2012年05月04日

toujyouka016.jpg 若い女性たちに告ぐ?(3)

4月7日エントリ4月26日エントリの続き。
「えんだんじのブログ」のシリーズの3回目です。
今回は「保育所育ち」というテーマですよ。

「若い女性たちに告ぐ(その3)」

これまでの2回の傾向とおなじく、このブログ作者は、
保育所についてもこころよく思っていないです。
子どもが小さいうちは、母親がそばにいて愛情を注ぐべき、
という、「お約束」の主張を展開しています。

 
>人間の子育ては協力が必要

えんだんじ氏は、「子供は親が育てるもの」と
しっかりストレートに主張しています。
そして、脳科学者が「0歳から8歳までは母親は家に
いるべしなどと発言」した、ということも触れています。
あたかも人間の子は母親が育てることが、
生物学的基盤があると、言いたいようですね。

生物学的な特徴を言えば、人間の子どもは
育てるのにとても手がかかるので、
母親ひとりだけで育てるのは困難になっています。
人間の子育ては、父親やきょうだい他の親類や、
周囲のおとなたちの協力も得ることが
生物学的に自然な状態、ということになります。

「「人間とは何か」京大霊長類研シンポジウムレポート(前)」

たとえば、人間の子育ては手がかかるので、
育児経験のある「おばあさん」が、閉経後も長生きして
子育てを手伝うようになったという「おばあさん仮説」
聞いたことがあるかたも、いらっしゃると思います。


戦前の子どもが多い時期や、戦後でも地方の農家
などへ行くと、母親も働きに出ていて、
子育ては上のきょうだいがやっていたりもしました。
これも人間の子育ては手がかかることを考えれば、
生物学的にも合理的なことだったわけです。

また人間の子育てにおいては、親類だけでなく、
子育てをしている親同士の助け合いがあるのも特徴です。
そう考えると、子どもを保育所に預けるのは、
むしろ「生物学的にかなっている」ことだと言えます。

最近の母親の育児ノイローゼや、子どもの虐待は、
むしろ「子育ては母親の仕事」と決めて、孤独な密室の中で
ひとり押し付けられることが、大きな原因のひとつです。
人間の子育ては周囲の協力が必要なことを考えれば、
これは生物学的にもとうぜんと言えるでしょう。


>母性神話

えんだんじ氏もご多分に漏れず、「母性神話」を信じています。
「本能」とまでははっきり書いていないですが、
胎児が「10ヶ月と10日間母親の体内に」いることで、
「母性愛の育まれる直接の原因にもなる」と書いているので、
やはり生物学的基盤があると思っていそうです。

そもそも「母性」は「本能」だったり、
生物学的基盤があるのであれば、なにもしなくても
自動的にすべての女性に備わるはずです。
後天的に学習によって育んだり、社会環境の変化に
よって崩壊したりするはずないでしょう。
「母性神話」は子育てを女性に押し付けるための
「イデオロギー」なのだと思います


「母性神話」や「3歳児神話」は、クラウス、ケネルによる、
ヤギの母子に関する研究がもとになっています。
これにより母子間に愛着関係が成立するためには、
母親が子どものそばにいる必要があると、
信じられるようになったわけです。

人間の親子に関するこのような「母性神話」は、
じつは金科玉条のように信じられているだけで、
そもそも根拠のある研究がなされてはいないのでした。
くわしくは、つぎの記事に書かれています。

「母性神話」

えんだんじ氏の保育園批判や「母性」信仰は、
じつはこの「母性神話」の焼き直しにすぎないわけです。
この記事には、えんだんじ氏が引き合いにだしている
脳科学者、澤口俊之氏についても言及があります。


えんだんじ氏は、「私が子育てしていた頃には、
親の幼児、児童虐待などはほとんどありませんでした」
などとナイーブに信じていらっしゃります。
実際には、つぎの資料にしめすように、
親による子どもの虐待は、むかしからあったし、
赤ちゃん殺しの件数は、むかしのほうが多いくらいでした。

「親による虐待・子殺し」
「赤ちゃん殺し統計グラフ」

「赤ちゃん殺し」をするのは、母親が9割をしめます。
(理由は育児ノイローゼなのか、まびきなのかはわからないです。)
ここでも、えんだんじ氏が信じているような
ナイーブな「母性神話」は崩れることになります。


