沖縄県知事選で、とりわけ問題と、わたしが思ったのは、
創価学会員による、「連れ出し」です。
これは、ふだんアクティブでない学会員や、
近所にすむお年寄りや、からだの不自由なかたなどを、
文字どおり学会員が「連れ出し」て、投票所へ向かわせ、
公明党候補(学会が応援する候補)に、投票させることです。
ふだん学会員が親しくしているご近所さんに、
選挙のことを話して、公明党の候補を強くすすめます。
選挙当日は、学会員が車で、時間厳守でお迎えに来たりします。
おぼえの悪い人には、候補者の名前を書いたメモを持たせたり、
手のひらに書いてあげることもあります。
「連れ出し」のために、選挙当日の車の運転を、
したことがあるという、元信者の体験談があります。
(商店街の馴染みのお店の人を、連れ出しているのですが、
その周到ぶりは、相当なものです。)
沖縄県知事選では、前回までの「期日前投票」は、
約5万から6万票でしたが、今回の選挙では、11万に増えました。
これは、期日前投票を利用した、創価学会員の「連れ出し」で、
ほとんどが与党推薦の仲井真弘多氏に、投票されたと疑われます。
「『期日前』ハイペース/県知事選」
「有権者の1割が期日前投票、大半が仲井真票との見方も」
この期日前の「連れ出し」(「Z票」と言うらしいが)は、
03年に公職選挙法が改正されて、投票率を上げるために、
不在投票をしやすくなってから、とくに増えてきたのでした。
05年の東京都議選でも、学会員による「Z票」稼ぎは、
さかんに行なわれ、公明党候補は全員当選したそうです。
「連れ出し」は、特定の候補者への投票を強いる、
「投票干渉行為」にあたり、選挙違反になることがあります。
また、当日の「連れ出し」も、公職選挙法で禁じられた、
「投票日当日の選挙活動」にあたるとされています。
http://www.toride.org/study/t103.htm
「連れ出し」は、それまでは、公明党候補に対してだけで、
自民党の候補は、学会員が単に投票するだけだったらしいです。
安倍晋三が総裁になったすぐあと、池田大作と秘密裏に会ったのですが、
選挙で勝てる自信のない安倍は、これからの選挙では、
自民党候補に対しても、「連れ出し」の協力をしてもらうよう、
取り決めもしたのかもしれないです。(わたしの邪推だけど。)
このほかにも、自民党は、徳洲会にも手をまわしていて、
1-3万票が、仲井真氏に入ったと考えられています。
(徳田毅氏の、自民党入党と引き換えに、
中川秀直幹事長が、協力させたらしい。)
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50317635.html
これに、創価学会の「連れ出し」が、おそらく4-5万票で、
徳洲会と合わせて、5-8万票を稼いだことになります。
糸数氏と仲井真氏との票差は、37000くらいですから、
仲井真氏を逆転勝ちさせるには、じゅうぶんだったと言えます。
2006年11月29日
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たぶん、こういう計算をしたんじゃないかな...?
期日前投票は、たしかに増える傾向にあったんだけど、
いままでのペースだと、今回の選挙は、約7万票になりそうだったみたい。
(リンクした『沖縄タイムス』にある。)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200611151300_05.html
ところが、実際には、11万票あったのでして、
予想より多かった4万票が、「連れ出し」と考えられることになります。
これと予想の範囲だった、7万票の半分の3万5000を加えて、
7万5000票が与党に入ったと推測されるので、
期日前投票全体の、7割くらい、ということなのでしょう。
出口調査:糸数51%、仲井真48% 屋良1%
(マスコミ各社調査概算 糸数3ポイントリード)
得票数最終結果
347303 仲井真 弘多 309985 糸数 慶子
6220 屋良 朝助
で、期日前投票数が 110606票なので、
663508(期日前投票含)-110606(期日前投票者数)=552902(当日投票者数)
これだけでも期日前投票者数の異常な多さに驚くが、
これに出口調査の割合をかけると、当日の得票数の試算は
糸数 281980票
仲井真 265393票
16587票も糸数が上回ってる。
足りない票数が期日前投票から流れてきた事になるので、
期日前投票のNHKによる出口調査は、仲井間陣営7割、糸数陣営3割だから
仲井真 8万票
糸数 3万票
当日投票+期日前投票の試算は、
仲井真 265393票+8万票=345393票
糸数 281980票+3万票=311980票
得票数最終結果
仲井真 弘多 347303票
糸数 慶子 309985票
ということで、試算の誤差は、それぞれ2000票程度というこで、
マスコミの出口調査は、かなりの精度をもって正確だと言えるのです。
出口調査が、選挙速報の当確報道の重要な決めてとされるゆえんです。
結論をまとめると、
当日投票で、1万数千票糸数陣営がリードしていたが、沖縄電力などの大企業と創価学会が大動員した期日前投票の8万票で、仲井間陣営が逆転して、3万7000票差で、選挙に勝ったというのが、真実なのです。 以上
徳州会の件はちょっと胡散臭い感じもしますね。
「永田メール騒動」の永田君は、創価学会が選挙で住民票を移して投票をすると口にし、創価学会から集中攻撃を浴びた経歴がありました。ホリエモンの弁護士が創価学会エリートだった御仁であることを考え合わせれば、怪しさは増すばかりです。
今度の徳州会云々の情報も、もしかしたら大量の創価学会運動票から注意をそらさせるため、「うるさいネット」にそれなりの影響力を持つ記者にガセネタをつかませた、という可能性も否定できないような気もします。
徳州会というのは病院なので、「期日前投票」が増えるというのは≪論理的≫なのですが、しかし、「期日前投票」の激増は、今回の沖縄県知事選に始まったことではないこと、そしてその票の内訳は日刊ゲンダイの記事にもあるように当初からひどく偏ったものであることを考えれば、今回の激増分の多くの票が徳州会からのものと考えるのは逆に非論理的であるのかもしれません。
出口調査についての、くわしい分析、ありがとうございます。
(結構、いや、かなり信用できるものなのね...)
