2010年10月11日

mar0006.gifよくあるお話

長年交際していた男性に、結婚するにあたって、
夫婦別姓にしたい(自分は苗字を変えたくない)と切り出したら、
とたんに猛反対にあった知人がいらした、というお話です。

「彼女の結婚」


 
こうしたお話は、よくあることだと思います。
相手の男性の激昂ぶりもそうですが、男性のご両親や、
「彼女」の周囲の人たちの無理解ぶりもふくめて、です。
「直接または間接に自分も経験した」
というかたも、これをご覧になっている中には、
たくさんいらっしゃると思います。

一般に、苗字のことで折り合えない男性は、
たいていほかのことでも、理解できなくて、
関係がぎくしゃくするものだと思います。
エントリの「彼女」は、それでも結婚に踏み切っていますが、
1年も経たないうちに、わかれています。

しかし、別姓のことがなくても、ほかのことが原因で、
わかれていたのではないかと、わたしは思います。
苗字のことを、相手の男性が理解するかどうかは、
結婚生活がうまくいくかどうかを見極める、
試金石というかリトマス紙(というと、言いかたが
悪いかもしれないけれど)みたいなものかもしれないです。

そして「彼女」には、苗字のことをなんの抵抗もなく
受け入れる男性が、のちに現れることになります。
「彼女」はこの男性と結婚して、
現在ではしあわせにやっているとあります。
このあたりも、よくあることでしょう。


こういう苗字の確執は、とくに受け止める側の男性や、
「周囲」の人たちには、一般にはどのくらい
意識されているのかと、わたしは思ったのでした。
コメント欄で、つぎのご指摘があったのです。
http://d.hatena.ne.jp/slideriver/20101003#c1286400858
========
よくあることなんだけどなかなか表面化してないですよね。
だから一部の声を上げる人が
「活動家」扱いされちゃうのかもしれません
========

夫婦別姓なんて、聞き慣れない人には、
自分とはぜんぜん関係ないことで、
「活動家の言うこと」のイメージなのかもしれないです。
しかし、だまっていると、ますます聞き慣れない
お話になるという、悪循環が出てきます。


これは、夫婦別姓は「遠い世界のお話」ではなく、
身近なだれにでもありえることとわかるように
伝えるしかないのではないかと思います。
はじめにご紹介のエントリは、
「だれにでもある」ことを伝えていると思いますが。)

声高だかに法律改正を謳わなくても、
夫婦別姓を望む人たちのお話はできるでしょう。
エキサイトゼクシィのアンケートはそうですし、
雑誌などのメディアが、そうした取り上げかたを
することも結構あることです。

ただ、「活動家」でない「ふつうの人」のイメージに
こだわりすぎると、悪質な反対派の
つけこむ隙になるので、注意はいるでしょう。
本来なら味方のはずの「活動家」を、
別姓を望む人たちが、自ら排除しようとするという、
本末転倒なことにもなりかねないからです。


謝辞:
slideriverさまの、10月3日エントリは、
ツイッターでの会話が発端になったものです。
エントリを書き下ろしてくださり、ありがとうございます。

posted by たんぽぽ at 07:20 | Comment(8) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
トラバありがとうございます。
今回自分でブログにまとめてみて、ようやくわかったことがあります。

私が別姓問題で気になるのは、別姓にするかどうかという結果ではなく、

1.これまでの常識から少しズレた意見は、まず先入観なく聞いてもらえない
2.普通に話したいのに、周囲の反対意見の人を納得させることを言わないと聞いてもらえない
3.「賛成も反対もしないが、なぜそれほどこだわるのか理解できない」という表現で、やんわりと自分の意見を否定されることへの閉塞感
4.結果として必死に説明する羽目になるが、それを「別姓推進論者が青筋立てて怒ってる」と受け取られかねない

という状況への苛立ちに他ならなかった、ということです。「活動家扱い」という表現は失礼なことだったと反省していますが、これは必ずしも「反対派に付け入れられる」ということと、イコールではないように思います。

あのエントリに共感して下さった方も、コメント欄で反対意見を述べてくれた人も、どちらも「静かに話ができる」状況だったことに、時の流れを感じます。
自分らしいスタンスで意見を主張していくことを考える、よい機会をいただいたことに感謝します。
ありがとうございました。
Posted by slideriver at 2010年10月13日 10:39
はい、お久しぶりです!やっと時間ができて拝見することができました。それにしても…うげげ…凄すぎる。

でもねえ、既婚者としちゃー「ふたりとも苗字を変えなくていいようにできるならその方がいいぜ」って感じです。勤め先、健康保険、年金、持ってる銀行通帳全部、郵便局(移転先の手続きに加えて、あれば通帳)、パスポート、ポイントカードの一部、財産、ぜんぶ名義変えなきゃなりませんからね。海外にも通帳を持ってると余計そう思うぜ!っていうか日本に支店が無いので数年放置するほかないんですけどー(笑)

