組織だったり、戦略が悪かったり、そういった党としての欠陥に対する批判ならともかく、自分が支持する候補者の戦略の無さを棚に上げ、選挙協力しないからという理由でスケープゴートに利用するのはいかがなものかと思います。
===


さらに補足させてもらうなら、この共産党批判が仮に、水野氏と共産党候補の鈴木氏の得票数を足した場合、石川氏に勝てていたのなら、わたしも理不尽な批判だとは考えなかったでしょう。自分のエントリでも「共産党の戦略がダメというのは、わたしもそう思うときが多いですよ」と書いている通りです。共産党が批判されてもしかたがないところは多々あると思っています。ですから正当な理由できちんとした根拠に基づく共産党批判であるなら、おおいにやってもらえばいいと思っています。ただし、それをわたしが読むか読まないかはわたしが判断することですが。
Posted by dj19 at 2010年06月08日 22:38
===
このエントリにつぎのような反論がありましたが、
これを見て、わたしはちょっとびっくりしました。
「釣り名人のシートン先生でも、この共産党批判はヒドイ(笑)」
...と言っても、共産党をかばっているから、
びっくりしたのではないですよ。
共産党に投票したいなら、「どうぞご自由に」と思います。

わたしがびっくりしたのは、内容から察するに、
シートンさまのお書きになったようなお話を、
いままで聞いたことがないみたいだったからです。
(「この手の批判をする人たちを結構みてきました」と
あるけれど、「え?そうなの?」と思いましたよ。)
===


いえ、いえ、こちらのほうです。びっくりしたのは。
「この手の批判をする人たちを結構みてきました」と正直に書きましたが、まさか他人からこの部分を否定されたり疑問を持たれたりするとは思いませんでした。
「いままで聞いたことがないみたいだったからです」というのは何を根拠におっしゃっているのでしょうか?
ここでいちいちその個別の選挙事例を羅列することは無駄な労力であると考えるのでしませんが、4年も政治関連の話題を扱うブログを続けていれば、地方選挙や国政選挙のたびに、この手の共産党批判をする人たちを、もう、うんざりするほど見てきましたよ。
Posted by dj19 at 2010年06月08日 22:49
pulinさま、コメントどうもです。

リンクしたブックマークを見ても、
そういうご意見のかたは、ちらほら見かけますね...

でも、それも、アルバイシンの丘さまの言う、
「殉教」ではないかと、わたしは思うのですよね...
Posted by たんぽぽ at 2010年06月09日 01:46
ハイマートローゼさま、いらっしゃいませ。
コメントありがとうです。

>今度は棄権します。

おや、もしかして、わたしのブログをご覧になって、
そういうお考えになった、ということかしら?

そうだとしたら、わたしは、エントリで
「理解を得ることは、ほとんど不可能」と書いたけれど、
そうでななく、納得していただけるかたもいらした、
ということになりそうですねー。


>キモい

なんていうのかな...
宗教チックなものを、わたしは感じますね。
(ハイマートローゼさまが、そう感じられた
「つぼ」とは違うのかもしれないけど。)
Posted by たんぽぽ at 2010年06月09日 01:48
dj19さま、いらっしゃいませ。
わたしのブログにお越しくださり、ありがとうございます。

たくさんコメントをいただき、どうもありがとうです。
でも、それを読んで検討する時間が、いまはないので、
お返事はのちほどとしたいと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月09日 01:49
人間はなかなか功利的には動けなかったりする人もいるし
右翼でなく日米安保には絶対反対ということがその人の大きなテーマだったら
自民党も民主党もまとめて論外、且つ棄権したくなかったら
共産党しか行き場がなくなるのではないでしょうか。
Posted by pulin at 2010年06月09日 08:55
dj19さま

あらためて、いらっしゃいませ。
いただいたコメントについて、返信したいと思います。
わたしのほうでも、いくつか誤解があったので、
もうしわけなかったと、はじめにおわびしておきます。


>上記のエントリが、わたしに向けたものであるのなら
>エントリの訂正を要求します

はじめに、あなたのスタンスですが、
わたしはつぎのようだと考えていました。
これが合っているかどうかはともかく、
「共産党信者」とは、あなたのことを考えてはいませんよ。
========
わたしがびっくりしたのは、内容から察するに、
シートンさまのお書きになったようなお話を、
いままで聞いたことがないみたいだったからです。
(「この手の批判をする人たちを結構みてきました」と
あるけれど、「え?そうなの?」と思いましたよ。)
========

