山形浩生氏による『Voice』の、総合医療PTの批判ですが、
最初これを見たとき、わたしも信用してしまいましたよ。
ふつつかなことに、以下のSBMコメントをつけていたのです。
長妻厚労大臣(当時)のホメオパシーの悠長な対応について。もとは鳩山首相(当時)の発案だった? / 政治の動向について触れた数すくない記事。 http://htn.to/RGJUHg
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2010, 11月 1
個別の代替医療のにせ科学性について逐一把握するのを大臣に期待するのはさすがに酷な気がする。 / 「菅首相続投で、それ(政治主導)がなおさらひどくなっている」というさりげない一文が突き刺さっている http://htn.to/vzmTfH
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2010, 11月 1
『誰かの妄想』の10月24日エントリを偶然見つけて、
わたしははじめて、厚生労働省の総合医療PTが
具体的になにをしているのか、知ったしだいです。
SBMをつける前に、自分で調べなかったことは不覚でした。
わたしは、SBMを『Voice』のサイトにつけたので、
ひとりぼっちなのですが、Yahooに配信された記事には、
すごい数のブックマークがついています。
そしてそのほとんど全員が、山形氏の記事を信用して、
民主党はこんなものと認識しているみたいです。
『誰かの妄想』のエントリについたブックマークは、
こちらとこちらの両方合わせて1けたです。
(しかもそのうちふたつがわたし。)
山形氏の記事に対して、かかる反論があることも、
おそらく知られていないでしょう。
「民主党はとんでもに弱い」とか「民主党は信用できない」
と言われると、疑問を持たずに信じてしまう人たちは、
相変わらず多いのだなと思いました。
(いまに始まったことではないですが。)
それから、この総合医療PTのお話は、
おおむかしのことですが、この掲示板で話題になった、
「本多批判派」による漢方の批判と同様だと思いました。
(ちょうどこちらも、補完代替医療のお話になっている。)
漢方もすべてが「とんでも」ではなく、
有効性の不明なものや、有効性が確認されたものもあり、
医薬品として処方されているものもあります。
そうした漢方の現状をしめされているのに、
「本多勝一の絶賛する東洋医学だから、とんでもに違いない」と
「本多批判派」たちは決めこんでいるわけです。
これは「補完代替医療についてはすでに多くの研究で
有効性が否定されているはず」と決めこんだ山形浩生氏と
同じパターンの勇み足だと思います。
参考資料:
「医療のイロハも知らない長妻氏」
「医療のイロハも知らないのは山形氏の方です」
「リハビリ」
アメリカではすでにそんな状況が現れているようです。
この補完代替医療の研究を「規制緩和、自由化」と
捕える考えかたは、わたしはなかったです。
むしろ、これまである意味「野放し」だった代替医療を、
国が責任を持って安全性や有効性について評価をしよう、
という動きだと、わたしは理解しています。