>保育所に対する偏見

最後の保育所は「過保護」にいたっては、
いよいよ偏見がひどくなっています。
「保育園は動物園と同じ」とか「お客さんに見せる
商品です」などと書いていて、いったいなにを見て
こんなえげつないことを言うのかと思います。

そもそも保育士は、育児でお仕事をしているプロです。
並みの親よりは、子どものことをよく知っている人たちです。
「幼児教育は、専業主婦にはかないません」
というはずもないわけで、おそらくこれは、
前述の「母性神話」の産物だろうと思います。

すこし前でも、「幼児がもし言葉がしゃべれたら、
「ママのそばがいい、保育園はいやだ。」と言うに
違いありません」などと書いています。
わたしは、保育所に預けられている子どものお話を、
ブログなどでいくつか見ているのですが、
こうしたことは聞かないことですよ。


わたしがいちばん心配なのは、保育所に通った
経験のあるかたが、「お前の親には愛情がない」とか、
「お前は保育所に入れられたから不幸だ」
などと、勝手に裁断されることで、
不快になったり傷ついたりしないか、ということです。

知らないことを偏見だけで悪し様に書くなんて
無神経きわまりないことをして、それを積極的に
拡散しようとする、えんだんじ氏の感性が
わたしには理解できないです。


謝辞:
親による虐待の資料をコメント欄でご紹介してくださった、
kirikoさま、まことにありがとうございます。
「親による虐待・子殺し」
「赤ちゃん殺し統計グラフ」

またコメント欄で、保育所の現状について
コメントをくださった、ニャオ樹・ワタナベさまと
aka21さま、ありがとうございました。

付記:
えんだんじ氏が引き合いに出している脳科学者、
澤口俊之氏は、とんでもな主張をすることで悪評版です。
たとえば、こんなことを主張しています。
「同棲はよくない?」

posted by たんぽぽ at 15:11 | Comment(21) | TrackBack(1) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
本当に彼は変わった人ですよね。知らないことを知っているかのように嘘をついてまで書いている。保育園のこともそうですが、母親が直接育児をできなかった時代のことも忘れているのか知らないのか、全然触れていない。なんとも奇妙です。

保育園を訪ねたこともない、子どもを預けたこともない、中身を知らないままでどこかからもらってきたような記事を書いてしまう。誰かのコピペではないかと思います。

ちなみに、保育園育ちの私ですが、保育園に入る前は友達があまりいなかったため親に「友達が欲しい」とせがんでいました。日曜日が休みではない生活でしたから保育園など私の出身家庭では本当に「ただの補助」に過ぎませんでしたが、私の要求にはしっかり応えてくれました。

>>「幼児教育は、専業主婦にはかないません」
ええと、ある程度の地位の常識では乳母・教育係というものがごく最近までありましてね…と書きたくなりました。「あの」宮内庁ですら、現皇后陛下が求めなければ母親が自分の元でお子さんたちを育てることが「許されなかった」というのに、まるでそれが無かったことのように書かれていて残念です。

彼は、伝統に対する理解が欠けていると思います。彼の言う伝統は比較的新しいものであって、「旧い伝統」ではないんですよね…
Posted by mmm at 2012年05月04日 15:43
この人もお決まりの「自然主義の誤謬」に陥っているか意図的にレトリックとして使っていますね。
古くさい道徳家なら、人倫だとか天道にかなう、で済ませるところを、本能だとか、遺伝子だとか、脳だとか、進化論を時節にこじつけるやり方ですね。
Posted by 御光堂 at 2012年05月04日 16:25
上のは、時節→自説、でした。
Posted by 御光堂 at 2012年05月04日 16:26
何度もお邪魔します。

リンク先の方の面白い所は、保育園を腐せば腐すほど、同じ理屈で幼稚園も否定されてしまうことです。特に最近は保育園の不足とは逆に幼稚園は入園児不足に悩んでおり、英語教育だとかいろいろアピールしています。「商品」と言うなら幼稚園のほうが…と考えないといかんでしょう。
「幼児教育は専業主婦にかなわない」そうですが、その専業主婦がどういうわけだか自分より教育能力の劣る人たちに我が子の教育を託していることになってしまいます。

