すこし前ですが、橋下徹大阪市長が、学者たちに対して
やたら挑発的な言動を展開していたことがありました。
橋下氏は学者に対して議論を要求したりもして、
山口二郎氏が実際にそれに応じて
ひどいやられかたをしたというお話です。
よく見てみたら、山口氏はやられてはいない、
おかしいのは橋下氏のほうだ、という分析もあるようです。
実態はともかく、橋下が正論を吐いているように
「見えちゃった」のは、たしかだろうと思います。
>学者を挑発する橋下徹
橋下徹氏の学者先生に対する挑発的言動は、
ツイッターのつぶやきにも現れています。
たとえば、こんなふうに、です。
https://twitter.com/t_ishin/status/156776633938870272
========
何が腹立つって、大学教授の給料にも税金が投入されていること。
あっ、それやってみます、という批判・意見を政治や行政に
バンバン出す大学教授にこそ税金を払う意味がある。
そうでなければ自分のカネで勉強してくれ。
博士さんは内田氏を評価していますね。
うーん、僕は博士さんを尊敬しているから複雑
========
大学教授の発言や活動は原則として自由です。
直接役に立たないことにお金を出すところに、大学の意義があります。
すぐには役に立たない知識を積み上げていくことが、
巡り巡って役に立つことをやるときのインフラになるからです。
そもそも、為政者の役に立つことしか言わない
大学教授なんて「御用学者」でしょう。
そっちのほうこそ税金の無駄遣いというものです。
https://twitter.com/t_ishin/status/156774134221774848
========
でも、大学教授って、僕と同じく税金が給料に投入されている。
しかし、大学教授ってその辺に対する謙虚さってないよね。
あんた方何様なんだよ!
でも実際に政治・行政のど真ん中に入って、
政治・行政のプロセスを体験し、実行した大学教授って、
世間に対する謙虚さがにじみ出ている。竹中平蔵先生。
========
為政者のやることに批判検討を加えるのも、
大学教授のお仕事のうちだと思います。
税金ぶんの還元をするために、橋下を批判しているとも言えるでしょう。
>政治的熱狂と学問
橋下の学者たちに対する挑発的な態度には、
いろいろとご意見もあると思います。
(こうもうしてはなんだが、負け惜しみくささを感じるのだが。)
そんな中にあって、つぎのエントリは、
わたしがぜひご紹介したいと思うものです。
「「橋下は」ではなく「私は」何をするのか、と言いなおしていく」
(はてなブックマーク)
政治家と学者が議論すれば、学者が負けるのは
無理もないことなのでしょう。
というのは、政治家というのは、
「なにを言えば勝てるのか」を考えて議論をするからです。
すこし悪く言えば「相手を打ち負かして、
その場で自分が正しいことにできる」人たちなわけです。
こうした相手に対して、ていねいにものごとを
読み解こうとしても、かえって議論に「負ける」だけのようです。
そして「ていねいにものごとを読み解く」のが学者の本分です。
あるいは、政治家は人びとが望む将来を描くが、
学者は人びとが望まない現実を示そうとする、
だから人は学者より政治家の言うことに飛びつくのだ、
ということでもあるのかもしれないです。
ところが、橋下の支持者たちのような、政治的熱狂に
立ち向かえるのも、学問や知性だけなのだと思います。
「かれらの情念に立ち向かうだけの強さ」を持ち、
人に自分の考えを聞いてもらうためには、
よりどころとなるのは、学問と知性しかないわけです。
そして、政治家(タイプの人)との不利な闘いは避けて、
「それぞれの持ち場で、地味にやるしかな」く、
「具体的な論点だけで話を」することで、
耳障りが悪くても現実を知りたいという
「良心に訴えるしかない」ということになります。
エントリ作者は、9.11のような大きな社会問題の前に
「学問に何ができるのか」と懐疑したという
エピソードが述べられています。
実際、学問で世の中は変えられないのではないかと悲観し
思い悩む人は、結構いるのかもしれないです。
わたしは幸か不幸か、学問や知性に対する
このような懐疑はしたことがなかったのでした。
そのかわり、というわけではないのでしょうけれど、
わたしは例のネットの夫婦別姓の市民団体の
「政治的熱狂」に対して闘ったことがあり、
その中で傷つきながら、学問と知性だけが
武器となることを身をもって体験したのでした。
批判が避けられないとなると、その立場から他の立場へ転じてしかし同じことは言い続ける。
テレビタレント→大阪府知事→大阪市長→?
というプロセスはそうなのでしょう。
政治家の学者に対する批判では、戦前の天皇機関説問題、吉田茂首相の「曲学阿世の徒」発言、などがありますが、橋下氏の場合は「学者は世間知らず」と言いたいらしいので学者が「曲学阿世」しないことがむしろ気に入らないようですね。むしろ戦前型の思考です。
『世間に対する謙虚さがにじみ出ている。竹中平蔵先生』
“独裁がよい!”なんて発言は敢えて挑発してるだけのはずなんだが,”竹中が謙虚だ!”なんて挑発とも思えんからなあ。本音だろう。だったらダメだこりゃ・・・Dさん・・・
記事中に引用された,キリンの逆立ちした方,この方は細かいことは別にして,大器ですよ,たぶん。
>あっ、それやってみます、という批判・意見を政治や行政に
>バンバン出す大学教授にこそ税金を払う意味がある。
>そうでなければ自分のカネで勉強してくれ。
>博士さんは内田氏を評価していますね。
>うーん、僕は博士さんを尊敬しているから複雑
橋下氏が敵視する「内田氏」って、誰かと思って調べてみたら案の定、内田樹氏でしたね。
http://togetter.com/li/239769
以前、別エントリで御紹介した下記の本を読む限り、内田樹氏が橋下流政治手法(これを
「政治」手法と言うかはさて置き)を一切評価しないであろうことは明白ですから。
http://www.shinchosha.co.jp/book/330011/
常に噛み付く相手が居ないと、存在価値を示せないのが橋下流ですから、噛み応えの
ありそうな敵が現れたってんで、嬉しくってしょうがない。そのニヤケ顔までもが想像
できそうなツィートだと思いました。
と言っても、内田樹氏は文学部教授だった方ですし、現在は名誉教授のはずですから、
元々、政治研究が職務ではないし、現在の名誉教授と言う立場は「称号」であって
「職」ではないので、「政治に対し建設的な意見を出さない教授は税金を貰うな」
と言う批判は、恐らくダブルで外れていると思いますが。
>というのは、政治家というのは、
>「なにを言えば勝てるのか」を考えて議論をするからです。
>すこし悪く言えば「相手を打ち負かして、
>その場で自分が正しいことにできる」人たちなわけです。
そう言う政治家ばかりが耳目を集めること。
逆に言えば有権者やマスコミが、そうした政治家ばかりを求めること。
が、今の日本の政治を、ここまで腐らせた原因だと思いますけどね。
5年、10年先の話をするべき政治の世界に、「その場の熱狂」だけを求めるなんて
ホント、どうかしてると思います。
横から失礼いたします。
>テレビタレント→大阪府知事→大阪市長→?