あなたのエントリが、共産党やその支持者を
客観視しているのは、文章からわかることです。
それに対する、わたしのこのエントリも、
共産党に対して、第三者的立場にある人を
想定していることは、わかるだろうと思います。

あなたのエントリを見た人は、
「シートンさまは、共産党に関して、
おかしなことを言っている」と受け取るでしょう。
しかし、シートンさまは、妥当なことを言っていると
わたしは思うので、対抗言論が必要と考えました。

これが、あなたのエントリに、TBを送った動機です。
ただ、不本意な誤解をまねいたようですので、
つぎのエントリで、おことわりを入れたいと思います。


>わたしは、誰がどの政党に投票しようが、それは本人の自由であり

これは、シートンさまにもあります。
なので、「共産党にだけは投票したくない」という
シートンさまの自由を、尊重してあげてください。

もちろん、「自由」というからには、
シートンさまが、ご自分の考えを開示することも、
ほかのかたの賛同を求めるのも自由ですよ。


>「支持できるメンタリティ」だとか「正義への殉教」といった言葉に、

一般に、当選の見込みのない候補者へ投票するのは、
むなしいと考える人が多いですから、
それを何度もくり返せる人は、特別な精神力に
支えられていると考えられます。
そうした「支持できるメンタリティ」が、
考察の対象になるのは、とうぜんだろうと思います。

「殉教」は、アルバイシンの丘さまの
エントリから借用したことばです。
リンクさきを、ご覧になればわかるとおり、
批判的なニュアンスはないつもりです。
http://papillon99.exblog.jp/12390633/#12390633
http://papillon99.exblog.jp/12462032/#12462032
Posted by たんぽぽ at 2010年06月09日 23:57
>「日本中いたるところで起きている」からとか
>「一般化できる」からとか、それを根拠に
>「ひどくない」ということにはなりません。

これは、つぎのくだりを見て、
「シートンさまは、ご自分の体験だけで、
共産党を強引に一般化しているのでひどい」と
おっしゃりたいのだと、わたしは思ったからです。
========
だいたい、いまって2010年ですよ。
2001年の1地方都市の選挙事例でもって、
共産党の存在意義そのものを否定しようとするのは、
ちょっと性質の悪い批判のやり方ではないかと思います。
最近の選挙では共産党は立候補を立てなかったり、
選挙協力をしている事例がいくつもあるってのにさ。
========

それで、「ひどい」の意味が「強引な一般化」なら、
容易に一般化できるならひどくないと考えて、
「日本中いたるところで起きている」と言及したしだいです。


>わたしがひどいと感じたのは自分のエントリの
>一番最初で批判している以下の理不尽な共産党批判です

ああ、「ひどい」とは、そういうことでしたか。
これは大変失礼しました。

ただ、共産党のやっていることは、
対立候補の当落に関係なく同じなので、
共産党の票を足して届いたかどうかは、
あまり本質的でないと、わたしは思います。

足して届かなければ、共産党だけでなく、
対抗候補の実力も足りなかった、ということになります。
単純に、共産党のしたことはいっさい
関係なかったとは、かぎらないと思いますよ。


>「いままで聞いたことがないみたいだったからです」
>というのは何を根拠におっしゃっているのでしょうか?

これは、上述の引用部分です。
「2001年の1地方都市の選挙事例で」とあるので、
こういうことは、シートンさまの経験された、
静岡県知事選にかぎったお話で、一般的でないと、
考えていらっしゃるのだなと思ったのです。

あとに続いている、「共産党の戦略がダメというのは、
わたしもそう思うときが多いですよ」は、
具体的にどんなことなのかは、わからなかったです。


>4年も政治関連の話題を扱うブログを続けていれば、
>地方選挙や国政選挙のたびに、この手の共産党批判をする人たちを、
>もう、うんざりするほど見てきましたよ。

そうですよね。
わたしも誤解があったみたいで、これについては、
本当に失礼しましたと、あらためておわびもうしあげます。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月10日 00:01
dj19さま

あと、わたしは、いわゆる「共産党信者」でなく、
共産党に対して、比較的コミットの浅い人を意識して、
このエントリを書いています。

内情に立ち入らず、すこし離れたところから見ると、
共産党は、とても立派なことを言っている
「正義の殿堂」のように見えると思われます。
なので、ここへ投票することは、清く正しいように
思えるだろうと思うからです。

エントリで引き合いに出した、
2007年の都知事選のころの、お玉おばさんも、
ブックマークをつけた人たちの多くも、
おそらく「比較的コミットの浅い人」だろうと思います。

