さらに驚くのは、長尾氏は「この事態を多くの
マスコミに取りあげてもらうこと」などと書いていることです。
また、民法改正法案を成立させたら「民主党は参議院選挙で
不利に立たされるだろう」ともお考えです。
http://blog.goo.ne.jp/japan-n/e/ac778a00f3e34c0fd5e593254d0e88a9
つまり、自分の(反対派の)認識は、
世論に広く支持されていると信じていることです。
(反対派というのはそうらしいとは、思っていましたが、
あらためてそれを確認できました。)
実際には、むかし民主党が民法改正を
公約からはずすといううわさが流れたとき、
それだけで民主党に対する不信感がわきあがったのでした。
それから、夫婦別姓反対を声高だかにしていた
国民新党は議席がひとつも取れませんでしたよ。
民法改正は、国民全体の中では、
それほど関心の高い政策ではないです。
そして反対派の主張は不寛容にして非常識です。
それゆえ反対派がその主張をおおっぴらにするほど、
異様に思われて、支持が離れるのだろうと思います。
しかし夫婦別姓で「家族の崩壊へとまっしぐら」とか、
「家族と言うものが空中分解する」というそもそもの前提が
妄想にすぎないことがわかっていないので、
現実が見えないのかもしれないです。
「先の総選挙で民主党を支援して下さった家族を
信仰の中心に据えている宗教団体」が出てきます。
これは、おそらく自民党や国民新党を支援している団体と
同種の主張をしているものでしょう。
民主党を支援しているところもあるのですね。
あちこちの反対勢力に支援を求めているのですが、
国民新党のことがぜんぜん出てこないです。
民主党の反対派のあいだでも、国民新党の影響力は
ほとんど認識されていなかったのでしょう。
こんな反対派の長尾たかし議員ですが、
私とて政党人。提出された法案に反対はしたくない。と書いていて、法案が提出された以上は、
民主党の議員として、それに反対しない
(公約は守る)という矜持はあるようです。
これだけは、わたしも評価できることだと思います。
付記:
前のエントリでご紹介した、長尾たかし氏のツイートは、
婚外子差別撤廃の進捗を調べている際に、
ついでに見つけたもので、参考資料として
ひとつブックマークに入れておいたのでした。
Twitter / 衆議院議員 長尾たかし: 嫡出子と非嫡出子相続同等法律改正、ヤバいです。
- [婚外子]
- [長尾たかし]
婚外子差別撤廃がやばいなどと言っている。長尾たかしは民主党内の民法改正反対派か
2010/10/25 19:31
そうしたら、そのあとたくさんブックマークがついて、
すごいことになっていました。(わたしは蚊帳の外っぽくて、
ほかのかたたちで賑わっている感じだけど)
もしかして、掘り出し物だったのかも。