とつぜんですが、文部科学省が「ヤマト」とタイアップです。
宇宙開発事業の解説ページです。
「文部科学省×Space Battleship ヤマト」
それにしても、なぜに文部科学省がヤマト?という感じです。
子どもが興味を持ってくれて、理解してくれれば、
なんでもいいとも言えるのですが。
というのは、『宇宙戦艦ヤマト』は、「その後の日本の
右傾化にかなり影響しているのではないか」とか、
結構問題含みらしいと、わたしは聞いてもいるからです。
そこで、IDコールで、なにか意見あります?(笑)と
わたしは、お尋ねしてみたのですよ。
そうしたら、お返事をいただけました。
お答えくださって、ありがとうございます。
「今頃『ヤマト』」
以下いくつか見ていきたいと思います。
現代的&ネット的ひねりが、なかなか楽しいですよ。(笑)
>なぜヤマト?
これは、まじめに考えるところですね。
「現在(キャリアであれノンキャリアであれ)
文部科学省の実務を仕切っているのは
昔『ヤマト』にはまった40代半ばくらいの世代なんだ
ということに尽きるのでは?」というだけのこと
なんだろうと、わたしも思います、はい。
>事業仕分け
「戦艦ヤマト」は、事業仕分けの対象となっている
というのは、いかにもありそうですね。
(この場合、民間資金の導入を受けるので、
船体は企業の広告だらけになってるそうだ。(笑))
漢字で書く「戦艦大和」は、「無駄なテクノロジー」の
代名詞で使われることがありますからね。
本当に仕分けされた、理研のコンピュータは、
こちらの記事で「戦艦大和」と言われていました。
「戦艦大和」が仕分けられるなら、「戦艦ヤマト」も
仕分けされている可能性が高いというものです。
>陰謀論
これは受けました。(笑)
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100718/1279470669
========
「ヤマト」は実はイスカンダルへは行っていなかった
という事実をソエジマとかウエクサという名の主人公が
悪徳ペンタゴンやら「悪代菅」の妨害を撥ね退けて
暴露するというストーリーにする。
『カプリコン・1』みたいに。
========
ところで、「イスタンガル行き」はでっちあげで、
ソエジマたちは、でっちあげの事実を暴く、
正義の主人公なのでしょうか?
それとも、「イスタンガル行き」は事実で、
ソエジマたちは、陰謀論にとりつかれた、
茶番を演じる主人公なのでしょうか?
『カプリコン・1』は、「NASAが火星旅行をでっちあげた」
というSFで、ムーンホークスをヒントにしたものです。
その『カプリコン・1』みたいとすると前者なのかな?
主人公のソエジマが、漢字で書く「副島隆彦」氏と
同じ役割を果たすとすると後者になるかな。
2010年07月21日
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文部科学省と映画「SPACE BATTLESHIPヤマト」がタイアップ
Excerpt: 文部科学省のWebサイトの中に、映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」とのタイアップサイトが設けられています。主人公の古代進から子どもたちに、宇宙の夢と未来のメッセージを発信するということら..
Weblog: windy's note
Tracked: 2010-07-23 06:25
子供に科学への憧れを抱かせるような映画にしてほしい、そう思います。
ヤマトが右傾化に影響を与えたか否かは分かりません。
「我々がしなければならなかったことは、戦うことじゃない。愛することだった!!」とかは、左傾化に影響しそうです。
一方、「古代、お前は生きている。生きているじゃないか」とかは、右傾化に影響しそうです。
なお、どんな影響にせよ、ヤマトよりガンダムの方が影響度は大きいと思います。ファンの数から考えると。
(わーい、おひさしぶりですー♪)
>ヤマトを観て理系の道を選んだtemaとしては、文科省に賛成します
おおお、そうだったのですね!
