またまた、すごいものを見つけたんです。
「南の男と結婚すると・・・」
言いたいことはこれですよ。
(なんだまたか、という感じですね。)
でも、科学の分野で仕事をしてきた私にとっては、
男性が育児をする方が奇妙だ.
さらに、母親が子供と一緒に生活せず、託児所などに
子供を預けて働きに出ることに強い違和感を感じる.
その理由付けはこれです。
(イルカと託児所の関係はこういうことです。)
イルカは頭がよく母親と子供の間に会話があるという。
おそらくはかなり簡単な会話だとは思うが、それでも会話がある。
「父親はサボりで育児には熱心ではない。
でも敵が来ると果敢に立ち向かって死ぬこともある」
ようするに、「子どもは母親が直接育てるべし」
「父親は外で働いて家族を守る」という、
既成の結論があるわけですよ。
そして、その理由付けに、都合のいい生態を持つ
ほかの生物(ここではイルカ)を持ってきて、
「生物学的に自然だ」と言う、毎度おなじみの主張です。
一般に生物が、子どもを何匹の親で育てるかは、
子どもを育てる負担の程度で決まります。
鳥の仲間は、ほとんどが子育てに負担がかかります。
したがって、ほぼ全部の種が、雄親と雌親の両方で育てます。
ほ乳動物の多くは、鳥ほど子育てに負担がかからないです。
それゆえ、雌親だけで育てる種がほとんどです。
リンクしたサイトを信用すれば、イルカもおそらく
雌親だけで育てられる種なのでしょう。
ほ乳動物でも一部には、子育てに負担がかかるので、
雄親と雌親の両方で育てるものがあります。
具体的には、犬、狼、たぬき、きつねなど、
イヌ科に多いのですが、これは子どもに狩りのしかたを
教えるためだとされています。
人間はどうかというと、じつは子育てに負担のかかる種です。
したがって、父親と母親の両方で育てるのが
「生物学的」にかなっている、ということになります。
人間の母親が閉経後も長く生きる「おばあさん仮説」も、
育児の知識を持った人材が、子育てに参加することで、
負担が軽減されて、有利になるからではないか、
とも、考えられています。
人間以外の霊長類は、雌親だけで育てる種が多いです。
おそらく、人間の赤ちゃんのように、未熟な状態で
産まれるのではないからだと思います。
子育てする匹数は、あくまで子育ての負担で決まり、
遺伝的な近縁は、あまり関係ないことがわかります。
(このお話は、『オスとメス=性の不思議』
(長谷川真理子著、講談社現代新書)の、
95-119ページが、もっとくわしい。)
こうしてみると、託児施設を作って、
育児の専門の人たちのところに、子どもを集めて、
たくさんの子を共同で育てることで、全体の負担を
軽減することは、むしろ人間という生物の基盤に
かなっているのではないか、という気がしてきます。
また、シングル・ペアレントは、きわめて負担の
かかるものであり、相当な社会的サポートが必要なことも、
理解できるのではないかと思います。
このような疑問が呈されています。
↓
自然は人間の鑑?−自然主義の誤謬
http://diamond.jp/articles/-/8909
稼ぎの少ないワタクシは妻にも働いていただいております。こういのを甲斐性無しと申すとか。
我が家は子どもが中学生と小学生の二人おりまして、まあこれから育ち盛り食べ盛りとなることは目に見えております。だからおとーさん、がんばって稼いできてよ、と妻に発破をかけられ毎日汗と涙を流して仕事してますよ。でも休日にはサッカーとか野球とかバイクとか水泳とかBBQとかして、あ、勉強も少しはしながらの日々です。
で、何が言いたいかというと、子育てって楽しいってことです。子どもの成績に一喜一憂することも試合で三振したりエラーしたりたまにヒットを打ったりすることを応援することも。面白いですよ、同じチームのお父さんお母さんと仲良くなったり一緒に悩んだりすることは楽しさ倍増辛さ半減ですしねえ。
そんな楽しいことをどうして女性だけに独占させようと考えているのか不思議に思います。子育ては一緒に親も成長するチャンスでもあるのにねえ。
ではまた。
群れの若い雌が子育てを手伝うし
リーダーの雄が群れの複数の子を一手に引き受けて
遊ばしたりしているらしいです。
TVの動物番組によれば。
そういえば、上野動物園のゴリラは
