2010年11月06日

toujyouka016.jpg 梶川氏のセクハラ認識

すこし前のことで、もう収集はついた感じですが、
とても見過ごせそうにないことがあったので、
わたしの考えをお話したいと思います。

梶川ゆきこ氏という、民主党の広島県議の
セクハラの認識と、それに関する議論における対応です。
http://togetter.com/li/62080
http://togetter.com/li/62232

 
発端となったのは、梶川氏のつぎのツイートですよ。
http://twitter.com/#!/yukiko_kajikawa/status/28487816146
========
稼ぎが減って、家庭で優しくしてもらえないお父さん。
外で飲んで憂さ晴らしをする余裕がない男達が、
職場で女性のケツを触ったり、セクハラをしている現状…
主婦の皆さんにも理解して頂きたいです。
飲み歩く余裕もなくなったお父さん達が家庭で、
もう少し幸せだったら、セクハラは増えないのでは…。
========

男性がセクハラをやるのは、その女性を打ち負かしたいとか、
対等な人間と思わず、見下しているからです。
ストレス発散でセクハラをするのだとしても、
もともとそうした女性観があるからで、
そこが改まらないかぎり、本質的な解決にはならないでしょう。

だいたいなんで、夫のセクハラの責任を、
妻が取る必要があるのかもわからないですよ。
これは因果が逆で、セクハラするような
女性観の持ち主だから、家でもやさしくして
もらえないだけではないかと思います。


さらに梶川氏は、高度経済成長期にはセクハラが
ほとんどなかったと考えてもいるようです。
http://twitter.com/#!/yukiko_kajikawa/status/28490833316
========
高度経済成長期は、社用族で夜の街はにぎわい、
嫌な現実の憂さ晴らしをする男の遊び場がありました。
職場の女性を見境なく、触り、セクハラするのは、
モラルが落ちているからです。
========
http://twitter.com/yukiko_kajikawa/status/28495918161
========
戦後の日本は、みんな貧乏で恵まれてはいませんでしたが、
思いやりのある社会でした。
今は、リストラ・雇用格差など、職場は殺伐としています。
========

もちろん高度経済成長期もセクハラはあって、
とうぜんのように横行していましたよ。
「夜の街」の「男の遊び場」でもセクハラはあります。
いまよりもずっと「男社会」で、均等法もなく、
職場での女性の権利なんて認識されなかったですから。

それから貧乏なほうが、かえって心がすさむのではないですかね?
このサンプルとして、高度経済成長期のほうが、
現在より少年犯罪が多いことをあげておきます。


当時は「セクハラ」ということばさえなく、
概念さえもはっきりせず、被害の訴えかたもわからず、
女性たちは泣き寝入りするしかなかったのでした。
セクハラは「存在しなかった」のではなく、
「問題にされなかった」だけだと思います。

それを、女性差別にもとづいた、社会構造的なものだと
気がついた先人たちが、「セクハラ」ということばを作って、
認識を普及させる努力を続けたのでした。
その結果、現在のように、まがりなりにも
ご法度とされるようになったしだいです。

梶川氏は、リストラが増えて社会がすさんだから
セクハラが増えたかのように思っているみたいです。
実際にはリストラとセクハラのあいだには、
直接の因果関係はないだろうと思います。

現在になってリストラが多くなったのも、
セクハラが摘発されるようになったのも、
どちらも55年体制下の会社本位主義時代の
「男社会」がくずれたためなのだと思います。



追記:
「夜の街」の「男の遊び場」とは風俗のことか?
飲み屋とかカラオケのことかと思ったんだけど。

posted by たんぽぽ at 11:31 | Comment(44) | TrackBack(1) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
こんにちは、たんぽぽさん。
私の実体験を書いちゃいます。

日本を知る外国人からの日本人男性の評価を暴露することになってしまいますが…。

外国人男性と長い間お付き合いしていた時のことです。彼と結婚する準備のため一緒に暮らしていましたが、それを知ったご近所の反応は私には驚くべきものでした。

「日本人の男には気をつけてね、
あなたのような『普通の女性』はきっと危ない目に遭うわ」

色んな年代の、男の人にも女の人にも言われました。実は、渡航先だけでなく、日本国内で大学に通っていた時も留学生(女性)たちに言われていたのです!

弱い立場の人への態度は本音が出ると言われています。もしかしたら日本人男性は今まで外国人女性にその本音をぶちまけていたのでは…。しかし過去見下していた他のアジアの国々の人々は既に日本人の経済状況を追い抜こうとしています。きっと、かつてのようにカネと引き換えに「男の本音」を受け入れてくれる人はもうそろそろいなくなると思います。「梶川氏は、リストラが増えて社会がすさんだからセクハラが増えたかのように思っているみたいです。」ということですが、私はこのように思います。

世界で経済的に立場が弱くなりつつある今、それを武器にして外国人女性に手を出していたのができなくなってきて、それで国内で「自分の隣にいる女」に本音をぶちまけるようになったのだと冷たく予想。

今だって、「え、色々あってといっても、日本人の男と結婚したの?!大丈夫なの?!」と旧友たちに言われたりします。「マジメな部類の人じゃなきゃ友人にすらならないよ」と話してますがね。ここまで物凄い評価をされるに至った日本人男性の行動は…一体何をしでかしてきたのかと思います(汗)。
Posted by ecru at 2010年11月06日 11:51
ecruさま、こちらにもコメントありがとうです。

>「日本人の男には気をつけてね、
>あなたのような『普通の女性』はきっと危ない目に遭うわ」

なるほどねえ...
「日本は女性差別の国」と、なんとなく外国人から
思われているのですね。(わかるような、わからないような...)

たとえば、こんなことがあると、
外国人たちは「さもありなん」と思ってしまうのかな?
http://taraxacum.seesaa.net/article/165004676.html
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/surround/litter/litter.html


>「梶川氏は、リストラが増えて社会がすさんだから
>セクハラが増えたかのように思っているみたいです。」

梶川ゆきこ氏のこの認識は、あきらかに事実誤認ですよ。
このエントリで書いたように、高度経済成長期から
セクハラはあって、しかももっとひどかったのでした。

増えたのは「摘発されるセクハラ」なんだけど、
もみ消されていたものが、眼につくようになったので、
セクハラそのものが増えたように見えるだけだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月06日 22:50
お返事ありがとうございます。

「日本人男性は自分をコントロールできない」というのは、実はかなり浸透した評価のようです。商社マンたちは一体何を渡航先でしでかしたんでしょうね…。買春どころではなく、他に何かしているからそこまで言われるのだろうと思います(商売してる側は余程じゃなきゃお客を悪く言わないはず)。

台北には「日本人男性『だけ』」を対象にしたいかがわしいお店の通りがあったそうです(一部は今もあるそうですが)。日本は仏教の国と表面的に表現されていますが、アジア系外国人は実質その表現を見下してます。「肉も食べるし妻以外の女を探しに来る」とまで言っているのを耳にしました(その言語がわからない振りをしましたけどね)。

二つのエントリを読みましたが、まさに「さもありなん」と言われかねません(涙)。外国人のリアル友人には敢えて聞いてみないことにします。…恥だわ。

私も日本人ですから、自分の半分がそのように評価されている現実を悲しく思いますが、過去から現在までの歴史で海外とのやり取りをしていた男性方の行動を見ると、そう思われてしまってもしかたがない、その印象を変えられるほどの倫理を日本人男性に身に着けてもらって、その評価を撤回してもらう他ないのかもしれない、と思います…

ちょっと雑談。…働く女性、という認識が狭いからこそ、女性労働者が世の中に少ないとされているような気がするんですよね。本当に女性労働者は少数派なのか、私は疑問を持っています。古くから続く商店街のお店には、男性しかいないお店は逆に少数派です。「『密室になる』オフィスの」女性労働者が少数派、と考えると、繁華街のように「防犯ビデオという見張りをつける」解決策はかなり簡単にアタマに浮かぶのですけどね…
Posted by ecru at 2010年11月07日 15:45
たんぽぽさん、ecruさん

とりあえず、部分と全体を混同するのは止めていただけませんか?