出口調査が、選挙速報の当確情報に使われるのは、
おはずかしながら、わたしは、始めて知りました。
票は全部混ぜてから、開票するらしいので、
期日前投票だけの得票が、どうやってわかったのかなと、
思ってはいたんだけれど...
それとあと、なにもなければ、
糸数氏と仲井真氏は、票がほぼ同数と思われますから、
期日前投票全部が、「Z票」ではないだろうと思いますよ。
(予想された期日前投票数7万は、
自然に集まったものとして、その半分が仲井真氏、
予想より多かった4万が「Z票」と、わたしは見たのでした。)
雑木帖さま
トラックバックは、受け取れましたよ。
どうもありがとうございます。
もし事実だとしたら、中川幹事長から徳洲会への要求は、
「創価学会が、Z票稼ぎに来るから協力しろ」かもしれないです。
(徳洲会が単独で、票あさりをしたのではなく。)
これくらいでしたら、ありえるんじゃないかな...?
それにしても、ほりえもんのまわりにも、
創価学会の影があったなんて、知らなかったよ。
(偽メールのことといい、イミシンですねえ...)
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平沢勝栄内閣府副大臣 直撃!独占御茶のみ話第3弾!
現役雑誌記者による、ブログ日記! 2006年12月03日
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50322106.html
≪安倍さんは選挙に強い顔として小泉総理の後継に座り総理就任直後の神奈川、大阪の補欠選挙で勝利した。安倍さんは選挙に強い顔の面目張ったが、この選挙には公明党の完全バックアップがあってのこと。2つの補欠選挙で安倍晋三新総理が支持されたわけではない。
(略)
さらに、自由連合・徳洲会徳田猛代議士の自民党入党問題も大きかったんではないか。自民党入党への試金石のように徳田代議士をあおり中井真を何とか当選させるようにとあおった事で何とか当選できた。徳洲会というのは元々沖縄諸島や鹿児島に強い。徳洲会が本気で動けば2〜3万票は動く。
徳洲会が動くことによって沖縄県知事選挙は自民党勝利に結びついた。
これは小沢民主党代表が選挙に強いということとは別の結果だ。むしろ、自公政権が継続することで沖縄の経済効果や基地問題をより円滑に展開できるというバラマキ効果を演出したにすぎない。
その結果、不在者投票が10万票もあったんだ。
即日投票の出口調査ではマスコミ各社は糸数候補有利をでていた。それが不在者投票の開票でひっくりかえったというのはそういうことだろう≫
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ガセではなかったということでしょうか。
ただ、「期日前投票」だけ仲井真票がダントツに多かったというのを主に徳州会票で説明するのはやはり無理があるような気がします。それなら同時に一般票のほうも仲井真票が多くなければおかしい、と。
まぁ、平沢勝栄氏もそのように信じ込まされているという可能性とか、また、あまり創価学会票を云々したくないという自民党議員としてのプライドなんかもあるだろうし(彼は自民党では今となってはめずらしい創価学会とは距離を置く御仁です。警察にいたこともあるので、亀井静香議員のように創価学会の内部事情をよく知っているのでしょう)…、とあくまで懐疑的な雑木帖です。
たぶんないと、わたしも思いますよ。
全体のうちでは、ごく一部だろうと思います。
(創価学会の、「Z票」あさりに協力したのか、
それとも、徳洲会単独で、票あさりをしたのかわからないけれど。)
平沢勝栄氏が、創価学会の影響にあまり触れたくないので、
徳洲会を前面に出していることも、たしかに、考えられますね...
ブログにアップしました。
過去ログ検索しても
出なかったんですけどね><
ですから完全な思い出しの昔話です。
こういう人、
市議会議員とかだと
来たという話を聞かないので、
もしかすると、この話
衆議院議員選挙のときだったかもしれません><
(前にも、コメントをくださったこと、あったかな...?)
創価学会のこと、エントリに書いてくださって、ありがとうございます。
(なんだか、わたしが、催促しちゃったみたいですね...)
投票所へ行かないで、施設内で投票だと、
投票率も、高くなるでしょうから、
その意味では、学会員が活躍する場所かもしれないです。
http://yuirin25.seesaa.net/article/29024071.html
あと、コメントがだぶっていたので、ひとつ削除しておきました。
高齢の方に創価学会の学会員が多いらしいという話
よく聞きます。
現実、うちの施設でも
部屋の中に入ってみると
「太白蓮華」が置いてあったりすると
少し身構えてしまいますね。。。
多分そういう人は
ちょっと言えばちゃんと
ほかの学会員の言うとおりに投票してしまうでしょうね。。。
あともうひとつ難点があって
認知症が重症の方だと
職員が何度も何度も声をかけて
選ばせて、投票・・・なんてことになります。
職員が何を信じてるかってのは
私は把握していないので、
もし職員の中に学会員がまぎれてたら・・・
確かにかなりおいしい結末になりそうですね><
この不在者投票に関知するのは
介護だと主任とか相談員クラスだけなので
今のところ投票内容がどうなっているかまでは
分からないです。
コメントのほうは、ありがとうございます><
わたしも、ちらと聞いたことがありますよ。
若い世代ほど、学会員の数が減っているとか。
(それで、創価学会は、会員獲得に必死になっているらしい...)
それにしても、老人施設って、いろんな意味で、
創価学会にとって、おいしいところなのね...
(今回のお話は、すごい参考になりましたよ。)