2011年03月27日

toujyouka016.jpg 震災で戸籍が消えた

これもすこし前のニュースだけれど、
震災で戸籍のデータが、完全に消滅した自治体がありました。
宮城県の南三陸町です。

「南三陸町の戸籍データ消失、法務局保存分も水没」
(はてなブックマーク)

 
南三陸町では、戸籍のデータは電子化して
保存しているのですが、地震で庁舎全体が
壊滅状態となったので、データがなくなったのでした。

バックアップは、法務局気仙沼支局にありますが、
こちらも津波で水没して、システムがつぶれたのでした。
これら以外にデータを保存しているところはなく、
南三陸町だけですが、戸籍がすっかり消えたことになります。

法務局気仙沼支局には、更新前の資料や、
その後の届け出書は残っているので、
ある程度の復元はできる見込みのようです。
(それでも最新情報ではないですから、
再調査は必要になるのかもしれないです。)


>ところで...

こうやって、戸籍の不備や事故や欠陥が
いくら出て来ても、「戸籍制度を見直そう」という論調は
なぜかいつもほとんど高まらないのですよね。
手をつけてはいけない「なにか」があるみたいです。

こないだの、「非実在高齢者」のときも、
あやしげな「家族の絆」論は出てきたけれど、
結局は戸籍の不備だとわかると、
きゅうに静かになってしまったのでした。

読売の記事によると、今度の震災による
データ消滅に関しては、全国ネットワーク化で、
参照できるようにすることを考えています。
これはセキュリティに不安があるかたもいるでしょう。

もっとセキュリティ上安全な情報だけ載せるよう、
同時に記載内容や書式も作り替える、
といった議論は、なされているのでしょうか?


関係あるかもしれないエントリ:
「戸籍を守る反対派」

posted by たんぽぽ at 22:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
個人にとっては身分証明、公にとっては人口把握のためにあるシステムのバックアップが他地域に無いというのはこういう状況だと最悪ですね。遠くに避難せざるを得ない可能性がまったく考えられていません。

さて、国籍や住所の証明以上に重要な何かが含まれているらしい(?)「戸籍」がこんなにもテキトーな扱いで呆れました。しかも更に放置という…もう住民票に国籍と番号の欄を付け加えるだけでいいかもしれませんね。たぶんそれだけで国や地方自治体は機能すると思います(苦笑)。システムはシンプルな方がデータ量も少なく済むしバックアップや同期も取りやすいでしょう。もう老木たちが何を言っても100年経ったら戸籍制度は消えてるかも?
Posted by mmm at 2011年03月31日 17:21
コメントどうもです。

遠くに避難させると言えば、地震のすくない国の大使館に
分散しておくとか、南極とか、お月さま(笑)とか、
半分冗談で考えたりしましたね。

>「戸籍」がこんなにもテキトーな扱いで呆れました

やはり、バックアップは最新情報ではないので、
完全な復元は無理で、口頭での申告も認めるみたいです。(苦笑)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032800808

戸籍のいい加減さは、これまでにも何度も露呈しているんですよね。
(それでいて、無駄な誤解や偏見や、差別意識だけは助長する。)
他のシステムに切り替えたほうがいいはずなのに、
いつまでも固執する人たちがいるから、嫌になってしまいます。

>もう老木たちが何を言っても100年経ったら戸籍制度は消えてるかも?

さすがに100年経ったら、老木たちは生きてないので、
戸籍はなくなっているかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2011年03月31日 22:48
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