本文中の
>男性がセクハラをやるのは、その女性を打ち負かしたいとか、
対等な人間と思わず、見下しているからです。
ストレス発散でセクハラをするのだとしても、
もともとそうした女性観があるからで、
そこが改まらないかぎり、本質的な解決にはならないでしょう。

や、コメントの
>私も日本人ですから、自分の半分がそのように評価されている現実を悲しく思いますが、過去から現在までの歴史で海外とのやり取りをしていた男性方の行動を見ると、そう思われてしまってもしかたがない、その印象を変えられるほどの倫理を日本人男性に身に着けてもらって、その評価を撤回してもらう他ないのかもしれない、と思います…

が、特定個人を指しているのであれば別に構わないのですが、男全体がそうであるように見えますので非常に不愉快です。
一体あなた方の周りでは”セクハラする男”と”セクハラしない男”のどちらが多いのでしょう?また、世間一般ではどちらが多いと思いますか?
この記述こそ性差別、セクハラの見本ですね。

あと、ecruさんのコメントが突っ込み所満載なのですが、全部を突っ込むのは文字数制限に引っかかりそうなのでこの程度にしておきますが、

>日本は仏教の国と表面的に表現されていますが、アジア系外国人は実質その表現を見下してます。

まあ、根底に神道がありますから、他の仏教国にしてみれば変な宗教観なんでしょう。盆、葬式は経を上げ、元旦は神社で初詣ですからね。

>「肉も食べるし妻以外の女を探しに来る」

日本人以外にもたくさんいるでしょうに。

>世界で経済的に立場が弱くなりつつある今

どの程度の国が日本に追いつこうとしているのか、追い越しているのか、数えてみてください。これだけで、ご自身の主張がどんなものか解るかと思いますが、如何ですか?
Posted by ASDF at 2010年11月07日 19:15
 えー、あたしも「日本人男性のセクハラ観」について少し…で収まるかしら(何)

 以前読んだ本で、今はちょっと手元にないのですが、行政相談をしている方(男性)が書かれた、セクハラのルポがあります。

http://www.amazon.co.jp/%E5%A3%8A%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%94%B7%E3%81%9F%E3%81%A1%E2%80%95%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%87%91%E5%AD%90-%E9%9B%85%E8%87%A3/dp/4004309964/ref=cm_cr_pr_product_top

ここに載っている事例は平成になってからのものばかりで、多分多くは2000年代になってからのもののはずなんですが…まあ、凄いです。
(著者が60代の男性なんでセクハラの分析には梶川氏みたいな誤解も混ざってるんですが、それでも著者氏は
「憂さ晴らしに女性を利用するのは間違い」
程度の認識は持ってます)

 で、この本で取り上げられている加害者達の言い分も凄いんですね。
「「本気の拒否」と『受け入れの拒否」があって、合意はあった」
とか、
「大人の恋の駆け引きだ」
とか。(「大人の恋の駆け引き」という言葉を、差別温存ワードとして否定したくなる勢いでした)
セクハラ対策マニュアルに対しても、
「職場の人間関係がぎすぎすする」
なんて言っちゃうんですね、彼ら。女性と性的な事柄を分離出来ないらしい。あたしなんかは、
「お前らのコミュニケーション手段はそれしかないのか」
って思っちゃったんですけど。

…長くなったので続きます(笑)
Posted by 七重 at 2010年11月08日 01:06
…というわけで続きです(^^;

 …さて、上に出てくる事例の人々、セクハラの加害者として糾弾される上でポピュラーな、一定以上の地位です。結果として、社会的な影響力もそれなり以上です。そういう人々が、女性を「個」として確立した1人の人間として見ていない、という事例が結構あるわけですね。

 最近は一応建前上の「男女平等」が広がってる分、この傾向は絶対的にはましになってるはずなんですが、海外がましになっていくスピードの方が早くて置いていかれてる可能性は割とあると思います。
また、建前上の「男女平等」の中で育ちつつ、生身の女性と縁がないということで、別ルートで
「女性を「個」として確立した1人の人間として見る」
ということが出来ないままの男性(「ミソジニー非モテ」ってやつですね、たんぽぽ様が時々「非もて」と括るタイプの)の声も大きくなりつつあるようです。特にネットで。
「母親」をイメージして女性を「自分に奉仕する存在」と考え、「奉仕してくれない同年代の(現実の)女なんて以下略」みたいな。

 まあ、結果として真っ当な男性の声が埋もれていたり、あと、「会社」という場所でのホモソーシャル性ゆえに性差別的な行動に抑止力が働かなかったりして(「風俗利用を男性社員(部下)に強制する」という「男性に対しての」セクハラが罰せられるようになったのはごく最近ですし、公人の性差別的発言に対して、日本社会は凄く甘いですね)、セクハラや性差別という点で日本男性がだらしがない…というイメージが海外に定着するには…まあ、十分すぎるくらいの状況はあったのではないかな、と思います。

まあ、あくまで「イメージ」の話ですので実際の人数比率自体は関係ないのではないかな、と。
 イメージの払拭には、実際に行動することももちろんですが、公になるような性差別・セクハラ事例(それこそ、上で挙げたような公人の性差別的発言)に、「日本男性」が批判の声をあげていくことが大事なのではないかと思う次第です。

…最後になりますが、該当の本をあたしが読んだときのレビューをトラックバックさせていただきました。
お暇があればご笑覧下さいませー >たんぽぽ様はじめ皆様
Posted by 七重 at 2010年11月08日 01:16
ecruさま、コメントありがとうです。

>買春どころではなく、他に何かしているから
>そこまで言われるのだろうと思います

海外に滞在する日本人男性は、かならず性風俗に行きたがるとか、
そんなことでもあるんでしょうかね?
(くわしいことをご存知のかたはいないのかな?)

日本人男性は、買春というとツアーを組んだりして、
結構堂々と行くみたいですね。
現地では、そういうことは、はばかりながら
行くところですから、それだけでも、
「日本人男性は恐ろしい」と思われるとは思います。

>二つのエントリを読みましたが、
>まさに「さもありなん」と言われかねません(涙)

わたしのサイトは、読んでくださってありがとうです。
あるいは、こういうことがあるから、
「やっぱり日本人男性は...」と思われるのもあるんでしょうね。


そういえば、日本のマスコミは、
外国から女性差別を批判される話題を
取り上げるのを避けたがりますね。
女子差別撤廃条約のこととか、選択議定書とか、
あまり大きく取り上げないですし。

もしかすると、マスコミの関係者は、
こういう外国での日本人男性の評価を知っているので、
あえて黙殺しているのかな、なんて思ったりもしています。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月08日 23:01
ASDFさま、いらっしゃいませ。

こちらから、お越しかな?
http://d.hatena.ne.jp/yamtom/20101026/1288109722#c1288407847

はじめてコメントをくださるときは、
簡単にごあいさつをいただきたいと思います。

>>男性がセクハラをやるのは、

セクハラは、女性差別という社会構造にもとづくものです。
そして、その社会構造のお話をしているのであって、
個人がどうしたというお話はしていませんよ。


>>私も日本人ですから、自分の半分がそのように
>評価されている現実を悲しく思いますが

こちらは、外国のかたたちによる、日本人男性の評価のお話です。
わたしもくわしいことはわからないですが、
日本人男性はかなりの確率でいかがわしいと見て
まちがいないと思われるだけのことを、
外国で生活する日本人はしているのでしょう。

ご不満でしたら、外国人から信頼を回復するべく
日本人自身(とくに男性)が努力することだと思います。
そして、信頼を取り戻すにはどうしたらいいのか、
というのが、コメントの趣旨です。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月08日 23:03
たんぽぽさん

ええ、そこから来ました。向こうのASDFと同一人物です。
一連の記載からあなたの親類・縁者の男性がどんな方々なのか推し量るべきなんでしょうかね?