>というプロセスはそうなのでしょう。
相手の射程距離外から、艦砲射撃を打ち込みまくるのが好きなんだと思いますよ、コイツは。
テレビタレント時代から既に、そんな感じの印象を受けました。
弁護士としてテレビに出つつ、芸人に突っ込みを入れることで、注目を集めてましたよね。
芸人同士、特に若手が先輩芸人に突っ込みを入れるのは、凄く勇気が要ると思いますよ。
スベったら自分の力量が知れるし、やりすぎて相手を本気で不機嫌にさせたら、番組視聴率
も下がり、その責任を問われ、その番組や怒らせた先輩から回ってくる仕事も失います。
しかし芸人としては全くの素人である弁護士は、そのリスクも責任も背負う必用はない。
「ボク、素人ですから、どこまで言って良いのか悪いのか、分かりましぇ〜ん。」と言う
免罪符を勝手に掲げて、言いたいことを言っていたと思います。
でも、それがウケて視聴率を取ることを玄人側は知っているので、文句も言えない。
大阪府知事時代も、大阪市をはじめとする府下の各市の首長を攻撃してましたね。
「お前は大阪市長ではなく府長なのだから、市行政に口を出すな。」と言う本筋を、
「二重行政の無駄」とか言う一言で勝手に取っ払い、けなし放題。
で、大阪市長になったら、どっかから借りてきたような八策を掲げて、国政を無能
呼ばわり。
よくもまぁ、こんなチャラ男の政治塾だかに、何千人も人が集まるもんだと、
あきれ返って屁も出ません。
吉田茂首相の「曲学阿世の徒」発言は、すみません、不勉強で良く知らないのですが、
少なくとも、美濃部達吉氏の天皇機関説問題と、このチャラ男の無責任ツィートとを
同じレベルで論じるのは、バランスが悪すぎると思います。
学問と知性で対抗してくるだけなら橋下氏は反論をしてきても潰しにはこず取り入れようとすらしますが、反橋下の人達って基本私怨とイデオロギー的反発が根底に存在しますので、当人との論戦では摩り替え意見にすら反論できずにケチョンケチョンにされ、橋下氏を支持する人達には全く受け入れられず支持を失うだけどころかゆるい支持層からも反発されを繰り返しているだけの事です。
それと反橋下の方は山口教授のように橋下氏を馬鹿にして勉強しなさすぎですね。橋下氏がタウンミィーテングや公開討論会で何の資料も持たずに攻撃的な質問にすら何度も即答してしまっている事を知っていればなめてかかる事もないのでしょうが、質問すらさせない自分達の支持者だけで固めた集会などで「割れんばかりの拍手」ばかりを受けているようではねー。
>橋下氏がタウンミィーテングや公開討論会で何の資料も持たずに
>攻撃的な質問にすら何度も即答してしまっている事を知っていれば
「芸人のフリートークによるバラエティ番組や、朝まで生テレビとか、
即興でその場の流れ(空気)で、インパクトのある発言をする。」と言う才能には、
相当に恵まれている人だと思いますよ、この橋下氏は。
場の流れで相手の出鼻を挫くスタイルなので、資料なんか持っていても役に立たない。
むしろ資料も無いのに即興で反撃することで、「俺って天才!」ってアピール効果が
倍増するので、持つわけがありません。
なので、バックデータや論拠と照らしながら、自説をじっくりと説明することを生業
とする学者さんには、そう言うスタイルの論戦でこの男をやり込めることなど、
不可能なのです。ま、それをやっても意味が無いってのもあるんだろうけど。
しかし結局、勢いだけで何やら罵倒しているだけなので、あとから読み返してみると、
文学部教授出身で、今はそれも退職して名誉教授になっている内田樹氏に対して、
「政策提言も出来ない学者に税金を払うな。」とか言う、二重馬鹿を言っていただけ、
とバレてしまうのでした。なんだかな。
と、思いますね、私は。
では何故そのような場に学者さんたちは自信満々ででてくるのでしょうね?
結局のところ彼を弁護士崩れの電波芸人みたいに馬鹿にしているだけじゃないですか?
>では何故そのような場に学者さんたちは自信満々ででてくるのでしょうね?
>結局のところ彼を弁護士崩れの電波芸人みたいに馬鹿にしているだけじゃないですか?
そういう方は、恐らくDさんの御指摘の通り、弁護士崩れの電波芸人なんて楽勝だぜ、
かなんか、思っているのかもしれませんね。
相手を、そしてその場がどう言う空気になるのか、を、知らな過ぎるんだと思います。
そしてコテンパンに遣られて、私怨だけを募らせることになるのでしょう。
相手の発言の言葉尻を捉え、論点を相手の予測不能なテーマに瞬間的にすり替え、
相手が今のテーマが何に変わったのかを考える隙すら与えず、潰す。
そう言う論戦で、この人とまともに勝負出来るのは、島田伸介とか明石屋さんまクラス
の人達しか居ないかもしれません。
確かにその場は熱狂するでしょうね、とても。
テレビバラエティーが、あくまで娯楽としてそれをやるのは全然構いませんよ。
でも、政治がそれだけになったら、政治にそれだけを求めたら、日本は終わります、
と思います。
吉田茂首相の「曲学阿世の徒」は、当時、講和条約の締結に関して、ソ連も含む全参戦国との全面講和かあるいは米国中心の西側との単独講和かという問題が起こっていた時、東大の南原総長が「全面講和」を唱えたことを、吉田茂首相が「(南原総長は)曲学阿世の徒」だと批判したわけです。世論には「全面講和」の声が高かったので、「単独講和」をやりたかった吉田政権は面白くなかったのです。だから吉田首相は南原総長という学者を学問を曲げて世の中に迎合していると罵った。(「曲学阿世」=学を曲げて世におもねるの意)
さて、橋下氏の場合、学者は世間知らずだ学問より民意だ、といいたいようなので、学者は「曲学阿世」しろということなのでしょう。だから、軍国熱が高まる世にあって「天皇機関説」を曲げずに堅持していた美濃部博士を批判した勢力と、今の橋下氏などの立場に類似が見られるということになります。
なるほど、分かりました。解説有難うございます。
美濃部氏の天皇機関説なんて、当時の時代の空気の真逆となってしまった学説でしょう。
(元々は東大の講義でも語られる、ごくオーソドックスな考え方だったようですが。)
今の「既成政党ぶっ潰せ」的な空気を理解しようとしない学者を攻撃する橋下氏の論調は、
確かに美濃部氏を攻撃した当時の政治家の物言いと、似ているのかもしれませんね。
似ていると言えば、「統帥権干犯」だの「国体明徴」だのと、勢いはあるけれど意味が
イマイチ分からない、抵抗勢力を屈服させるために使われた当時の御題目と、
「大阪都構想」だの「船中八策」だのと言った、これまた詳しい内容は良く分からない
彼の御題目とが、ダブって感じられてしまうのは、私の気のせい??
追伸:たんぽぽ様。
すみません、今日は明らかに書きすぎました・・・
みなさま、どうもありがとうございます。
>すみません、今日は明らかに書きすぎました・・・
(ニャオ樹・ワタナベさま)
ああ、いえいえ、お気になさらずに、
どしどしコメントをしていただけたらと思います。
たくさんコメントをもらえて、わたしとしては
とてもうれしいくらいですので。
このエントリにコメントありがとうございます。
>橋下徹氏は批判されるのが何より嫌いなのだと思われます
そうかもしれないですね。
議論を勝負ごとと捕えていて、批判されて対処できないのを
「負け」と思っていて、負けず嫌いというか、
そんな印象をわたしは受けています。
>学者が「曲学阿世」しないことがむしろ気に入らないようですね
すくなくとも橋下は、学者先生たちに、
自分におもねってほしいのではありますね。
>意識した上での挑発でしょうね
すくなくとも橋下は、なにを言えば効果的かを、
わきまえている人なのかもしれないですね。
(橋下にとっては竹中平蔵は、本当に評価できるところも
あるのではないかとも思うけれど。)
このエントリにコメント、ありがとうございます。
>『世間に対する謙虚さがにじみ出ている。竹中平蔵先生』
最後に竹中平蔵の名前を付け足してくるあたり、
なにか悪い冗談のようにも聞こえます。
>キリンの逆立ちした方,この方は細かいことは別にして,
>大器ですよ,たぶん。
社会問題の前に、学問は無力ではないかと懐疑し悩みつつも、
結局は、武器になるのは学問と知性だけだ、
という結論にいたったところとかですか?
