もうひとつ、こちらは読売の『ボートマッチ』です。
http://vote.yomiuri.co.jp/
こちらは残念ながら夫婦別姓の設問がないです。
(前回はあった。)
そのかわり、というわけではないでしょうけれど、
温室効果ガスの削減とか、裁判員制度とか、
「えらぼーと」になかった政策が出ています。
そういえば、こんなのもあったと、思い出すものもありますよ。
政党ごとの回答であって、候補者個人の回答はないのですが、
各政党からの短いコメントもついていることがあって、
党としてのスタンスはわかりそうです。
1. 温室効果ガスの削減
2020年までに1990年比で25%の温室効果ガスを削減すべきである
賛成:民主、公明、共産、社民、みんな
反対:自民、国民新、たちあがれ、新党改革
この法案は衆院だけ可決して終わった。
5. 高校無償化
公立高校の授業料を、親の所得に関係なく無償化すべきである
賛成:民主、公明、共産、社民、国民新
反対:自民、みんな、たちあがれ
どちらでもない:新党改革
みんなの党は、「所得の高い人には不要。むしろ奨学金の充実」
なんて言っている。
6. 教員免許更新制
現行の教員免許更新制を廃止ないしは大幅に見直すべきである
賛成:民主、共産、社民
反対:自民、公明、国民新、みんな、たちあがれ
どちらでもない:新党改革
公明は「必要な見直しは適宜行う」とは言っている。
10. 年金制度の一元化
全ての年金制度を統合し、一元化すべきである
賛成:民主、社民、みんな
反対:自民、公明、共産、たちあがれ、新党改革
どちらでもない:国民新
社民の「転職や結婚などで移動する必要のない、
公平でわかりやすくい制度に」が、とても生活者的で、
わたしは好感が持てた。
12. 後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度を廃止すべきである
賛成:民主、共産、社民、国民新、みんな
反対:自民、公明、たちあがれ
どちらでもない:新党改革
公明は「必要な改善は進める」だそうだ。
14. 最低賃金の引き上げ
最低賃金を一律1,000円に引き上げるべきである
賛成:公明、共産、社民
反対:民主、国民新、みんな、たちあがれ、新党改革
どちらでもない:自民
もともと民主の公約なのに、800円に引き下げたものだから、
「反対」に入れられているのが悲しい。
21. 裁判員制度見直し
裁判員制度を大幅に見直すべきである
賛成:共産、社民、国民新党
反対:民主、自民、公明、みんな、たちあがれ
どちらでもない:新党改革
社民のコメントがとてもくわしい。
「性犯罪被害者については、裁判員制度と職業裁判官の
選択制にする」と、性犯罪被害者への配慮も言及されている。
民主は「制度に生じ得るさまざまな課題を検証し
適切な対応に努める」だそうだ。
22. 取り調べの可視化
取り調べの可視化を進めるべきである
賛成:民主、公明、共産、社民
反対:自民、国民新、たちあがれ
どちらでもない:みんな、新党改革
取り調べ可視化がなかなか進まないのは、
国民新党の影響もあるのだろうか?
2010年07月02日
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自分の一番近いのは社民党になりました。
読売のではダントツ社民党、毎日のでは各党さほど差がなく一番が社民党。
社民党でも悪くはないのですが。今回投票するかというと?
どちらのボートマッチもやや誘導尋問的に感じられたので、
自分の基本的スタンスの範囲内で、誘導尋問の裏をかくような
答え方をした結果かもしれません。
消費税増税の設問に「財政再建のため」なんて
条件がついていたりして、ちょっと複雑なものもありますね。
福祉目的の増税なら容認、という人は、
これは反対するのではないかと思います。
(作成者としては、それでもいいのかと思ったけど。)
あと、エントリにも書いたけれど、
最低賃金のように、800円に引き下げたので、
民主が反対に入れられる、なんてのもちょっとあって、
それで距離が遠くなるのも、ありそうに思います。