すこし前に、わたしはまたまたツイッターで
ちょっとした議論になったのですよ。
わたしが絡まれたのであって、わたしから仕掛けたのではないですよ。
もう終わったと見てよいでしょうから、ご紹介したいと思います。
「女性の人権について、日本がEUより守られていない
という根拠は?」なんて訊いてきたかたがいたのです。
ヨーロッパの人権水準が、日本より高いと言われるのが
お気に召さないかたと思われます。
https://twitter.com/ok1202/status/251302183906209792
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ところで、女性の人権について日本がEUより
守られていないという根拠は?
ちなみに、宗教差別は日本では殆ど見られないと思いますが
EUでのイスラム差別は根強いですよ。
それでも、日本よりEUの方が人権水準が高いと仰いますか?
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それでしたら、
1. 夫婦別姓が認められない、女性のみに再婚禁止期間がある。
2. 性犯罪の認められる範囲がせまい
(親告罪になっている、親族間の性暴力が刑法で
犯罪と定められていない、など。)
3. 男女の賃金格差が大きい。
(非正規雇用が多い。)
4. 議員や要職の女性の比率が低い。
5. 男性の家事・育児の参加の度合いが低い
6. 妊娠や出産を理由とした解雇がある
7. 公人の女性差別発言が目立つ
8. 母子家庭の貧困率が高い
など、並べ出したらいくつも挙げられるでしょう。
ほかにも、「男女平等指数」や「母親指標」のような
ジェンダー平等性や女性の生きやすさに関する
国際的な比較をしても、欧米の民主主義国とくらべて、
日本は問題なく下位になります。
「男女平等指数2010年」
「男女平等指数2011年」
「母親指標」
さらには、「日本は家父長制が行なわれていて、
女性が従順な理想の国」とノルウェーの右翼テロリストに
言われたという、痛烈な事実もあります。
これはとりもなおさず、ヨーロッパから見たら
日本はずっと女性差別が温存された国だということを
しめしているにほかならないでしょう。
「ノルウェー連続テロ」
それにしても「女性の人権について、
日本がEUより守られていないという根拠は?」なんて、
なにを当たり前のことを訊くのかと思います。
なんのためらいもなく訊いてくるというのは、
このかたは(たぶん男性だと思いますが)、
それだけ女性の権利に理解がないことを、しめしていると言えます。
女性の権利を問題にすると、「視野が狭い」などと
言ってのけるだけのことはあると思います。
こうやって二言目には「西欧では〜」と言う人を見ていると、まるで「おそ松くん」のイヤミさんを思い出してしまいますね。こういう「西欧こそが最も進歩した社会で日本は遅れた未開国」とでもいうような西欧至上主義は、まるで19世紀の植民地主義者のようです。
そもそも「男女平等指数」にしても、本当に女性がいい暮らしをしているかは、賃金や国会議員の数だけではかれるものですか? それならばサザエさんは専業主婦でお金を稼いでいませんが、サザエさんは差別に苦しめられている弱者でしょうか。
そもそも貴下は、ヨーロッパに行って「日本ってどんな国?」と聞かれたら、「日本なんて生きにくいサイテーな国です。それに比べたら西洋の方がずっとすばらしい国です」とでもおっしゃるのでしょうか。そんな態度では、どこの国に行ってもバカにされるでしょうね。
はじめに、「他国を知ることは自国を知ること」です。
つまり自分の国を客観的に見つめるためには、
外国のことを知る必要がある、ということです。
そして大事なことは、「外国に学ぶ」という姿勢だと思います。
自分の住んでいる国をよくしたいと思うのなら、
外国のよいところに学ぶのがとうぜんということです。
エントリで書いたことは事実です。
女性の権利に関して言えば、日本はヨーロッパの国に比べて
軒並み人権水準が低いと言わざるを得ないです。
これが不満だと言うのなら、日本もヨーロッパ並みか、
それ以上の人権水準になるよう、社会を変える努力をすることです。
日本の女性の人権水準が低い事実は変えません、
でも、日本の女性の人権水準が低いことを指摘するのは
許しませんというのは、虫がよすぎるというものです。
あなたが、日本の女性の人権水準の向上のために
努力をしないのなら、それを批判されることに、
甘んじてしかるべきです。
>それならばサザエさんは専業主婦でお金を稼いでいませんが、
>サザエさんは差別に苦しめられている弱者でしょうか
サザエさんは自分の暮らしに満足していて、
差別に苦しめられているようには、描かれていないです。
だからこそ、「女はみんな専業主婦をやっていれば
しあわせなんだ、社会に出て働く必要なんかないんだ」という
メッセージを発することになって、差別的というわけです。