(学問を懐疑したまま終わる人も、すくなくなさそうだからね。)
橋下流では、民意とは多数決で集約されるもの、選挙で当選した自分は多数決を体現した民意そのものだから学者であろうが自分におもねらなければならない、といった考えがあるんだろうと思います。
民意が示された後で批判のための批判と言った対案が示されない物や建設的でない物は受け入れないだけですよ。
考慮に値するものは手を突っ込まない方が無難なものでも受け入れてますよ。
尾木が言っちゃった「義務教育での厳正な留年適用」なんかもそうです。
>選挙で当選した自分は多数決を体現した民意そのものだから
橋下が体現する民意とは
「たいした仕事もしねぇのに身分安泰で、そのくせ一人前に文句だけは言う
ふざけた公務員や教員をどんどん締め上げて、それでも治らんヤツはクビを切れ。」
と言う民意でしょう。
これを言い換えれば。
普段使っている市バス路線が廃止になって、いちいち自家用車を使うことになっても、
水道水の質が悪化して、煮炊きは勿論、洗濯にまでミネラル水を使うようになっても、
教員の数と覇気の減少により、学校崩壊が進んで、街中に不良少年少女が溢れかえり、
未成年による窃盗、強盗、性暴力、恐喝、殺人・・・が激増しても、
それを善しとして受け入れる、と言う民意です。
え、違うって?
だって貴方達は、「どこまで締め上げて、何人のクビを切るか」の決定権を、
橋下クンに全面的に預けちゃったでしょ。
と言うか「より厳しい締め上げ、より大量の首切り」を、この男に期待したでしょ。
「ま、切られるのは俺じゃねぇし。」かなんか思って。
・・・と、橋下支持者に言ってやりたい気分です。
ま、このチャラ男は、単に口が達者な目立ちたがり屋で、言ってみただけで本当は
そんな強権発動はするつもりはないんじゃないかな。と言うのが、私の希望的観測。
ただ、見た感じ、とってもお調子者っぽいからなー。
必要以上にマスコミや取り巻きが煽ると、調子こいてやり過ぎるかもしれん。
学者さんでも市民でも構いませんが、良識ある方々が折に触れ、このお調子者に釘を
刺すことを忘れないようにしないといけないと思います。
何やらネガティブな感情に基づいているが故に、ひどく居心地の悪い、橋下万歳的な
空気を、少しでも薄めるためにもね。
基本的に橋下・維新支持者は市民サービス府民サービスが下がる事や負担が増える事は覚悟の上ですよ。(と言うか既にサービス切り捨ては実行済み&実行中)
その上で多数の府民があえて維新に投票しております。
また今回維新が大阪府下で得た票には前回橋下なんてと思って投票しなかった層が4年弱の実績から維新へ投票した事を忘れないでください。
ちなみに、前回の大阪W選で平松(相手陣営の誹謗中傷だけが講演などの殆どを占めたあげく最後には有権者への説明からとんずら)・倉田(カメラの前ではともかく会うたび目が完全に逝っていた)コンビに直接会った上で躊躇せず投票した方々を私は軽蔑しております。
なお、あなたが言うような状況に本当になったのなら彼らはリコールもしくは落選と言う形であっさり淘汰されて終わりです。
維新や橋下氏の支持なんて所詮ふわふわした雲のようなものでしかないのですからね。(その辺を解っているので維新・橋下は矢継ぎ早に行動しているのですけどね)
>維新や橋下氏の支持なんて所詮ふわふわした雲のようなものでしかないのですからね。
その、「ふわふわした雲のように漂う、維新や橋下支持のメンタリティ」にこそ、
おぞましさを感じます、って申し上げているんですがね。
>市民サービス府民サービスが下がる事や負担が増える事は覚悟の上
(※直接自分に関係すること以外)って注記が抜けてますよ。
ま、市民、府民サービスはいいよ。自分達がそれを選んだんだからね。
バス使わずに歩けば、健康にもなるだろうさ。高齢者や障害者、乳幼児を連れた親、
なんかはどうすれば良いのかしらんけどね。
ただ、あろうことかチャラ男が教育に手を出したことで、その気色悪いふわふわ雲が
更に盛り上がったことだけは、どうにも納得が行かんね。
昨今の学校教育(特に公立校)荒廃の主要因の一つは、「教師>市民(親)」だった
権威が、「市民(親)>教員」に逆転したことだと思っていて、なおかつ今現在、
未就学児の父親でもある私にとって、あの教育改正条例だかなんだかは、本当にムカ
つくものでしかない、と言うことだけは言っておきます。
日の丸、君が代がなんたら、と言う部分じゃないよ。
公教育に市場原理、競争原理(学校同士を競わせる)を持ち込もうとするヤツには、
それを善しとするヤツも含めて、猛省をお願いしたいと思います。
では橋下と同じ質問を返されたらどう答えますか?
今の教育にあなたは満足されているんですか?
今の教育に不満を持たれている層にどうすれば良くなると答えますか?
現状我が堺市にしてもそうですが大阪の公立校は掃き溜め状態の所も多いのですがどう改善されますか?
大阪だけでなく全国的に教育委員会は形骸化どころか教職員組合の操り人形にしかすぎなくなっているのですが、この状態が適正だと考えますか?
教育委員会の通達があっても現場の教師が平然と通達(国家斉唱時の規律は除くとしても)無視をする状況をどう改善なされますか?
大阪の教職員は精神疾患と偽って職場放棄をしているのが他地区の2倍近い状況なのですが、どう対処すれば宜しいですか?
なお今後児童数減少や財政悪化が懸念される大阪において、無責任に教師数を増やしまくる事は出来ない事は念頭においておいて下さい。
ちなみに忙しくて仕事に忙殺されておられるはずの教師様達は、何故か負担になるはずの放課後学習をなくし塾に任せる事に反対されていたりします。
>なお今後児童数減少や財政悪化が懸念される大阪において、無責任に教師数を
>増やしまくる事は出来ない事は念頭においておいて下さい。
「無責任」にとは言いませんが、教師数は必ず増やして下さい。職員数も。
少なくとも義務教育期間においては、一つのクラス、一つの授業を、二人以上の
教師が同時に担当するようにして頂きます。
財政悪化?関係ありません。
足りなければ増税して、教職員の人件費に充てなさい。
(児童数が減るのですから、必用な予算額も減っていくでしょう。)
それと、日教組をはじめとする「政治」の介入を止めさせる。
十分に余裕のある教職員数を確保したら、あとは現場に任せること。
子供にゆとりは要らないよ。ただし教職員には十分なゆとりが必用だ。
それを市場原理で考えて、塾講師だとか、その責任を負わない周辺のサービス業を
突っ込んでアウトソーシングさせようとするから、反対するんですよ。当たり前。
公教育はサービス事業ではない。
将来の日本の人材を、保護者の所得に関係無く、育てるためのシステムだ。
市場原理、競争原理を持ち込んで公教育にコストカットを強要すれば、そこから
産み出される物(将来の日本を担う人材)の質が低下するだけだ。
質の良い将来の人材を育てるための予算を削ってまで、税金を抑えようとしたり、
他に予算を回そうとするような国家は、衰退するだけでしょう。
さて、そして「教員組合」の力がほとんど無に等しくなっている現在、「教育委員会は教員組合の見方である」という不思議な認識が発生しているとしたら、それはどこからきている認識なのか非常に興味深いことです。
「教育委員会は教員組合の見方である」→「教育委員会は教員組合の味方である」
でした。
教育委員会は教員組合の味方とは言っていませんよ教員組合の操り人形と言っているんですよ。
ニャオ樹・ワタナベさま
私の考えとは当然違う所もありますし現実に多くの支持が得られるかどうかなどはともかく対案・提案としては素晴らしいと考えます。
で、問題なのはこう言った対案・提案を当の教育委員達は一切と言って良いほどやってこずに教育長以下の教育官僚(教師)のつくる文書を追認するだけになっている事なんですよねー。
大阪府の前教育委員達が「あなた達はどうしたいんですか?」と問われて全員沈黙で答えてしまったのはあまりにも有名です。
このエントリにコメントありがとうございます。
>http://togetter.com/li/239769
>http://www.shinchosha.co.jp/book/330011/
(2012年02月20日 12:40)
橋下は内田樹氏を目の敵にしているんだ。
ご紹介のトゥゲッターでも、橋下は学者に対する
攻撃的態度をあらわにしていますね。
現実味のない政策を批判するのは結構だけど、
「だから学者は」などと、ひとくくりにする必要があるのかと思います。
>恐らくダブルで外れていると思いますが
「学者は役に立たない」という固定観念に訴えようと
いうのでしょうから、内田樹氏のポジションが
少々「学者」からずれていることは、さほど問題ではないのでしょう。
>そう言う政治家ばかりが耳目を集めること
リンクした『キリンが逆立ちしたピアス』のエントリにもあったけれど、
「その場で自分が正しいことにできる」人に
飛びつく人が多いのは、ある程度はやむを得ないみたいですね。
なにしろ目先の勝者というのは、「わかりやすい」ですしね。
結局は「それぞれの持ち場で、地味にやるしかない」のでしょう。
かならずしも耳障りのよくない「現実」を知りたい人がいる、
そういう「良心に訴えるしかない」のだと思います。
どうぞ遠慮なく、議論を続けていただけたらと思います。
わたしとしては、自分のウェブログを使っていただけて、
むしろ光栄なくらいです。
Dさま、いらっしゃいませ。
お名前はアルバイシンの丘さまのところで、拝見しております。
橋下徹氏について、いろいろと情報をありがとうございます。
さすがよくご存知ですね。
のちほどもっとくわしくお返事したいと思います。
中央の文部科学省のキャリア官僚から末端の教師まで一体の官僚機構であるととらえ、そのヒエラルキーの末端に位置付けられる現場教師は教育の官僚支配の尖兵であるとする、そしてこれこそが政治が改革すべき対象ということでしょうか。
そうした官僚機構による統制的な上意下達の教育支配に反対していたのがかつての教員組合だったわけでしょうが、今その論理が換骨奪胎され、ほとんど無力になっている教員組合に対する批判と転じているとしたら、これは全く興味深い転換です。
橋下批判の前に、こういった現象の方に興味が向きますね。
>大阪府の前教育委員達が「あなた達はどうしたいんですか?」と問われて
>全員沈黙で答えてしまったのはあまりにも有名です。
それは公開討論会か何かでの橋下氏の質問に対して、と言う話でしょうか?
