4月7日エントリのコメント欄で、ニャオ樹・ワタナベさまから、
「ナショナル・ジオグラフィック」と毎日新聞の、
つぎの記事をご紹介いただきました。
北極でオゾンホールが発生しそうだというもので、
その原因についても、すこし考察しています。
「北極でもオゾンホール発生か」
「北極圏:オゾンの4割以上が破壊」
ニャオ樹・ワタナベさまが、これで炭酸ガス温暖化説の
化けの皮がはがれたとおっしゃるので、
これら記事の主張について、わたしも考えてみました。
オゾンホールは、成層圏がきわめて低温になると生じます。
摂氏マイナス78度以下になると、
フロン類が水や塩化水素と反応して、塩素が発生します。
この塩素がオゾンと反応して、オゾン層を壊すことで、
オゾンホールを作ることになります。
「オゾン層と極渦破壊」
記事が懸念しているのは、北極の成層圏の気温が下がり、
フロン類がオゾンと反応して、北極にオゾンホールができて、
地上に降りそそぐ紫外線が強くなることです。
さらにはオゾンの薄くなった層が、人口の多い中緯度地方にまで、
広がる可能性もあるとしています。
フロン類は、かつて電子部品を洗うのに
よく使われたのですが、成層圏のオゾンと反応するので、
使用がきびしく制限されるようになったのでした。
もともと分解しにくい物質なので、
まだまだ大気中にたくさん残っているのでしょう。
極地の上空、成層圏領域には、「極渦(きょくうず)」と
言われる低気圧領域があります。
気温が下がって、フロン類がオゾンと反応すると言われるのは、
この極渦という気圧の低くなったところです。
極地は太陽からの熱の供給がすくないですから、
上空の空気は冷たくなり、それが地上に降りてきます。
こうして地上付近は気圧が高くなり、
上空(成層圏)は気圧が低くなって、極渦が生じることになります。
「ウィキペディア-極渦」
「用語集-極渦」
気圧の低い極渦には、そのまわり(緯度60度付近)から、
空気が流れ込み、大気の循環が起きることになります。
これによって極渦のふちのあたりで、ジェット気流と言われる、
反時計回りの風が吹くことになります。
「ウィキペディア-極循環」
「極渦とジェット気流」
>北極の極渦の寒冷化は温室効果
フロン類のオゾンとの反応を引き起こす北極上空、
すなわち極渦が寒冷化する原因のひとつとして、
「ナショナル・ジオグラフィック」の記事は、
温室効果を考えています。
========
北極では冬になると極渦が発生する。
北極の極渦は1500万平方キロ(ドイツ国土の40倍)にもおよぶ寒気団だ。
高高度における強い寒気は偶然の現象ではないとAWIのレックス氏は話す。
「北極の冬が寒冷化する長期的な傾向が続いている」。
そして地球全体の温暖化が、北極の冬季寒冷化傾向を
促進している可能性があるという。
つまり、温室効果ガスが大気の低層に熱を留め、
高高度では寒冷化が進むという仕組みだ。
========
温室効果ガスによって、緯度60度付近の地上付近から、
成層圏へ熱が出て行くことがさえぎられ、
地上側(温室の内側)は熱がこもって暖かくなるが、
極渦(温室の外側)は熱が来なくて冷たくなる、ということです。
「温室効果によって温室の外が寒くなる」のは、ごもっともなことです。
よって温室効果ガスが、極渦の寒冷化に大きく寄与する
蓋然性が高いと考えるのは、妥当だと思いますよ。
これはひとつの仮説なので、記事では断言していないし、
気象現象は複雑なので、オールオアナッシング的に
ひとつの現象だけで決まらないと考えて、
他の可能性を保留しているのだと思います。
このあたりは研究者として、良心的な態度を取っているだけでしょう。
>北極のオゾンホール形成がニュースになるわけ
オゾンホールは南極ではよく観測されますが、
北極ではこれまで観測されたことはなかったのでした。
南極は地形が単純なので、ジェット気流の流れが
さえぎられず、極渦はきれいな円形になります。
よって極渦の内外での熱の移動が、もともと起きにくく、
極渦の気温は下がりやすいので、オゾンホールも発生しやすくなります。
北極は地形が複雑で、偏西風が曲げられたりして
ジェット気流の進行方向がゆがむので、
極渦はずっとひずんだかたちをしています。
低緯度地方に伸びたりもするので、極渦の外から
熱も入りやすく、よってそれほど気温は下がらず、
オゾンホールも発生しにくくなっています。
ところが最近、北極の極渦が異様に低温になっているので、
北極でもついにオゾンホールかと、騒ぎになっているわけです。
4月17日付記:
このエントリをだいぶ書き直しました。
わたしは最初勘違いをしていて、記事で問題にしている
極渦寒冷化をひきおこす温室効果ガスとは、
フロン類のことだ思っていました。
そうではなく、炭酸ガスやメタンなどもふくめた、
すべての温室効果ガスによる温室効果のことのようです。
地球全体で起きている、温暖化現象そのもののことですね。
2011年04月14日
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温暖化とヒートアイランド
Excerpt: 地球温暖化にかかわる議論がにぎやかになった.温暖化とは字義通りには「暖かくなること」を言うのだろう.冬が寒くなくなった.夏が暑くなった.極地の氷やシベリアの永久凍土が融けている.つまり地球は「温暖化..
