予算編成の審議が始まっていますが、このままいくと
子ども手当がつぶれるのではないか、というお話です。
「子ども手当法案:民主が文書 「制度失効なら大混乱」 世論に訴え、野党に圧力」
「谷垣総裁 子ども手当を廃案に」
記事をご覧の通り、野党自民党はつぶす気満々ですよ。
参議院は野党が多数をしめていますから、
そうなる可能性はじゅうぶんあります。
子ども手当てが不幸にして失効したときにそなえて、
かつての児童手当を、自動的に復活させるという、
腰の引けた(?)ことをしていたので、子ども手当てが
廃案になっても、ある程度の給付は残ることになります。
しかし、扶養控除はすでに廃止されているので、
ここで「控除から給付へ」の切り替えが、中途半端に
後戻りすることで、ますます家計に影響が出ることになるでしょう。
実際、子ども手当に家計を頼っている家庭は、
結構あると思うので、ダメージは大きそうです。
こうなった場合、いったいだれがどういう責任を
取ることになるのでしょうか?
子ども手当ての反発が、とりわけ強いのは地方自治体です。
財源のすべてが国の負担とならず、地方の負担分が
残ったことが、かなり不満になっているようです。
子ども手当てが廃案になれば、児童手当てが
復活するわけですが、これもそのときあった
地方自治体の負担額も、そのまま復活すると思います。
(旧児童手当ては、法案が凍結された状態になっている。)
子ども手当てと旧児童手当てとで、地方の負担はおなじくらいです。
子ども手当てが廃案になったとしても、
地方の負担減には、ならないのではないかと思います。
自民党は、3年前にガソリン税の暫定税率維持が
廃案にされたことを意識しているようです。
今回、子ども手当を廃案に持ち込むことは、
その「報復措置」と言うことかもしれないです。
暫定税率廃止で収入が減るのは自治体であって、
一般家庭ではないですし、「道路作り専用の税金は
もういらない」というのは、国民のあいだでも
じゅうぶん理解できるものだったと思います。
子ども手当ては批判は多いとはいえ、
手当廃止がおなじように、一般国民の支持を
得られるかどうかは、わたしにはなんとも言えないです。
(と、やや楽観的なことを書いておこう。)
それから、お約束の「ばらまき」批判ですが、
ばらまきがケシカランというのでしたら、
子ども手当てより、年金をさきに減らすべきと思いますよ。
年金は、子ども手当ての2倍近い財源を使って、
それこそばらまいているのですから。
これは、わたしの憶測ですが、子ども手当ての財源は、
政治主導法案を成立させて、省庁の勢力均衡と関係なく、
政治主導で予算を傾斜配分してまかなうことを
もともと考えていたのではないかと思います。
政治主導で予算編成が組めなくなり、
官僚に予算の主導権を握られたことで、
子ども手当の財源の命運は、定まったのではないかと、
わたしは思っています。
関連資料:
「財源負担めぐり地方が反旗を翻した「子ども手当パニック」の帰趨 」
これがいちばん、状況がよくわかる記事かもしれないです。
「子ども手当はお得なの?」
子ども手当て、児童手当て、扶養控除が、
それぞれ廃止や存続になった場合の
給付額をそれぞれシミュレートしています。
(ちゃんと計算している人って、案外いないんですよね。)
塚本協子は別姓訴訟を決意しました。
塚本協子は今年で76歳です。
塚本協子で生き、逝くにはこの道しかありませんでした。
どうか、支えてやってください。
よろしくおねがいします。
もうちょっと、物事を単純に捉えることのできる、政治家としての手腕を持つ方がその席につければと思います。
塚本協子さま、いらっしゃいませ。
わたしのつたないブログに、ようこそお越しくださりました。
まことに光栄です。
別姓訴訟は、わたしもニュースを見ておりました。
最初にお話を聞いたときは、びっくりしましたよ。
http://taraxacum.seesaa.net/article/179522069.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/180794022.html
わたしには、たいしたことはできなくて
もうしわけないですが、このブログで訴訟の展開を追いつつ、
ささやかながら応援したいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
それでは、訴訟、がんばってください。
幸運をお祈りいたします。
ここはトピずれを容赦して頂きます。
塚本協子様。昨日、訴状を提出されたとのこと。
その勇気に、心から敬意を表します。
ネット上だからと言うことを言い訳に、本名を名乗ることすらしない自分が恥ずかしくさえあります。
私は40代の男性で、妻(未届け)とは事実婚をして、そろそろ15年目となります。
「結婚しても自分の名前でいたい。」と言う、妻のごく当たり前の感情を受け止めるためには、事実婚と言う方法しかありませんでした。あれからそろそろ15年も経つと言うのに、未だに「事実婚」と言う方法しかない日本の現状に、腹が立つやら情けないやら・・・。
今回の、塚本様はじめ5人の皆様の訴訟は、「結婚しても自分の名前で生きていきたい。」と言う、至極真っ当な、そしてとても切実な思いを抱いている、私の妻、そして私自身を含む、本当に多くの日本人を代表しての戦いだと思います。
是非是非、原告団の皆様、そして弁護団の皆様と共に、頑張って下さい。
本当に、本当に、心から応援しています。
>富裕層からお金を持ってきて国を運営するという
>最も健康的な財政を行わないので
たとえば、配偶者控除も、高所得者に有利なので
廃止にしようとしているけれど、
http://taraxacum.seesaa.net/article/174284904.html
民主党は、世論が反発して選挙にひびくことを恐れて
手がつけられずにいるんですよね。
子ども手当ての財源のために、高所得者だけ廃止、
という案が検討されているけれど、
これでさえ及び腰になっていたりする。
「公約を実行すると選挙で負ける」なんて、
わけのわからないことを言って
弱気になっている民主党も情けないんだけどね...