であるならば、それは
『第○会 橋下徹の波状口撃で潰しまSHOW!
今回、対戦相手に抜擢されたのは、大阪府教育委員の皆さんです。』ってだけ。
対戦結果は言わずもがな。特にコメントを要する点は見つかりませんが・・・。
それとも「噛ませ犬が弱すぎるとショーが盛り上がらない。」と御立腹かな?
・・・っと言い過ぎましたかね。では少し真面目に。
『朝まで生テレビ』にしろ、『たけしのTVタックル』にしろ、確かに見ている方は
熱狂しがちでしょう。後でかえってストレスが溜まることの方が多い気もするけど。
ただ一つはっきりしていること。
それはこうしたTVショーは、その場の興奮と勝者と敗者(引き分けが多いけど)、
以外の物は一切生み出さない、と言うことでしょう。
せっかく、有識者が何人も集まっていながら、合意形成に至る可能性のある道筋や、
新たなアイディア発想も無く、何が問題なのかすら最後まで分からないこともしばしば。
人件費が勿体無いと思いませんか?
「橋下公開討論会」なんて、それに輪をかけたようなものじゃないですか?
しかも、最初っから勝者が決まっているようなプロモート。
まるでどっかの三兄弟のボクシング公式戦と一緒だと思います。
も一つ聞いてもいいですか?
ちょっと戻りますが
>基本的に橋下・維新支持者は市民サービス府民サービスが下がる事や
>負担が増える事は覚悟の上ですよ。(と言うか既にサービス切り捨ては
>実行済み&実行中)
その目的は何ですか?
市民・府民サービスが下り、負担が増えることで、
市民・府民はいったい何を得られるのでしょうか?
「朝まで生テレビ」は田原が無理やり誘導したからかろうじて番組が成立しただけですよ。あれが田原が司会でなかったら本当に橋下氏のワンマンショーで終わっていたでしょうね。(選挙特番での討論会と同じように)
それと橋下の出ている公開討論会は、維新主宰のものも含めて極めて公平に時間配分も割り当てられておりますし一般人が参加できるものは完全に自由参加ですよ。(反橋下陣営のヤジを制止する事すらありません)
対して反橋下達がやっているような公開討論会は討論者や司会を反橋下だけで固めたり質問すらさせないものが殆どです。(維新へのオファーはかけてるようですが相手との調整もせずに一方的に期日を指定していたりします)
ついでに言っときますと無料で希望者全員参加可能なものが殆どなんですが、自分で積極的に探しまくるか何らかの圧力団体に属していないと、やっている場所すらわかりません。
>市民・府民サービスが下り、負担が増えることで、
>市民・府民はいったい何を得られるのでしょうか?
財政破綻を回避する事で最悪の市民・府民サービス切捨てからの回避。
教育長をトップとする教育委員会事務局と言うものはご存知ですか?
この教育委員会事務局と言う存在は、かつてのソ連の書記局と同じような存在に近いんですよ。
あらためて、わたしのブログにコメント、ありがとうございます。
(わたしのお返事が遅れてもうしわけないです。)
>反橋下の人達って基本私怨とイデオロギー的反発が根底に存在しますので
>それと反橋下の方は山口教授のように橋下氏を馬鹿にして勉強しなさすぎですね
なるほど。
反橋下が「勝てない」のは、動機が教条的な上に
不勉強だから、ということになりそうですね。
反橋下の人たちが、橋下のことを馬鹿にして勉強しないのは、
私怨とイデオロギー的反発が根底にあることも
原因のひとつになっているのかもしれないです。
リンクした「キリンが逆立ちしたピアス」で述べられているけど、
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20120116/1326680301
やはりこの場合も、イデオロギーにこだわらず、
「具体的な論点だけで話をする」のがよいのでしょうね。
>橋下氏がタウンミィーテングや公開討論会で
>何の資料も持たずに攻撃的な質問にすら
>何度も即答してしまっている事を知っていれば
その様子だと、橋下氏はかなりのつわもののようですね。
>質問すらさせない自分達の支持者だけで固めた集会などで
>「割れんばかりの拍手」ばかりを受けているようではねー
某政党とその支持者たちのことですね。(苦笑)
それが引き合いに出て来る、ということは、
橋下氏は相当批判にさらされた経験がある、ということかな?
