仕事と家庭の両立をどうするかということは、
女性に対しては、しばしば問題にされることだと思います。
ここで男性に対して、仕事と家庭の両立をどうするかを
問題にすることはないのかと、お思いのかたもいるでしょう。
自然科学の男性研究者が対象ですが、アメリカ社会学会が、
男性の仕事と家庭の両立について調査をしているので、
これをご紹介したいと思います。
https://twitter.com/s_kodama/status/243519412521558016
「Finally, Someone Asks How Men Balance a Career & Family」
「仕事と家庭の両立について男性に聞いてみた」(わたしのつたない日本語訳)
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男性研究者がどうやって仕事と家庭の両立を
図っているかのインタビュー調査。
ある回答は「そのために専業主婦の妻がいる」だったそうだ。
Finally, Someone Asks How Men Balance a Career & Family
http://bit.ly/Ut2rY2
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その回答ですが、「そのために専業主婦の妻がいる」と
答えたかたが、何人かいるのですよ。
なんだか「訊くんじゃなかった」という感じの回答です。
これはアメリカのお話ですが、日本で調査をしても、
似たようなことになると思います。
子育てなど家庭のことは、専業主婦の妻にまかせる、
というのは、あきらかに「役割の分担」です。
「仕事と家庭を両立している」とは、ふつう言わないことです。
自分はやりたい仕事に没頭するために、家庭のことは妻にやらせるという、
男性研究者の実態が見えてきますね。
こういう「仕事と家庭の両立」というテーマから
あきらかに逆行することを臆面もなく言えるというのも、
ある意味すごいと、わたしは思います。
研究者の男性というのは、こんな風潮の中にいるのでしょうか?
それともどの業界の男性も、多かれすくなかれそうなのでしょうか?
以前、日本の事例ですが、男性研究者の配偶者は
専業主婦が多い、という調査のお話をしたのでした。
このインタビュー調査の結果を見ていると、
男性研究者の「働きやすさ」が、妻が専業主婦であることで
支えられている現実が、あらためて見て取れます。
結婚する際に「僕は仕事(研究)に打ち込むから君に家庭を任せることになるよ」とか「家庭のことは私がするから貴方は研究に打ち込んで」という合意がなされているのなら、構わないような気もします。
まあ、それがスタンダードとして他のカップルにも押し付けられたりしては好ましくありませんが。
でも、家事をしないというのをドーピングと考えれば、家庭のこともやる人に比べ仕事(研究)に打ち込めることになりより成果を挙げられるなら、男女平等を実践している人(いわばドーピングをしない人)との間に不公平が生じてしまいますね。必ず成果が挙げられるとは限りませんが、これはむずかしい問題です。
ここでの問題は、「専業主ふの配偶者を持つ」という選択が
女性には事実上ありえない、ということだと思います。
「家庭のことは僕がするから貴方は研究に打ち込んで」と
言ってくれる男性がいないので、合意が形成できないということです。
専業主ふの配偶者を持つことが、男性だけの「特権」であり、
またそうした状況によって、研究者の「働きやすさ」が
与えられるというのは、やはり問題にすることだと思います。
>家事をしないというのをドーピングと考えれば
家事育児を分担している人と、家事育児を専業主ふに
やらせている人とのあいだでの、仕事能力の差というのは、
話題になることはないですね。
たぶんはっきりした差なんて、ないのではないかと思います。
こうした場合にありがち(?)な、根拠もないのに「差がある」と
主張する人さえいないですしね。
>女性には事実上ありえない、ということだと思います。
>「家庭のことは僕がするから貴方は研究に打ち込んで」と
>言ってくれる男性がいないので、合意が形成できないということです。
家庭に閉じこもってもいい、専業主夫でもいい、という男性は覇気がないとして女性から好かれないという現実もありそうですね。
そういう男性もひょっとしたら多いのかもしれないけれど、嫌われることを恐れたり「男のプライド」が邪魔をしてなかなか口に出せないのかもしれません。
研究職の女性は配偶者には自分以上の男性を求める人も多そうなので、専業主夫をやってもいいという男性は眼中に無さそうです。
前にも書いたように、欧米だと夫婦揃って研究者というケースがよくあるのはそうした理由もあるのでしょう。
>研究者の男性というのは、こんな風潮の中にいるのでしょうか?<
研究者といっても、男女平等であるべきと思う人ばかりではないでしょうね。