父親と母親が赤ちゃんの奪い合いをしていましたよ。
>自然は人間の鑑?−自然主義の誤謬
>http://diamond.jp/articles/-/8909
ご紹介、まことにありがとうございます。
自然主義的誤謬について、「浮気はオトコの性(さが)」という
わかりやすい(?)例を使って、解説してありますね。
こないだ話題にした、性欲や母性は本能だから、
人間はああしてこうするべき、というのは、
この自然主義的誤謬なんですよね。
>こういのを甲斐性無しと申すとか
ああ、いえいえ。
そんなふうに、お考えにならないほうがいいと思いますよ。
男性が養わなくては、という考えに
こだわる必要が、ないんだと思います。
>そんな楽しいことをどうして女性だけに独占させようと
>考えているのか不思議に思います。
>子育ては一緒に親も成長するチャンスでもあるのにねえ
そうですよね。
せっかく、「イクメン」なんてことばも出て来たのに、
リンクした記事のセンセイみたいに、反発する人たちは、
まだまだあとを絶たないみたいだけど。
>ゴリラだって
情報提供ありがとうございます。
ということは、わたしは、エントリで
「霊長類」と書いたけれど、正確ではないですね。
『オスとメス=性の不思議』を読み返してみたら
「サルの仲間」となっていました。
(エントリはあとで書き換えないとイカンですね。)
>父親と母親が赤ちゃんの奪い合いを
ゴリラも、どっちが子どもと遊ぶかで、もめることがあるのね...
科学的に論ぜられるなら、科学者を名乗る必要もないし。
「○○である」という「状態」と、「□□すべし」という規範を、単純に結び付けているところに落とし穴があるのです。
ということが書いてありましたが,要するに「なになにすべし」という根拠を自然に求めたということで,かの懐かしい「水伝騒動」と全く同じ構図なんですね。
一夫一婦制にしても,自然界では一夫多妻制がいいかもしれないし,逆がいいかもしれないです。
しかし,人間はすでにそういう自然状態から脱却している。
オスとメスが互いの高度な人格をどう尊重し調和させて生きていくか,ということで決まるべきで,自然界から見てどちらが有利か,ということではないです。これがすなわち文化というべきですかね。
ここに人間の価値があると思うのです。
くどい例を申し上げます。
メスの妊娠期間は子孫を増やせないからその間,オスは他で繁殖させるのが自然にかなっている,なんていうのは自然状態から脱して文化を作り上げた人間に当てはまるはずがないです。
>いや何がたち悪いかって
そうそう、「科学の世界で仕事」をしてきた、
なんて書いていながら、「科学の世界で仕事」をしてきたとは
ちっとも思えない非科学的認識なんですよね。
(「科学の世界」は男女共同参画が遅れている、
という意味ではないみたいです。(笑))
>科学的に論ぜられるなら、科学者を名乗る必要もないし
無駄というか、悪影響をおよぼす権威付けですよね。
(あれを読んで、「科学的にはこうなるのか」と
納得してしまう人も、たくさんいるんでしょうし。)
こちらにもコメント、ありがとうございます。
ネットが使えるところに来たのですね。
外出中はずっと無理で、お会いできないのかなと、
ちょっと思っていました。
>「○○である」という「状態」と、「□□すべし」という規範を、
>単純に結び付けているところに落とし穴があるのです。
科学的事実から規範を導きたがる人たちは、
あとを絶たないようですね。
「抗しようがない」と思われて、なまじ説得力を
持ってしまうからでしょうけれど。
>くどい例を申し上げます
いつぞやの「母性本能」もそうですね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/131169751.html
あと、アルバイシンの丘さまが、
お休みのときに、話題になっていたんだけど、
「性欲は本能」も、たぶんそうだと思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/145378814.html
>「霊長類」と書いたけれど、正確ではないですね。
>『オスとメス=性の不思議』を読み返してみたら
「サルの仲間」となっていました。
「サルの仲間」のことを「霊長類」といいます.