>民意が示された後で批判のための批判と言った対案が示されない物や
>建設的でない物は受け入れないだけですよ
ということは、「学者先生たちは、事情を知らずに
無責任な批判をしている」という側面も実際にある、
ということのかな。
ニャオ樹・ワタナベさまがご紹介してくださった
トゥゲッターに出て来る「区割り案」は、
たしかにそうしたものを、わたしも感じたのだけれど。
http://togetter.com/li/239769
不確かな情報ですが一応の区割り案は選挙前に出来てたらしいのですが、区割りは住民投票で決めると言う考えとの違いに下らない突込みを受けないように選挙中は言わないようにしたみたいです。
ちなみに無責任な批判の典型は、東氏が問いかけた「大阪市がなくなったらどんなデメリットがあるんですか?」との質問に、「そんな事、私が知るわけがない。そんな話に持って行きたくない」と言った薬師院教授や知っていながら自分達の主張との整合性が取れなくなる為に無言を通した山下議員、今も政治活動をしておきながら「精神科医の私が対案なんか示せるわけがない」と逃げをうった香山りか氏などですね。
対案は現状の制度をきちんと行うことだったりするわけですが、今の諸問題はそれがちゃんと行われていないからであることが多いのですよ。
というか橋下氏が言うとそうした陳腐な意見でさえ何かすごいもののように見せるからカリスマ性があるといえばあるんでしょうね。
そしてもう一つは、反橋下派への反発から橋下礼賛に向う人々も非常に多い点でしょう。「反「反橋下」」というイデオロギー闘争の構図もまた極めてネット的です。
今ここですぐに答えが欲しい、と。もはや高速回答依存症。
ダメ菅が辞めたら内閣支持率が倍増する。答えは野田でしたか、と言う反応。
そして組閣の不備(?)などで数ヶ月で急落。「野田は駄目」が答えか、となる。
全てにつけそう言う判断が体に染込んでしまった人が、相当数、居るのでしょう。
スマホが売れまくるわけです。
>公開討論会ではなく公開された教育委員達との会合です。
会合とは本来、そこに参加した人間がアイディアを出し合って、問題点を整理し、
その対処方法を考える場であるはず。しかし、高速回答依存症患者を集めて公開
した会合の場合、会合が成功裏に終わり、課題への対処法が決まったとしても、
観衆は納得出来ません。
「その対処法は正解なのか、誤答なのか。」が、その場では分からないから。
橋下はそれを良く知っている。これこそ俺のウルトラ口達者が生きる道だと。
だからわざわざ高速回答依存症患者を集めた場で、教育委員を詰問して黙らせる。
その場の審判たる観衆に、「俺が正解である。」と言う答えを与えるために。
教育委員を黙らせるために引き合いに出した数値の妥当性や、
その教育委員達の任命権者が自分であることなど、どうでも良い。
「あの時の数値はおかしい。」とか「任命権があるなんて卑怯じゃないか。」
などと言う話が後から出ても、その時の結論は既に出ている。「橋下が正解」と。
何より高速回答依存症患者は、もうとっくに次の答を求めている。
昔の結論の妥当性検証などに、なんの興味も無い。
だから橋下は、矢継ぎ早の公開討論で、得意の速射砲波状口撃によるその場だけの
勝利を獲得し続け、依存症患者に新たなるクスリを投与し続ける。
「橋下は○、東は×」、「橋下は○、薬師院は×」、「橋下は○、山下は×」、
「橋下は○、香山りかは×」・・・と。
かくて、「橋下の勝利」なるドラッグ無しには生きていけなくなった依存症患者達は、
橋下を神として崇めることになるのでしょう。
それにその教育委員達は現状に問題ありと認識されてるんですよ。
なお無言を貫くしかなかった当時の教育委員達は橋下氏が任命した方々ではございません。
それと「朝なま」でのやり取りなんて殆どが選挙期間中に何度も批判され論戦になり既に終わっているネタなんですよ。
その程度の事ですら連中はあの対応しか出来なかっただけの事です。
あと数字の妥当性云々は墓穴を掘るだけですのでネタにはしない方が宜しいですよ。
橋下氏はどっかの政治家達と違って数字がおかしければさっさと訂正・謝罪してしまいますし、おかしな数字を持ち出して攻撃されればちゃんと反論しておりますから。
なお依存症患者がいるのは確かですが、それはどんな政治家・政党にも存在しておりますので、皮肉にすらなりません。
橋下の話をしているのであって、彼のダシに使われてた人達には、興味が無いからです。
心配にはなるけどね。まぁ、あまり落ち込まないで下さいねって伝えたいです。
教育問題には大いに関心があるが、橋下バトルには何の興味も無いことも、書いておきます。
>その程度の事ですら連中はあの対応しか出来なかっただけの事です。
その公開処刑放送は見ていませんがね。興味無いから。まぁ無理からぬことだと思いますよ。
あのウルトラ口達者の変幻自在の口撃とまともにやり合えるのは、私の知る限り
島田神助、上祐史浩ぐらいじゃないですかね。
まぁでも橋下自身がその事を良く分かっているだろうから、そう言う実力者とのバトルは
絶対に設定しないだろうね。3兄弟のボクシング公式戦と一緒。
>橋下氏はどっかの政治家達と違って数字がおかしければさっさと訂正・謝罪してしまいますし
「その場の勝利」だけが目的ですから。別にその場で何を使ったって良いと思っている訳です。
ま、後で文句言われたらテキトーに謝っておけば良い。どうせ観衆の興味は次の答に移っている。
「訂正・謝罪しました」って形があれば良いだけ。楽なモンです。
>なお依存症患者がいるのは確かですが、それはどんな政治家・政党にも存在しておりますので
あのイシハラも触手を伸ばしているネット中毒患者を、後発の橋下が着実に手中に収めている。
そのいけすかない新シェア拡大手法を問題視しているのですよ、私は。
変幻自在の口撃?
不勉強で思い込みで攻撃している連中になら私でもあのぐらい言い返せますよ。
3兄弟の公式戦は自分達の有利なように有利なように舞台を設定していましたが、橋下氏は相手の土俵に出向いているんですよ?
件の山口二郎教授にしても番組スタッフと綿密に打ち合わせした上で番組に臨んだそうですしね。
「訂正・謝罪しました」って形すら政治家様達の殆どは取れずにドツボ一直線の方々が殆どなんですが?
ネット上で無責任に橋下音頭を踊っている人達はともかく、傾向として大阪での地方選や首長選では普段から政治に関心が高い層や共産・民主の支持だった層が維新に鞍替え投票しておりますよ。(維新に鞍替えした自民議員の支持者達はともかく、固い自民公明支持層は殆ど維新に流れておりません)
>橋下氏は相手の土俵に出向いているんですよ?
橋下はテレビ芸人あがり。一方の教育委員は、大衆の面前でしゃべったことなど一度も無い。
しかも橋下が、あるいは橋下の息のかかった維新の会の人間が、次期教育委員の任命権者と
なる可能性がデカい。
3兄弟の公式戦もビックリの、超ハンディキャップマッチでしょう、これは。
つうかさっきも書いたけど、公開処刑だね。こうなると。
>傾向として大阪での地方選や首長選では普段から政治に関心が高い層や共産・民主の支持
>だった層が維新に鞍替え投票しておりますよ。
まぁ、何か変えてくれると思っているんでしょう。
多分壊すだけだけどね、この人は。
公開処刑を自慢話としてツィートするような人間だからね。
あとテレビカメラは入っていましたが、大衆の面前ではなく橋下氏と教育委員達だけの会合です。
何か変えてくれると思ったから投票したんではありません。実際に府・市民が思っていた事をやってくれたから投票したんです。
共産・民主の支持者なんてヤルヤル詐欺や革新の振りをした現状維持のエセ左翼的な政策はお断りなんですよ。
>維新や橋下氏の支持なんて所詮ふわふわした
>雲のようなものでしかないのですからね。
>(その辺を解っているので維新・橋下は矢継ぎ早に行動しているのですけどね)
ウェーバーは支配の正当性(正統性)について、
「伝統的支配」「カリスマ的支配」「合法的支配」の3つを挙げたけれど、
橋下・維新は「カリスマ的支配」の典型のようですね。
矢継ぎ早に行動するところも典型的ですし。
>区割りは住民投票で決めると言う考えとの違いに下らない突込みを受けないように
なるほど、用心したというわけね。
>ちなみに無責任な批判の典型は、
うーむ、それはたしかにイカンですね。
(反橋下の人たちは、やはりイデオロギーでやっているのでしょうか。)
橋下と対峙する方法は、具体的な論点にかぎって
議論することだと思うし、となれば必要なことには
答えられるよう、お勉強をしておかないとだめでしょうね。
(大阪市がなくなった場合のデメリットとかも、
挙げている人もいると思ったけれど。)
>実際に府・市民が思っていた事をやってくれたから投票したんです。
>共産・民主の支持者なんてヤルヤル詐欺や
>革新の振りをした現状維持のエセ左翼的な政策はお断りなんですよ。
この事実は重く受け止めなければならないですね。
(鳩山や小沢が、橋下を評価した理由が
ちょっとわかったような気がする。)
民主党が支持を失っている原因は、実行力の欠如なのですし、
すくなくとも公約を実行しようとする
意気込みだけは伝わるようにしてほしいものです。
>教育委員の肩を持ちたいのはわかりますが橋下氏よりも公的教育に携わっていた
>経歴が長いはずの一応専門家達が無言であった事は言い訳がききませんし、
>自分の立場を守る為に発言できなかったのなら論外の寄生虫としか言いようがない。
私は『教育委員の肩を持ちたい』とは思っていないので、「わかっていない」と言うことで
よろしいですね。
それとも、私がフォーカスしている橋下の蛮行(部下の公開処刑)をなんとか正当化したい
が故に、教育委員の無責任ぶり・無能ぶりをひたすら強調されているのでしょうか。
それにしても「論外の寄生虫」なる言い方は、如何なものかと思いましたよ。
>共闘できない
『下々の中に階層をつくり、そこでいがみ合わせれば、最上段まで不満は上がってこない。』
『下々の中に存在するように見せかけた下の上クラスを最上クラスが叩けば、下の下クラス
は最上クラスに心酔する。』
こんな使い古しの人身掌握術に、まんまとはまっているだけのことです。
理由の如何に関わらず報酬をもらい責任ある立場にあるのに結果を出そうとすらしてなかった連中は税金にたかっているだけの寄生虫で間違いありません。
橋下の蛮行(部下の公開処刑)?
