3月11日に東北地方太平洋沖地震が起きてから、
すでに1週間以上が経過しました。
震災にあわれたかたがたは、心からお見舞い申し上げます。
大災害が起きると、うわさやデマも出てくるものです。
そのうち、ネットで飛び交ったものについて
まとめたものがあるので、ご紹介したいと思います。
今後ネットでの情報収集の際、お役に立てばさいわいです。
「東北地方太平洋沖地震、ネット上でのデマまとめ」
「「東北関東大震災に関するデマまとめ」のまとめ」
数あるうわさの中で、ツイッターで広がっていた
つぎのデマについて、わたしは言及しておきたいと思います。
「地震のどさくさに差別をたれ流す人々」
(はてなブックマーク)
「震災に乗じて、在日コリアンなど、外国人による
性暴力などの犯罪が増える」というものです。
性暴力被害の不安を利用して、排外主義をあおるというわけです。
(こないだのハイジアイコンの人もいるし...)
震災のときは、女性への暴力に対しては、
とくに注意を必要とするのはたしかなのですが、
在日外国人によるものが多い、という事実はありません。
犯人の国籍など確かめられないことも多いです。
いまから90年近く前、関東大震災のとき、
「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマが飛んで、
悲劇になりましたが、さきのツイートの人たちは、
それがすこしも教訓になっていないようです。
さいわいこのデマは、大事には至らなかったようです。
しかし、電話や電子メールが使えなくなり、
情報収集をツイッターに頼ったかたも、たくさんいたと思います。
万が一を考えると、きわめて悪質だと思います。
関連資料:
災害が起きると、外国人や少数異民族に対して、
このましからざるうわさが生じることを考察しています。
「外国人とうわさ」
2011年03月19日
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原発にかわる代替エネルギーは? その1
Excerpt: 福島での原発事故が長引くにつれ、世界でも『脱原発』の動きがちょっと息を吹き返していると聞く。 おそらく日本でもこれを機に脱原発の動きが出てくるのだろうが、問題となるのは原発に代わる代替エネルギー....
Weblog: 早乙女乱子とSPIRITのありふれた日常
Tracked: 2011-03-22 22:06
荻上チキさんのエントリーは、自ら取材しながらネットの噂をひとつひとつ情報確認する姿勢に感心しています。荻上さん、がんばってますね。
現在のような社会情勢では、だまされる人たちを馬鹿にしていても無意味ですから、情報確認を呼びかける姿勢は大事だと思います。ただ一方で、でたらめな噂をさかんにリツィートしてる人たちは、彼のブログを読んだりしないんじゃないかという疑問も感じています。
あと、ネットの噂だけでなく、マスメディアがデマまがいの報道をしているケースもあるようで、こちらも気がかりです。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20110320
またまたコメントありがとうです。
>荻上さん、がんばってますね
メディア論をお勉強なさったかたみたいですね。
それで、情報リテラシーとか、流言研究に関しては、
かなりお強いのだろうと思います。
わたしも、かつてのジェンダーフリーの
デマの反証に関しては、ずいぶんと役に立てたものです。
>でたらめな噂をさかんにリツィートしてる人たちは
残念ながら、そうだろうと思います。
「適切な情報」というのは、でたらめなうわさを信じかけていて、
でも判断力のあるかたが、対象なんだと思います。
>http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20110320
ご紹介ありがとうございます。
批判されているZAKZAKの記事、かなりひどいですね。
現政権を叩きたかったのであろうことは、わかりますが。
昨日やっとパソコンのネットが復旧しました。
在日コリアンに関するデマは・・何だか関東大震災を思い出します。
真に受ける人は少ないみたいだけど。
まだまだネットの書き込みは『便所の落書き』の域をでないかな。
僕らも情報の真偽を判断する知識と理性をつけないといけませんね。
ってゆーかー、唯一の被爆国なんて言いながら中学校で教えてなかったってことなんですよね…そっちの方がショックだったりします。
ネットの調子がよくなかったのですね。
復旧してよかったです。
>何だか関東大震災を思い出します
そうそう、まったくおなじですよね。
さすがに現代は、真に受ける人がきわめてすくなくて、
教訓となっているかたは、多いことにはなるんだけど。
>僕らも情報の真偽を判断する知識と理性をつけないと
まったくですね。
自分だって、どんなとんでもない情報をつかまされるか
わからないんだと、自戒を込めていきたいと思います。
>放射性物質・放射線・放射能の違いをやっとメディアが説明しだした
>唯一の被爆国なんて言いながら
不正確な情報というか知識で、不必要に恐れる人が出て来て、