企業の研究所にいる人ならサラリーマンですし、専門が理系の人は世間一般よりジェンダー問題に敏感ともいえないと思います。
(妻に暴力を振るっていたノーベル賞受賞科学者がいましたよね確か)
高収入だと妻を扶養できるので、仕事(研究)と家庭の両立に苦労するより、妻に家庭を任せたほうがいいと考える男性も多いでしょう。
御光堂さん
>研究職の女性は配偶者には自分以上の男性を求める人も多そうなので<
そんなことはないと思いますけど。男性に養ってもらいたいなら高収入の人を求めるけれど、研究職で自立できる収入がある女性は、男性が自分"以上"である必要はないと思います。
ただ、専業主夫(=無職)や収入が少なすぎる男性では困ると思うのは理解できます。自分が養わないといけないのでは荷が重いですから。
収入や地位は自分と同等かちょっと下で、家事育児をよくやる男性は歓迎じゃないですかね、どちらかといえば。
しかしその妻があまりにも輝ける存在である場合にのみ、世の中が受け入れているようにしか思えません。
しかし、専業主婦になれる女という立場で考えても、健康問題などで元気ではない状況がありえるわけですから、家事がまったくできない男性は相手にされないかもしれないと私は思いますね。
>家庭に閉じこもってもいい、専業主夫でもいい、という男性は
前にインテージのビジネスパーソン意識調査を
紹介したことがあったけれど、マイノリティの許容度の中に
「専業主夫」という項目もありますね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/283633491.html
これを見ると男女とも6割近くなっていて、
わりあい問題なく受け入れられているように思います。
すくなくとも、別居婚よりは受け入れられるようですよ。
>研究職の女性は配偶者には自分以上の男性を求める人も多そうなので、
>専業主夫をやってもいいという男性は眼中に無さそうです。
わたしもはっきりとはわからないけれど、
そうでもないんじゃないかなという気がします。
(女性でも家のことをやってくれて、自分が研究に没頭できるなら、
そういう人の存在は便利ですからね。)
専業主夫が眼中にない、ということもないように思います。
現実には日本でも、研究者の女性の配偶者は同業者が多いですね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/275797984.html
これは男性側の選択や、あるいは同業者は近くにいるので
出会いが多いとか、そういった事情もあるように思います。
このエントリにコメント、ありがとうございます。
>研究者といっても、男女平等であるべきと思う人ばかりではないでしょうね
じつは、研究者業界は、男女平等の意識が一般より
遅れ気味なのではないかと、わたしは思っています。
それで「こんな風潮」と書いたのもあったりするのでした。
研究者は、自分のやりたいことをやれればいい、
という考えの人が多く、そのしわよせをまわりに
押し付けることに鈍感になりがちですからね。
「そのために専業主婦の妻がいる」と臆面もなく言える人がいるのは、
そういうこともあるのではないかと思います。
>(妻に暴力を振るっていたノーベル賞受賞科学者がいましたよね確か)
これですね。
研究者の嫌なところを、引き延ばしたような人だと思ったですよ。
http://taraxacum.seesaa.net/article/165920072.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/166899141.html
このエントリにコメント、ありがとうございます。
>いるにはいるようですよ、専業主夫
わたしも個人的に何人か知っているかたもいるし、
あるいは聞いたことのあるケースもあります。
御光堂さまのレスの中で、インテージの意識調査を挙げたけれど、
http://taraxacum.seesaa.net/article/283633491.html
これを見ているかぎり専業主夫は、わりあい受け入れられていますね。
「妻があまりにも輝ける存在」でなければならない、
というほど、悲観的でもないみたいです。
比較的有名な例としては、こんなのもありますね。
この日高逸子氏の場合は、あきらかに「妻があまりにも輝ける存在」だけど。
http://taraxacum.seesaa.net/article/112759345.html
元、の理由は、また夫が働きたくなったからです。専業主夫時代の夫も魅力的でした。毎朝5時起きで弁当を作ってくれ、私にはとても真似できない、そこまでしなくてもいいのにと尊敬していました。正直なところ専業主夫の妻の方が私は楽です。しかし彼の生き甲斐のため、協力しあっていきたいと思います。