平松や組合が内部通報者を職員への暴言を理由に懲戒免職とし、セクハラ・自動虐待行為を行っていた者なんかを停職処分で済ませていた事に比べればねー。
なお自分はあの職員アンケートは思想調査云々には当たらないと思っています。
大阪市職員の組合加入率は9割を超えていますので、組合活動加入状況や活動していた事自体は何の萎縮効果も生みませんから。
また違法活動をしていなければ本当の事を書いても何の問題もありません。(どっかの中核派の府職員のような事をしていなければ、嘘を書いてもばれないしね)
それとも、内部調査や意識調査より被疑者不詳で全組合員をいきなり刑事告発して警察様の取調べを受けさせる方がよろしいのでしょうかね?
『下々の中に階層をつくり、そこでいがみ合わせれば、最上段まで不満は上がってこない。』
『下々の中に存在するように見せかけた下の上クラスを最上クラスが叩けば、下の下クラス
は最上クラスに心酔する。』
こんな使い古しの人身掌握術に、まんまとはまっているだけのことです。
これ以上の説明は不要だったみたいですね。
ナチスの再台頭を許したくなければ、特権的労働者は自ら特権を手放しなさい。
下の者を上に上げる事は難しいが、上の者が下に降りる事は簡単ですからね。
民衆の支持を得る気のない労働運動や人権活動は民衆の反発を招き間逆の結果を呼び込むだけです。
>特権的労働者は自ら特権を手放しなさい。
>上の者が下に降りる事は簡単ですからね
これについて,『上の者』とはDさんはどこまで想定しているのか,あるいは橋下はどこまで想定しているのか,そこが重大問題なんですね。実は。
この実現のロードマップが示されないと信用できないのです。ウォッチはそこを見極めるためです。
どういうことかというと,中間搾取層はそれで低層に引きずり降ろされたとして,その上の層,それが一番の病巣なんですが,そこまで及ばないと何の意味もないのです。
そこまでいかないと,絶対に,絶対に,絶対に,下層国民の救いにはなりません。絶対に。
橋下構想ではどうなっているんでしょうかね。
「上の者」は特権を持った労働者です。
下層国民の救いはBIや教育機会の充実でしょうね。
BIによって衣食住および医療や福祉が保証されることで、人々は食うため(生きるため)に働く必要がなくなり、学問や技芸や自己実現に存分にうちこむことができるので、文化が飛躍的に向上することになるので、これは確かに革命的な政策でしょう。
すると中間搾取層を引きずり降ろして溜飲をさげても,何の意味もないでしょう。単なるやっかみにもとづく意趣返しに過ぎない。
税金搾取の親玉たちは日本の余裕がなくなっても自分たちの取り前を維持しようとするので,そうすると我々下層のレベルをさらに下げることになります。
これじゃあ橋下はんも下層国民の味方とはなりえまへんなぁ・・・
なお下層国民の味方をと言う事になると自動的に国家社会主義みたいなものへと向かわざるをえないのですが、よろしいのでしょうかね?
ちなみに私は共産主義的思想が大好きですので、橋下が提唱しているような国家社会主義的施策も大好きです。
市役所の職員や教員がなんで「特権的労働者」なんでしょうか?全く理解出来ません。
彼らとてその職を失えば、一家全員で路頭に迷う事すらありえます。
片や橋下は「橋下様」であれば良い。大阪市長をこの先(次期)も続けたいとは、全く思って
いないでしょう。ってか、「大阪市を無くす」と言っているんだから。
大阪市長を辞めざるを得なくなっても何ら困らない橋下市長が、市長の立場を最大限利用して
大阪市の職員や教員であり続けなければ生活が成り立たない人間を、好き放題締め上げ、恫喝し、
そのことで橋下株を上げる。
このクサレ外道的な橋下のやり方は、断じて許されるものではないでしょう。
公務員には身分保障があります。その点だけでも十分特権的でしょうね。もっとも身分保障の変わりに国際水準並みの実質400万円レベルであるなら特権的なんて言われませんよ。
>>好き放題締め上げ、恫喝し、そのことで橋下株を上げる。
そうなりたくなければ多くの市民の所まで降りてくるなり多くの市民が納得するような改革を打ち出せば良いだけです。
>公務員には身分保障があります。その点だけでも十分特権的でしょうね。
>もっとも身分保障の変わりに国際水準並みの実質400万円レベルであるなら特権的なんて
>言われませんよ。
それなりの民間企業に就職した、年収400万円のサラリーマン。
この人とて綱渡り操業で日々やり繰りしている零細町工場の従業員に比べれば、充分に
特権的と言えるでしょう。
しかし。就職氷河期に女子大を卒業したがために就職できず、近所のスナックでアルバイト
しながら、自宅で無年金の親の面倒を見ている女性に比べたら、零細な町工場の従業員とて
まだまだ恵まれています。
更にはその女性であっても、知人の連帯保証人を引き受けたばっかりに無一文となり、妻子
とも別れ、住むところはおろか住民票や戸籍までも失ってしまった人に比べれば・・・
「下層市民の声こそが正しい。」とか、「権力者以外が全員下層に下りてきたら、下層
全員が権力者に対し共闘出来る。」と言う考え方は、残念ながら幻だと思います。
何故ならば、下層の更に下の層にとってみれば、ただの下層の声など、持てる者の我侭に
しか聞こえないからです。「400万円も稼いでおいて、贅沢言ってんじゃねぇ」と。
そしてこの理屈で、権力者以外の全ての市民が、本当に共闘出来るためには、
全員が底の底まで落ちなければならなくなります。
もう3日も飯を喰っていない。しかし今日とて飯にありつけるとは限らない。
そう言う人達ばかりが集まったとして、はたして彼らに真っ当な方法で政治を変える力が残っているでしょうか?
つまりどうやっても橋下擁護ができてしまうスタンスでしょ。
橋下好きのインテリってDさんみたいな言葉遊びの好きな方が多いですよね。
もういいや。
>>そう言う人達ばかりが集まったとして、はたして彼らに真っ当な方法で政治を変える力が残っているでしょうか?