あげ足とりごめんなさい.
>「南の男と結婚すると・・・」
誰かと思ったら,かの武田邦彦先生ではありませんか.
>科学的に論ぜられるなら、科学者を名乗る必要もないし。
うがんざき様,卓見です.科学的な議論をしたいのであれば,肩書きに頼ってはいけません.
すると,ありましたね!題目は
餓死した裁判官の話
http://papillon99.exblog.jp/6843187/#6843187
記事は07年のものですが,09年になって,井上信三さんという方からコメントがあって,その中で武田某さんの紹介がしてありました。
もちろん,武田某さんの意見を良く拝聴せよ,という趣旨のコメントでした。
それに対していくつかのコメントの応答があったのですが,結局は
「論評にも値しません」
という評価をパピヨンは武田某さんに奉ったのでした。
この方は未だに軽い,吹けば飛ぶような文を書き散らしているんですね。
ひながある程度大きくなると、クレイシとよばれる集団をつくり、そこには子がいない若い成長が保育士として付き添います。固まっている方が、天敵に襲われにくいことと、父母がえさ取りに専念できるというものです。
というように、いろいろな生態があるのですよね。もともとから結論ありきで、それにちょうど合うものを持ってきて説得しようとするのは、なんだかなあと思ってます。
お返事が遅れまして、すみませんです。
>「サルの仲間」のことを「霊長類」
あらあら、ぜんぜん言い換えになってなかった。(苦笑)
(ご指摘ありがとうございます。)
>誰かと思ったら,かの武田邦彦先生
ご存知でしたのね。
アルバイシンの丘さまのブログでも、
話題になったことがあったりして、
結構有名、というか悪名高いかたのようですね。
>科学的な議論をしたいのであれば,肩書きに頼ってはいけません
「科学の世界で仕事」なんて言われると、
説得力を感じて信用する人も出てくるのでしょうね。
(わたしなどは、科学者でも「とんでも」なことを
言うことはあると知っていますし、
「イルカ」のお話くらいでしたらわかるけど...)
またまたコメントありがとうございます。
>「武田邦彦」という名前に遠い聞き覚えがあって
おやおや、貴ブログにも、登場していたのですね。
>餓死した裁判官の話
>http://papillon99.exblog.jp/6843187/#6843187
ご紹介ありがとうございます。
(じつはリンク先のエントリを、そのまたリンク先もふくめて
読もうかと思ったけど、分量が多いので挫折しました。(苦笑))
コメント欄で紹介していた、井上信三さんというかた、
説得力があると思って、「切り札」みたいに、
武田邦彦先生の文章を紹介していますね。
やはりというか、「吹けば飛ぶような文」でも、
信奉者はたくさんいるみたいですね。
コメント欄のやり取りも、ななめ読みで恐縮だけど、
井上信三さんというかたは、武田邦彦先生を信頼できると
思っている人相応のレベルみたいですね。(苦笑)
コメント、どうもありがとうございます。
>ペンギンは両親交代で子育てをしますよね
もしかして、ブックマークはご覧になりました?
http://b.hatena.ne.jp/entry/takedanet.com/2010/07/post_88ed.html
「イルカよりペンギンの方が人間に近いんじゃなかろうか。
ほら二本脚で歩くし。」というのがあるんだけど、
おっしゃるような、ペンギンの生態を意識した
皮肉なのかな、なんて、思ったりしています。
ペンギンを大切にするなら、子どもは父親と母親が
いっしょに育てて、ある程度の年になったら、
子どもを保育所にあずけて、夫婦共働きで稼いできて...