>>男性がセクハラをやるのは、
やっぱりそういう認識なんでしょ?
男性全体がそうだと言わんばかりです。というか、人物を特定した話ではなく社会構造の話ということですので、日本人男性全て(もしくはほぼ全て)を指していらっしゃるのしょう?違いますか?

”セクハラする男性は”という表現はそんなに難しいのでしょうか?

外国人の評価の件については、その評価を鵜呑みにして、そう評価に沿う様に分析しecruさんご自身の意見となって日本人男性全体を論じています。
信頼回復するように努力すべきって・・・そんなことやってない私はどうしたら良いのでしょう?

それで、たった一人のサンプルからどうして

>日本人男性はかなりの確率でいかがわしいと見て
まちがいないと思われるだけのことを、
外国で生活する日本人はしているのでしょう。

という結論が出てくるのか、教えて頂きたいものです。私はTV番組で「日本人男性はとても紳士的。ウチの旦那に見習わせたい。」旨のコメントをしている外国人女性を何度か見かけていますがね。

何度も言いますが、特定個人ではなく男性全体を指す表現が不愉快なんですよ。
もしかして、あなたは”男が女を不愉快にさせるのは許せないが、女が男を不愉快にするのは構わない”という思想の持ち主ですか?
Posted by ASDF at 2010年11月09日 20:17
七重さま、コメントありがとうございます。
お返事が遅くなりまして、ごめんなさいです。

>海外がましになっていくスピードの方が早くて
>置いていかれてる可能性は割とあると思います。

なるほどねえ...
その一部は、「ジェンダーギャップ指数」という
数値でしめされているんだけど。
http://taraxacum.seesaa.net/article/166530348.html

「女性を「個」として確立した1人の人間」として
見られない男性は、まだまだ多そうだし、
それがいろいろなかたちで現れているのでしょうね。

一定以上の地位で社会的影響力もある男性というのは、
自分の好き勝手がまかり通ることが多いでしょうから、
セクハラを独りよがりに正当化する人も、
多いことが考えられます。

そういう光景の積み重ねで、「日本人男性は危ない」と、
外国人が警戒するようになったことは、
あるのかもしれないですね。


>該当の本をあたしが読んだときのレビューを

トラックバックありがとうございます。
拝読しましたよ。

>「「本気の拒否」と『受け入れの拒否」があって、合意はあった」

なんか「広義の強制」と「狭義の強制」みたいだ。
独りよがりに合意があった、なんて決めてしまえるのは、
力関係で押していることにほかならないと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月09日 22:29
七重さん

昨日コメントするつもりで忘れておりました。
>「イメージ」の話ですので実際の人数比率自体は関係ないのではないかな

とのこと。これは私へ発信されたものと取っても良ろしいでしょうか?
別にイメージを持つことは構いませんよ、イメージだけで男性全てを論じているのが不愉快なんです。
だから、止めてくれとお願いしているのですがね。不当な要求なんでしょうか?

イメージだけで何かを論じ、その結果誰かを不愉快にさせても構わないというのなら、何故、たんぽぽさんは梶川議員のツィートに反論しているのかと疑問になりませんか?
というか、性差別なんて言葉が何故産まれたのか教えて頂きたい。
「”産む機械発言”もあの大臣がそういうイメージを持っていたというだけなので、批判するべきではない。」と七重さんの口から聞いてみたいものです。


>セクハラ対策マニュアルに対しても、
「職場の人間関係がぎすぎすする」

セクハラ対策マニュアルを読んだ事はありませんが、全社でマニュアルに準じた教育を受けています。
幾つかの事例を挙げてはいるものの、要するに「相手がセクハラと感じたらセクハラです。何がセクハラになるかわかりませんが、気をつけましょう。」という内容のものでした。
そして、社員に何を求めてるのかと問いただしましたが、回答はありませんでしたし、女性社員も「触られるのは嫌だけど他の事例はどこがどうセクハラなのか分からない」とも言ってました。

文面通り受け取ると、
・挨拶をしたら、「挨拶を強要された。セクハラ!」
・まだこの仕事は早すぎると判断して簡単な仕事ばかりさせていたら「馬鹿にされている。セクハラ!」
ともなりかねない状況に我々は追い込まれているということになりますね。
ならば、セクハラ対策マニュアルによって「人間関係がギスギスする」という感想も少々意地悪な気はしますが、的外れではないのではないかと思います。
また、紹介されている事例では前後のいきさつがさっぱりなかったのでこの場で判断するべきじゃないのかもしれませんが、私の受けた教育の事例では「香水変えた?」「宴会で酌するように言われた」というのもセクハラになるとのこと。
前者は単に社交辞令だったり話の取っ掛かりだったりするだけですので、ただの自意識過剰。後者は日本の宴会では互いに酒を注ぎ合うのが習慣ですので、ただの世間知らず。と判断してもおかしくないと思います。
でもって、世間知らずや自意識過剰に周りが合わせなければセクハラと断ぜられると受け取られてもおかしくないわけですから。やっぱり人間関係がおかしくなると思われてもおかしくないです。


>女性と性的な事柄を分離出来ないらしい

上で挙げた事例では「香水変えた?」「宴会で酌するように言われた」というのもセクハラになるということなので、別に性的な行為のみを指しているわけではないのでは?
というか、あなた方こそ下の話と分離出来ていないのでは?あなた方のセクハラ観はその程度?

マニュアルに関しては、あの程度のやっつけ仕事で「我々の訴えにより実現しました」なんて謳っている方々がいるのにビックリしました。
Posted by ASDF at 2010年11月10日 19:14
基本的にネットにおいて論争を仕掛けてくる人は、自分の信念(夫婦別姓絶対反対、男尊女卑(こういう露骨な表現でなくても)は正当、など)は不同の前提なので、またそれを布教したいわけでもなく、議論によって自他共に何かが生み出される性質のものではなく、お互いの頑迷さという印象が残るだけだから、あんまり議論のための議論は深入りする意味はないかと。
Posted by pulin at 2010年11月11日 07:03
ASDFさま

>ええ、そこから来ました。向こうのASDFと同一人物です。

自己紹介はありがとうございます。

わたしのブログでは、はじめて来られたかたで、
とくに批判的意見をなさるかたには、
あいさつと簡単な自己紹介をお願いしています。
これはご自分の発言に責任を持ってもらうためです。
ご協力をお願いしますね。


>人物を特定した話ではなく社会構造の話ということですので、
>日本人男性全て(もしくはほぼ全て)を
>指していらっしゃるのしょう?違いますか?

ちがいますよ。
社会構造はすべての個人という意味ではありません。
よって日本人男性すべてがこれがしのことをしている、
ということではありません。

>外国人の評価の件については、その評価を鵜呑みにして、
>そう評価に沿う様に分析しecruさん

ecruさまは、「外国人の評価=自分の意見」にはしていませんよ?
外国人からそうした評価を受けている事実と、
なぜそんな評価をされることになったのか
原因と対策について述べているのだと思います。

前のコメントもそうですが、外国人の評価を
ecruさまご自身の意見ということにして、
ecruさまを批判するのは、的外れだと思います。


>信頼回復するように努力すべきって・・・
>そんなことやってない私はどうしたら良いのでしょう?