美智子皇后の話で思い出しましたが、浩宮さん(現皇太子)がまだおムツをしている頃に美智子妃は公務に出られ、「働くお母さん」だったのですよね。
Posted by kiriko at 2012年05月05日 11:17
そして、この人が念頭に置いている家族モデルも結局のところ高度成長期のサラリーマン家庭の核家族専業主婦モデルにすぎないわけですが、それは、人口学的要因と経済的要因がたまたま噛みあったので、母親一人に育児の負担が覆い被せられるという、むしろ人類史上的には異常な現象がかろうじて成り立っていただけなんですよね。
Posted by 御光堂 at 2012年05月06日 09:36
エンダンジの掲げた保育園の欠陥とは何か。
興味を持って読み進めていくと、他人の手に委ねることの問題をつらつらと述べ続け、保育園システムの欠陥についての考察がなんら出てこない。
最後にやっと過保護を問題点としてあげていたので、これは一つ欠陥と言えるが、特に保育園に限ったことではなく、幼稚園もしかり、ということになる。幼稚園の方がなお過保護かもしれない。
つまり、エンダンジの論理では幼稚園も欠陥である。今や幼稚園でも延長保育も普通にあって、働く親が預けているケースもおおく、保育時間という意味では、幼稚園も保育園も垣根がなくなりつつある。
だからこそ、保育園の欠陥はなんなのか知りたかったのだが、読み物としては素人ブログの域をでませんねえ、論評も不要なぐらいですけど。

肉親が愛情かけることが何よりも大事なら、小学校入学まで幼稚園も入れない方が良い。そういう論理ですね。

なおかつ、8才まで親の手が必要なら、学校行かず、ホームスクリーングをすれば良い。私の友人でもそれをしているひとがいる。彼らは学校というシステムに欠陥を感じているからだ。

つまり、欠陥をどう認識して現実と向き合っていくことですね。

エンダンジの場合、保育園をなくすわけにはいかないとはいってるし、現実的な対策としては、預けることににとりあえず罪悪感を持って預ければよい、ということになりますか。お安い御用ですね。
Posted by うがんざき at 2012年05月07日 08:14
mmmさま
このエントリにコメントありがとうございます。

>知らないことを知っているかのように嘘をついてまで書いている。
>誰かのコピペではないかと思います。

変わった人、というよりケシカラン人かもしれないですよ。
知らないことを偏見だけで悪し様に書いて無神経ですし。
コメント欄でコメントをくださったaka21さまなんて、
かなり不快になっていましたしね。

見たところ、ネトウヨなどの影響は受けていない感じなので、
まがりなりにもオリジナルの考えとは思います。
(もしかすると、どこかにネタ元があるのかもしれないけどね。)

>親に「友達が欲しい」とせがんでいました

おおお、やはりそうなのですね。
わたしも、個人的に何人かのお話を伺っているけれど、
保育園が楽しかったというかたばっかりですね。


>現皇后陛下が求めなければ母親が自分の元で
>お子さんたちを育てることが「許されなかった」というのに

えんだんじ氏の理屈によると、皇族の子たちは
問題のある育てられかたをしていることになりますね。

>彼の言う伝統は比較的新しいものであって、
>「旧い伝統」ではないんですよね…

いちおう、エントリ本文には「伝統」ということばは
一度も出て来ないですね。
自分の時代の常識が伝統と言っているのではなく、
単なる自分の時代至上主義ということになりそうです。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月07日 22:43
御光堂さま
このエントリにコメント、ありがとうございます。

>お決まりの「自然主義の誤謬」に陥っているか

わたしが思うに、本気で「脳科学的には〜」なんて
考えていそうです。
たぶん、誤謬に陥っているほうでしょうね。

>むしろ人類史上的には異常な現象がかろうじて成り立っていただけなんですよね。

おっしゃる通り、夫が外で働き妻が専業主婦、
という家庭が現れたのは、人類の歴史全体から見れば、
ごく限られていますね。
前近代においては、夫婦共働きがあたりまえだったのでした。