ということになりますからね。
>それにちょうど合うものを持ってきて
それから、持ってくるものは、たいてい人間にとって、
イメージのいい動物だったりしますよね。
(外国は知らないけど)日本の場合、
イルカは「賢い動物」とされていますし。
こちらは生物関連の話を中心にしたエントリーなので、出来るだけそれに即したコメントを目指してみます。
…ブコメは男女平等の観点からのツッコミに特化しているので、どうでもいいですがほぼオリジナルです(笑)…頑張る。
コメント欄の中でアルバイシンの丘様が配偶形式に言及しておられますけれど、サルの仲間でも人間に近いあたりの類人猿でも色々ですよね。
ゴリラは一夫多妻のハーレム形式で、人間に一番近いとされるチンパンジーは乱婚雑婚。
…ただ、ホモサピエンスに関しては、身体的特徴から「極端な一夫多妻」と「極端な乱婚雑婚」は「種本来の」配偶形態ではないだろうことは「生物学的に」導けるのだとか。
ものすごくざっくり暴言気味に言うと、ホモサピエンスの男性は、ハーレムを巡ってオス同士が熾烈な争いを繰り広げるタイプの他の哺乳類と比べるとホモサピエンスの女性との体格差が大きくなく、睾丸の大きさも、極端な乱婚雑婚でのばら撒き競争が出来るほどじゃないだろうな、ということのようです。
(長谷川真理子氏・長谷川寿一氏共著の教科書「進化と人間行動」の中にこういう旨の記述がありました。…いや、本文はもっと真面目で中立的な記述でしたよもちろん)
アルバイシンの丘様が挙げておられる「くどい例」に関しても、その「他で繁殖させ」た結果できた子どもにどの程度援助を与え、その結果どう育つのか(寧ろ育ちきることが出来るのか)その他諸々を考えると、「生物的には」そんなに理にかなってない、と言えてしまったり。
子育ては「専念する必要のある」ものであると思うなら、もう少し踏み込んで「子育てしている間の食い扶持」についての人間とイルカの相違についても考えて欲しかったですねー。
ちなみに蛇足ですが、この武田氏、「環境トンデモ」でkojitaken氏のところで名前を見た記憶があります。
………ぐだぐだになってしまったので本領は(2)の方で!(うわぁ)
>ほぼオリジナルです(笑)…頑張る。
力を入れたコメントを書いてくださって、
まことにありがとうございます!(がんばったわね。)
ブックマークは見ていました。
それで、たぶん興味を持ってくださるかもと思って、
トラックバックを差し上げたしだいです。
>身体的特徴から「極端な一夫多妻」と「極端な乱婚雑婚」は
>「種本来の」配偶形態ではないだろうことは「生物学的に」導ける
このお話は、『オスとメス=性の不思議』
という本にも、出ていますね。
作者のひとりがおなじかたですから、
おなじことが書かれていても、とうぜんと言えるけど。
ハーレムを作る種は、雌と交配できない雄が
多数出てくるので、雄どうしの競争が激しくなる、
それゆえ、それに打ち勝つために、雄のからだは、
雌よりずっと大きくなるのでしたね。
人間の男性は、女性よりひとまわり大きい程度ですから、
男性どうしの競争はそれほどでもなく、
ハーレムができるにはいたらない、ということですね。
また、雄が特定の雌を引き留められない生物だと、
自分の子孫を残す競争は、ばらまき競争になるのでした。
他の雄が雌に送った以上に、自分がばらまく
必要が出てくるので、雄の睾丸はひじょうに大きく、
乱婚雑婚になるのでした。(コウモリは典型的らしいです。)
人間の睾丸も、ほかの生物とくらべると、
大きいほうらしいです。
でも、乱婚雑婚になるほど、ばらまき競争は激しくない、
ということなのですね。
>「環境トンデモ」でkojitaken氏のところで名前を見た
これですね。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100805
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1002.html
わーい、ありがとうございますー♪