Weblog: へなちょこ自然保護
Tracked: 2011-04-14 16:58
「フロン類」であって、炭酸ガスではないですよ。
すみません、またまた同じ質問で恐縮ですが、それは例の記事の何処に書いてあるのでしょうか?
確かに仰られるとおり、フロン類にも温室効果はあるそうです。IPCCが言うには、温室効果への寄与率で見た場合、CO2の1/4程度だそうです。
が、問題はそんなことではない。
今、日本で、温室効果ガスと言えば、90%の人はCO2のことだと思うでしょう。
極渦の寒冷化に、『CO2ではなくフロン類の』温室効果が関係していると主張するのであれば、殆どの日本人が勘違いしかねない『 』内の文言を、必ず入れるはずです。
それを入れずに、あえて「フロン類」と「温室効果ガス」と、二つの表現を用いているのは何故か。
この記事の書きようは、全てそうだと思いませんか?
肝心なところはあえて分かりにくく書きながら、「オゾン濃度が通常の半分に低下した。」とか「極渦は1500万平方キロ(ドイツ国土の40倍)。」と言った脅し文句だけは、イメージし易く表現している。
なんつっても繰り返しになりますが、最後のきめゼリフ。ぶっ飛びますねぇ。
−「このように単純化した説明よりも現象は複雑で」、温室効果ガスが高高度の気温に影響を与える経路はいくつもあり得るとレックス氏は付け加えた。
簡単には説明出来ないが、とにかく温室効果ガス、ヤバイぞ。としか読めません。
真の自然科学者は、自身の研究成果を理解して貰うべく、なるべく分かり易く、根拠を示しつつ語るものです。
この記事のような語り口は、詐欺、デマ、新興宗教の勧誘等で、しばしば聞かれるものだと思います。
なので、そもそもCO2地球温暖化説は、先に書き込みした通り全くのウソだと思っている私には、この記事は、CO2第二の冤罪事件捏造への布石としか思えないのでした。
この「レックス氏」が捏造犯なのか、この記事を書いた人間が捏造犯なのか、は、分かりませんが。
>IPCCが言うには、温室効果への寄与率で見た場合、CO2の1/4程度だそうです。
この「CO2の1/4程度」というのは、どこから来たのでしょうか?
温室効果の寄与は、「温暖化係数」を使うと思いますが、
フロン類の温暖化係数は、炭酸ガスの数100から10000倍程度です。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/04ozone/data/gwp-h14.pdf
http://www.technofer.co.jp/convini/hotnews/hotgh_03.html
温室効果の寄与は、「温暖化係数」を使うと思いますが、
フロン類の温暖化係数は、炭酸ガスの数100から10000倍程度です。
一つ目のpdfなんて、見方も分からんのですが・・・
私の書き込みの出典は、先に紹介した広瀬氏の本ですね。
オリジナルのネタ元は、下記かと思われます。
http://www.gosat.nies.go.jp/jp/gosat/zu4.htm
広瀬氏は、ここで言う「ハロカーボン類」を、フロンと同義に捉えて書かれているようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1314299308
って言うかそこ?????