共働きになってから子供が産まれました。共通の話題がまた一つ増え、妻も夫も働き方を工夫し、家庭内でも授乳以外の育児・家事を同等にこなしています(授乳ができない分夫の方が若干家事の負担が大きいです)。
最近不満なのが、夫が休みで私が仕事の日に保育園に預けていないと、「今日はどこに預けているの?」と聞かれること。また、「おばあちゃん(おじいちゃんではなく)は近くにいないのに、一人で育てて偉いね」と言われること。また、「仕事と両立して大変ね、偉いね」と私だけ誉められること。それぞれ、「なぜ夫が見るという発想がないのか?」「親は私一人じゃない!二人で育ててるんだ!」「偉いのは私だけじゃない、夫のこともちゃんと誉めて。仕事をするのはこれまでの職責から当然で、子育てするのも親として当然で、何も偉くない」といいたくなります。
ああ、世の中の男性はそんなにも家事・育児をしないんだな。そして、もしかしたら女性の方も、自分の方が多く家事・育児をするのが当然だと思っている人が多いのかもな、と思いました。
私事ですみません。あまりにも自分の中でタイムリーな話題だったもので。
一応断っておきますが、私は「あまりにも輝ける存在」などではありません。
いえいえ、実を言うと「専業主夫」の妻をひどく批判する人々の存在が、私の気持ちに影を落としているだけなんです。その人たちにとっては、そんなに批判されることなんだろうか?といつも疑問に思っています。
>たんぽぽさん
研究職の男の人は、何故かお手伝いさんと妻の存在をいっしょくたに見ている場合が多いですね。とはいっても、白人の先生方が周囲に多かった関係で「そうではなかった」のをよく目にしてはいましたが、どうやら日本ではそれは特殊であったのだと最近実感しています。
戦前は中流以上の家庭ならむしろお手伝いさん(女中)を置くのが標準的でしたが、戦争と戦後、そして核家族時代になって家事・育児は「専業主婦の」妻のみが行うものという観念が染みついてしまいました。
夫婦とも働いていて家事はどちらがやるかという問題も、お手伝いさんを雇えるという状況があれば、消えてなくなるのですよね。
私は現代日本では家事の外注化が随分行われていると思います。保育所、介護サービスが代表ですが、外食、洗濯物をクリーニングに出す、住居の修繕を業者に頼む、総菜・半加工食品・宅配食品、等々。既製服を買うのだって外注化です。50年くらい前までは普段着は自家で作っていたのですから。
>夫婦とも働いていて家事はどちらがやるかという問題も、お手伝いさんを雇えるという状況があれば、消えてなくなるのですよね。<
この「お手伝いさん」は、もちろん家政婦業(家事代行業)として労働時間や条件を明示して契約するということですよね。戦前の女中のように年がら年中"使用人"の立場というのでなく。
お手伝いさんは上に書いた家事外注よりコストが高いです。保育・介護は公的制度を使えば低料金になりますが、私的に人を雇って自宅でやってもらうとかなり高い。
私的雇用で家事負担を解消したい・できる人はすれば良いのですが、あまり一般的ではない話かなと思います。
ただ、研究者が旧姓利用できる面も少なからずあるので(といっても、特許とか学会理事登録とか、パスポートとかが無理だ、というだけで本当に無理、ですが)、子供のことも考えて、私が戸籍上「のみ」名前を妻の姓にしています。
私のまわりの研究者はたしかに奥さんが専業主婦、ってのは多いですが、でも、それはお互いにそういう人を求めたからであるかと思います。
研究者は、全体として、リベラルで公平な人が多いように思います。選択的夫婦別姓制度に反対するようなふざけた(理系)研究者には私は会ったことはありません。
(たとえいたとしても、私は無視しますが)
>元「専業主夫の妻」です
経験者のかたがお越しですね。
>専業主夫時代の夫も魅力的でした。毎朝5時起きで弁当を作ってくれ、
>私にはとても真似できない、
それはすごいですね。わたしも無理です。
>正直なところ専業主夫の妻の方が私は楽です。
>しかし彼の生き甲斐のため、協力しあっていきたいと思います
そういえあ男性で、妻のことを思って、そのような気持ちに
なるかたは、ときどきいらっしゃりますね。
>家庭内でも授乳以外の育児・家事を同等にこなしています
おお、模範的ですね。
>最近不満なのが、夫が休みで私が仕事の日に保育園に預けていないと
はなはだ遺憾なことに、家事や育児は
もっぱら妻がやるものと、世間的には思われがちですね。
妻が家事や育児をやっても当たり前に見られて、
(「偉いね」なんて言う人は、まだましかもしれないですよ。)
夫がすこしでもやっていると、やたら評価されたりする。
>世の中の男性はそんなにも家事・育児をしないんだな
日本人の夫は、他国と比べて家事や育児をしないほうだそうです。
>私事ですみません。あまりにも自分の中でタイムリーな話題だったもので
ああ、いえいえ。
個人的なことをお話してくれて、うれしく思います。
>私は「あまりにも輝ける存在」などではありません
そんな謙遜なさらなくても...