苗字で呼ばれることがあまりない私は、交通が不便なので「手続きにぜんぶ連れてってくれるなら」と条件をつけて男方に苗字を変えました。でも苗字で呼ばれることがほとんどな人にとっては下の名前が変えられてしまうのと同じことだろうなと思います。誰かに無理させる制度はそろそろやめようぜーとか。

声を上げ続けましょう。
こっちもエントリをちょこちょこながら書きます^^;
Posted by うーん at 2010年10月13日 14:01
私自身つねづね思っているのは、結婚すれば苗字を変えられる、または、変えるように強いられるのに、そうでない場合は、変えることが甚だ困難であること、養子縁組でもしなければ姓は変えられないし、名前を変えるのも難しい、これもやはり戸籍という縛りがあるからだと思います。
Posted by pulin at 2010年10月13日 19:03
なんだか演歌だね、、。
私も昔そのことでもめたことがありましたが、そもそも、合わないんだよね。
ま、一緒になんなくて良かった。
別姓はリトマス試験紙と思えばよい。

全然話しはかわり、たんぽぽさん発見して、フォローしました♪
知的レベルの高いツィートにびっくり。 あ、たぶん、オレ、誰だかわかんないと思います。
いまいちマナーがわかんないんですわ。ほんとは同時にメール連絡したほうがいいんでしょうけど。
Posted by うがんざき at 2010年10月13日 19:42
slideriverさま、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。

おっしゃりたいことの状況が、わかってきました。
(かもしれないです。)
ハラスメントを理解してもらおうとして、
無理解に突き当たるときの、典型ではないかと思います。

まわりの人たちとしては、「面倒なことを言う人が、
身近に現れた」くらいの気分なんだろうと思います。
彼らとしては、あまり理解する姿勢がなく、
本人が折れれば片が付くだけのことだから、
さっさと終わりにしてほしい、という感じなのでしょう。

それで、こちらが必死に食い下がると、
ますます面倒くさくなって、持て余すのでしょう。
「別姓推進論者が青筋立てて怒ってる」は、
「やっかいものは突き放す」態度かもしれないです。

それから、「反対派につけ入れられる」は、
この場合あまり関係なかったですね。(失礼しました。)


>自分らしいスタンスで意見を主張していくことを考える、
>よい機会をいただいたことに感謝します。

ああ、いえいえ。
こちらこそ、わたしが書かせた、みたいになって恐縮です。
Posted by たんぽぽ at 2010年10月14日 07:25
うーんさま、いらっしゃいませ。
おひさしぶりです。

>それにしても…うげげ…凄すぎる。

でも、典型的な、ありがちなお話なんですよね...

>手続きにぜんぶ連れてってくれるなら」と条件をつけて

ははは...
でも、それ、いいかもしれないです。
手続きの負担がどれくらいかも、理解してもらえるでしょうからね。
(手続きなんて「やって当然」という感じで、
そこにかかる負担を理解しようとしない人は、
いくらでもいるからね。)


それから、わたしのブログを、貴ブログから
リンクしてくださりありがとうございます。
さきほど確認しました。

>こっちもエントリをちょこちょこながら書きます

がんばってくださいね。
Posted by たんぽぽ at 2010年10月14日 07:27
pulinさま

一般には戸籍の苗字は変えにくいんですよね。
おなじ戸籍の中は、おなじ苗字と決まっているので、
全員に影響するのもあるんでしょうけど。

そんな中にあって、結婚改姓だけは
強制的に苗字を変えさせられるんですよね。

氏名が個人の人格を表わす、という考えが、
まだまだ定着していないのも、あるのかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2010年10月14日 12:53
うがんざきさま

>私も昔そのことでもめたことがありましたが、
>そもそも、合わないんだよね

そういえば、そうでしたね。
(前にうかがったように思います。)
苗字のことは、本当に、相手の男性をみきわめる
リトマス紙かもしれないです。


>たんぽぽさん発見して、フォローしました♪

わーい、どうもです♪
(よく見つけましたねーって、
わたし、自分のツイートを、ブログにリンクした
ことがあるので、それをご覧になったのかな?)

>知的レベルの高いツィートにびっくり

え?あ?えーと、そうなのかな?
半分以上、雑談のような気がするけど。(苦笑)

>あ、たぶん、オレ、誰だかわかんないと思います

はーい、わかんなかったです。
言われてみて、それらしきアカウントを見つけたので、
わたしからもフォローしました、よろしくね。
(なんて、人違いだったりして。)
Posted by たんぽぽ at 2010年10月14日 12:57
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