2010年08月02日

toujyouka016.jpg 空自セクハラ訴訟のメモ

航空自衛隊のセクハラ訴訟をご存知でしょうか?
7月29日についに判決が出ました。
原告の元自衛隊員の女性の、ほぼ全面的な勝訴(!)です。
まずはよかったです。

「国に580万円支払い命令=わいせつ被害、退職強要を認定−空自セクハラ訴訟」
「性的暴力:被害の空自元女性隊員に退職強要 国に賠償命令」

「北と南の自衛隊」
「少し嬉しいニュース」

「女性自衛官の人権裁判を支援する会」

 
昨年の2月、約1年半ほど前ですが、
被害にあわれた(元)隊員の女性が、採用の更新をされないという、
事実上の解雇になったときにも、話題になりました。
このときわたしは、この空自セクハラ訴訟の存在を、
はじめて知ったのでした。

以前書いたエントリのアクセスが増えていたので、
なにか進捗があったのかな、とは思っていました。

「空自セクハラ訴訟」

そのときも、わたしは資料を集めていて、
自衛隊なんて、きっと「男社会」だろうと、思ったのですが、
かなり典型的な、組織の保身のための二次加害でしたよ。


「支援する会」のサイトを見ると、弁護団のコメントが
載せられていますが、つぎのようなものがあります。
なかなか理解の得られない、性犯罪の二次加害に焦点が
当てられたことは、意義があることだと思います。

http://jinken07.dtiblog.com/
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「性暴力それ自体よりも、その後の部隊の対応について
多額の慰謝料を認めたことは、性被害の実態の捉え方
(その後の苦しみが大きいこと)、被害者の所属する組織の
責任の重大さを示した点で大変意義があり、
賠償水準の引き上げにも寄与する判決」(佐藤博文弁護士)
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posted by たんぽぽ at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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