すくなくともここで、「このコメント欄にいる女どもは、
日本人男性全員をくくっている」などと
噛み付くことではないと思います。
また、おなじ調子で当該外国人のかたに突っかかっても、
信頼が回復しないどころか、逆効果になるでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月11日 23:19
ASDFさま(前のつづき)

>それで、たった一人のサンプルからどうして
>という結論が出てくるのか、

「たった一人のサンプル」から結論を出したのはだれですか?
わたしは、そんなことはしていませんよ。

>特定個人ではなく男性全体を指す表現が不愉快なんですよ。

日本人男性全体を指して評価をしているのは、
外国人(正確にはecruさまが見聞した外国人)です。
このコメント欄にいるだれかがそう言っているかのように
お考えでしたら見当違いです。

それから、ecruさまは、前のコメントで、
「自分の半分(日本人男性)がそのように評価されている現実を
悲しく思います」とおっしゃっていますよ。
お気持ちをわかちあえそうでよかったですね。


>別にイメージを持つことは構いませんよ、
>イメージだけで男性全てを論じているのが不愉快なんです。

イメージしているのは、「外国人が日本人男性に対して、
かかる評価をするようになった原因」です。
したがって、しいて言うならば、七重さまが
「イメージだけで論じているのは」
「日本人男性すべて」ではなく、「外国人」だと思います。

>セクハラ対策マニュアルを読んだ事はありませんが、
>全社でマニュアルに準じた教育を受けています。

このくだりは意味がわからないです。
マニュアルの妥当性とか、具体的な職場において
マニュアルがどのくらい当てはまるかどうかを
述べているのではないと思います。

七重さまのおっしゃりたいことは、
「被害者から、セクハラだといくら批判されても、
受け入れず、開き直ろうとする人がいる」
ということだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月11日 23:21
>たんぽぽ様

>ジェンダーギャップ指数

なるほど…
女性が「個」として確立した1人の人間として見られないこと
と、
意思決定の場に女性が入れずにいることが日本の順位の低さの主要因であること
は、強く関連していそうですね。

>好き勝手

まかり通ってますよねぇ…某知事とか某知事とか(ぁー)
彼が堂々と首都の首長を続けていることを広報されるだけでも、「日本は性差別がやばそう」くらいの認識は作られそうです。

>「広義の強制」と「狭義の強制」

あ…あーあーあー(凄く納得した)
従軍慰安婦の場合は「合意があった」は「商行為だった」になったりするわけですけど、「力」による強制力って都合よく忘却できるというか、行使する側は恐ろしく無意識なものですよね。

トラックバックさせていただいた記事へのコメントとトラックバック、ありがとうございました。
…あと、あたし宛のコメントへの反応をさせてしまってすみません(^^;
1つ目のコメントで引き合いに出した本を探しに図書館に行ったら10日間くらいの休館期間の真っ最中だったり(涙)、眠かったりでorz

ご迷惑にならないようでしたら、近いうちに私からもASDF氏にお返事を…とは考えております。
Posted by 七重 at 2010年11月12日 01:54
ただいま〜こちらにもレスがついてたようなのでお返事を…。

>ASDFさん
反応ありがとうです。一部、とは思えないアジア系・西欧系友人たちの反応があったので「一部」とは思っていません。厳しいでしょうけど、実際に色々見ちゃってるので許してちょ?偏見であって、現実そうじゃないと本当にいいんですけどね。

・学生時代に付き合ってた彼氏の会社の得意先がある商社だったんですがね…実際に元彼が接待した時、既婚日本人男性(現地語全然ダメな人たち)が複数来ていたそうで、ホテルまで送ったら全員に女の手配を頼まれたそうで。ええと、5年前のことですからここ最近の話です。

・留学時代、ご近所に住んでいた「公用語」を話せないお年寄りからもそういった話を聞いています。通りでお店を開きモノを売っている販売員の女性(私の顔見知りでした)をホテルに連れて行こうとした日本人の男がいたとか。もちろんそのおばあちゃんが警察に連絡し、その男は連行されて事なきを得たそうですが…

・留学時代、ある日本人男性の留学生が買春に行ったことをふとしたことで知ったことがあります(数人)。

・大学時代、日本留学前は観光に携わっていた中華系タイ人の友人から女の手配を頼む日本人男性のことをふと聞いてしまった(授業で観光旅行でのトラブルについてのニュースかなんかが書いてあった新聞記事が出てきてそういった話になったんだっけ)。

・ドイツ人女性の友人から同じような話を聞いたり。

なんか私の周りだけでこんなにあったんだよね…

>>「肉も食べるし妻以外の女を探しに来る」
>日本人以外にもたくさんいるでしょうに。
私もそう思いますが、外国にまで探しに行くところに驚きましょうよ(苦笑)。

あー、後で!
Posted by ecru at 2010年11月12日 20:56
ふう、すいません、ASDFさん、続きですー

私にもね、日本人男性の大事な友人たちがいるんです。それぞれ別の言語を持ち、そしてプライベートで信頼できる、素晴らしい人たちです。韓国人にも、信頼し合っている友人がいます。それぞれ家族を持ち、平和を讃えるかのように家族について語り合います。そんな自分の大事な友人たちが不義であるように言われることに、どうして心を痛めないと思うのですか?

自分から見ても、「その先入観は特定の誰かについて言っているんだ」と思うのです。それでも、こういった印象が残されている現実が目の前にあるんです。私はただ、それを知ってほしい。特に、アジアの隣国が過去より更に近づいているわけで、そういった「小さな田舎町の人々」の持つ誤解を解くことは必要だと思います。でも、私には直接彼らの誤解を解くことができないことを知ったのです。…姿かたちが女だからです。

誤解は、お互いがそれを認識するところから解決へ向かいます。しかし、まずはその相手の先入観を目にしなくてはならないものです。受け入れられないのは当然のはずです、だからこそ先入観なのですから。
Posted by ecru at 2010年11月12日 21:19
pulinさま、
お返事が遅くなってごめんなさいです。

>基本的にネットにおいて論争を仕掛けてくる人は、

このエントリにかぎって言えば、
ASDFさまは、コメント欄の会話の趣旨や内容を
適切に把握してほしいと、わたしは思います。

>あんまり議論のための議論は深入りする意味はないかと

ご心配ありがとうです。
もうちょっとがんばってみたいと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月12日 22:36
七重さま、コメントどうもありがとうです

>女性が「個」として確立した1人の人間として見られないこと
>意思決定の場に女性が入れずにいること

そういえば、関連しているかもしれないですね。
確立したひとりの人間として見られないから、
意思決定の場に入れないのか、意思決定の場にいないから、
確立した一人の人間として見られないのか、
このあたりは「にわとりと卵」なんでしょうけれど。

>彼が堂々と首都の首長を続けていることを広報されるだけでも

このかたの問題発言も、いくつかは外国人に
知られているのもありそうですよね。

ちなみに「このかた」は、本人はそれなりの作家だし、
弟は人気俳優だし、子どもは4人全員男性で、
典型的な「強者」なのではないかと思います。
結構「好き勝手」にやれたクチなんだろうと思います。


>あ…あーあーあー(凄く納得した)

「力」による強制力が批判されたときの
レスポンスは、どれも似たり寄ったりのようですね。

>「力」による強制力って都合よく忘却できるというか、
>行使する側は恐ろしく無意識なものですよね。

さえぎるものがないので、他人にそういうことをしても
空気のようにあたりまえとしか思わず、
「力」による強制力が働いていることが
なかなか意識できないんですよね。


ところで、従軍慰安婦のことは、外国ではもうすこし
常識的ではないかと、わたしは思うのですよ。
(日本にいると、メディアが取り上げることが
めったにないので、ぜんぜんわからないけれど。)