妻が専業主婦で夫だけの片働きというのは、
経済力がないと実現しないのですよね。
ヨーロッパでも庶民全般に普及していたのは
戦間期から戦後にかけてで、不況に見舞われると終わっています。

えんだんじ氏が若かったころは、妻が専業主婦で夫だけの片働きが
日本で定着していた高度経済成長期だと思います。
ようは自分の時代が「よい時代」に思えただけという、
よくあるパターンだろうと思います。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月07日 22:49
kirikoさま、
このエントリにコメントありがとうございます。

>何度もお邪魔します

ああ、いえいえ。
このエントリに関しても、情報提供していただき、
まことにありがとうです。

>保育園を腐せば腐すほど、同じ理屈で幼稚園も否定されてしまうことです

そう言われてみればそうですね。
たぶん、幼稚園はえんだんじ氏のころも、
すでにみんなが行くところとして定着していたので、
問題がないことになっているんだと思います。
漠然と小学校の前段階くらいに思っているのでしょう。

幼稚園が入園児不足に悩んでいる、というのは
お恥ずかしながら寡聞にして初耳でした。
幼稚園と保育園を一体化しようとする案が出て来るのも、
ちょっとわかったような気がします。


>「幼児教育は専業主婦にかなわない」そうですが、

たぶん「母性神話」の産物だと思いますよ。
母親には母性があるから、子育てをするのに
他人である保育士はかなわない、というナイーブな認識でしょう。

>美智子妃は公務に出られ、「働くお母さん」だったのですよね。

そういえば、皇族に嫁いだ女性には公務があるのですよね。
皇室が大好きな人たちは、妻が専業主婦になることを
理想にしている人も多そうに思うけれど、
皇族の女性が「ワーキングマザー」であることは、
ぜんぜん問題にしていないですね。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月07日 22:51
うがんざきさま、
このエントリにコメント、ありがとうございます。

>エンダンジの掲げた保育園の欠陥とは何か

「母性神話」の産物だと思いますよ。
母親には母性があるから、子育てをするのに
保育園ではかなわない、というナイーブな認識でしょう。
「母性」がないのが、保育園の「欠陥」ではないかと思います。
「過保護」がどうたらと書いているけれど、
後付けの理屈ではないか、という気がします。

>今や幼稚園でも延長保育も普通にあって、働く親が預けているケースもおおく、

それはお恥ずかしながら、寡聞にして初耳でした。
保育園と幼稚園を一体化しようという案が
出て来るのも、ちょっとわかったように思います。


>小学校入学まで幼稚園も入れない方が良い。そういう論理ですね。

ところが、幼稚園のことはなんとも言ってないのよね。
たぶん、幼稚園はえんだんじ氏のころも、
すでにみんなが行くところとして定着していたので、
問題がないことになっているんだと思います。

えんだんじ氏にかぎらず、子どもを保育園に
預けるのはよくないと言っている人たちは、
幼稚園のことはなんとも言わないですね。

>エンダンジの場合、保育園をなくすわけにはいかないとはいってるし、

そこのところに、保育園を否定したいけれど、
すっかり否定しきれない「苦悩」みたいなものを感じます。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月07日 22:53
>自分の時代が「よい時代」に思えただけ

そういえば、保育園、母親が専業主婦でない、夫婦別姓(事実婚)などを子供として体験し辛かったから、子供に自分のようなつらい思いをさせたくないからそれらに反対、という論はあるのかないのか、見たことはないですね。
自分の経験は普遍的で間違っていない、という立場から、自分が経験しなかった保育園などをよくないとする方が多そうです。
Posted by 御光堂 at 2012年05月08日 07:15
>たんぽぽさん
>>いちおう、エントリ本文には「伝統」ということばは
>>一度も出て来ないですね。
まあ、そうですね。実際には単語には出してませんがブログの大意はそんな感じですよ。暇人なもので半年分ほどバーッと読んでみたんですが、大筋を見るに「伝統的であるのがよい」「新しい時代は間違っている」。そんな感じですね。

でもツッコミ入れちゃうと、彼の「母性」信仰ってどこから来てるんでしょうね。一夫一妻制自体けっこう最近のものだし、神道にとっては異教のキリスト教からの影響がかなり大きく見えます(神道式の結婚式はキリスト教と分けるために何とか形を作ったと聞いたことがあるような…)。