必要な支援ができないなんて支障も出ていますね。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2011031900077
原子力のことはもっと、国民の多くが常識的に知るよう、
ていねいに学校で教えていいはずなのでしょうね。
むしろ、「唯一の被爆国」ゆえに、
原子力のことになると忌避感が先行して、
それ以上くわしく知りたがらなくなっている
という感じがなきにしもあらず、です。
>影響がありそうな避難民をホテルが宿泊拒否
宿泊拒否はこれですね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/k10014780791000.html
じつは、この宿泊拒否は「ダブルにふたり以上
泊められない」のような杓子定規な対応のことだ、
という情報もあったりします。
http://twitter.com/kikumaco/status/49450347978166272
宿泊拒否に関しては、情報が交錯して、どれが本当なのか、
わからなくなっている感じなんだけど。
以前このブログで御紹介頂いた、「自民党コスプレパーティー」のレポートを書かれていたブログに、メディアのデマ、的なレポートが掲載されていました。
またしても非常に良くまとめられていましたので、双方の管理人様に断り無く、紹介させて頂いちゃいました。
http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20110321/p1
>http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20110321/p1
ご紹介ありがとうございます。
(よく見たら、フジ、サンケイ、ZAKZAKばっかり(笑)
よく集めてますね。)
まんなかあたりで紹介されている、
放射線量がふだんの何倍、というのは、
つぎのツイートがよろしいかと思います、はい。
http://twitter.com/kikumaco/status/47840538040352768
========
何度も書きますが、「放射線量が普段の何倍」という
表現に惑わされないように。
1円を100倍したって100円にしかならないが、
10000円を100倍したら100万円になる。
何倍かではなくて、数値そのものを見ましょう
========
ほんと、そうですね。
それを知ってて、ミリとマイクロとナノを混在させてるなんて、もはや詐欺師ですよ。
べき乗表示にしないだけ、まだましか・・・
我々が忘れてはいけないのは、先の地震を発生させた地殻変動エネルギー(マグニチュード)は、1000年に一度の規模だったかもしれないが、陸上で発生した地震動(地面の揺れ具合)と、海岸線を襲った津波の高さは、せいぜい数十年に一回程度の、充分に想定されてしかるべき規模の物だったと言うことです。
その程度の物で、危険極まりない福島第一原子力発電所は無残にも破壊され、世界第2位の災害になり、未だに収束していない。
杉花粉を放射性物質と間違えても構わんが、↑だけは知っておいて欲しいですね。
一種の数字を使ったトリックですよね。
>べき乗表示にしないだけ、まだましか
これは一般の人には、かえってむずかしいかも、ですね。
(わたしは、はじめて見たころ、うまく使いこなせなくて、
べき乗表示のまま計算せず、ゼロをいっぱい並べて計算して、
最後にべき乗表示に戻して書いていたのを思い出した。(笑))
>↑だけは知っておいて欲しいですね
これを紹介しておきましょう。
http://www.j-cast.com/2011/03/24091192.html
東京電力が経産省の天下りさきになっていて、
規制される側と規制する側が癒着しているので、
規制がなあなあになっているらしいです。
こんどの福島原発損傷の原因でもあるのかも、です。
私は昨年の夏に以下を読んでかなり納得していたので、本当に今もムチャクチャ頭に来ています。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4087205525
まだまだ現地は予断を許さない状況ですが、これが収束した時に、総理以下、どの議員が何を言い出すか。要注目だと思います。
私は既に与謝野氏は完全に見限りました。
お返事が遅くなりましてもうしわけないです。
>http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4087205525
ご紹介ありがとうございます。
でも、その著者は、かなり問題含みのかたですね。
(反原発の御用評論家のような人みたい。)
http://blogs.dion.ne.jp/tacthit/archives/cat_348696-1.html
今度の福島原発損傷に関しても、あやしい情報を流しているようです。
(コメント欄のリンクなども参照。)
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
http://www.kanshin.com/diary/3605816
炭酸ガス濃度の上昇にともなう地球温暖化が
起きているのはまちがいないと思います。
