野田新首相ですが、「3党合意」は堅持するという考えです。
したがって、子ども手当てが2012年度から
復活する可能性は、やはりごく小さいことになるでしょう。
「野田新首相が3党協議機関提案 公明前向き、自民は慎重」
「3党合意」とは、補正予算案や復興関連法案の可決と
引き換えに、民主党がマニフェストの一部を見直す、
という、自民・公明とのあいだの取り決めです。
これで子ども手当ての、2012年度からの廃止が決まったのでした。
ただ、厚生労働大臣に、小宮山洋子氏が就任しています。
小宮山氏は、設立に関わったひとりとして、
子ども手当ての廃止に、最後まで反対してきたとあります。
そんな小宮山氏を入閣させたということは、野田政権としても、
まだこだわりがあるということなのでしょうか。
もしかすると、子ども手当てに関して、
なにか望ましいアクションがあるかもしれないと、
あわーい期待を抱いておくことにします。
「「ドジョウ内閣」期待と不安=新政権顔触れに霞が関」
こちらの記事では、「福祉国家の4K」のうち他の3つ、
「高校無償化」「高速道路の無料化」「農家の戸別保証」について、
手当てを受ける市民の立場から、書かれています。
(できたら、「子ども手当て」についても書いてほしかった。)
「野田新首相:マニフェスト見直し 苦しい家計には逆行」
これを見ると(反対論者はいろいろと理屈をつけますが)、
いずれの手当ても、やはり役に立っているようですよ。
「3党合意」によって、これらも廃止されると、
家計が苦しくなるもののようです。
報道姿勢を言えば、やっとこういう主旨の記事が
書かれるようになったか、というのが、わたしの感想です。
受給を受ける当事者の意見というのは、
もっとも優先されてしかるべきものだと思います。
自民・公明が、いかに党のメンツにこだわって
当事者を無視しているかが、見て取れるというものです。
手当ての恩恵を受ける側も、必要だと言うなら、
存続や拡充を主張してしかるべきだと思います。
財源がたりないから、なんて、遠慮していないで、
「たりなければよそから取ってこい」くらいでいないと、
すぐに削られてしまうことでしょう。
父親が甲斐性がなければ子供は衣食住にも事欠き教育もままならないとなるのが保守勢力の理想の社会なのですよ。
子供を持たないという選択をすれば社会に人質を出さない卑怯者として待遇でも半人前の扱いしかされません。
なるほどね。
そういう見かたもできるかと思います。
>父親が甲斐性がなければ
専業主婦世帯に対する理想視や、片親家庭に対する扱いを見れば、
そういう感じですよね。