そう言う状況になったなら真っ当な方法は望まれませんよ。
それに収入の多寡と身分は違います。
御光堂さま
自分みたいなのをインテリなんて言うのはインテリの方々に失礼です。
あと橋下擁護ができてしまうスタンスではなく、反橋下の方々のスタンスが突っ込みどころ満載なだけですよ。
少なくとも下層民のルサンチマンを無視したり小馬鹿にするような立ち位置ではね…
>それに収入の多寡と身分は違います。
確かに違いますね。
あなたが地方公務員を「特権」と称しているのは、収入の多寡ですね。
>下層民のルサンチマンを無視したり小馬鹿にするような
自分よりも収入の多い人間に対して、「落ちて来い」などと望むような卑しい心根は
百害あって一利無しです。
そしてそういう卑しい心根を、橋下ごときに体良く利用されている。
情けないにも程があります。
収入が多くても市場の淘汰に常にさらされ、いつ路頭に迷うかわからない経営者や高給取りの労働者を「特権」を持っているとは言いません。
>>情けないにも程があります。
この手の考えを表に出す事は下層民のルサンチマンをさらに加速させるだけです。
少なくとも手を取り合おうとは絶対に思わないでしょうね。
Dさん,
>下層国民の味方をと言う事になると自動的に国家社会主義みたいなものへと向かわざるをえないのですが、よろしいのでしょうかね?
ということは,つまり橋下はんやDさんの目標は(一応,同じ目標と想定しますがたぶん違うでしょう),必ずしも下層国民の味方となることではない,ということですかな?(目標というのは理想と置き換えてもよろしい)
それはそれでもよいでしょう。
では,一体橋下さんはどうしたいのか,ということになります。彼の正義感は一体何を実現したいのか,と言い直しても良い。
多くの不労所得を得ているように見える中間層公務員を絞り上げることでしかないとすれば,あまりにも単細胞すぎるではないですかな?
視点が,その上の公務員層に向かないのはなぜなのかな?
それから税金泥棒というのは,税金を大量につぎ込んでせっせと高給労働者を維持している民間企業にだって言えるはずなんだが,そこにも視点が向かないのはなぜなのかな?
時間差の問題にすぎず,いずれそこにも手をつけるから,まあ待ちなさいという意味なのかしら?
現状橋下氏は大阪市長ですから、その上の公務員層には手を伸ばせませんし、戦争の基本は勝てる相手への戦力の一点集中ですよ。
それに大阪府・市の税金をつぎ込んで維持している所は、削減対象にどんどんなっておりますよ。典型的な天下り団体である文楽協会(職員8人中3人が天下り)なんかもそうです。
当然ながら国がらみの利権には国家権力を持っていない橋下氏が突っ込んでいく事はないでしょうね。
と言っても「ぼったくりバー」で有名になった直轄負担金拒否みたいなものもありますけどね。
ま少なくとも、他の優秀な市長様達の4年分の仕事を1月ぐらいでやっちゃっている状況ですので、現状では下手な批判は自分達の支持政党や政治家達に後ろ玉を打つ事になるだけでしょうね。(失政と言われているWTC購入みたいなものでも全否定は難しいですしね)
維新の会のスローガンはグレートリセットです。
勢いのあったころの民主党みたいでしょ。( ^ω^ )
Dさんもそのタイプでしょう。
仮に、「反橋下」派を「リベラル派」、「反「反橋下」派を「反リベラル派」と呼ぶことにして、「リベラル派」は橋下登場以前から橋下的なものに反対してきましたが、「反リベラル派」は「リベラル派」を叩くのに、橋下と同じようなことを言っていた小泉元首相や安倍元首相を援用したのでは武器として弱いと感じていた所に橋下が現われこれなら使えるとして、リベラル派叩きの武器に橋下を活用しているだけでしょう。
Dさんなども、橋下氏が言ってないことまで、橋下氏の考えはこうこうなのでそれをやればどうなってそうしなかったらどうなる、といった独自解釈になっている部分がありますものね。
私は批判の対象は橋下氏なので、「反「反「反橋下」」」のような入れ子構造の議論には興味ないです。
(たとえばDさんような)「反「反橋下」」の戯論(議論のための議論)にかかずらうことなく粛々と橋下氏の批判すべき点を批判する方が有意義です。
橋下問題はまだ特に動きが無いのでまた何かあるまで私としては休憩かなと。
そのようなマスターベーションみたいな事をいくらやっても、どっかの党の連中と同じで身内の賛同すらろくに得られず多くの民衆からは無視や侮蔑の対象となるだけですから。
そこで効いてくるのがベーシックインカム(BI)でしょう。
BIによって生活するための所得は保証されるので、伝統芸能自体あまり儲からなくても採算を気にせず打ち込むことができるし、赤字公共部門で給料を下げられてもBIで補われる。
伝統芸能でなくてもバンド活動などをやっている若者もとりあえずBIで食っていけるから夢に打ち込むことができる。
役所が選択的に何かの事業にのみ助成するのではなく、BIは全個人対象の所得補償ですから、個人々々は好きなことが自由にできるようになる。
BIがまさに革命的で文化の飛躍的発展に繋がるというのはそこです。
またBIがあれば解雇規制も最低給与を定めることも不要になり企業は自由に活動できるようになりますが、魅力のない職場は選択されなくなるので待遇はむしろアップするでしょう。
橋下氏のBIがこのようなものかは未知ですが、橋下氏に唯一期待できるのがBIです。
BIについてです。
>赤字公共部門で給料を下げられてもBIで補われる。
BIを導入したら公共部門を大幅縮小・廃止することになるでしょうから、給料が下がるどころか職がなくなるのではないかと思います。
そこでBIで暮らしていけるかというと、8万円、5万円のレベルではとても無理。
従来の福祉や医療介護事業も民営化され、金がなければ利用できない。
さりとて1人15万円も支給するBIは財政的に困難。仮に15万円支給できたとしても、病気や障害などがある人はそのお金だけですべて賄うのは無理かと。
従来の福祉、公共部門を減らさずに行うBIも財政的に可能と思われない。
というわけで、橋下氏がどうこうでなく、BI政策は思考実験の域を出ないものではないかと思っています。
まず,BIという概念。これは一種の年金的なもの,と考えていいのかな?
こんなもので国民の(下層も含めた)暮らしが成り立つような政治が出来るとは,全くあり得ないわけです。エネルギー保存則に反しないようにするには,8万円、5万円のレベルにしかなり得ない。これはひょっとすると生活保護以下のレベルでないかな?
いやいや,こんな不確かな推論より,もっと大事なことがあります。それは,A.橋下改革が成功するとはどうなることか,また,B.橋下改革が成功したら誰がどのように得をするのか,ということに話を絞りましょう。以下,パピヨンの推論。
A.財政赤字がなくなる=財政破綻を未然に防ぐということか?
その結果,
B-1.頑張っている人=収入の多い人が,ますます報われ,頑張っていない人=低所得層はそれにふさわしい生き方をしてもらうような仕組みにすることか?
そして,
頑張ろうと思っても職が無かったりして頑張る場所が無い人のために,中間層以下の人は年金レベルの生活に甘んじてもらって,低レベルで仲良く暮らしてもらうことか?
そして,
いろんな事情で頑張れない人には,人並みの生活をあきらめてもらうことか?
それとも,
B-2.頑張っている人=収入の多い人には少し多めに負担してもらって,低所得層でも文化的な生活ができるような仕組にすることか?
そして,
頑張ろうと思っても職が無かったりして頑張る場所が無い人のために,雇用拡大の有効な施策を打ち出すのか?
そして,
いろんな事情で頑張れない人にも,最低限度の生活を送ってもらうのか?
