これも1ヶ月以上前のことですが、記事を集めたので
ご紹介しておきたいと思います。
9月26日に判決が出た陸山会事件の裁判です。
「陸山会事件、西松建設事件裁判の判決要旨」
「<陸山会事件>小沢元代表の元秘書3人に有罪判決」
「陸山会事件:元秘書有罪 小沢元代表復権に大きな打撃」
この事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われていた、
石川知裕氏など、小沢一郎氏のもと秘書3人が、
全員有罪(執行猶予つき)となったのでした。
この有罪判決は、正直、納得いかないところです。
どう見ても証拠ふじゅうぶんですし、きっと無罪だろうと
事前にも予想されていたからです。
小沢一郎氏も、この有罪判決は予想外としています。
そして石川知裕氏らも、もちろんこの判決は
納得いかないとして、控訴をすることになりました。
「元秘書有罪判決は「予想外」=小沢氏」
「「スケープゴートにされた」小沢氏ネット番組で判決批判」
「石川議員側が控訴=陸山会事件」
さらに10月6日からはじまっている、小沢一郎氏の公判にも
よからぬ影響が出るのではないかと心配されます。
「10・6初公判に暗雲…小沢氏元秘書3人が全員有罪」
この判決で無罪になれば、理不尽だった
小沢一郎氏の党員資格停止処分も解除されるだろうと、
期待されていたのですが、有罪になったことで、
処分解除もむずかしくなってしまいました。
野田首相は処分解除はしない方針です。
自民と公明はさっそく、石川議員の辞職勧告決議や、
小沢氏本人に対しての証人喚問を画策しはじめました。
野田首相はこちらも、取り合う気がないようです。
野田首相の判断としては、「現状維持」ということでしょう。
「野田首相、自公に事前協議促す=小沢氏処分見直さずー参院予算委」
「石川議員の辞職勧告決議案提出へ 自民・公明」
今回の理不尽な判決は裁判制度の問題でもあるようです。
9月26日の山下さんのツイートが、このあたりにくわしいです。
判決が出た13時30分以降の関係ツイートを、
拾っていくといいでしょう。
http://twilog.org/crusing21/date-110926
とくに以下のふたつについて、ここで引用したいと思います。
http://twitter.com/crusing21/status/118324581797871616
========
無罪判決を出す裁判官は、普通は地方に飛ばされて出世の道が断たれます
========
http://twitter.com/crusing21/status/118324831631572992
========
あの判決内容で自信があるなら実刑判決を言い渡すべきでしょう。
執行猶予を付けたのは自信のなさの現れでしょう
========
2011年11月03日
この記事へのトラックバック
陸山会一審判決の異常性
Excerpt: 陸山会東京地裁判決についての記事,石川議員は自ら証人喚問を求めよ 2011年 09月 27日に関して,知人から忠告が来た。地裁判決は異常であり,それへの批判のトーンが弱すぎるぞ,という趣旨であった。..
Weblog: アルバイシンの丘
Tracked: 2011-11-04 22:20
この陸山会裁判問題の危険な本質は,『虚偽記載』と『記載ミス』を検事と裁判官が恣意的に使い分けることにあるのだと思います。
今後は『記載ミス』についても『虚偽記載』と認定して,執行猶予付き有罪判決を下さなければなりません。
今回の判決について,登石裁判長が上記のような意味を持つことを認識してなければ,無能裁判官と言うべきでしょう。
すっかり時期をはずしたエントリをご覧くださり、
まことにありがとうございます。
(いまさら関心を持つかたは、いないかと思っていたです。)
登石裁判長の個人的資質についても、取りざたされていますね。
よく言えば「堅実」だけど、ようするに「保身」的で、
前例主義的で思い切った判決を書きたがらないとか、
出世しにくくなる無罪判決を書きたがらないとか、
そういったことだけれど。
今回の恣意的な有罪判決も、登石裁判長の個人的資質に
よるところがあるのだろうと考えられます。
執行猶予がついたところに、「自信のなさ」が
現れているとも言われています。