なんて、ここはふつうの人、ということにしておきますね。
>実を言うと「専業主夫」の妻をひどく批判する人々の存在が、
そういう人たちの存在、ちょっと気になりますね。
よそさまの家庭のことなんだし、それに対してくちばしを挟む
というのは、狭量じゃないかと思うんだけど。
>研究職の男の人は、何故かお手伝いさんと
>妻の存在をいっしょくたに見ている場合が
うーむ、さすがにそこまでひどいかたは、
めったにいないんじゃないかと思いますよ。
もちろん日本のお話です。
わたしの個人的に知っている範囲でも、
妻が専業主婦という男性研究者は何人かいたけれど、
妻を「お手伝いさん」とは、考えていなかったと思います。
東欧(特にポーランド)から留学しつつお仕事を得るためにお手伝いさんとして入国している人ならいるよ、という反応をもらって、ああなるほど、日本に根付かない理由がわかりました。確かに日本じゃムリですね。
>たんぽぽさん
>>>研究職の男の人は、何故かお手伝いさんと
>>>妻の存在をいっしょくたに見ている場合が
言ってみれば、今「学長さん」をしてらっしゃる年代の方や、それを引退したけど影響力のある世代の方(今70-90代・驚)がそういう価値観をお持ちです。ウチの大学は外国人が多いので、価値観のその差を二十歳前後の私が受け止めるにはとても大変でした。ちょっと…世界の違う人がいっぱいいる、という印象が残っています。彼らも今はもう引退しつつあるので、変わっていくのかなと思います。
>ああなるほど、日本に根付かない理由がわかりました。確かに日本じゃムリですね。<
日本では70年くらい前までお手伝いさんが当たり前のようにいたのですが…。
身分制社会の「下女」、古代の「奴婢」から考えると、1000年以上、日本に根付いてたんではないですかね。
現代の日本でお手伝いさんが少なくなったのは、産業化・市場化により家事労働が軽減したこと、核家族化、人件費の高騰、移民が少ないこと、が原因ではないかと思います。
職業としての家政婦(家事代行サービス業)なら良いのですが、戦前の女中や、貧しい国の人が豊かな国に行って低賃金で働く「お手伝いさん」ならば、そんなのはもう根付かないほうが良いと思います。
女性が働き続けるために、より貧しい女性を低賃金で便利に使うようなことは望みません。
(mmmさんのおっしゃる「お手伝いさん」がどういう働き方・待遇なのかわからないのですが)
でもそれはやはり独身の人が主な対象だったりして、結婚しているのにクリーニング店や外食や出来合の惣菜ばかり買っていると、なぜ家庭で(主婦が)やらないのだと非難がましい目で見られたりする観念が未だに存在していますよね。
>戦前は中流以上の家庭ならむしろお手伝いさん(女中)を置くのが
戦後の日本で、お手伝いさんがすくなくなった理由は
kirikoさまが挙げていらっしゃるけれど、
お手伝いさんを雇えるくらい財産のある階級がなくなった
ということは、大きいのではないかと思います。
お手伝いさんがいなくなったのは、それだけ富の再分配が
実現したからで、民主化の産物なのでしょう。
>お手伝いさんを雇えるという状況があれば、
家庭と仕事の両立を図るのはとても大事だけれど、
お手伝いさんを雇うというかたちでの解決は
好ましいとは言えないのではないかと思います。
お手伝いさんが一般的というのは、それだけ階級格差がある
ということだと思うので。
>なぜ家庭で(主婦が)やらないのだと非難がましい目で見られたりする観念が
「手作り信仰」みたいなものでしたら、まあ、たしかにありますね。
>私は現代日本では家事の外注化が随分行われていると思います。
>保育所、介護サービスが代表ですが、
なるほど。
そのように考えると、家事・育児の「外注化」はいっぱいありますね。
保育所なんて「外注化」の典型みたいなものですね。
>この「お手伝いさん」は、もちろん
御光堂さまのおっしゃる「お手伝いさん」というのが、
どんな労働形態なのかは、ちょっと気になりますね。
>日本では70年くらい前までお手伝いさんが当たり前のようにいたのですが…
mmmさまのおっしゃる日本のお話は、
太平洋戦争以降の現代のことのようですね。
>現代の日本でお手伝いさんが少なくなったのは、
>産業化・市場化により家事労働が軽減したこと、
>核家族化、人件費の高騰、移民が少ないこと、が原因ではないかと思います。
日本でお手伝いさんがすくないのは、移民がすくないから、
というのが、mmmさまのおっしゃることではないかと思います。
>うちは夫婦共働きで、私は研究者、妻は会社経営、
>どちらも自分の名前はゆずれません
>子供のことも考えて、私が戸籍上「のみ」名前を妻の姓にしています。
名前のことでは、いろいろと苦労されているものとご想像します。
>たしかに奥さんが専業主婦、ってのは多いですが、
男性研究者が配偶者に専業主婦を求める傾向があるとしたら、
男女平等に関する意識の反映もあるのではないか、
という気もしないでもないのですよね...
