2012年07月27日

toujyouka016.jpg 外国と比較の表が消えた

夫婦別姓に関して、なかなかのっぴきならないことがあったので、
ご紹介したいと思います。

高校生の教科書に載せようとしていた、夫婦別姓・同姓の制度を
諸外国と比較する表が、検定で削除されたのです。
この教科書は家庭科で2013年から使われる予定のものです。

「【教科書検定】夫婦別姓、諸外国と比較する表が削除に」

 
削除された表は以下のようなものです。
諸外国では別姓を選択できることが簡単にまとめられていて、
わかりやすい表だと思います。

bessei-tables.jpg

教科書検定の意見では、この表は「誤解するおそれがある」
「理解しがたい」というのですが、どこが誤解するおそれがあって
理解しがたいのかが、ちっともわからないです。
難くせを付けているとしか、わたしには思えないのでした。

諸外国の別姓・同姓の制度と比較すると、
日本の非常識が浮き彫りになるというので、
伏せておきたいということなのかもしれないです。
「理解しがたい」ではなく、検定官にとって「受け入れがたい」
ということなのではないかと思います。


ほかにもフランスの民事連帯契約(パックス)について
解説した教科書もあったのですが、こちらも「出典が示されていない」と
よくわからない文句をつけたあげく、パックスの義務について
加筆するよう要求してきたのでした。

mネットの記事は、つぎのように結んでいます。
========
日本の夫婦同姓強制規定が例外的だと示す表の削除、
パックス法の義務 側面の加筆など、
総じて結婚の形態の多様化を示す記述にブレーキかける
方向で検定意見がついたといえます。
========

諸外国の結婚の形態の多様化は、日本の多様性にとぼしい
均一カチカンを強制する結婚制度にとって
都合が悪かったということかもしれないですね。

posted by たんぽぽ at 22:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
多様さがあることを知らずに外国人と触れ合うことの方がずっと危険だと思います(笑)。人生に選択肢の無い日本人をやめたくなること間違いなしだからです。

PACSは義務っていうか、個人間の契約書のやり取りですからそれぞれの契約書に違いがあって完全に一般化した制度として見ることには違和感がありますね。出典はフランスの法律書を出せば充分だと思います。外国の法律を「正式なものではない」と言い出すのはトラブルになりかねないことで、控えるべきです。日本の恥と言えるかも知れませんね。
Posted by mmm at 2012年07月28日 23:31
このエントリにコメント、ありがとうございます。
ひさしぶりに、いっぱいコメントをいただいた気分です。

>多様さがあることを知らずに外国人と触れ合うことの方が
>ずっと危険だと思います(笑)

「グローバル」とか言うのなら、英語をやらせることではなく、
こういうふうに外国の制度や習慣を知ったり、
日本の非常識さを知ったりするほうが大事ですよね。
日本の非常識さを隠すために、外国の事情を知らせない、
というのは、グローバルからの逆行になります。


>PACSは義務っていうか、個人間の契約書のやり取りですから

なるほど。
そういったことも、ちゃんと触れたほうがよさそうですね。

>出典はフランスの法律書を出せば充分だと思います

そうなりますよね。
出典がなにかなんてあきらかだと思うのに、
「出典が示されていない」というのは、
なにを問題にしているのかと、わたしは思ったんだけど。
Posted by たんぽぽ at 2012年07月30日 19:17
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