やっかいなのは、日本の原子力行政が、
その事実に乗っかっている、ということだと思います。
そりゃぁ敵は多いだろうな、とは思いますよ。
>反原発の御用評論家
と言うか、最初っから「反原発」ですよね、この人。
今は第何回なのかもう知りませんが、「朝まで生テレビ」の第一回放送が、「原発は是か非か」と言うテーマで、「原発反対」側で最も多く発言していたのがこの方でした。
賛成側には、あの西部邁センセなんかがいて、「チャイルディッシュな議論はうんざりだ。」みたいな、相変わらずの発言をしてました。
と言うかその時は、まだ西部センセがどんな人か、知りもしなかったんですが・・・
っと、話がずれました。
>炭酸ガス濃度の上昇にともなう地球温暖化が
起きているのはまちがいないと思います。
私は間違いだと思っていますよ。
広瀬氏の本で紹介されている「クライメートゲート事件」t
「朝まで生テレビ」の第一回が「原発は是か非か」と言うテーマで、「原発反対派」の中で一番多く発言していた人が、この方でした。
ちなみにその時の「原発賛成派」には、あの西部邁氏なんかがいらっしゃったのを覚えています。
夫婦別姓問題でまたぞろお目にかかるとは、あの時は全く予想もしていなかったですが・・・。
>炭酸ガス濃度の上昇にともなう地球温暖化が
起きているのはまちがいないと思います。
私は間違いだと思っています。
まぁ色々ありますが、「地球の気象現象なんてそんな簡単な物じゃないんじゃないか?」って感覚が、どうしても拭えません。
「排出権取引」とか言い始めた段階で、非常に胡散臭く思えてきたってのもありますね。
>やっかいなのは、日本の原子力行政が、その事実に乗っかっている
「事実」だとは少なくとも私は思っていませんが、そもそもこの説自体が、自国では化石燃料を充分に産出できず、かつ核エネルギー技術を有する国が、自国経済に対してのオイルマネーの影響を弱めるためには、極めて都合の良い話である、と言うのは事実だと思います。
どう見ても書き込み過ぎですね、ごめんなさい。でも一言だけ。
本日発売のAERAに、養老孟司氏と内田樹氏の対談が掲載されています。
是非お読みになられることを、お勧めしておきます。
お返事が遅くなりまして、もうしわけないです。
きのうは体調を崩して、1日中ネットもやらずに寝ていました。
(もちろん、お仕事も丸1日お休みです。)
ああ、たくさんコメントをくださるのは、
これくらいでしたら、じゅうぶんOKですよ。
それで、広瀬隆氏ですけど、まことに遺憾です。
たとえば、『kikulog』のエントリ
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
からリンクされた「ダイヤモンド」の記事を見ても、
http://diamond.jp/articles/-/11514
マグニチュードの値が上方修正されたのを、
「原発事故が進んだために、「史上最大の地震」にしなければ
ならない人間たちが数値を引き上げたのだと思う」
などと言っていて、じゅうぶん怪しいんですけどねえ。
>本日発売のAERAに、養老孟司氏と内田樹氏の対談が掲載されています
ご紹介ありがとうございます。
これは、のちほど探したいと思います。
「原発事故が進んだために、「史上最大の地震」にしなければならない人間たちが数値を引き上げたのだと思う」などと言っていて、じゅうぶん怪しいんですけどねえ。
さすがに公式発表の値を本当に上方修正させることは出来ないように思えますが、「本当にその程度の地震なのか?これだけの被害が出ているのだぞ。もう一度調べ直せ。(じゃないと原発推進している俺の立場がヤバイだろ。)」くらいは言ったやつは、いるんじゃないでしょうか。
今に至ってもなお、「想定外」なる見苦しい言い訳を繰り返す東京電力なんかを見ていると、そう思えて仕方ありません。
「想定外」については、土木学会等3学会から、苦言が呈されていますしね。
http://www.j-cast.com/2011/03/26091397.html
「安全である。」と言う結論ありきで、耐震性能その他を想定していたことは、恐らく間違いないでしょうね。でも壊れてしまったから「想定外」だと。
そんなんだから学会が怒るんですよ。当たり前です。
先にも書いたように、広瀬氏は、あえて敵を作るような物言いをする方なので、「怪しい」とか思いつつ下記を読むと、精神衛生上宜しくないかもしれませんが、それでもあえてもう一度、お勧めしておきます。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4087205525
前に発表した値に誤りがあったので訂正した、
というだけのことだと思いますよ。
「原発事故が進んだために、「史上最大の地震」に
しなければならない人間たちが数値を引き上げた」
などというのは、陰謀論じみた「理由付け」だと思います。
まことに遺憾です。
他のブログにも書きましたが、マグニチュードの修正は速報値ではよくあることです。と言いますか、第一報がそのまま残ることの方が少ないくらいです。
世界最大級になったのは途中で気象庁マグニチュードからモーメントマグニチュードに変わったからです。
その変更は気象庁が報道発表で説明しており、なんら陰謀が入る余地はありません。
