2010年09月15日

mar0006.gif民主党代表選の結果

きのう14日に、すでに結果が出ていますが、
民主党代表選は、菅直人首相の再選になりました。

「2010年9月民主党代表選挙の結果に関する公告」
「【号外をPDFで】民主代表 菅氏再選」
「民主代表に菅氏再選 党員・サポーター票で小沢氏に大差」

 
票の内訳はつぎのようになっています。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=18859
========
○一般党員・サポーター投票(郵便投票=300小選挙区各1ポイント)
小沢一郎候補  51ポイント
菅直人候補   249ポイント
※各小選挙区の得票・ポイントは別紙添付資料

○地方自治体議員党員投票(郵便投票=全国100ポイントをドント式で配分)
小沢一郎候補   927票 40ポイント
菅直人候補   1,360票 60ポイント
無効        7票
(有権者数 2,382)

○国会議員投票(直接投票=各2ポイント)
小沢一郎候補 200票 400ポイント
菅直人候補  206票 412ポイント
無効      3票
(有権者数 411)

◎獲得ポイント合計
小沢一郎候補 491ポイント
菅直人候補  721ポイント
========

一般党員&サポーター票で、菅氏の得票が、
小沢氏の約5倍と、ものすごい差がついています。
これは、衆院の小選挙区で区切って、
各選挙区で得票の多いほうが1ポイントを取るという
勝者皆取方式になっているためです。

得票の合計は、小沢氏が90194票、菅氏が137998票で、
比率は約4:6なので、地方議員の得票とほぼ同程度です。

「代表選 小選挙区別のサポーター党員投票 全体」
「代表選 小選挙区別のサポーター党員投票 東日本」
「代表選 小選挙区別のサポーター党員投票 西日本」


今回の代表選の結果の意味するものは、
もちろん官僚主導の安泰であり、政治主導の敗北です。

これはどういうことかというと、省庁の既得権は温存され、
いままでのように、バランス・オブ・パワー的に、
各省庁に予算が「公平」に配分されます。
財源ははじめに、こういうところに使われるわけです。

民主党本来の政策は、各省庁にばらまいた
「残り」の財源が使われるのだろうと思います。
なので、すぐに「財源がたりない」ことになって、
中途半端にしか実行されない政策が、
たくさん出てくることが予想されます。

したがって、せっかく政策が導入されても、
じゅうぶん効果を発揮しなかったり、
かえって逆効果になることもあるかもしれないです。
たくさん増税すればべつですが、
それは猛烈な反対を受けることが必至でしょう。


結果はこのように、わたしにとっては不本意ですが、
今回の代表選は、「官僚主導対政治主導」と、
争点がかなりはっきりしていて、しかもこれからの
日本の命運にかかわるものだったと思います。

8年ぶりに、一般党員やサポーター投票があり、
党を2分する闘いにもなって、最後まで結果が
どうなるかわからず、気の抜けないものとなり、
じゅうぶん中身もあったと思います。

自民党の総裁選(安倍以降)は、
「あいつがこけたから、今度はオレ」という感じでしたし、
そもそもが自民党政権の延命のためだから、
選挙をやっても「一番人気」に支持が集中して、
デキレースになったのでした。

それとくらべれば、今回の民主党の代表選は
問題なく選挙らしくなっていたのであり、
やっただけの意義があったと、わたしは思いますよ。

posted by たんぽぽ at 22:51 | Comment(7) | TrackBack(2) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
昨年の衆院選の公約を実行する、と言ってた小沢の方が良かった。

しかしなんで、小選挙区で区切ってポイント割りをするんですかね。単に市民票100票で1ポイント、とかでいいような気がするのですが。

どうにも分かりにくい制度を採用してるように感じますね。
Posted by キンシャチ at 2010年09月15日 23:20
世襲議員でもあり、以前は自民党幹事長で、古い自民党そのものだったイメージの小沢一郎氏よりも、市民運動出身、一代たたき上げの菅直人氏の方にシンパシーを感じている人もいるようですね。
小沢は社会民主主義の左翼だけど、靖国参拝もしない菅はそれよりもさらに極左でありけしからん、などとみなす心情の人の、ちょうど180度反対の心情の人。
そんなふうな考えで見る人もまだおおいのかな、とも思いました。朝日新聞なんかの菅支持も明言してないけれどそれなのかもしれない。
Posted by pulin at 2010年09月16日 00:05
小沢ポンポコリン狸のほうが、管より良かったですね。管は明らかに新自由主義で、対米従属外交です。マスコミが管政権にいやに好意的で気持ち悪かったですね。
Posted by ハイマートローゼ at 2010年09月16日 14:02
キンシャチさま、コメントどうもです

>昨年の衆院選の公約を実行する

マニフェストをきっちり実行する、
というのが、政治主導なんですよね。
官僚主導に屈したので、官僚の既得権を守る必要があり、
すべての公約を実行できなくなったから
マニフェストを修正する、ということなので。

マスコミの世論調査を見ると、
「マニフェストに対する姿勢」と「官僚主導からの脱却」と
争点がふたつとして書いてあるけど、
実質的にはこれらはひとつなんだと思います。


>なんで、小選挙区で区切ってポイント割りをするんですかね

国会のように、過半数の勢力を作るために
バイアスをかける必要はないのだし、
衆議院の小選挙区とおなじにしなくても
いいのでは?と、わたしも思いますよ。

地方議員の票とおなじように、
全国1区でドント方式でもいいんじゃないのかな。
Posted by たんぽぽ at 2010年09月16日 20:09
pulinさま、コメントどうもです

>世襲議員でもあり、以前は自民党幹事長で、
>古い自民党そのものだったイメージの小沢一郎氏

うーむ、このイメージも堅牢ですねー。

たとえば、民由合併のときも、
民主党の方針を丸呑みするとか、役につかないとか、
労組との融和を計るとかしていて、
かなり妥協的なこともしているんだけどね。
そのようなイメージは、なかなか拭いされないようですね。



ハイマートローゼさま、コメントどうもです。

>管は明らかに新自由主義で、対米従属外交です。

わたしは、そこまでは、決めつけないですけれどね。
すくなくとも、「風」にかなり弱いとは思います。

>マスコミが管政権にいやに好意的で気持ち悪かったですね

「これで官僚主導体制は維持された、
既得権益はひとまず守られた、よかった、よかった」
とでも思っているのでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2010年09月16日 23:10
なるほど。
党員・サポーター票で大差をつけたみたいですね。

ともあれこれからは、小沢氏とどこまで折り合えるか。
何か不安だけど。
Posted by SPIRIT(スピリット) at 2010年09月20日 16:28
SPIRIT(スピリット)さま、いらっしゃいませ。
おひさしぶりです。

党員・サポーター票で差がついているけど、
これは衆院の小選挙区とおなじで、
1ポイントを勝者が総取りするためなんですよね。
実際の得票は、6:4くらいなので、
地方議員とおなじくらいだったりします。
http://plixi.com/p/45048401

>小沢氏とどこまで折り合えるか

「脱小沢」なんて、属人的議論のように言われるけど、
このエントリでお話した理由で、
政治主導派に巻き返してほしくないのでしょう。
http://taraxacum.seesaa.net/article/162878929.html

よって、菅政権は、小沢氏とその支持議員を、
とうぶんのあいだは、徹底して要職から
遠ざけるものと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年09月20日 20:25
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