それで、そうした、コミットの浅い人たちでも、
自分の生活に降りかかってくるまでは、
「正義の殿堂」が、「うとましい妨害者」に
なかなか見えてこない、ということだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月10日 03:08
pulinさま

>人間はなかなか功利的には動けなかったりする人もいるし
>右翼でなく日米安保には絶対反対ということがその人の大きなテーマだったら
>自民党も民主党もまとめて論外、且つ棄権したくなかったら
>共産党しか行き場がなくなるのではないでしょうか。

必要なことがわかった上で判断して
「よりまし」だというのなら、共産党に投票しても、
「どうぞご自由に」と思いますよ。 

(「絶対だめ」とは言ってないです。
「わたしはだめ」という人の理解はしてほしいけど。)
Posted by たんぽぽ at 2010年06月10日 03:10
===
>わたしは、誰がどの政党に投票しようが、それは本人の自由であり

これは、シートンさまにもあります。
なので、「共産党にだけは投票したくない」という
シートンさまの自由を、尊重してあげてください。

もちろん、「自由」というからには、
シートンさまが、ご自分の考えを開示することも、
ほかのかたの賛同を求めるのも自由ですよ。
===

わたしはシートン先生の「共産党にだけは投票したくない」という自由を侵していないでしょ。
具体的にどこの箇所のことでしょうか。
批判したかったのは、わたしが「理不尽な共産党批判」だと感じた部分です。
そして、直接・間接的に地方行政や国政に参加する権利の行使である個人の投票行動を尊重しない
態度です(同じことは最初のコメントでも書いています)。

具体的にはシートン先生の次の言及箇所になります。
===
共産党に一票!?冗談でしょ
「共産党に票を入れる」と表明されているようです。
「他に適当な政党がないから」共産党に投票するよ(kojitakenの日記)
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100518/1274136598
民主も自民も嫌なら共産党(vanaroralの日記)
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20100517
お気持ちは判るんですが、ちょっと考えて欲しいところですね。
今度の選挙では共産党に入れる、という人にも少し考えて頂きたいものです。
===
Posted by dj19 at 2010年06月10日 08:52
===
これが合っているかどうかはともかく、
「共産党信者」とは、あなたのことを考えてはいませんよ。
===
そうであるなら、エントリのトップに私のブログのリンクを貼り、その下段で
===
「正義の共産党」を支持する人たちも、
共産党の候補が、通常は当選しないことくらい、
じゅうじゅう承知だろうと思います。
となると、当選の見込みがないと、だれでもわかる候補者を、
いつまでも支持できるメンタリティはなんなのか、
という疑問がわいてきます。
(以下略)
===

このような言及がされると、私のことを知らない人が読んだ場合に、そのような支持者だと誤解され
ますので、わたしへの言及でないことがはっきりと分かるよう該当エントリの訂正を求めます。
Posted by dj19 at 2010年06月10日 09:02
他のコメントについては、噛みあっていない箇所もあり、仮に、ここで延々と議論し
てみたところで、お互いにとって生産的なものになるような気がしてきませんので、
これ以上の言及は控えようと思います。

それと、もしかしたらここでのやり取りをわたしのブログに転載させていただくかも
しれませんので、予めご了解ください。
Posted by dj19 at 2010年06月10日 09:17
dj19さま
またコメントありがとうございます。

もうしわけないですが、読んで検討する時間が、
いまはないので、お返事はのちほどとしたいと思います。
(お返事が遅れてばかりですみませんです。)
Posted by たんぽぽ at 2010年06月10日 23:31
dj19さま(はじめのコメント)

前にあなたからいただいた、つぎのコメント、
これを見て、「どの政党に投票しようが自由」だから、
「不快にさせられ」たり、「反感を持った」りする批判は、
「投票の自由の侵害だ」と言いたいのかと思ったんですよ。
(文面を見るかぎり、わたしはそう思えた。)

========
ちなみに、わたしは、誰がどの政党に投票しようが、
それは本人の自由であり、直接・間接的に
地方行政や国政に参加する権利の行使であり、
本人が自分の意思でそれを決定をしたのであれば、
その投票行動は尊重されるべきだと考えています。
(もちろん、それが民主党議員には帰化が多いとかいったたぐいの
レイシズムに基づくようなものは論外として)

そのような考えを持つので、いかなる政党の
支持者(信者)に向けたものであれ、
「支持できるメンタリティ」だとか「正義への殉教」
といった言葉に、非常に不快にさせられます。