またマグニチュード9.0についても、その後はアメリカ地質調査所も精査によって9.0と発表しているので、これも問題は含んでいません。
個人的に気象庁は原発を擁護する立場になんてないようにも思えます。
政治家や官庁はすべて原発推進派だというのも「神話」だと言えます。
わたしのブログにコメントありがとうです。
お名前は他所でときどき拝見しております。
>マグニチュードの修正は速報値ではよくあることです
マグニチュードの定義は、こちらがくわしいですね。
http://d.hatena.ne.jp/kalessinlord/20110324/1300931733
モーメントマグニチュードに切り替えたのは、
気象庁マグニチュードだと、巨大地震の規模が
表せないからなのですね。
最後のほうの、「3)今回の発表値」を見ると、
今回の大地震でマグニチュードの値が
上方修正された経緯が、ちょっと触れてありますね。
>個人的に気象庁は原発を擁護する立場になんてないようにも思えます
今回責任があるのは、東京電力と経産省・保安院に
なるのでしょうけれど、これらと気象庁とは、
あきらかに独立した組織ですよね。
原発推進に関して、利害を共有している、
ということはないでしょうね。
「気象庁マグニチュードからモーメントマグニチュードに変わる」こと位は知ってます。ただし、それが「早かった」とか「M8.4からいったんM8.8になって、その後M9.0になった。」ことには、少し違和感を感じましたけどね。
で、あくまで仮に、ですよ。仮に「実は広瀬氏の言っていたようなデータ操作があった。」みたいな話が後日発覚したとしても、少なくとも私は全く驚きませんね。
その位、東京電力の感覚は、ズレているようです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110402/t10015066621000.html
こんなんだから、全く信用出来ないんですよ。
こんな連中が、未だに新潟で柏崎刈羽に7基(内3基は停止中らしいが)の原子炉を稼働させてるんだから、吐き気がしてきます。本当に耐震補強は完全に出来たんですか?
刈羽村や柏崎市の方々の今の気持ちを思うと、そこから来る電気は受電拒否したいくらいですね。
で、早くも夏場の大規模計画停電が話題に上ったりしてますが、これまた本当に必要なんですか?と、聞きたいです。
既にネットでも少し話題に出ているようですが。
http://togetter.com/li/117100
問題なのは、こうした疑問に対する回答を、東電が未だに示していないことだと思います。
東京電力が持つ全ての水力、火力、原子力発電所の、最大発電量、現状(現在の発電量、ないしは休止中とか震災・津波で破損とか)の一覧を公表し、「夏までに動かせるようになる発電所を全て動かしても、これだけ足りません。」と言う説明があってしかるべきでしょう。
この期に及んでまだ、福島第二発原発を早急に稼動させたいとか、これだけの火力発電所を稼動させたら燃料代で大変な赤字を背負い込むとか考えていて、未だに情報開示に踏み切らないのだとしたら、そんな会社はとっとと国有化すべきだと思います。
って、国有化したらちゃんと情報開示されるのかどうかが分からない、ってところが何ともですが・・・。
昨晩は少々感情的な書き込み、失礼いたしました。
何せ、汚染水が海に直接流入しているニュースを見てしまったもので・・・
広瀬氏のセンセーショナルな物言いがお気に召さないようですので、こちらを紹介しておきます。
原発全般に渡る問題点を一通り上げられており、分かり易いサイトだと思います。
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/index.html
以前書き込みさせて頂いたとおり、私には子供がおります。
その愛すべき我が子もそうですし、日本の子供達に、我々大人達が、
「日本近海で獲れた天然の魚は、なるべく食べない方が良い。」とか
「路地物の野菜でなく、工場内で水耕栽培された野菜を食べなさい。」とか教えなきゃならなくなるような事態だけは、絶対に避けさせねばならない、と、ここのところ毎日、思っています。
気象庁がMを8.4(おそらくこれはMj)を8.8(ここでMwになったと思われる)にしたのは17時30分のプレスリリース「東北地方太平洋沖地震第3報」です。17時30分というのは報道機関に「この時間からプレスリリースを行いますよ」と通知しているので、実際に解析したのはそれよりずっと前のはずです。
一方原発事故で最初の通報は16時46分。そこには気象庁は含まれません。気象庁が原発に対して独立しているのはここからも見て取れます。
原子力緊急事態宣言が出たのは19時03分。その時にも「放射能漏れはない」という発表です。
つまり気象庁は事態が深刻だと知る前から「観測史上最大」と発表していたことになります。
無茶苦茶想像を逞しく、東電と気象庁は「非常時には観測史上最大にしますよ」と事前から打ち合わせでもしておかなければ、そして東電が最初の停電の段階でその後に起きる数々の大事故を予見していなければ、この陰謀論は成り立ちません。あまりに無理がありませんか?
