いくつかの選挙予想を並べてみます。
(1)「“菅効果”追い風で民主59、自民35大惨敗 参院選予測」
(2)「民主18、自民11…首相交代で大躍進、参院選1人区予測」
(3)「民主、過半数微妙 50議席台前半か 朝日新聞序盤調査」
(4)「民主50台、自民45前後か 参院選情勢」
(1) 6月17日
民主59議席 - 自民35議席
(2) 6月22日
1人区で民主18議席 - 自民11議席
(これくらい1人区で取れたら、民主の全議席は60を超えそう。)
(3) 6月26日
民主54議席 - 自民41議席
(4) 6月27日
民主52議席 - 自民46議席
あとのほうへ行くほど、民主の議席が減って、
自民の議席が増えています。
新聞社や評論家によって、調査や計算のしかたに
違いがあるとはいえ、ちょっといやな感じです。
消費税増税は思ったほど注目されていないですし、
深刻な予想議席の後退を、もたらしてもいないようです。
しかし、停滞の原因ではありそうです。
(予想議席後退のメインの原因は、たぶんほかにあるのでしょう。)
民主の議席と自民の議席を合わせると、
94-98になりますから、ほぼ一定と見ていいかもしれないです。
ほかの政党も予想議席の増減はありますが、
全部合わせると、ほぼゼロと考えられそうです。
したがって、民主が落とした議席は、
まちがいなく自民が取ると見なしてよいでしょう。
この参院選は、「民主が安定政権を確立できるか」の
選挙と言われますが、それ以上に、
「自民がどれだけ息を吹き返すか」の
選挙でもあるのだと思います。
2010年06月30日
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Weblog: 静かなる革命2009
Tracked: 2010-07-03 22:18
「参院選、菅“オウンゴール”で情勢激変 民57・自40」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100702/plt1007021621004-n2.htm
消費税増税で、民主党の勢いが下がったというんだけど、
57議席取れれば「万歳」じゃないかな?
(6月中旬と比べても、2議席しか減ってないし。)
新聞社の予測とくらべると、民主に甘くなってますね。
それから、自民党も40議席前後では、現有議席から増えても
「勝った」とは言いがたいですね。
(45議席取ったら、「勝った」と言えそうだけど。)
ぜんぜん話題にならないんだけど、
2004年の参院選で、民主党は消費税増税を公約にして
選挙に勝ったことは、どう評価するのかな?
自民にはじめて勝ち越したのもすごいけど、
それ以上に、消費税増税を公約にして勝ったことのほうが、
特筆することのように、わたしは思うのだ。