まあ、読んでみてください。
今国会の「総括」みたいなお話だけど。
「国会が終わってしまいました」
いろいろとコメントはあるのですが、
ここでは以下の部分について、取り上げたいと思います。
========
さて今後の見通しですが、一般論でいえば
通常国会で成立できなければ
次の通常国会まで待たなくてはなりません。
秋には臨時国会が開かれますが、
おそらく臨時国会では会期が短く審議されないでしょう。
通常国会は年明け早々に開きますが、冬の間は予算に集中し、
予算が終わって初めてほかの案件が審議されます。
そして会期末はたいてい6月なので、3〜4月の間に
法案提出の閣議決定が成されないと時間が足りません。
========
そうなんですよね。
民法改正はいつも「後まわし」です。
このあたり、家族やジェンダーに関することが、
軽視されていることの、現れでもあると思います。
それでも、臨時国会の会期がわりあい長く、
3か月くらいあれば、もしかしたら、
民法改正の審議も、入れてくれるかもしれないです。
通常国会で、閣議決定できず、流れたのですから、
本来なら、優先してくれてよさそうなものです。
こんどの参院選はいつもより早めですから、
選挙後の改造内閣はあると思いますが、
1か月あれば、閣僚人事が決まるとして、
8月中に臨時国会がはじまるかもしれないです。
9月に民主党の代表選があります。
菅直人氏が無投票で再選となれば、
国会が中断されないですから、
かなりの長さの会期が期待できそうです。
そのためには、菅政権が安定している必要があります。
9月に代表選があって、毎年恒例(?)の
首相交代劇があると、首班指名やら組閣人事やら
所信表明やらで、時間を取られることになります。
一般の法案が審議されるのは10月に入ってからでしょう。
そうなると、民法改正法案の審議はないかもしれないです。
臨時国会の最初のほうは、常会の閉会前に
予定していた郵政改革法案で、
時間をいっぱい取られそうなんですよね。
このせいで、民法改正法案が審議されなかったら、
亀井静香は2度までも...となりますが。
8月か9月に、mネットが院内集会を開いて、
「民法改正法案の審議をやれ」と関係議員と関係閣僚に
プレッシャーをかけるかもしれないです。
国会の召集と会期のページを紹介しておきます。
過去の例を見ると、臨時国会は早いときでも、
9月の後半から始まっていますね。
そして、会期が3か月以上になることは、あまりないです。
「召集と会期」
「資料集:国会会期一覧」
あと、前にも触れましたが、政策調査会(政調)が、
復活して、参院選後に動き出す見通しです。
これで議員立法が増えると思うので、
こちらにも、すこし期待しているところです。
「政調復活、1年生と立候補予定者も歓迎」