2012年09月03日

toujyouka016.jpg 正当なレイプ発言に批判

合衆国の共和党に、「正当なレイプ」などと発言した
議員がいて、物議をかもしたようです。
「正当なレイプ」はもとの英語は"legitimate rape"なので、
「合法的なレイプ」というニュアンスになります。

「「正当なレイプ」なら妊娠はまれーー米共和党議員が失言認める」
「Missouri Republican claims 'legitimate rape' rarely results in pregnancy」(もとの英文)

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「私が医師から聞いた話では、(強姦被害者の)妊娠は極めてまれだ」
「もしそれが正当なレイプなら、女性の体には
すべてを拒絶しようとする仕組みがある」
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もちろんレイプによる妊娠を都合良く
拒めたりするはずがなく、レイプであろうと
性交にいたれば妊娠する可能性は出て来ます。
だからこそ緊急避妊薬が、こんなときに役に立つわけです。

そもそも「正当なレイプ」というのはなんなのでしょうか?
レイプはいかなる場合にも不当、非合法のはずです。
レイプに「正当」なものなどあるはずもないというものです。


このトッド・エイキンという、共和党の下院議員は、
人工中絶反対派で保守層の支持を集めていて、
ことしの11月には上院議員選に出馬を予定しています。

人工中絶の反対派にとって、「レイプによる
望まない妊娠はどうするのか」という問題は、
むずかしいところなのでしょう。
それで苦し紛れに、「正当なレイプなら妊娠しない」などという
とんでもないことを、言ったのだろうと思います。

とんでもない失言をする議員は、
日本だけでなく、どこの国にもいると言ってしまえば、
それまでなのかもしれないです。


>オバマ大統領の批判

このエイキン議員の「正当なレイプ」発言を
オバマ大領領がきっぱりと批判をしたのでした。

「正気か! アメリカ下院議員が「女性はレイプされても
体が自動判別するから妊娠しない」とテレビで主張、大問題に」

「共和党議員の「正当なレイプ」発言にオバマ大統領がきっぱり反論「レイプはレイプ」 /
女性陣から感謝の声「大統領、ありがとう!」」


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「レイプはレイプ。
レイプの種類を分析したり、限定したり、分類すべきだ
という考えはアメリカ国民にとって理解を超えるものであり、
もちろん私も理解できない。
あのような発言が示しているのは、大半が男性を占める
政治家たちが女性を代表し、ヘルスケアに関する決定を
すべきではないということだ」
========

かくして、あたりまえのことをはっきりと言ってくれた
オバマ大統領に対して、とくに女性から感謝や称賛の声が、
数多くあがったのでした。


ここでわたしが思ったのは、日本にはこのように
はっきりと女性差別的な発言を批判する政治家が
いるだろうか、ということです。
そして、女性差別をはっきり批判する政治家がいたとして、
日本の国民からは、おなじように賛同や共感が
はたしてたくさん出て来るだろうか?ということです。

オバマ大統領の批判は、今年の11月の大統領選を
意識したものもあるのかもしれないです。
たとえ選挙のための人気取りであっても、
女性差別発言を批判すると支持が上がるというのは、
それだけ差別を許さない政治風土がある、
ということだと思います。

日本の場合、政治家が女性差別発言を批判したところで、
支持や共感が得られる政治風土というものが、
それほど強くないのではないかと、わたしは思うのです。

posted by たんぽぽ at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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