どうなんでしょうね?でも、二酸化炭素だけを取り挙げているのを見ると、それは産業にとって都合がよいのかもしれないと感じたりします。
>温暖化は大気中の成分の変化などではなく、ひとつの星の自然な温度変化が起こっているだけではないだろうか
その通りだと思います。以下を御紹介しておきましょう。
http://www.peaceseed.org/sunlogy/maunder_minimum.pdf#search='マウンダー極小期'
このように、恐らくは太陽活動の活発化(黒点数の増加)、非活発化(黒点数の減少)の周期的な変化により、地球は温暖化、寒冷化を繰り返しながら現在に至り、未来へ続いていくのです。
過去の温暖化、寒冷化の時期は、その時々の歴史上の事象と、実に良くマッチします。
御紹介したサイトでは、マウンダー極小期の飢餓状況や、活発期と太陽信仰との兼ね合いについて書かれていますが、たとえば日本史で言いますと、西暦1200年頃の中世温暖期には中尊寺金色堂で有名な奥州平泉文化が興っています。岩手と宮城の県境に文明が興るのは、その頃の気候が温暖だったからだと想像されます。マウンダー極小期の最後の頃は、日本では天明・天保の大ききんでした。
従って、「昨今の地球温暖化の原因は何か?」と問われれば、「自然現象である。」と言う答えが、正解なんだと思います。
CO2は殆ど無関係です。
それを言うなら、都市部の異常過熱によるヒートアイランド現象の方が、はるかに影響が大きいと思いますよ。
それをまぁ、上手くだまされたと言うか、最近ではヒートアイランド現象と温室効果ガスによる地球温暖化の区別さえ無くなっていますからね。
「東京の熱帯夜連続記録が更新された!地球温暖化の影響か?」とか。温室効果ガスは全く関係無い、ヒートアイランド現象なんですけどね。
とまぁ偉そうに書いていますが、実は私も昨年の春頃までは、完全にだまされておりました。
「CO2は関係無いんだよ。」と私に言った友人に食ってかかったり・・・、いや、お恥ずかしい。
是非、以下をお読み下さい。
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0552-a/
「ナショナル・ジオグラフィック」を
読み返したのですが、わたしはまだすっかり
理解できていなかったようです。
なので、このエントリ本文を、かなり書き直しました。
最初、わたしは勘違いしていて、
極渦の寒冷化をもたらす温室効果ガスは
フロン類のことだと思っていました。
そうではなく、炭酸ガスやメタンなどもふくめた、
地球にある温室効果ガス全部のことですね。
ですから、「温室効果ガスが大気の低層に熱を留める」ことなど、あり得ないのですよ。
「温室効果ガス」。例えば二酸化炭素だって、地球上の大気を構成する様々な分子(窒素、酸素、アルゴン・・・)の一つ(しかもせいぜい0.04%)にすぎません。地上で温まった空気は膨張して、相対的に周囲の空気よりも比重が小さくなり上昇します。これを対流と言う。地表から11km程度の高さまで、大気中の対流が起こる範囲が対流圏、その外側が成層圏です。
対流圏の中で、ある空気が下から上がってくる暖かい空気の上昇を長期的に食い止めるなんてことがある訳が無い。温度差と比重の差がありますが、どちらも単なる空気なんですから。
また対流圏の外側の成層圏は、元々、地上からの暖気の上昇(対流)が殆ど届かない所。完全に影響圏外では無いのでしょうけど、そこでやり取りされるごく僅かな熱量が、何やらダイナミックな地球環境の変動の要因となるなんて、あり得ません。
なんでこんな素っ頓狂な表現が堂々となされるかと言えば、「温室効果ガス」を文字通り「温室の外を覆うビニール」的なイメージ(例えばこんな図解)
http://www.ijokishou-kids.net/warming/img/12ins_img-02.gif
で勘違いして捉えている人に、浸透し易い表現を選んだだけだからです、きっと。そういうイメージ戦略にかけては、彼らはプロ中のプロですからね。
でも私達は呼吸した時、口からビニール的な、周囲の空気と混ざらないような物質を吐きはしませんよね。
で、さすがにこんな素っ頓狂理論だけでは、突っ込まれた時にまずかろうと思い、「このように単純化した説明よりも現象は複雑で、温室効果ガスが高高度の気温に影響を与える経路はいくつもあり得る」とレックス氏は『言い訳を』付け加えたんだと思いますよ。
言い訳しつつ冤罪の可能性だけは匂わせておく。これがその道のプロの語り口です。
たんぽぽ様
もういい加減こんな疑似科学の援護をするのは止めませんか?