>>保育園
>>幼稚園
小学校や中学校も否定しないみたいですね。彼はフリースクールを否定するかどうかが気になりますが。
Posted by mmm at 2012年05月09日 20:39
自分は通ってた保育園が嫌で幼稚園に移ったクチですが(笑)、幼稚園のイメージは良いのです。その辺はエンダンジも同じでしょう。
また、自分の子供は保育園しか行かせませんでしたが(民間、公立両方)、公立保育園はとにかく質素、一方、幼稚園はサービスが手厚いなあと思います。幼稚園は園によるカラーが違うところが面白い。
かといって母性愛に両者で大きな違いはないし、そんなの親が勝るのは当たり前なのです。保育士も幼稚園教諭も全ての園児への公平性が重要ですから母性愛は控えるのです。とは言え、て乳幼児(保育園)に対しては抱っこ、ハグ、結構スキンシップ抜群ですよ〜
って幼稚園と保育園について、色んな考えにふけってしまいましたが、幼稚園と比較して保育園に制度的欠陥なんてないですよ。馬鹿馬鹿しい。
エンダンジは、子持ち女がフルタイムで働いてるのが嫌なだけなんですよ。
Posted by うがんざき at 2012年05月10日 07:15
それと、あそこのブログ主さん、いちいち記事にでっかい顔写真を差し込んでるのなんとかなりませんかね。なんでなんだろう、ってここで言ってどうする。
Posted by うがんざき at 2012年05月10日 07:23
御光堂さま、またまたコメントありがとうございます。

>見たことはないですね

いいところに気がつきました。
そういえば、わたしも見たことないです。
保育園、母親が外で働いている、夫婦別姓などで
嫌な思いをしたというかたも、探せばどこかにいるのかもしれないけど。

保育園、母親が外で働いている、夫婦別姓で、
「子どもがかわいそう」というのは、自分が保育園に行かず、
母親が専業主婦で、夫婦同性の家族だった人が、
思い込みで作った産物と考えていいだろうと思います。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月11日 23:06
mmmさま、またまたコメントありがとうございます。

>彼の「母性」信仰ってどこから来てるんでしょうね

人間は生物だから子孫を残す本能がある。
したがって人間の女性には、子どもを産みたいと思ったり、
育てたいと思ったりする感情が、本能として備わっているはずだ、
くらいの考えではないかと思いますよ。

エントリでリンクしているクラウスとケネルの実験が、
http://www.petitspoissons.com/ped/sakakiharaJ3.html
ほとんど無批判に信じられているのも、
「母性」に対するこうした考えによるものと思います。

それでも、フランス革命政府が子どもの福祉のために
「母性」を利用して以来、200年以上の歴史があるので、
この「自然主義的誤謬」は根が深いものがあると思います。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月11日 23:08
うがんざきさま、またまたコメントありがとうございます。

>自分は通ってた保育園が嫌で幼稚園に移ったクチですが(笑)

ああ、保育園が嫌だったというかたがいらした。(笑)

といっても、たまたま嫌だった場所が保育園だった、
という個人的な相性のレベルであって、
保育園が本質的に子どもにとって好ましくない場所、
ということではないですね。

>公立保育園はとにかく質素、一方、幼稚園はサービスが手厚いなあと思います。
>とは言え、て乳幼児(保育園)に対しては抱っこ、ハグ、結構スキンシップ抜群ですよ

保育園と幼稚園の現状、ありがとうございます。
なかなかおもしろいですねー。


>いちいち記事にでっかい顔写真を差し込んでる

はははは、やっぱり、それを思うのですね。
わたしも気になってましたよ。
ツイッターでも指摘していたかたが、いらっしゃりました。

ああいうへんてこな意見を述べる人にかぎって、
自己顕示欲が旺盛で出しゃばりたがる、
ということなのかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2012年05月11日 23:09
えんだんじ氏が援用している澤口俊之という人(8歳まで母親は家にいるべし論)ですが、まともな学者か?という感じです。

北大を退職後、個人で研究所を設立、TV出演と本の出版で稼いでいるようですが。
「若者の『脳』は狂っている」と言ったり、「日本の伝統的な育児が発達障害を防ぐ」という本を書いたり(え?どこかの議員団の条例案じゃないの)。