なんだかんだで、現在の不健康な財政や
国民生活というのは、あっちこっちの
既得権益層の利益によって維持され、
解消が容易でなくなっているのは、たしかですね。
別姓訴訟の応援メッセージありがとうございます。
(わたしが言うのもみょうだけど。)
わざわざ気を遣ってくださり、ありがとうございます。
わたしよりさきでも、かまわなかったですよ。
わたしも、ウェブでブログを書いているくらいで、
実名も出していないし、たいしたことはしていないので、
恐縮してしまうんだけど...
塚本さま、ならびに原告団のみなさんの勇気と行動力には、
あらためて感服したいと思います。
>塚本さん
私はあなたを応援しています。私は既婚者で、パートナーのためだけに名を変えました。たった数百年の私の血統を表していた元の名を愛しています。それが私のオリジナルであり、自分を表していると感じているからです。性別の違いこそあれ、ひとりの人がそれ以上にもそれ以下にも扱われてはならないと思っています。自分の名を愛さない人はいません。共に歩みましょう。
別姓訴訟の応援メッセージありがとうございます。
(わたしが言うのもみょうだけど。)
わざわざこんな辺境のブログに来て、
なりすましもないかなと、思いますよ。(苦笑)
昨今の子供手当てをめぐる論争を耳にして、世の出産適齢期の女性達が「子供を産みたい」と言う気持ちを強くするでしょうか?
財源が無いのに給付なんて、ばら撒きだ、とか
満額支給出来ないなら約束違反だ、とか
そんな鼻クソのような議論ばかりで、ホント、虚しくなるだけではないでしょうか。
子供を育てると言うのは、大変な責任を伴うものです。
が、その社会において、子供を育てる喜びよりも、子供を育てる責任の方が大きいようでは、その社会は不幸な社会であり、確実に衰退していくのではないでしょうか。
こちらにもコメントありがとうです。
子ども手当を必要と考え、期待している人たちも
きっとたくさんいると、わたしも思うのですよ。
http://kosodate.blogzine.jp/blog/2011/02/post_ec55.html
「子ども手当」に反対する意見は、そのほとんどが、
現在子どもを育てている当事者の立場を
顧みないものとなっていますね。
自民党政権時代には、さんざん少子化対策って、
騒いでいたのに、それが具体的になりはじめると
こぞって足を引っ張りだしたというわけです。
>昨今の子供手当てをめぐる論争を耳にして、
>世の出産適齢期の女性達が「子供を産みたい」と
>言う気持ちを強くするでしょうか?
かかる世の中の現状を見れば、かくも社会は子どもに
冷たいのかと思って、ますます子どもを持つことに
失望するようになるだろうと、わたしは思います。
>かかる世の中の現状を見れば、かくも社会は子どもに冷たいのかと思って、ますます子どもを持つことに失望するようになるだろうと、わたしは思います。
私も本当にその通りだと思います。
日本はもう子供は要らないとでも言うのでしょうか?
それとも女性に産め産めとさえ言っておけば、そのうち出生率は回復するだろうとでも思っているのでしょうか?
ノルウェーで、↓なニュースがありました。
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021701000170.html
「ノルウェー男性閣僚2人が育休 代理を女性が務め男女逆転」
今日の昼J-waveで、日本局のDJがノルウェー在住の日本人とライブで電話で話ると言うコーナーがあり、DJ側がこのニュースを取り上げていたのですが、ノルウェーの日本人が言うには、現地ではこのことがたいしてニュースにもなっていないとのこと。
「そんなの当たり前のことだから。」だそうです。
まぁ、他国を羨ましがっても、あまり意味は無いのかもしれませんが、県知事がたった一ヶ月間育休を取ろうとしただけで、蜂の巣をつついたような大騒ぎになる我が日本と、この差は何?って思わずにはいられません。
>私も本当にその通りだと思います
結局、彼らはなにをしたいのか、よくわからないですね。
少子化が進むと騒いでいるけれど、危機感がないのか、
それとも、産まない女性だけ攻撃して、
責任逃れができればいいと思っているのか。
最近の子ども手当に関する議論を見ていると、
政治的な思惑ばっかり先行して、
子どものため、子を持つ親のため、という考えが
まったく忘れられているように思います。
>http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021701000170.html
ご紹介ありがとうございます。
「男女逆転」なんて、見出しに書いているところに、
日本の現状が現れていると思います。
「男性が育休を取ってお仕事をやめているなんて!」
なんて意識が、働いたんじゃないかと思います。
>現地ではこのことがたいしてニュースにもなっていないとのこと
そのうち、日本がいちいちニュースにしていることが、
ニュースになるかもしれないですね。