うろ覚えで頑張った甲斐がありました!(ぉぃ)
>動物としての人間とその生殖
あ、『オスとメス=性の不思議』の方にも載っていましたか。
…確かに、新書とはいえ性に焦点を当てているのだから載っていないわけないですね…両方ほぼ同時期に読んだ上に、両方とも手元にないのでうろ覚えでした(^^;
体格差はあるといえばあるし、睾丸も大きい方ではあるのだけど、その特徴が示す配偶形式に特化するほどじゃない…という感じですよね。
…なお、アウストラロピテクス等初期人類は男女間の体格差が非常に大きかったので、ハーレム的な配偶者競争があった可能性はあるみたいです。
………「ハーレム願望が自然」って言う人のいう「自然」って、ホモサピエンスじゃなくてアウストラロピテクスの自然なんじゃ………(ぇ)
でも、コウモリが乱婚雑婚の典型とは、知りませんでした。
>kojitaken氏のところで見た
もっと以前に、「環境トンデモ」そのものの話題で見たことがあったのです。
…で、kojitaken氏のはてなブログの方で検索かけてみたんですが、当時自分が見た記事がどれだったのかは思い出せませんでしたorz
>うろ覚えで頑張った甲斐がありました!
あら、うろ覚えだったんだ。
本を読み返してから書いたんだと思ったよ。(苦笑)
>その特徴が示す配偶形式に特化するほどじゃない…という感じですよね。
なかなか微妙ですよね。
社会的な規律はいるけれど、一夫一婦制を定着させられるくらい。
>コウモリが乱婚雑婚
コウモリは飛び回りますからね。
雄が特定の雌を引き留めておけず、雌がほかの雄と
つぎつぎと配偶関係を持てるのでしょう。
このページの下のほうに、コウモリの雄の写真がありますよ。
(ふふふ...)
http://www6.ocn.ne.jp/~syuneido/ruwantha13.htm
>「環境トンデモ」そのものの話題で見たことがあったのです
わたしも検索して、いっぱい出て来たんだけど、
どれをご覧になったかわからなかったので、
いちばん新しいので代表させてしまいました。
でした。
本を見ながら書いてたらさすがにもうちょっとはっきりとした物言いで書きますよ!(笑)
>微妙な位置
適度に逸脱があるあたりは微妙なのかもしれませんが、まあ生き物は機械じゃないので完全な一致というのも難しいんだろうと思います。
個人的には、「寧ろ一夫一妻が一般的ではないところに特殊事情がある」くらいな感じで面白いと思っていたりもします。
>コウモリ
チスイコウモリの記述が共著の教科書の方にあったためか、洞窟を住処にして群れている印象が何となく強かったのでちょっと意外でした。
…でも確かに、彼らの配偶者防衛は面倒そうです。
写真は…確かにこれ凄いですね(笑)
チンパンジー並み…でしょうか?もっとかな?
(URLの本題もなかなか香ばしいですがノーコメントで(ぁ))
>kojitaken氏のエントリー
確かに、複数上がってましたものね。<環境トンデモ関連
一番新しいので代表させてしまうのが分かりやすそうです。
>でした。
でも、ちゃんと書けていたと思いますよ。
(それで本を確認したのかと思ったくらい。)
>微妙な位置
「寧ろ一夫一妻が一般的ではないところに
特殊事情がある」という理解、よさそうですね。
あるいは「誤差の結構ある一夫一婦制」とでも言うのかな。
(前のコメントで、「社会的な規律はいるけれど、
一夫一婦制を定着させられるくらい」と
わたしは書いたけれど、あまりよくなかったかも。)
余談だけど、日本にはかつて乱婚雑婚みたいな、
フリーな性交の習慣があったらしいです。
http://ameblo.jp/jijitsukon/entry-10002356151.html
>コウモリ
コウモリは、配偶者防衛がほとんどできないことは、
『オスとメス=性の不思議』に載っていました。
そこへもってきて、ご紹介の写真を見たので、
「おお、やっぱり〜!」と思ったしだいです。
>(URLの本題もなかなか香ばしいですがノーコメントで(ぁ))
最初からご覧になったかな?
