9月3日なので、すこし前になりますが、
離婚後300日規定についての初の違憲訴訟で、
原告の控訴が棄却された(現行法が合憲とされた)
ニュースがあるので、ご紹介したいと思います。
「離婚後300日規定違憲訴訟で広島高裁が控訴を棄却 9月3日」
「出生届不受理、二審も合憲 岡山・300日規定訴訟」
「離婚後300日規定:賠償訴訟 控訴棄却、原告が司法に不満 /岡山」
「300日規定とはなんぞや?」というかたは、
わたしのエントリで恐縮ですが、以下をご覧いただけたらと思います。
「300日規定暗雲の記事」
これは、離婚後300日以内に産まれた子は、
実父ではなく、前夫の子とされる、というものです。
それで前夫の戸籍に入れたくないと、子どもが無戸籍になり、
必要な社会保障などが受けられなくなるので、
現在ではこの規定は違憲であるとして、訴えたものです。
原告の女性はDVが原因で離婚したのですが、
前夫がすぐに離婚に応じなかったので、法律婚状態が続き、
離婚後300日以内の出産となる、という典型的なケースです。
今回の裁判は2審でしたが、記事にあるように敗訴となりました。
このあとは、最高裁に上告をするつもりだそうです。
こちらは1審判決の記事です。
被告となった自治体も勝訴をしたものの納得がいかず、
300日規定の改正にむけて、働きかけをするという。
めずらしい事態になっています。
そのくらい「300日規定」は理不尽だということなのでしょう。
「離婚後300日規定の初の違憲訴訟で原告敗訴 1月14日」
「民法300日規定、女性の「違憲」訴え棄却」
「民法改正働き掛けへ 総社市長が方針 300日規定問題で」
わたしが、以前書いたエントリも並べておきます
(本当にメモ程度しか書いていないけれど。)
「幸運を祈ります」と、わたしは書いていましたが、
1審、2審と敗訴になり、かなり暗雲が立ちこめています。
「300日規定訴訟」
「300日規定初訴訟」