そこまでしているのだというのならもはや「悪魔の証明」になります。
それに気象庁がいくらデータを捏造しようとしても、その後の余震の発生状況、大学等他の研究機関、さらには海外の研究機関によってすぐに判明してしまうでしょう。
よって発表が早いということは解析能力が優れていたことの証明にはなっても、東電とツルんでいたことは否定してしまうのですよ。
それはそうと、このひどいデマ。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/03/post_80ef.html
“当初「行方不明」と言われていた福島原発の東電の職員は冷却装置を誤作動させたまま、郡山市まで逃げていたという。そこで酒を呑んで騒いでいたところを目撃されてバレてしまった。”
二階堂.comというところが書いて、勝谷誠彦がメールしたってことですかな。
そのお二人は遺体で見つかりました。
他人の名誉を踏みにじったデマの発信元、それを広めた無責任な連中、真に受けてコメントした馬鹿どもにそれこそ「天罰」を!
>いやむしろ発表が早かったことが陰謀論の否定になるのではないですか。
解説有難うございます。
私の印象としては、M8.8→M9.0が引っ掛っています。
第一段の「Mj8.4→Mw8.8」は、所定のプロセスだったとして、M8.8→M9.0は、本来、各点の地震計での地震波形の分析だとか、諸々のシュミレーションとかを経て、充分に吟味してから公開しても良かったのではないでしょうか?
あの時点で欲される情報とは、各地の細かな被災状況であるとか、気象庁であれば余震の発生予想結果とかでしょう。
「M8.8→M9.0になって、世界第3位だ、千年に一度だ。」と言う情報を、急いで出す必要が本当にあったのか?と言う疑問が残ります。
「勿論、気象庁が意図的に数字をナメたのでは?」と言う疑問だけが引っ掛っているのではありません。
例えば気象庁が、これからその数値の正確性を吟味しようと思っていた値を、マスコミが聞き出して、フライング気味に出したのかな?その意図は何なのかな?
とか、考えられるのかも・・・。
まぁいずれにせよ、東京電力が「想定外」などとは口が裂けても言ってはいけないようなずさんな安全管理をしていたことは、日々明らかになってきていますね。
まず急がれるのは、そんな連中が耐震補強をした、と言っている柏崎刈羽原発に対する、外部有識者による徹底調査でしょう。
少なくともこの夏には、現在稼働中の3基を稼働させないと、電力供給不足が深刻化するんですよね?
(あくまで本当にそうならば、の話。実はそこそこまかえるんであれば、緊急停止して再点検して欲しいところですが。)
あ、勿論、福島第二は少なくとも数年は稼働させない前提で書いてます。
それと、福島第一がどのようにブチ壊れたか、その経緯の徹底検証ですね。
今や「津波で壊れた。」ことになっており、それはほぼ間違いないのでしょうけれど、私が興味があるのは、「津波襲来前に、地震のみの影響で、どの程度壊れていたのか。」ですね。
連中のあの調子を見る限り、実は耐震設計すらも、どうしようもない状況だったのではないか?と考えています。
今、漏れている高濃度汚染水は、どこから漏れているんでしょうか?
本当に冷水系の喪失による圧力隔壁の破損ですか?