なので、外国人が「日本人男性」のイメージを作るのに、
かかわっていることもあるかもしれないですよ。
(とくに、西欧人と東アジア、東南アジアの人たちは、
実際に被害にあっていますし。)
Posted by たんぽぽ at 2010年11月12日 22:46
七重さま(前の続き)

>あたし宛のコメントへの反応をさせてしまってすみません

ああ、いえいえ。
わたしは、どんどん横レスするタイプですので、
おかまいなく、です。

というか、わたしが勝手にレスしちゃって、
かえって失礼だったりしないかと思うことがあります。
自分の言っていることはそうじゃないよと、
わたしの横レスを見て思うことがありましたら、
おっしゃっていただけたらと思います。

>近いうちに私からもASDF氏にお返事を…とは考えております

言いたいことがありましたら、
どしどしおっしゃってくださって大歓迎ですよ。
わたしは迷惑ということはぜんぜんないですので、
遠慮なくお返事していただけたらと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月12日 22:49
ecruさま

たくさんの経験談を書いてくださって、
ありがとうございます。
(本当にたくさんあるんですね、お疲れさまでした。)

それにしても「うわあー」という感じですね。
洋の東西を問わず、日本人男性が、そのように思われているのは、
やはりそう思われるだけのことがありそうに思います。

>ある日本人男性の留学生が買春に行ったことを

日本人の男性は、何人かの集団になって、
わりと堂々と買春に行くらしいですね。
現地の人たちにとっては、人目をしのんで、
こっそり行くことなので、日本人男性がうさんくさく
見られる原因になっている、というのは
ときどき言われるんだけど、やはり本当のようですね。


>そういった「小さな田舎町の人々」の持つ誤解を
>解くことは必要だと思います

こういうのは、実際に日本人男性に触れることで、
先入観を改めてもらうしかないんでしょうね。

あと、ASDFさんは、外国人の評価=ecruさんの意見
のように思い込んでいますね。
それは違いますよと、わたしからコメントしておいたけれど。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月13日 22:03
>たんぽぽさん
まあ、あのように誤解されてもしかたないくらい、先入観の対象にとっても衝撃的な内容を書いていることは自分で理解してます(汗)。ASDFさん、でもあれらはフィクションではないんです。

一番外国人が腹を立てるであろうこれ関連のことは、現地の人が「お前も買わないか」と何気なく言われることです。もちろん私の元彼も言われて腹を立てていました…。最低限、他人に勧めないくらいの気遣いは日本人に求められていると思います。集団心理は外国に行った時は鞄にでもしまいこんでおきましょう。
Posted by ecru at 2010年11月14日 23:02
ecruさま、コメントどうもです

>ASDFさん、でもあれらはフィクションではないんです

わたしにとっても、すごい衝撃的です。
でも、外国へ行って、しばらく生活しないと、
なかなか見えてこないことなのかもしれないですね。

>最低限、他人に勧めないくらいの気遣いは
>日本人に求められていると思います。
>集団心理は外国に行った時は鞄にでもしまいこんでおきましょう。

日本人は個人のモラルはとてもよいけれど、
集団になるとだめになる、というのはよく言われることで、
外国のかたたちも、眉をひそめるところらしいですね。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月15日 22:47
 …近いうちにとか言いつつ、職探ししてたり「恋人」とラブラブしたりしてたら遅くなってしまいました(汗)

 予告しておいて流しちゃうのもなので、お返事というかは書きたいと思います。
ASDF様はもう見てないかもしれないですが、ASDF様と同じような誤解をされてるギャラリーの方がいるかもしれないですし。

 まず、前提を。
最初のコメント2つは、特定の誰かというよりは、「コメント欄の話の輪に加わってみる」という感じでした。
その意味でASDF様も入ってはいましたが。
(これが最初の質問の答えですね)

あと、これらは、
・前半のコメントで事例案内(紹介ってほど中身書けなかったので。現物ないから仕方ないのですが;)と感想
・後半のコメントで、そこから自分の意見
という構造で書いたので、

>セクハラ対策マニュアルに対しても、
「職場の人間関係がぎすぎすする」

とか

>女性と性的な事柄を分離出来ないらしい

に関しては、事例についての話であり、日本男性全般について一般化したつもりはありません。
(誤解しうる箇所は、今後のために指摘してもらえればとは思いますが)

なお、やっぱり本が手元にないので割とアバウトな話し方で蛇足になってしまうのですが、紹介した本に載っている事例は本当に酷いのです。「セクハラ」の語感を通り越して
「普通に婦女暴行・強姦未遂じゃねーのか」
みたいな。山奥まで車を動かしてそこで関係を迫ったとか押し倒したとか。
「酷い」としか書かなかったので「私が出した事例に沿って程度を考えて物を言え」ってのは無理ですが(でもね、そもそも一般化したつもりはないのです)、ASDF様が疑問に思った事例にすり替えられてしまうのは…正直、困ります。

掘り下げは、次のレスにしますね。
Posted by 七重 at 2010年11月23日 17:19
 さて、残りはセクハラ及び「セクハラ観」のお話です。
…長くなりそうなので、このレスはセクハラのみで終わってしまいそうですがorz

 まず大前提として、セクハラを略さず言うとセクシャルハラスメント、訳すと「性的嫌がらせ」ですね。
性は基本的にプライベートのものなので、「何がセクハラになるか」は、個人の基準と当事者間の距離感によるところが大きく、一般論で語れないのです。
『相手がセクハラと感じたらセクハラ』
というのは、そういう状況の中で生み出された言葉だと思います。
 …あと、
「女はこういうものだ」
とか、
「女はこう扱えばいい」
みたいなステレオタイプ(しかも、酷く偏っている)が、セクハラを助長してきた・している側面もあるのです。
安易に枠を設けてしまうことは、セクハラの根本的な解決をかえって遠ざけてしまいます。セクハラって、「人権問題」なので。
(あと、個人的には、「香水変えた?」「宴会で酌するように言われた」が問題になりうるケースはそんなにありえないことでもないと思います。
「匂い」って、ファッションの枠にしても服やアクセサリーよりある意味肌に近いものだから、そんなに親密じゃない相手に言われたら気持ち悪さを覚えることもあると思います。
…そもそも、男性のファッション面をとっかかりにしないなら、「女性だけ品定めされてる」感が不快な感情を催すこともありそうですし。
 宴会の酌は、女性社員がコンパニオンのように扱われるケースを想定した可能性が高いと思います。この場合、女性を「奉仕する存在」と規定しているので性差別的です。
…あと、そうでなくても、「宴会では互いに酒を注ぎ合うのが習慣」で、飲みたくない・飲めない人に強要したら、セクハラじゃなくても「アルハラ」にはなるかと)

セクハラに対しては、啓蒙と罰則規定も大事ですけど、精密な聞き取り(流石に虚偽だったり誇張の可能性を全否定するわけにも、ですからね)、そしてケアがあるといいですよね。

…すみません、まだ続きますorz
Posted by 七重 at 2010年11月23日 17:43
…さて、後先になってしまいましたが、「セクハラ観」と、イメージのお話をば。

 あたし自身は男性全てについては論じていませんよ。
「いかにして、外国でecru氏が紹介したようなイメージが定着したと思われるか」
という話をしたのであって、だからこそ「社会的な影響力」とか「声の大きさ」を問題にしたのです。
…実際には、もっと露骨な現実が多数繰り広げられたようですが(汗)

・性差別発言を公人がしても、女性団体が噴き上がるだけ。「普通の人々」はそういう女性団体に対して冷笑的
・性差別問題の解決を勧告されても、まともに対処しない
・そして、上記2つをきちんと批判出来る男性は、マスメディアにはあまり登場しない