幼児教育・早期教育が子どもをダメにしていると言いながらこんなの
http://ebent.net/opt/opt.html
を宣伝しています。
このサイトのつくりが、情報商材(たいていインチキ)の売り方そっくりなのが笑えます。
Posted by kiriko at 2012年05月12日 06:37
>たんぽぽさん
>>フランス革命政府
聖母子像を一生懸命推してるカトリック教会だとばかり…。まあ同じようなもんですかね(笑)。

>>人間は生物だから子孫を残す本能がある。
>>したがって人間の女性には、子どもを産みたいと思ったり、
>>育てたいと思ったりする感情が、本能として備わっているはずだ、
それ、逆(男)を考えると怖いですね。男は本能を持っているから手当たり次第…いや、深くは書きません。やめときます(汗)。女性をそういう風に考えている男性は自分たちをそうだと思っているんじゃないかと恐怖します。

>Kirikoさん
>>澤口俊之
そんな保守的な北海道民がいるんですね。驚きました。その人は地元帰って倫理教育に携わった方がいいと思います(本気で)。

開拓時代の残滓のおかげだそうで、「仕事をちゃんとしてるんだから女遊びくらいいいじゃないか」と思う夫に「仕事してお金くれれば(夫に)女遊びしてきてもいい」と思う妻がいたりします。…実際に知っている範囲に何組か実在します。逆に物凄く潔癖な夫婦もいます。彼らは「夫婦生活が破綻しているわけじゃない」と言います。認識って…難しいですね…。私には、夫に女遊びさせる、というのは夫婦関係が破綻しているようにしか見えないからです。

私より年下の北海道出身者には、そういった様子を見せる人はいませんが、本当のところどう思ってるのかは知りません。少し心配です。話ズレましてすいません。
Posted by mmm at 2012年05月12日 23:20
kirikoさま、
またまたコメント、ありがとうございます。

>澤口俊之という人(8歳まで母親は家にいるべし論)ですが、
>まともな学者か?という感じです

「とんでも」な学者ですね。悪名高いです。
エントリでリンクした「同棲はよくない」なんて、
そのとんでもぶりの見本だと思います。

>「日本の伝統的な育児が発達障害を防ぐ」という本を書いたり

それはまさしく「親学」ですね。
2年ほど前に、産経新聞が「親学」について取り上げたとき、
澤口俊之のコメントも載せていました。
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20100328/1269747604

高橋史郎とか、澤口俊之とか、みんなつながって
いるんじゃないかと思います。

>http://ebent.net/opt/opt.html
>を宣伝しています。

あらあら、澤口はこんなのを作っているんだ。
(よく見つけましたねー。)
ほんと、情報商材そっくりですね。
信憑性も情報商材とおなじようなものなんでしょうけど。(笑)
Posted by たんぽぽ at 2012年05月14日 22:55
mmmさま
いつもいっぱいコメント、ありがとうございます。

>逆(男)を考えると怖いですね。男は本能を持っているから手当たり次第…

本当にそう思っている人もいるのではないかと思いますよ。

性被害が起きると、女性が自衛するべきだ、
という被害者落ち度論を主張する人がいるけれど、
「男の性欲は本能だから抑えようがない、
よって女が自衛するしかない」のように
考えている可能性があります。
http://taraxacum.seesaa.net/article/144553760.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/145378814.html


>>>澤口俊之
>そんな保守的な北海道民がいるんですね

このかたは大学の先生だったので、もとから北海道に
住んでいたのではなく、よそから移ってきた可能性があります。
いまは北大は退官して、またよそに移っていますね。

↓こんなお話を聞くと、もともとリテラシーに関する
モラルが欠如した人みたいだけど。
https://twitter.com/kikumaco/statuses/197973702124634112
========
澤口俊之は、血液型性格関連について
テレビでいい加減なことを言ってたから、直接問い質したら、
テレビだからいい加減でいいんだって言ったんだよ。
そんなやつだよ。まだ、北大教授だったとき。
その場で一緒に聞いてた津田一郎さんも怒ってたよ
========
Posted by たんぽぽ at 2012年05月14日 22:56
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Tracked: 2012-05-05 22:57