(なにやかやで、そういうかた多いのかな?
temaさまくらいの世代だと。)
もしかすると、タイアップサイトを作った
文部科学省のかたたちも、「ヤマト」で
理系分野に関心を持ったのかもしれないですね。
でもって、その感動をすこしでも...と、
思ったのかもしれないです。
「ヤマト」はいろいろと批判もあるけど、
そういうところがあまり前面に出ないようにして、
率直に子どもたちが、宇宙のことに興味を
持てるようになればいいとも言えますしね。
ちなみに、いまのところ、リンクがあるのは、
「宇宙ワンダー」のコーナーだけで、
あとは「公開予定」になっていますね。(苦笑)
(7月末公開予定の「01 宇宙環境を知ろう」なんて、
そろそろできてもいいんじゃないかってね。)
http://www.mext.go.jp/yamato/
かくいう、わたしは、こういうエントリを書くくらいだから、
「ヤマト」には批判的なクチなんだけどね。
やはりジェンダー視点だと、かなり難がつきます。
http://taraxacum.seesaa.net/article/157140535.html
せっかくひさしぶりにお越しくださって、
感動を伝えて(?)くださったのに、
批判的なお話をしてしまって、ごめんなさいね。
(というか、つぎのエントリ、
ちょうど書いちゃったところだった。)
>どんな影響にせよ、ヤマトよりガンダムの方が影響度は大きいと思います
「ガンダム」がはやったのは、わたしもちょっと知ってますよ。
(ストーリーの中身は、知らないんだけど。(苦笑))
プラモデルを買うために、デパートに行列ができた、
なんて、おもちゃ関係でははじめてだったとか。
さてさて、理系への憧れで言えば「攻殻機動隊」の方が知的で素敵な印象があります…やはり年代的な好みというのが左右しているのかも、と私は思います。
旦那の世代(1970前後)では、「機動警察パトレイバー」に影響されて自衛隊に志願した人が多かったようですし、「自分が動かされたもの」を更に下の世代へと考えるのはある種自分たちの動機を他人に見せることになるのでいいことかもしれません。
もしかしたら上下世代での考え方のギャップの理由を詳しく見ることができますね。まあ…例えば、昔の作品(文学でもアニメでも)に触れると、自分が今普通に使っている中国語や台湾語がかつてヘブライ語並みに「特殊な言語」だったのだなぁと思いますね(汗)。私が教わった教員たちには「中国語をやることを親や親戚に反対された」とかいう昔話をする方もいらっしゃいましたしね。
な…なぜtemaの世代を知って…
いや、temaは若者です。ヤマトもDVDで観た世代…という設定です。
>自分の旦那は思いっきり宇宙戦艦ヤマトと機動戦士ガンダムのファンです。
おお、結構典型的みたいですねー。
(「ガンダム」なんて30代後半くらいの男性なら、
だれでも当たり前のように知っている感じだからね。)
わたしは、「ガンダム」は、ほとんど知らないんです。
「ヤマト」は、劇場版を知人宅のビデオで、
一度通して観たことがあるだけです。
(こういう世界に、つくづくうといわたし...)
>「攻殻機動隊」
>「機動警察パトレイバー」
り、両方ともわかりません。(苦笑)
http://www.kokaku-s.com/
http://www.abilit-amusement.jp/slot/2007/pat/top.html
ちなみに、『攻殻機動隊』は90年代ですね。
「セーラームーン」や「エヴァンゲリオン」と、
ほぼ同時代になるのかな。
>「自分が動かされたもの」を更に下の世代へと考えるのは
>ある種自分たちの動機を他人に見せることになるので
そうかもしれないですね。
時代にともなう古さを批判するのはたやすいけれど、
それを超えたなにかを探れば、得るものはありそうですね。
>私が教わった教員たちには「中国語をやることを親や親戚に反対された」
>とかいう昔話をする方もいらっしゃいましたしね
中国語なんかかじっても、食べていけない、
という理由だったのかな?
それとも、共産国ゆえの忌避感かしら?
(Cotobaさまの教員の親世代なら、ありそうだけれど。)
>いや、temaは若者です。ヤマトもDVDで観た世代…という設定です
ああ、そうだったんだ、これは大変失礼しました。(笑)
ということは、temaさまも、たんぽぽ@永遠の20歳と
おなじ世代なんですね。
上のコメントでもしゃべったけど、
わたしも、「ヤマト」は、ビデオで観ただけだったりします。
いや、temaさまはDVDだから、ビデオのわたしより、
さらに下の世代(笑)になるのかな?