今回、シートン先生のエントリを批判しようと思った動機も、
「共産党に一票!?冗談でしょ」という
タイトルに反感を持ったからです。
========

それで、「わたしや、シートンさまの批判が
投票の自由の侵害に当たるなら、あなたのなさった批判も
そうなるのでは?」と思ったしだいです。

つまり、共産党に投票したい、というかたには、
「どの政党に投票しようが自由」を主張するけど、
共産党には投票したくない、というかたには、
「共産党へ投票する自由の侵害だ」と言うことで、
「投票したくない自由」をかえって
阻んでいるんじゃないかと思ったわけです。

わたしの思い過ごしでしたら、大変失礼しましたとおわびします。


ついでですが、「冗談でしょ」や「殉教」に、
不快や反感をお持ちですが、おなじように
「ヒドイ(笑)」にも、不快や反感を持ちうるかたがいることを
ご理解いただけたらと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月11日 12:34
dj19さま(ふたつめのコメント)

>このような言及がされると、私のことを知らない人が読んだ場合に、
>そのような支持者だと誤解されますので、
>わたしへの言及でないことがはっきりと分かるよう
>該当エントリの訂正を求めます

ご指摘の箇所は、一般論であって、
特定のだれかではないと、わかると思いますが...
(余談だけど、お玉おばさんが見たら、
「お玉のこと書いてる!」と言いそうな気がしてきた。(苦笑))

あるいは、「自分は共産党信者と思われたくない」
ということでしたら、前のコメントでお話したように、
「「正義の共産党」を支持する人たちも」以下は、
「比較的コミットの浅い人」を意識して書いています。

それでも、気にされているようなので、
6月10エントリを、6月8日エントリからリンクして、
おことわりしておくことにします。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月11日 12:37
dj19さま

>このようなトラックバックをわたしのところへ送ってくるのですから、わたしに向けたものだと判断しますが、このような書き方をされると、まるでわたしが「当選の見込みがないと、だれでもわかる候補者を、いつまでも支持」する共産党信者だと誤解されますので迷惑しています。このようなトラックバックは共産党の方針に盲目的に従う共産党信者の方に送るべきでしょう。

お気持ちはよくわかりますが、誤解されるのも仕方がないかと・・・なぜなら、貴兄の文章には共産党信者独特の言い回しがあります。具体的には「オール与党」。

一般に共産党信者と呼ばれる人は統一地方選のことを「いっせい地方選」と言いますよね?そんな独特の用語遣いから、信者かどうか推し量られるところも多いのです。

そのあたり、今後注意しながらblogなどを書かれるとよいのではないでしょうか?その方が確実に誤解が減ります。
Posted by ぶさよでいっく at 2010年06月12日 01:08
ぶさよでぃっくさま、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。

>独特の用語遣いから

長くブログを書いていると、あか抜けて来るのかな?
よい意味でも、悪い意味でも、だけど。

用語の使いかたは、ちょっとの注意でできることですからね。
dj19さまも、検討してみてはと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月12日 13:12
ところで、共産党寄りの人たちは、
「植草信者」「小沢信者」「民主党信者」など、
「信者」ということばを使うことがありますね。

http://d.hatena.ne.jp/dj19/20100526/p1
|しかしどうも、民主党や小沢さんの信者さん
|(たんなる支持者ではなく)のような方たちは、

http://d.hatena.ne.jp/dj19/20090714/p1
|昨今の政治系ブログというと、自民党・民主党、両党の一部の
|「信者ブログ」が、ひたすらアジテーションを繰り返すなど、

これに対して、該当するかたから、
「私は信者ではない」と批判されたり、
「そういう支持者と誤解されるから書き直せ」と
エントリ作者のところへ来て、書き直すまで抗議された、
なんてことはあるのかな?

いえ、そういう光景って、見かけないもので...
(え? 自分の「信者」という評価は正当だけど、
他人の「信者」という評価は不当だから、いいんだって?)


ちなみに、わたしは、このエントリでは、
「共産党信者」ということばは、もともとは使ってないですよ。
これはdj19さまが、このコメント欄で持ち出したものです。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月13日 21:53
それにしても、半年前みたいな、
怖いことにならなかったのはよかったです。
(まじめなお話、いまなら、わたしのブログなんて、
つぶそうと思えば、つぶせるでしょうからね。)

(某Lの人なんかとはぜんぜんちがって)、
議論になってもだいじょうぶであろう、
"chivalry"のありそうなかたにしたのではありますが。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月16日 00:12
コメントするかたは、もういないみたいなので、
このコメント欄は閉鎖したいと思います。

このあと、まただれかに乱入されたら、
荒らされるともかぎらないですので。
Posted by たんぽぽ at 2010年06月19日 11:31

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