2010年12月24日

toujyouka016.jpg 息子の別姓も許さん

なかなか強烈なものを見つけましたよ。
ご本人はもちろん、夫婦別姓に反対というかたです。
http://twitter.com/saito_tatsuya_/status/15409500768964610
========
論外です。そんな方はお断りします。
息子もそういう方は選ばないでしょう。
RT @kenketsumiyagi #bessei 別姓に反対される市議に質問です。
将来息子さんと結婚しようという女性が学者等で
改姓したくないと言ったらどうしますか?
========

 
ところが、自分が別姓結婚したくないだけでなく、
息子さんが別姓結婚したいと言っても、
お断りだというから、びっくりしてしまいます。
息子さんの結婚は、息子さんご自身が決めることなのに、
ご自分の趣味を押し付けるのですからね。

やはり反対論者(同姓強制論者)は、
他人の結婚の自由にまで、介入したいのかもしれないです。
自分の身内だから、余計にムキになったのでしょう。

さらには「息子もそういう方は選ばないでしょう」
なんて、息子さんの考えを、自分と同じだと、
決めてかかるのも、なかなかすさまじいです。
「他人も自分といっしょ」幻想の片鱗を見たようです。


それで、そんなに夫婦同姓にしたいなら、
息子さんが改姓すればよい、という意見が出て来たのですが、
なぜか選択制賛成派からばっかりらしいのです。
http://twitter.com/kenketsumiyagi/status/16464907864121344
========
先日の某横浜市議の“改姓したがらない女になど
息子との結婚は認めない”発言に対して沢山
“息子に改姓させりゃ良いだろ”というツッコミがあったが、
どうも別姓賛成派らしき人ばかりだったのが不思議だ。
むしろ良識ある反対派こそがたしなめるべきじゃないかと思う
========

夫婦は同姓であるべきと考える反対派こそ、
結婚相手の女性が改姓したくないなら、
自分から率先して改姓してでも同姓になるべきだと思います。
それを、他の同じ状況のかたにも、そのように、
アドバイスしてしかるべきと思います。

すくなくとも、「そんな女とは結婚しない」などと
決め込む前に、男性の改姓の検討があるはずです。
ところが反対派は、なぜかこの対案を考えたがらないようです。

選択制反対派は、「日本の伝統が大事」とか、
「家族の一体感が大事」とかひたすら言います。
しかしこれらは、自分(男性)が改姓してでも守りたいと
思うほどではない、ということかもしれないですね。


最初の「息子の夫婦別姓も許さん」というかたは、
横浜の市会議員(緑区、自民党)の斉藤たつや氏です。
現在もツイッターで、選択別姓反対の議論を
やっているみたいですよ。(わたしは追ってないけれど。)
http://twitter.com/saito_tatsuya_
http://www.saitotatsuya.com/

posted by たんぽぽ at 22:47 | Comment(7) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
たんぽぽさん、こんばんは。
(おはようございますかな?)
民法改正に対する興味からたどり着き
興味深く拝見させていただいております。

私の父は昭和一桁でその世代の人らしく
自己主張する女性にかなりの嫌悪感を
抱いているようですが、
別姓が可能になったら、
という話をしていた時、
(私はもちろん別姓を選びたいと話しました)
なんともいえない不愉快そうな顔で
母に「お前は私に従うだろうな?」
とか聞いていました。
それはよもや別姓にしたいなんて
いわないだろうな、という意味らしいです。
こういう保守的な男性には、
別姓=妻が夫に従おうとしない、
というイメージで嫌悪されて
いるんじゃないか
と思います。ましてや妻の姓を
名乗るなんていったら、
「恥辱で発狂!」みたいに
なるんじゃないでしょうか。
主従関係みたいな家族関係が
すきなんでしょうね、
こういう人たちは。
(もちろん男が主)
ほとほとうんざりですよ。
Posted by Wira at 2010年12月25日 04:10
Wiraさま、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。

>こういう保守的な男性には、別姓=妻が夫に従おうとしない、
>というイメージで嫌悪されているんじゃないかと思います。

まったく、そうなんでしょうね。
選択制反対派が、反対する理由の根っこは、
たぶん、女性を改姓させて夫婦同姓とする
現状を維持したい、ということなんだと思います。

そして、改姓させるほうが上で、改姓したほうが下という
ヒエラルキーを維持したいんだと思います。
それで「男女のどちらの苗字でも選べるから
男女平等だ」と口先だけは言いつつ、
「男性が改姓して夫婦同姓になればいい」とは、
自分からは絶対に言わないんだと思います。

それでも、それをはっきり言うと、女性差別の批判を
まぬがれられないですから、「夫婦同姓であるべきだ」としか、
言わない(言えない)のだろうと思います。


ちなみに、息子の別姓結婚もお断わりだという
横浜の市議は現在37歳、息子どころか、
自分の結婚が問題になる世代だったりします。
(自分の息子の結婚に、ぜんぜん現実味がないから
堂々と言えるのもあるのかもしれない。)
Posted by たんぽぽ at 2010年12月25日 13:48
たんぽぽさま

レスをありがとうございます。
保守派の不寛容と自己中心ぶりには
いつもため息ですが、
たんぽぽさんのこのウェブログのように
(ああ、同じように感じている人たちが
いるんだ。)と思える場があることで
心の休まる思いをしています。


横浜市議37歳ですか。
エリート君なんですかね?自分にしか
相手を選ぶ権利がないと思っているような
感じの。
こんな不寛容な人間、こちらからお断り
って思う人も少なくないと思いますけどね!
Posted by Wira at 2010年12月26日 00:23
またまたコメントありがとうです。

>心の休まる思いをしています

ああ、いえいえ。
わたしのさみしいブログが、お役に立てて光栄です。
(わたしのブログは、殺伐としているんじゃないか、
という気がしているもので...)


>横浜市議37歳ですか。

議論の続きはここにありますね。
http://togetter.com/li/82411

結婚はしているけど、妻は主婦をやっていて
(サイトのプロフィールの「家族構成」のところに
「主婦」って書いてあった)、
さもありなんと思ってしまったり。
http://www.saitotatsuya.com/profile/index.html

>こんな不寛容な人間、こちらからお断り
>って思う人も少なくないと思いますけどね!

あまり独善的な主張を繰り広げてばかりだと、
苗字のことにあまりこだわりのないかたでも、
嫌悪感を持つかたもいそうですよね。
Posted by たんぽぽ at 2010年12月26日 14:07
Wiraさま(もうひとつ)

最初にいただいたコメントだけど、

>なんともいえない不愉快そうな顔で
>母に「お前は私に従うだろうな?」

夫婦同姓結婚して長いこと経っていて、
これから結婚する当事者でないのに、
選択別姓に反対する人は、自分の妻が旧姓に戻したいと
言い出すのを恐れていると、言われることがあるけど、
本当にそういうかたはいるようですね。
Posted by たんぽぽ at 2010年12月26日 23:53
そんな奴いるのは想定外です。
Posted by イト at 2024年06月03日 01:21
2010年ごろは、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の男たちも、
いまより強気でいられましたからね。

このような男性は、相手の女性から
結婚を願い下げにされる可能性は、
(言われるまでは)想定していないみたいです。
Posted by たんぽぽ at 2024年06月19日 22:33
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