http://www6.ocn.ne.jp/~syuneido/tubuyaki.htm
これは、このサイトへ来たかたが、思わず最初に見てしまい、
自分が調べたかったことも忘れて、はまるところだったりします。
(わたしも、しっかりはまりました。(笑))
http://www6.ocn.ne.jp/~syuneido/
わーい、ありがとうございますー♪
長谷川真理子氏とは本を読む以前にもちょっとした縁があったので、余計に覚えていたのはあるのかもしれません。
>微妙な位置
「誤差の結構ある一夫一婦制」、いいですねー。
規律って言っちゃうと無理やり感が強すぎるかな、と思ったのです。実際はそこまで無理やりってわけでもないと思われるのにーって。
>乱婚雑婚
………凄まじい話だ………(絶句)
ムラ社会の狭さと緊密さがあればこそあったオープンさなのではないかな、と思います。
「プライバシーとかこだわるなよ水くさい」的な。
…現代社会の考え方で育つと、これを受け入れようという気にはなれないなぁ…(^^;
性と生殖以外にもやりたいことやれることはたくさんあるし、性に視点を合わせたい時期も人によってまちまちのはずですから。
>コウモリ
あ、配偶者防衛ほとんど出来ないんですね…新書も読んだことはあるのですが、その記述は見落としておりました(^^;
いや、しかし写真………これは凄い(笑)
>URLの本題
いえ、最初から見たわけではないのですが、何か語られ方からもう香ばしいというか…(苦笑)
メインは反トンデモサイトなのですね。
あら、直接お会いしてお話をしたとかかな?
>>乱婚雑婚
>………凄まじい話だ
ははは...
わたしも、そこへ入って行く気には、ちょっとなれないかな。(笑)
村社会の狭さもあると思うけれど、
ほかに、当時の地方は娯楽があまりなかったことも、
あるのかもしれないです。
夜這いは、だれもかれもがやっていた、というほどでもなく、
おそらく、やりたい人たちだけが集まって、
やっていたんだろうとは思います。
(わたしは、もとの赤松氏の本を読んでないので、
くわしいことはわからないけれど。)
>しかし写真………これは凄い
わざわざモザイクをかける必要があるくらいですからね。(違)
>メインは反トンデモサイトなのですね
いまはなき「あるある」をはじめとする、
健康バラエティ番組の批判サイトでした。
わたしも、じつは、そこの掲示板に
入り浸っていたひとりだったりします。
「ルワンサ」のコーナーは、最初からご覧になると
おもしろいので、おひまなときにでもどうぞ。(笑)
高校時代、学校主催の講演を聞いたことがあったのです。男女共同参画関連でした。
大雑把にまとめると
「全体で見たら男女の差はあるけど、個体としてはイレギュラーな少数派がいる。
少数派の権利の保障という形で、生物的な差を踏まえた上でも男女共同参画は擁護できる」
というお話だったのでした。歴史的な実例(「エイダ」)もちょっと出しつつ。
>乱婚雑婚
娯楽の少なさは、あたしも考えたことでした。
(現代のド田舎も割とそういう風潮はあるようなのですが)
赤松氏が「やらせないのに性知識なんて教えない方が良い」と現代の性教育を批判しているらしいですが、赤松氏には「知った上でやらない、という選択」をする発想はなさそうですしね。
(現代は避妊技術や性感染症に対する知識量が桁違いだから、素人が実地でって色々不安ですよね)
>写真
モザイクは…どうなんでしょう(笑)
>URLのサイト
健康バラエティ番組批判サイト…ですか。
確かに健康バラエティって色々変なことがあるみたいですしね。
あたしはあんまりまじまじと見て検証したことがないのですが、批判しているブログも多いですし。
「ルワンサ」のコーナーは…そうですね、気が向いたら(笑)
>少数派の権利の保障という形で、生物的な差を
>踏まえた上でも男女共同参画は擁護できる
なるほどねえ...
