とてもいいものを見つけました。
これは熟読ですよ。
「第174通常国会が閉会」
今国会の政府提出法案の成功率は、55.6%で過去最低でした。
民主党政権がはじまって、最初の通常国会は、
きわめて不本意な結果となってしまいました。
エントリを見るに、民主党内部の原因で、
もっとも大きいのは、「小鳩体制」そのもので、
とくに小沢一郎氏の影響の強さのようです。
小沢氏とその「とりまき」に冷ややかな
宮崎さんのことですから、そのあたりは割り引いたとしても、
この見かたは妥当ではないかと、わたしも思いますよ。
とくに、政策調査会(政調)の廃止と、
議員立法の禁止が、かなり響いたと思います。
これが法案作成にかかわれない議員の
フラストレーションを増やし、
内側から足を引っ張ることになったようです。
会期の前半は、懸案された予算の編成も
スムーズに進み、わりあい順調でした。
会期の後半に入ってから、足が鈍り出したようです。
エントリには出て来ないのですが、
会期のほぼ真ん中だった、民法改正と外国人参政権の
閣議決定ができなかったあたりから、
調子が崩れはじめたのではないか、
というのが、わたしの印象ですよ。
これら2法案も、議員立法で発議できれば、
難無く成立していたところでしょうからね。
「民主党らしさ」をかもしだしていると言える
これらふたつの法案の頓挫は、その後の暗雲の
予兆だったように、いまにしてみれば思います。