1850年以前の地球気温の変化を徹底的に過小評価し、
太陽活動の活発化や、その他あまたある温室効果ガス以外の地球環境への影響因子を全て無視し、
5年前まで温暖化で氷が溶けると言っていた北極が、「長期的に寒冷化している」と手のひらを返すように言ってのけ、
温室効果ガスが下層の暖気を留めるなどと小学生レベルのウソを言う。
それでも、昨年の春頃までの私を含め、大多数の人に「そうかもな」と思わせてしまう位、全世界に対する圧倒的な影響力がある、と言うことなんですよ。
「誰が?」と思われたのであれば、以下をお勧めしておきます。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4087204502.html
>一つ目のpdfなんて、見方も分からんのですが・・・
左の広い列が物質の名前で、右の4列が温暖化係数(GWP)です。
炭酸ガスを1として、左から「IPCC1994年」「IPCC1995年」
「温暖化法施行令 温暖化係数」「IPCC2001年」の値です。
たとえば、メタンはそれぞれ、
IPCC1994年: 25
IPCC1995年: 21
温暖化法施行令: 21
IPCC2001年: 23
となっています。
算出のしかたが若干違うので、値もすこしずつ違っているけれど、
ほぼ一定の値と見てよいでしょう。
権威ある(?)IPCCの報告書から作ったグラフを見ても、
温暖化が起きていることはたしかなようですね。
1920年ごろから、急速に地球の平均気温が上がっています。
http://www.jccca.org/chart/chart02_01.html
http://www.jccca.org/chart/chart02_02.html
これもIPCC報告書にある図が出ているけど、
炭酸ガス、メタン、一酸化二窒素のいずれも、
19世紀以降、大気中の濃度が増えているのがわかります。
それで、これらの温室効果ガス濃度の上昇は、
人間の活動によると考えるのは、蓋然性のあることでしょう。
http://www.eeel.go.jp/111.html?entry=399
すくなくとも、状況証拠はじゅうぶんだと思います。
「炭酸ガスの人為的放出による地球温暖化などありえない」と、
断言はできない、これはたしかだと思います。
>でも、二酸化炭素だけを取り挙げているのを見ると、
いや、そんなことはないですよ。
IPCCは温室効果対策として、代替フロンの削減も
勧告しているとか、炭酸ガス以外の温室効果ガスにも
注意は払っていますよ。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/370/370481.html
つぎの第4次報告書を見ても、人工的でないものまで含めて、
地球温暖化に関する多岐の要因について、
考察をしているのがわかります。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_spm_Jpn.pdf
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_ts_Jpn.pdf
繰り返しになりますが、1つ目のグラフ。
http://www.jccca.org/chart/chart02_01.html
人為的なCO2の急増は、先に御紹介した「電気事業連合会」のサイトのグラフ(↓)の通り1950年頃からですが、
http://www.fepc.or.jp/future/warming/about/sw_index_02/index.html
両者を見比べれば、直ちに「CO2地球温暖化説」に対する、以下の疑問が生じます。
1.1910年〜1945年の地球温暖化の原因は何か?大気中のCO2濃度は1750年からの一定割合の増加に留まっているのに、何故か気温は急上昇している。
2.大気中のCO2濃度は1950年以降激増しているが、気温は1976年にならないと上昇し始めない。1945年〜76年の30年間は明らかに寒冷化傾向を示している。
「人為的CO2排出量の増加と地球温暖化とは、無関係なのである。」と言うことの状況証拠としては、これで充分だと思います。
次にこれ。
http://www.jccca.org/chart/chart02_02.html