「少数派の権利」という考えかたでいけば、
男女の分布にオーバーラップが比較的すくなくても、
だいじょうぶそうですね。
(この手の議論は、「平均を取ると差があるけれど、
オーバーラップが大きいから、
男女差より個人差のほうが大きい」と言って、
個人を重視しろという主張に持っていのが通常だけど。)
>「エイダ」
プログラム言語の名前にもなっている、
エイダ・ラブレスのことでいいのかな?
>赤松氏には「知った上でやらない、という選択」を
>する発想はなさそうですしね
赤松氏についても、情報ありがとうです。
(わたしより、ずっとくわしそうですね。)
ある程度の年齢になったら、やりはじめて当然で、
「やらないという選択」を考える人なんて、
ほとんどいなかったのかもしれないです。
(...なんて、また憶測で言ってみる。)
そうだとすると、やらないなら教えるだけ無駄、
という考えになるのも、わからないでもないんだけど。
こう来れば、オーバーラップ及び「イレギュラー」の人数の多寡はあんまり問題になりませんからね。
「少数派の権利なぞ知るか」とか言われると議論にならないってのはありますが、「イレギュラー」の存在自体を証明するのは容易ですし。
>「エイダ」
そうです。エイダ・ラブレスさんです。
「詩人の娘で数学やってたエイダさん」くらいの記憶しか残ってなかったので…(^^;
(ついでに、記憶の中の講演での話とウィキペディアの記述がどーにも合わない気がする不具合)
>赤松氏
あー、記事の中に書いてあることから想像してみただけなんですよ(^^;
「やらないなら教えるだけ無駄」というか、「好奇心だけ煽ってやらせんとはどういうことだ」という感じみたいです。
…いや、だから現代社会では避妊の重要性が上がってましてですね…とか、教えなくてもやる若いのも結構いましてですね…とか、とてもつっこみたい衝動に駆られます。
>「少数派の権利なぞ知るか」とか言われると
わたしもこれが心配で、べつの意味で
難しくなるのでは?と思ってしまいました。
(「少数派の権利」を主張するのって、
欧米などでは、かえって説得力があるのかな?
>「イレギュラー」の存在自体を証明するのは容易ですし。
これはたしかにそうですね。
存在証明ですから、統計を使う必要もないですしね。
>記事の中に書いてあることから想像してみただけなんですよ(^^;
ああ、なんだ、そうでしたのね。(苦笑)
>(現代は避妊技術や性感染症に対する知識量が桁違いだから、
素人が実地でって色々不安ですよね)
前のコメントで恐縮だけど、
素人が実地で伝授するというのは、赤松氏の時代だから
できたというのも、あるのかもしれないですね。
それはともかく、赤松氏のお話で大事なのは、
性に関してオープンなほうが、適切な知識が伝わって
むしろ健全で安全だ、ということだと思います。
バックラッシュの「純潔思想」なんて、
禁欲的で窮屈などころか、必要な性教育も
タブーにしてしまい、かえって危険だということの、
アンチテーゼでもあるのでしょう。
>健康バラエティ番組批判サイト…ですか。
雑誌が「あるある」の捏造を記事にしてから、
どんどん批判が高まりだし、スポンサーが手を引いたので、
雪なだれ式に放映中止になったのでした。
いまホメオパシーが騒ぎになっているけど、
それと雰囲気がやや似ているかもしれないです。