2011年01月31日

toujyouka016.jpg 気が変わるから選択肢

「若い女性の専業主婦願望」「7割以上が選択別姓賛成」
エントリに関係しますが、ライフスタイルの議論について、
とてもよい記事があるので、ぜひご紹介したいと思います。

「「人は、気が変わる」ということ-“専業主婦VS働くママ”の終わり」
(はてなブックマーク)
「【お知らせ】lifedoor(ライフドア)さんに記事を寄稿しました その2」

 
それはタイトルにあるように、「人は気が変わる」ことです。
経済的事情や心境などが変化しうるものですから、
今後どんなことが起きるか、本人をふくめてわからないわけです。
一見あたりまえのようで、案外と見過ごされている
ことではないかと、わたしは思います。

前のエントリで、若い女性に専業主婦志向が多いことを
お話をしましたが、じつは今度もずっと
そう考えるとはかぎらないわけです。
なにかの機会に、やはりまた働きたいと
考えるようになることもありえると思います。

「働く女性」の立場にあるかたも同様で、
やはり状況いかんによっては、気持ちや考えが変わって、
子育てに専念したくなったと思うことも、ありえるでしょう。


「働く女性VS専業主婦」のような二項対立の議論を
見かけることがありますが、この非生産性に、
へきえきしているかたも多いだろうと思います。
ここには、人間の生きかたは、みんな半永久的に不変
という前提が、暗黙のうちにあるように思います。

記事では「自分とまったく違う生き方を
望む人に合うと、人は不安になるものだ。
自分の生き方が絶対に正しいと思えるほど、みんな強くない」
という心理的な弱さが、対立図式の議論におちいる
原因のひとつだろうと指摘しています。

(選択的夫婦別姓の議論は、他人の選択を認められるか、
という問題ですが、これがしばしば自分が別姓を
選択したいかにすりかわることを、前に触れたのでした
ここにも「心理的な弱さ」もあるのかもしれないです。)

それから記事では、現状では気持ちの変化に応じて
異なるライフスタイルのあいだを
「行ったり来たりが困難すぎる」ことが指摘されています。
二項対立の議論になるのも、こうした入れ替わりが、
やりにくいことと関係ありそうです。


自分をふくめて、人は気持ちが変わりうる、
よって現在の他人は、将来の自分の可能性があると、
考えるようになれば、自分と違った生きかたも、
自分のことと考えるようになり、対立図式の議論も、
ずっと減るかもしれないです。

そして、自分自身の選択のためにも、
社会全体のありかたのためにも、
「選択肢を広げる」という考えかたが浸透するように
なるのではないかと、わたしは思うところです。


そういえば、「選択肢を広げる」という議論も、
暗黙のうちに、人間の生きかたを固定して考え、
他人の生きかたを認める、という論調が多いように思います。
(わたしの印象だけど。)

おなじ人が気が変わるという観点の記事は、
あまりないのではないかと思います。
その意味でもこれはとてもよい記事だと、わたしは思います。

この記事の作者は、kobeniさん
だいぶ前にちょっとだけ紹介したけれど。

posted by たんぽぽ at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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