悪名高き「ホッケースティック」と呼ばれる、かつてIPCCが出していた過去の地球の平均気温変化のグラフですが、先に御紹介した
http://www.peaceseed.org/sunlogy/maunder_minimum.pdf#search='
にもある
・西暦1200年頃の中世極大期(奥州平泉文化の頃)
・西暦1300年〜1800年頃のマウンダー極小期
と言う、関連科学者間の常識的な歴史上の事実が、全て削られています。
2009年11月に発覚した「クライメートゲート事件(何故か日本では殆どマスコミに登場せず)」により、IPCCが公表した地球の平均気温を算出するための各地の気温観測データが水増しされていたことがバレてしまった訳ですが、何のことは無い、過去の気温のグラフについても、先人達の努力の結晶である気温変化について、山と谷を削ってしまっていたと言う事実も、同様にばれてしまいました。
が、そんな事件が発覚する前から、まともな科学者達には、このホッケースティックはめっちゃめちゃ評判が悪く、さすがのIPCCも第4次報告書では、このホッケースティックグラフを引っ込めたと聞いていたのですが・・・。
で、このホッケースティックグラフの最後の「恐怖の未来予想図」ですが、これがまた2000年以降、ちっとも当らない(気温が上がらない)。
ホッケースティックの方では、まさにホッケースティックの先端のように、凄まじい気温上昇をしめしていますが、最新の気象庁発表による地球の平均気温は、こんな感じ。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/an_wld.html
青線がショートレンジでの気温変化ですが、2009年、2010年がなんとか高めでいてくれたので、青線はまぁ横ばい位にはなってくれましたが、この2年が無かったら、完全に寒冷化傾向でしたね。
先のレックス氏が「北極の冬が寒冷化する長期的な傾向が続いている」発言は、この辺りに対する言い訳を兼ねていると見るのが妥当でしょう。
まぁでももう、いい加減「温暖化」では説得力が無くなりつつあるかも、と不安になり、オゾンホール殺人事件の捏造を模索している一部の人達がいる、というところでしょうな。
>「人為的CO2排出量の増加と地球温暖化とは、無関係なのである。」
>と言うことの状況証拠としては、これで充分だと思います。
拝見しましたが、それらがしめしているのは、
「人為的な温室効果ガス排出以外の寄与もありえる」
ということの状況証拠だと思います。
「人為的な温室効果ガス排出は無関係」とは言えないと思います。
ところで、わたしは、地球温暖化や炭酸ガスのことは、
ブログではぜんぜん話題にしていなかったのでした。
わたしが、なんの準備もしていない話題に対して、
とつぜん記事を出して「これについて意見を言え」と、
あなたは、わたしに迫ってきたのです。
それに対して、わたしは一生懸命調べものをして、
エントリまで書いて、自分の意見を述べたのでした。
あなたの興味に対して、わたしが手間ひまかけたことに対して、
このあたりで、なにかコメントをいただきたく思います。
将来の地球環境がどうなるのか、については、本来、純粋に科学的な研究によってのみ語られるべき内容だと思います。
しかし、チェルノブイリ原発事故以降、急に脚光を浴びだした「人為的CO2による地球温暖化説」や、先に御紹介した「温室効果ガスによるオゾンホール拡大説」等は、明らかにおかしな理屈があるにもかかわらず、それだけが真実かのごとく報道されて、特に前者に至ってはこれを疑う事すら許されない雰囲気が、福島を経験した今の日本でさえ、未だにあるようです。
政治が科学に介入し、これを屈服せしめた、現在の天動説だと思いますよ。
日頃、「水からの伝言」や「核兵器による地震誘発説」など、疑似科学についての鋭い分析をなされている貴方であれば、この世界最大の疑似科学(だと私が思っている)「人為的CO2地球温暖化説」に対しても、冷静な分析とコメントを頂けるものと期待しておりました。
色々とお手数をお掛けしました事につきましては、お詫びいたします。
>色々とお手数をお掛けしました事につきましては、お詫びいたします
コメントまことにありがとうございます。
地球温暖化については、機会がありましたら、
わたしも、なにか書くかもしれないです。
そのときは、またよろしくお願いしたいと思います。