実は原子炉に直接繋がっている配管系の接合部とかが、地震でずれたりしてたんじゃないですか?
などなど・・・
放射能の問題はありますが、今すぐに出来るところから、徹底検証を望みます。
コメントをたくさんどうもです。
>広瀬氏のセンセーショナルな物言いが
ああ、いや、物言いの問題ではないです。
マグニチュードの値の上方修正に、陰謀論じみたことを
考えるのが、そもそも問題だということです。
>私の印象としては、M8.8→M9.0が引っ掛っています
だんだんと細かくなっているけれど、
M8.8からM9.0であやしいことをするなら、
M8.4からM8.8のときに、そうすればいいと思いますよ。
わざわざ細切れにして、ばれやすくするしなくてよいと思います。
かりに「アリバイ」の一部が崩れたとしても、
気象庁に動機がないことに変わりはないと思います。
>http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110402/t10015066621000.html
>http://togetter.com/li/117100
東京電力がどうあやしくても、気象庁とは関係ないと思いますよ。
前のコメントでもお話していますが、
気象庁と東京電力は、たがいに利害は無関係だと思います。
>http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/index.html
こちらは、ご紹介ありがとうございます。
後日拝見したいと思います。
またまたコメントどうもです。
>気象庁は事態が深刻だと知る前から「観測史上最大」と発表
時系列を追った、ていねいな解説ありがとうございます。
「観測史上最大」と発表したときは、
気象庁には「アリバイ」もあったことになりますね。
東京電力とつるんでいるお役所を疑うなら、
気象庁ではなく、経産省・保安院だと思います。
こちらは根拠がありますからね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/194086907.html
>http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/03/post_80ef.html
これはご紹介ありがとうございます。
このデマは、寡聞にして初耳でした。
>そのお二人は遺体で見つかりました
今朝記事になったようですね。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011040402000058.html
遺体が確認されたのを、問題のデマを流した人たちは、
どう受け止めているのかと思います。
マグニチュードの値の上方修正に、陰謀論じみたことを考えるのが、そもそも問題だということです。
仰るとおりですね。
どうしてもこの件に関しては、頭に血が上っちゃうもので、面目無いです。
とにかく「想定外の天災だ。」と言う言い訳が、どうしても許せないのでね。広瀬氏も多分、そう言う感情なんじゃないかと思った次第でして。
>遺体が確認されたのを、問題のデマを流した人たちは、どう受け止めているのかと思います。
亡くなった二人に対して少しでも申し訳無いと思う気持ちがあるのなら、「何故、大きな地震の後、津波警報が出ているさなか、彼らは海に近い建屋の地下室にいたのか。」を、徹底追及して欲しいです。
揺れが収まったから、それまでの作業を続けていたのでしょうか?上からの退避命令すら出なかった??だとしたらあまりにもずさんな危機管理体制、作業員の安全性軽視、ってだけ(これだけで充分罪深いですが)ですけど・・・、不自然ですよね。
激しく揺れたので二人ともいったん逃げた。
が、原発にとって致命的な欠陥(例えば重要な電源系統や配管系統の損傷)が、地震により生じていることが発覚した。
津波警報下であるが、放置は出来ない。
やむを得ず作業員二人を向かわせたら、そこに津波が来た。
発表のしようがないので、行方不明とすることにした。
・・・考えすぎでしょうか?
ああ、いえいえ。
「想定外」については、上のエントリで
わたしがリンクした記事に、すこし出ていますね。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20331720110330?sp=true
注水機能や、電源供給機能の強化など、
原子炉の暴走を抑えるための仕組みが、
全部いっぺんに使えなくなったことのようです。
津波については、2007年の調査で、すでに今回規模のものを、
東京電力は意識していたみたいです。
でも、じゅうぶんな危機意識は持たなかったみたい。
>亡くなった二人に対して少しでも申し訳無いと思う気持ちがあるのなら
「郡山で飲んでいた」なんてデマを真に受けて流した人たちは、
なにか責任を取ってほしいですよね。
ふたりが地下室でずっと作業を続けていた理由や、
津波に飲まれる最後の瞬間は、どうしていたのかを、
徹底的に調べるのは、いいかもしれないですね。
ちなみに、こんなのがあります。
デマの伝染について、ちょっと触れているんだけど。
http://tokumei10.blogspot.com/2011/04/blog-post_03.html