女性で専業主婦になるようなかたは、
結婚相手に研究者の男性を希望することが多いのかな?
そのあたりにもちょっと興味がありますね。
>研究者は、全体として、リベラルで公平な人が多いように思います
わたしはどうも、研究者に対しては、
自分のやりたいことをやって、しわよせは周りに押しやるという
イメージが強いので、周囲の人たちへの人権に対する配慮が
希薄になりやすい、という印象があるのですよね...
(ああ、魚さま個人を非難しているとか、
疑っているというわけでは、ぜんぜんないですので、
そこはお断わりしておきますね。)
選択別姓に反対する男性研究者というのも、
聞いたお話だけど、いることはいますね。
わたしは、直接見かけたことがないので、
そういう人が多いのかどうかは、わからないけれど。
>東欧(特にポーランド)から留学しつつお仕事を得るために
>お手伝いさんとして入国している人ならいるよ、
やはりというか、お手伝いさんは移民に頼っているのですね。
日本はぜんぜん移民を受け入れない国ですから、
そういうお手伝いさんは、ありえないですね。
>今「学長さん」をしてらっしゃる年代の方や、
>それを引退したけど影響力のある世代の方(今70-90代・驚)が
なんだ、そんな上の世代のかただったんだ。
もっと年下の、現役世代の人たちのお話かと思ったです。
ただし、住み込みで半分家族の一員であった昔のお手伝いさんの仕組みは現代ではもはや成り立たないでしょう。
>>mmmさまのおっしゃる日本のお話は、
>>太平洋戦争以降の現代のことのようですね。
そうです。満州にいた某満州○○という会社の重役夫人に聞いた話をメインに、加えておばが給仕をしていた家庭について少しくらいしか、日本の「お手伝いさん」についてはほとんど知らないもので…。
>>移民がすくないから、
>>というのが、mmmさまのおっしゃることではないかと思います。
はい。でも、移民も悪いことばかりではありません。貧しい生活をしつつも、彼らには彼らなりの目標があります。彼らを「利用する」悪意にはもちろん反対しますけどね。
>>なんだ、そんな上の世代のかただったんだ。
>>もっと年下の、現役世代の人たちのお話かと思ったです。
知っている範囲が狭いので素g、現役世代の多くの日本人の先生方は、外国人の先生方と結婚しています。苗字を変える必要もないし、お互い仕事があると割り切って夫婦生活を行える。生活の違う人同士より、うまくいっているようです。保守的な人は嫌がりそうですね…(苦笑)。
>住み込みで半分家族の一員であった昔のお手伝いさんの仕組みは
お手伝いさんを雇えるくらい財産のある家庭
というのが、そもそもなさそうですよね。
現代の労働基準法に合致して、雇われ手も確保できるような
労働条件を提供するとなれば、なおさらだと思います。
>でも、移民も悪いことばかりではありません
国内の労働力の不足を補うためにも、国際的な批判をかわすためにも、
日本も移民を受け入れる必要があるくらいだと思います。
>現役世代の多くの日本人の先生方は、外国人の先生方と結婚しています。
>苗字を変える必要もないし、お互い仕事があると割り切って夫婦生活を行える
なるほど、外国の同業のかたとの結婚が多いのですね。
国際結婚だから結婚改姓もしなくてよいし、
たしかにいろいろと好都合ですね。