あとはecru様(現mmm様)の挙げておられるような事例もありますね。
(蛇足ですが、似たような事例を「ダーリンは外国人」から。
とある飲みの席で、著者氏の夫であるトニー氏が、著者氏の前で「風俗に行こう」とからかわれたのです。
トニー氏はその場では困って笑っていたのですが、その夜に
「彼女の前で「風俗行こう」だなんて…」
と傷ついていたのでした。

そもそも、「風俗に行こう」が「からかい・冗談」になってしまう・出来てしまう文化が問題になるのではないでしょうか。人権的には。)

 勿論、こういう価値観を内面化していない男性がいるのは知ってますよ。あたしの「恋人」もそうです。
…ただ、そういう人々でも、性差別の問題に関心がないと「わざわざ」そういう価値観を公に批判って、あんまりしないんですよね。
(迎合しないことを行動で示すだけでも、それなりの抵抗だとは思うんですが)
あたしは「結果として真っ当な男性の声が埋もれていたり」とも書きました。

…これらの状況が重なった結果、「セクハラや性差別という点で日本男性がだらしがない」という「イメージ」が海外にある程度浸透するの…そんなに、おかしいでしょうか。
寧ろ、「外から「社会」を客観的に見ている」とすら、あたしは思うんですけど。

>たんぽぽ様

遅くなりすぎた上に、長々と書き過ぎてすみません;
Posted by 七重 at 2010年11月23日 18:50
七重さま
コメントまことにありがとうございます。
しかと拝読いたしましたよ。

>職探ししてたり「恋人」とラブラブしたりしてたら

それらはたしかにとても大事ですね。(両方とも)


ASDFさまだけど、この記事で言われている、
差別を個別の状況とか個人の振る舞いとかで
理解しているかたではないかと、ちょっと思っています。
http://h.hatena.ne.jp/kmizusawa/9259273279753092783

そう考えると、このコメント欄でお書きになったことも、
結構納得できるように、わたしは思うんだけど。
いただいたコメントに対するお答えもかねて、
エントリも書いてみたけれど。
http://taraxacum.seesaa.net/article/170561866.html

>著者氏の夫であるトニー氏が、
>著者氏の前で「風俗に行こう」とからかわれたのです。

ああ、じゃあ、mmmさまのおっしゃっているようなこと、
本当にめずらしくなくあることのようですね。


>遅くなりすぎた上に、長々と書き過ぎてすみません

ああ、いえいえ。
わたしはぜんぜん問題ないですので、
これからも、遠慮なくコメントをくださいね。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月24日 23:14
男は女を対等と見ていないといいますけど、「その原因は女にもあるのでは?」とか、「じゃあ、女は男を対等に見ているのか?」という疑問を抱かざるをえませんね。

そもそも、女は弱さを武器にするじゃないですか。レディーファーストなんてその最たる例ですよね。過度な女性保護もそう。女性が弱い者という認識を植えつけられた男性が女性を対等に見れなくなるのは当たり前ですよ。
対等に見ないと非難しつつ、都合が悪くなったら女の弱さを全面に出す。そんなことをやっているようじゃ、女性が見下されてもしょうがない。自業自得ですよ。

また、逆に女性は男性を対等に見ているといえるんですか?セクハラにしても、職場における女性のセクハラは非常に多いはずです。ただ、バブル期における男性のセクハラと同じように、それがセクハラとして認識されていないだけ。
例えば、性的な噂話は環境型セクハラにあたるとされていますが、この手の噂話は女性従業員の方が圧倒的に多いですよね。身体的特徴を馬鹿にするゆな噂もよくすると聞いています。セクハラの原因が相手を対等に見ていないことにあるというのならば、女性も男性を対等に見ていないということになるでしょう。

男性を批判するのも結構ですが、少しは女性達は自身を省みるべきです。そうでなければ、その主張に何の説得力も生まれないでしょう。


Posted by カロ at 2010年11月25日 16:12
カロさま、こんにちは。
はじめてコメントをくださるときは、
あいさつと、簡単な自己紹介をお願いします。

>そもそも、女は弱さを武器にするじゃないですか。
>レディーファーストなんてその最たる例ですよね。
>過度な女性保護もそう。

たとえば、先日発表されたジェンダーギャップ指数は、
日本の順位は94位で、OECD加盟国の中では
問題なく下位のほうです。

眼に見えるわかりやすいところだけで、
女には武器があるとか、過剰に優遇されているというのは、
社会認識が狭隘と言わざるを得ないです。


>男性を批判するのも結構ですが、少しは女性達は自身を省みるべきです。
>そうでなければ、その主張に何の説得力も生まれないでしょう。

言いたいことがよくわからないのですが、
結局は、差別される女性にも原因があるとか、
セクハラされる女にも原因があると、いったことでしょうか?

差別もセクハラも加害者がすべて悪いのであって、
被害者にも原因の一端があるかのような、
「被害者落ち度論」こそ、きっぱりと否定されるべきことです。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月25日 23:12
横からすみません。

カロさんとやら。
ASDFさんの書き込みにも同様の感想を持ったのですが、「男性の代表」みたいなスタンスで、それこそ「女々しい」コメントを書き込むのは、ちょっと控えて頂けないでしょうか。
同じ男性として迷惑、と言うのもありますが、それ以前にこっちまで情けなくなってくるので。

あなた自身は、弱さを武器にした女性に攻撃されたことがあるんですか?だったら、勝手に、気の済むまで、その相手に反撃すれば良いでしょう。
「同じ男性同士、一緒に女共に反撃しましょうよ。」みたいな物言いは、迷惑なだけですわ。

俺自身は弱さを武器にした女性に攻撃されたことなど無いし、女をとっちめてやろうとか、見下してやろうとか、特段、思わないのでね。そんなことをして、何か得る物があるんですか?って逆にお聞きしたいです。
Posted by ニャオ樹・ワタナベ at 2010年11月26日 23:22
ニャオ樹・ワタナベさま、
コメントありがとうです。

横レスは歓迎ですので、遠慮なくどうぞです。

>ASDFさんの書き込みにも同様の感想を持ったのですが
>「同じ男性同士、一緒に女共に反撃しましょうよ。」

ふたりとも、差別というのを、個人の振る舞いとか、
個別の具体的状況でしか捕えられない人ではないかと、
わたしは思いましたよ。

そのような認識をしている人たちというのは、
個人的な体験にもとづく恨みが、
カテゴリの総体(この場合女性全体)への攻撃に
転嫁するのかもしれないですね。


そういえば、こんなこともあったのでした。
http://taraxacum.seesaa.net/article/115324688.html#comment
Posted by たんぽぽ at 2010年11月27日 18:49
 「差別を個別の具体例としか認識出来ない人々」について、少々。ある意味横レスというか続きというか。

 「自分は差別などしていない」と思っている人ほど、差別の社会背景にかえって鈍感ということはよくありますよね。
そういう人は、被差別者が「個別に」差別に適応した事例「だけ」を見てその背景を見ないから、「弱さを武器にする」ケースに吹き上がるんでしょう。
(だいたい、「弱さを武器にする」って、「弱さ」が普遍的に見えないとそうそう通用しない戦術だし、寄生するための「強者」がいないとそもそも取れない戦術なんですが)

「専業主婦叩きをする前に、女性が自分では十分に稼ぐことが難しい現実を見ろよ」
ということになるわけですね。近年は男性の「強者」は減りましたけど、女性の「強者」の増加は(あるとしても)それを埋め合わせるにはとても至らないわけです。

 …で、「女性は男性を対等に見ているか」という話なんですが、
「そもそも「対等」ってどういうことか真面目に考えたことのある人がどのくらいいるか?」
という話なんですね。そもそも、
「「対等」に扱われなければ、「対等に扱う」ということがどういうことかも分からない」
という話もあるのです。
(孫引きになってしまいますが、こちらの抜粋部分が参考になると思います
ttp://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-431.html)