さて,橋下さんが今ターゲットにしている中間層以下のみを締め上げるだけでは,とてもB−2のことはできませんね。もしやろうとすれば今の段階からすでに中間層より上の層に目を向けてないとならないはずです。
ということは,橋下さんの目標はB−1としか出て来ないのだが・・・・
でも強調したいことは,中間層以下を締め上げることによって,もしB−1が成功したとしても,一時しのぎでしかないということ。
とにかく中間層より上の層,特に霞が関をなんとかしないと,いずれ(すぐに)日本国全体が怪しくなることは確かです。
ちょっと計算すれば、無理筋であることが明らかです。
大阪市に限ってみても、人口約260万人。
一人10万円(年120万円)支給で3兆1200億円。
市の一般会計、歳入は1兆679,0億1400万円(その中で市税収入は6,260億円)=平成22年度。
この時点で終わってます。どこから3兆円調達するんですか。
なお、歳入には臨時財政対策債などの借金も含まれます。
「金額ありきの話でない」というより、単純に「金がない」です。
市税収入を5倍にすれば3兆円くらいになるので、税率を一律50%(現在、市民住民税率10%)にして、市が行う教育・消防・保育所・健康保険・医療等を全部民営化(小中学校は全部私立、健保は民間保険会社等にして補助金一切なし)にでもすれば可能かもしれませんが。
しかしいくらなんでもそれは実現不可能でしょう。
橋下氏の手法で、まず極端なことを言い、批判に譲歩したと見せかけ、本命(行政サービス民営化あたり)をやっちまおう、と。そんな思惑ではないだろうかと思います。
とにかく,税金というエネルギーがバケツの底からダダ漏れして,霞が関の隠しプールに秘かに通じているんですから。無から有は生じないので,とにかくどこにしわ寄せするかの話に過ぎない。
話は発散するので軽く書きます。普段の持論ですが,今の文脈だととてもタイムリーに紹介できますのでお許しを。
無から有を生じる方法が一つだけあります。それは農業です。でもTPP推進論者が言うような,農業の大企業化ではない。日本人の世界に誇った得意技,米作りです。休耕田を全部復活させる。そしてお金が少々なくても食うに困らない状態を実現する。
そもそも,米という財物を生み出せるのに生み出さないのは非常におかしい。しかもこれは無から有を生じると言えます。元手は土地と機械と人間。人間は今職が無くてあふれています。原発奴隷の人たちを集めましょう。土地は荒れ野に化しています。機械は国が安く貸してあげましょう。これらを上回る財(米)を生みだしたら,まさに無から有を生じたことになります。
橋下さんは目先の眼に付くものだけに正義感を振り回しているだけのように見えます。
やはり全体の構想の下の一部として進めないと目先だけで賛成はできない。だって,何が出来上がるのかわからないから。(本人にもわからないはず)
長文,失礼。この農業構想,私の記事にたてます。何かご意見ください。
BIがポスドク問題解決の一助になるかもしれません。学者の卵が生活のために学問を断念しなければならなくなっている現状は、残念な損失ですから、BIがそれを救えば学問の飛躍的向上も期待できるでしょう。
アルバイシンの丘さんが言われているような屯田兵的なものもそうですが、BIを得る為には就労可能な者(身障者含む)には強制就労がセットとなる可能性も高いんですけどね。
また医療や教育にしても厳密に足切りラインを設定する事を提案される可能性はあります。
なお高福祉制度やBIを求めるのなら下から上まで大増税の覚悟と思想教育は必須です。
>可能性も高いんですけどね。
それだと、今の生活保護と何が違うのか分からないです。
現状でも、原則的に日本人には就労・納税の義務があり、配偶者、高齢者、身障者等の
一部について、ある条件を満たす場合に限り、その義務を免除されているだけでしょう。
と言うか、橋下氏の言われる(言ったのですか?)BIであれば、
「そう言っただけ」以上の何物でも無いと受け取るのが正解かと思われます。
また職を紹介されても生活保護の方がおいしいという事もあり、断られる方が多いです。
ちなみに就労可能者を現行法では強制的に働かせる事もできません。
BI制度を考える場合、強制就労とセットにしなければ怠け者を量産するだけに終わる事は、現行の生活保護制度の実態を知っていれば自明の事です。
>ちなみに就労可能者を現行法では強制的に働かせる事もできません。
>BI制度を考える場合、強制就労とセットにしなければ怠け者を量産するだけに
>終わる事は、現行の生活保護制度の実態を知っていれば自明の事です。
と言う事は、わざわざ「BI制度」などと銘打たずとも、現行の生活保護制度に対する
支給条件の適正化(相手が893者でも容赦しないなど)や、罰則規定の設定などによる
制度の部分改定で、同じ物になりそうですね。
それをわざわざ「ベーシックインカム」などと、何やらちょっと聞きでバラ色にも思える
ような新政策を口にすること自体、どーなのかなぁ、と。特に橋下センセの場合。
ちなみに生活保護条件の適正化なんて憲法改正に近い事をしなけりゃ、ただの弱者虐めに近い事になるだけです。
>マスコミを食いつかせたり何かを動かそうとするなら、これぐらいド派手にぶち上げなきゃ
>何も始まりません。
「ド派手にぶち上げてマスコミを食いつかせ、今や多数派となった無党派層の心を動かそうと」
してだけ、「ベーシックインカム」とか言っているのではないですか?と言うことです。
そりゃあ、どこの政党のマニュフェストでもアジェンダでも、「売り文句」的な面はあるで
しょうが、橋下センセの場合「売り文句だけで、実は何を売るかすら考えていない」感じが
とってもするのでね。
たとえイバラの道でも、ただの弱者虐めにならないように、生活保護制度の適正化を図るしか
ないんですよ。この先、身寄りも年金も無い高齢者がバカスカ増えるんですから。
テレビ芸人あがりがアドリブで使うにしちゃ、重すぎるテーマだよってことです。
要するに,BIとは最低賃金のようなものなんですかね。
動けない病人や老人にもワーキングシェアをすれば全員に行き渡るのか(^o^)/
今の段階でとりあえずわかったこと。
要するに橋下さんには全体のビジョンがまだない,ということ,そして,今とりあえず目につく中間層公務員を絞り上げて人気を得ていること,ぐらいかな。
だけど,公務員も警察官や消防員,教員など,ある程度の尊厳を保てる処遇をしないと成り手がいないし,非常に危険でありますね。
Dさんの言われる大増税,これこそ,税金すべてが国民のために使われるなら(搾取されないなら),下層国民の望むところです。この前提が大事な処です。
わたしのつたないブログを、議論の場所に使ってくださり、
わたしとしてはとてもうれしいかぎりです。
わたしはみなさまの議論には、すでについて行けなくなっています。
(いちおう眼を通してはいますが。)
なのでぜんぜんコメントしていなくて、もうしわけないです。
でも、わたしのコメントなんて、なくてもどうでもいいですね、はい。
橋下さんは正義感の赴くままと言った感じがありますので,政治家としての経験を積んだら,下層国民をおもんぱかる政治スタンスを取るようになる可能性も大いにあります。
しかし,その政策は霞が関改革を伴わないと不可能です。それに気がつかないで,TPPや小鼠ー竹中方式などに頼ろうとすることが一番心配な点といえるでしょう。
こう考えて来ると,最も望ましいのは橋下氏と〇〇理念との結合ということになります。
(ああ,また誰かからバカにされそうなので伏字ですバイ・・・)
橋下氏に下層国民を慮る事や霞ヶ関改革を期待するなら、基本的に彼を首相にすげるなり維新に過半数を取らせるなりしないとダメでして…
テレビ芸人あがりだから圧力団体の存在を無視して重いテーマを扱えるし扱えてるんですよ。
民主・自民・共産所属議員のように圧力団体への配慮がかかせない連中ではろくすっぽ変えることが出来ずにグダグダが続くだけです。
ところで伏字の一部は〇沢です(^o^)/。そして誰かとは,例のあの人です。
橋下ウォッチングならニコニコ動画や2chのスレッド検索でも十分ことたりますよ。
驚くぐらい橋下関連スレッドやまとめ動画であふれかえっていますから。
無為徒食でBIが気に入らないなら、BIを糧に、上で挙げたように、伝統芸能、バンド活動、学問などに携わるのは立派な活動、就労でしょう。
橋下流BIとは、役所が選択的にBIを受けられる職種を選定し、それに就かなければBIは支給しないなんていう、馬鹿げた制度になるんでしょうかね。
これ以上力を与えるべきかどうかを,力を与えて確認しなければならないというジレンマを抱えてしまいました(^o^)/
いや,だから,先に〇沢理念と結合してもらえばいいのか。
民主主義における安定長期政権なんてのは…