…まあ、ストレートに「強さを武器にする」にしても、裏をかいて「弱さを武器にする」にしても、
「私生活に権力闘争みたいなものを持ち込むのって、そもそも不毛だよねぇ」
とあたしは思うのです。好き合って私生活を共にしてることになってるんじゃないの?と。

>たんぽぽ様

http://taraxacum.seesaa.net/article/115324688.html#comment

ASDF氏へのお返事の中で、そちらのURLを出そうかどうか迷ったのですよ。そちらで問題になっている方と、同じ穴に落ちていると思ったもので。

あと、「差別のメカニズム」のエントリー、お疲れ様です。
Posted by 七重 at 2010年11月27日 21:08
>七重様

>「私生活に権力闘争みたいなものを持ち込むのって、そもそも不毛だよねぇ」
とあたしは思うのです。好き合って私生活を共にしてることになってるんじゃないの?と。

これはあくまで想像でしかありませんが、恐らくああいう人達ってのは、結婚してみたいとは思っているけど彼女も出来ないとか、あるいはどうにか結婚出来たけどカミさんとちぃとも上手くいってないとか、そう言う人達なんじゃないかな、と思います。

要するに言い訳なんですよ。てめぇがモテない、幸せな結婚生活がおくれない、それを「社会に蔓延するフェミニズム」のせいにしているんだと、私は勝手に解釈しちゃいます。
選択的夫婦別姓制度に断固反対!とか言っていますが、実は制度そのものに反対な訳ではなくて、そう言う制度を望むような生意気な女がいるせいで、俺はこんなにもつらい目にあっている、と本当は言いたいんでしょう。

ちげぇんだよ!
てめぇがそんなんだから彼女もできねぇし、女は皆、生意気だとか思っちまうんだよ!
ちゃんと米の飯喰って、晴れた日はお天道様の光を全身に浴びて、フンドシを締めなおして。話はそれからじゃい。
と言うメッセージを送りたいと思います。

Posted by ニャオ樹・ワタナベ at 2010年11月27日 22:39
七重さま、またまたコメントどうもです。

>「自分は差別などしていない」と思っている人ほど、
>差別の社会背景にかえって鈍感ということはよくありますよね

こういうのって、自分は差別してないと思いたくて、
社会全体を見ようとしない、というのもありそうに思います。
それでますます視野が狭隘になって、社会が見えなくなる、
という悪循環もあるのかもしれないです。

>>http://taraxacum.seesaa.net/article/115324688.html#comment
>ASDF氏へのお返事の中で、そちらのURLを出そうかどうか迷ったのですよ

あらあら、考えることはおんなじでしたね。

こういうかたたちとお話が合わないのは、
セクハラの理解もそうだけど、それ以前に「差別とはなんぞや」という
そもそものところが、わかってないからなんでしょうね。
お話(議論)をしても、噛み合ないのも、
むべなるかな、なのかもしれないです。

>あと、「差別のメカニズム」のエントリー、お疲れ様です

どうもありがとうです。
なぜか書くのに時間がかかってしまいましたよ。
抽象的なお話は、わたしはやはり苦手みたい...
Posted by たんぽぽ at 2010年11月28日 22:14
ニャオ樹・ワタナベさま、またまたコメント、どうもです。

>これはあくまで想像でしかありませんが、恐らくああいう人達ってのは

こんなふうに、かな?
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2005/460.html

カロさんと、ASDFさんのおふたりは
どうなのか知らないけれど、個別の具体的状況だけで考えて、
「差別はない」とか「女は不当に優遇されている」と
考えている点は、おんなじだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月28日 22:16
>こんなふうに、かな?
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2005/460.html

わっはっは・・・。
この番組、噂で小耳に挟んだだけで、実際には全く見ていないのですが、自分の妻が強いことの原因を憲法に見出そうと言う人は、普通いないと思いますけどねぇ。
でもって、その憲法24条に疑問を感じる最大の理由は、「20代のアメリカ女が感情を込めて書いた物」だから、ですか・・・。

そんなメチャクチャな切り口と話の焦点で「憲法を考えるノンフィクション」って言い切ってしまう無責任さは、さすがフジサンケイグループってことなんでしょうかね。

まぁこの恐妻家ディレクターも、憲法の成り立ちを調べる時間があったら、有給取って奥さんと温泉旅行にでも行けば良いじゃん、って思いますけど。
Posted by ニャオ樹・ワタナベ at 2010年11月29日 00:13
>http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2005/460.html
>この番組、噂で小耳に挟んだだけで、実際には全く見ていないのですが

おおお、うわさに聞いたことが、あったのですね。
(相当悪名高いのかも...
わたしも、サイトを見つけたとき、すげーって思ったけど。)

自分の眼につくところだけで、「差別はない」とか
「女は強くなった」とか言う人のきわみですよね。
(でも、これほどすさまじくはなくても、
自分は女房の尻にしかれていると言って、
女性が強くなっていることを「証明」しようとする
男性って、結構いそうに思います。)

>「20代のアメリカ女が感情を込めて書いた物」だから、

戦前の日本の女性が置かれている立場の惨状に
心を痛めたので、自分が救おうと尽力したのですからね。
先人が作った権利を、平然と踏みにじる、
無神経きわまりないもの言いだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月29日 22:11
>http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2005/460.html

ベアテさんを取り上げてこういう筋立てになる脳内が分かんねぇ…(笑)
(そっち系の人はわざわざベアテさんを出さない気がするので)

>ニャオ樹・ワタナベ様

 カロ氏に関しては、こういう制度よりへも「女性」そのものへの憎悪というか怨念というか、そういうものの方が強い印象を受けますね。
ASDF氏の方には当てはまりそうですけれど。

 上にも書きましたが女も男も自我のある人間で、場合によっては愛する者同士であろうとも利害やらの衝突はあるものだと思うのです。
で、それこそ対等なら中間を取れるかの検討とか、お互いの譲れない点の確認とか…まあ、当人達の間で何らかの調整なり何なりをして一方的にならないようにすることを心がけるものだと思うんですが、差別してない「つもりの」人で「対等」についてまじめに考えたことのない男性の場合、無意識のうちに「寸土も譲るまじ」になっちゃってることがあるのではないかと思います。それが、ニャオ樹・ワタナベ様のおっしゃるような話に繋がるのではないかと。

 最近は男性も世知辛いので、若い男性には共働きを希望する人も多いそうです。
ただ、その中ですら自分が家庭内の役割を担うことに自覚的でない男性も結構いるとか。
世の女性には諦観を持っている人も多いみたいで、その結果の1つが近年の若い女性の「仕事より家庭」志向だという話があります。

http://d.hatena.ne.jp/rengejibu/20100828#p1

(ちなみに上の世の女性の諦観についてあたしが伝聞形なのは個人的事情とかみ合わないからです(ぁ))

 今と昔で形は違えど「理想の女性」という話はあって…まあ、それ自体はいいんですけど、現実の女性がそうじゃないから吹き上がる話とか、上の話と合わせると要求を増やしつつ自分は何も負う気がないとか…こういうところが「寸土も譲るまじ」なのかな、と。
Posted by 七重 at 2010年11月29日 23:38
>たんぽぽ様

>自分は差別してないと思いたくて〜

ああ、これは程度の差こそあれあることだと思います。
…正直、角度が変わればあたしにもある話ではありますし(^^;

>該当URL

やあ…やっぱり、セクハラ対策マニュアルについての感想とか聞くと思い出しますよ(苦笑)
「差別とは何ぞや」が分からないからこそこういう理解になるんだろうな、って感じですよね。

>抽象的なお話は、わたしはやはり苦手みたい...

あたしは一般論ばっかりなので、もっとダメです!(威張るな)
Posted by 七重 at 2010年11月30日 00:13
たんぽぽ様

>おおお、うわさに聞いたことが、あったのですね。
(相当悪名高いのかも...
わたしも、サイトを見つけたとき、すげーって思ったけど。)

某大手SNSのコミュニティで紹介されていました。

>自分の眼につくところだけで、「差別はない」とか
「女は強くなった」とか言う人のきわみですよね。

このディレクターとやらは、憲法24条に難癖をつけるためのキッカケとしての作り話だと思いますけどね。5年程前に、自民党の一部から憲法24条改正案が出た(あまりの評判の悪さにすぐ引っ込んだらしいが)直後の番組のようなので。
まぁ「スターリンの失敗」みたいな珍説で選択別姓にイチャモン付ける連中よりは、憲法24条に文句を付けるヤツの方が、ある意味素直かもしれません。

>(でも、これほどすさまじくはなくても、
自分は女房の尻にしかれていると言って、
女性が強くなっていることを「証明」しようとする
男性って、結構いそうに思います。)

こう言う男性陣も、現行の民法750条の犠牲者(っつうと少々オーバーですが)なのではないかな、と私は思っています。
「男たる者、女房を常に3歩下がらせて、己の後黙って歩かせるべきものだ。」とか言う価値観を、刷り込まれてしまっているんじゃないかな。
まぁでも、実際にそんなことが出来る男は、ほんの一握りな人だけな訳で、それが出来ないことをマズいと思ってしまっている男が、言い訳を兼ねて自虐ネタとして恐妻家自慢で盛り上がったりしているのではないかな、と思います。

もっと素直に生きりゃいいのにさ。
そうすれば、別に自分のカミさんの名字なんて、変わろうが変わるまいが、カミさんの好きにすればいいじゃん、って、単純に思えるようになると思うけどなぁ。


Posted by ニャオ樹・ワタナベ at 2010年11月30日 00:49
七重さま

>(そっち系の人はわざわざベアテさんを出さない気がするので)

そう言えばそうですね。
その意味でも、めずらしいかもしれないです。(笑)

>http://d.hatena.ne.jp/rengejibu/20100828#p1

この問題もよく話題になりますね。
共稼ぎを期待するのに、自分は家事をやりたがらない男性が
増えているというのは聞いています。

あと、女性の専業主婦願望は、就職難なので、
どうせ労働市場からはじかれるという、
あきらめもあるんじゃないかな?

ある意味男女共同参画の失敗とも言えるんだけど。


>>該当URL
>やあ…やっぱり、セクハラ対策マニュアルについての感想とか聞くと

はははは...
(なんて笑うと不謹慎かな?)

>「差別とは何ぞや」が分からないからこそ

なにか女性関係で個人的に不愉快なことがあって、
それで自分が差別していると言われたとか、
反撃したくても女性差別に当たるのでできないとか、
そうしたことへの、しこりがあるのかもしれないですね。

差別という社会構造にもとずく問題を、
個人的な体験とか、個別の具体的状況で捕えるのも、
こうしたしこりの現れなのかもしれないです。

最初のコメントでもおっしゃっていた、
「こういう制度よりへも「女性」そのものへの憎悪というか怨念」と
関係してくるけど、そうしたしこりからくる
女性憎悪がベースにあって、それが女性差別に
転化するとか、憎悪と差別がわかちがたく結びつくとか
するのかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2010年11月30日 20:32
ニャオ樹・ワタナベさま

>5年程前に、自民党の一部から憲法24条改正案が出た
>(あまりの評判の悪さにすぐ引っ込んだらしいが)
>直後の番組のようなので。

ああ、なるほどね。
しばし場違いの感のあるベアテさん登場は、
結論がさきにあった、みたいな感じだったのですね。

>こう言う男性陣も、現行の民法750条の犠牲者
>(っつうと少々オーバーですが)なのではないかな、

たしかに、そういう社会通念があるから、
自分にもかかる既得権はあってとうぜん、
という気持ちになることは、あるのかもしれないですね。
でもって、既得権が自分には手に入らないのを
「被害にあっている」などと言うわけだ。


そういえば、こんなのもあった。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/against/henpecked.html
Posted by たんぽぽ at 2010年11月30日 20:35
>自民党(の一部)の24条改憲案

あたしが高校生だった頃の政経の資料集には、同じような趣旨の話が党の方針として載ってましたけどね。
あと、自民党のページにも前は乗ってたと思います…今はどうなんでしょう?

…まあ、上のようなことがあって「自民党は死んでも支持しない」つもりの人です(笑)

>男性の家事分担

 何度目か分からない「うろ覚えで書く」シリーズですが(^^;、小倉千加子氏の「結婚の条件」の中で、「最近の母親は寧ろ男の子の方に一生懸命家事を仕込む」みたいな感じの話があったんですね。
「息子が結婚するときは共働きかもしれないから」みたいな感じで。
で、1人暮らしをする息子は、そういう中で感じる寂しさで「家に帰ってきたときに人がいて欲しい」と思うようになったりするのだとか。
(娘の方は、「結婚したらどうせやらなきゃいけないから」ということでそれほどでもない…ということらしいんですが、あたしは「1人暮らししたら息子も娘もない」くらいに思ってますし実際そういう環境で育ったんで、細かいところはどうなんでしょう)

 家事が出来るかどうかと、結婚したときに分担してくれるかどうかが微妙に違う話になってくる理由はここにあるかもしれません。
親は、技術は教えても、家庭を「共に支える」心構えを仕込まないから、男性(あるいは、「息子のように育てられる」娘)にとって「家庭=癒しの場、甘えられる場所」という構図に変化が及ばない…という感じで。

>就職難

 ですねー…非正規で磨り減るくらいなら、最初から諦める…という話もあるかもしれないです。

>ある種の人々

 …実は、最後の「(苦笑)」は「(笑)」にするかちょっと迷いました(笑)

 個人的な体験が、「そりゃ純粋にそのときの女性が悪いわ」ならともかく、中には「母性幻想」とか「男尊女卑幻想」からくる逆恨みの事例とかありそうですからねー。

…実際は「差別への適応」に近いパターンが多そうなんですけど、そういう「背景」に目が向くかどうかって話になると、今回の話題ではニワトリタマゴになっちゃうのが(^^;
Posted by 七重 at 2010年12月03日 00:42
>あたしが高校生だった頃の政経の資料集には

資料集にそこまで出ているんだ。
それはよい資料集かもしれないです。
(なんて、自民党の案に好意的な扱いじゃないよね。)
当時の自民党はバックラッシュたけなわでしたからね。

最近のウェブサイトは、わたしも見てないけれど、
下野して責任与党でなくなったのと、
支持基盤を堅める必要とで、以前より遠慮は
なくなっているかもしれないです。


>1人暮らしをする息子は、そういう中で感じる寂しさで
>「家に帰ってきたときに人がいて欲しい」

なるほどねえ...
家事はこなせても、そういう「家庭のぬくもり」幻想が、
「男性」的なまま、というわけですね。
(たぶん、家事を教える以外の接しかたが、
従来的な「母親」のままなのでしょうけれど。)


>最後の「(苦笑)」は「(笑)」にするか

ははは...(笑)
(こんどは、ふつうに笑っておきます。)

>今回の話題ではニワトリタマゴになっちゃうのが

もともと差別的な考えを持っていて、
そこへ個人的体験を「差別」と批判されたことで、
「自分はどこも悪くないのに、差別者呼ばわりされた」と
逆恨みするケースもありそうですね。
Posted by たんぽぽ at 2010年12月04日 10:30
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