しかしこのレスを拝見して、背筋が寒くなりました。サザエさんを見て、「女はみんな専業主婦をやっていればしあわせなんだ、社会に出て働く必要なんかないんだ」なんて感想を抱く人がどれだけいるでしょうか。そのような感想を抱く人だってもしかしたらいるかもしれませんが、そのように感じるのも個人の自由です。もしサザエさんがこのようなメッセージを送っているようで気に入らないというのであれば、そのような人がサザエさんを見なければいいだけの話です。そもそもたんぽぽさんは、アニメに限らず文化というものはみんな、思想を刷り込むためのプロパガンダだとでもお考えなのでしょうか。
ともあれ、そのような一方的な決めつけをする人が、「夫婦別姓は選択制だから多様な価値観を認め合う社会になる」などと言ったところで、誰が信用するでしょうか。
並以上に稼げる男性(マスオさん)の妻である限りにおいては。
しかし、マスオさんが失業や病気で稼げなくなったり、マスオさんと別れたりしたら、サザエさんは暮らしていける収入を得にくいでしょうね。フルタイム働いても。
女性が男性に扶養されるという特定のライフスタイルでないと生きづらくなる社会はよろしくありません。男性だって生きづらいです。
漫画の「サザエさん」は専業主婦にならないと幸せではないぞと脅す目的で描かれたのではありません。作者の長谷川町子さんは結婚せずずっと仕事をした人ですしね。
当時の多数派の女性を主人公にしたまでです。当時の多数派の女性が、結婚しないと生活できず、「夫に扶養される主婦の座」を外れると生きにくかったのです。
サザエさんは弱者じゃない、差別されてない、だから女性差別はない、ということではないです。
「稼ぎのあるマスオさん」の妻でないサザエさんは生活困窮に陥りやすく、今でもそれが解消されていないのです。
>「女はみんな専業主婦をやっていればしあわせなんだ、
>社会に出て働く必要なんかないんだ」なんて
>感想を抱く人がどれだけいるでしょうか。
結構いますよ。
散発的ながら、『サザエさん』の守旧的・反動的な
家族観が批判されることはあります。
>そのような人がサザエさんを見なければいいだけの話です
作品が与える影響がこのましくないということなのですから、
作品自体と、影響を受ける人を批判する必要があります。
批判的な人が見なければすむという問題ではありません。
>アニメに限らず文化というものはみんな、思想を刷り込むためのプロパガンダだとでも
そんなことは言っていませんよ。
(それこそ「一方的な決めつけ」じゃないかな?)
作品である以上、なんらかのメッセージを発することはある、
ということです。
>そのような一方的な決めつけをする人が
これはあなたのことではかしら?
人はしばしば、自分にあてはまることばで、
相手を批判すると言いますからね。
察するにあなたは、「サザエさんは専業主婦だけど幸せだから、
日本に女性差別はない」と思いたいんじゃないかな?
ところがわたしから、自分にとって気に入らない
作品の見かたが示された、それでそれを否定したくて、
わたしに対して「一方的な決めつけをする」などと
言い出したんじゃないかしら?
>サザエさんは弱者ではありません。
>並以上に稼げる男性(マスオさん)の妻である限りにおいては
サザエさんはむしろ「既得権益者」だと、わたしは思います。
ご指摘のとおり、マスオさんと結婚しているかぎりという、
条件付きではあるのだけれど。
>漫画の「サザエさん」は専業主婦にならないと幸せではないぞと
>脅す目的で描かれたのではありません
『サザエさん』を描いた目的については、そうでしょうね。
当時の平凡な女性を出したつもりだったのだと思います。
「女は専業主婦になるのがしあわせ」というのは、
作者が意図しなかった、あとからのメッセージだと思います。
余談だけど、サザエさんは結婚して子どもがいるのに、
娘時代の感覚が残っていたりしますよね。(それが許されている)
あと聞いたお話ですが、連載開始のころは趣味が多かったそうです。
敗戦直後という時代を考えると、サザエさんは当時としては
進歩的というか活動的だったのではないかと思います。
>サザエさんは弱者じゃない、差別されてない、
>だから女性差別はない、ということではないです
まったくおっしゃるとおりですね。
「サザエさんはしあわせだから女性差別はない」と考えているらしい、
いもらす1号さまは、ナイーブすぎると思います。
あと、「夫婦別姓を選ぶ自由を認めろ」と言いながら、専業主婦は認めようとしない、そのためにはサザエさんにすらいちゃもんをつけるのは矛盾ではないですかね。
高度経済成長期には、男性が家庭責任を妻に任せて仕事に邁進できる、そのような労働力が必要とされたのです。育児にも介護にも関わることなく仕事に専念せよ、とは、それこそ「経済至上主義」と言えるでしょう。
ところで、専業主婦を認めない、とは誰が主張しているのですか。
女性が専業主婦として生きること"のみ"がスタンダードとして推奨されることを批判していますが、専業主婦はダメだとか専業主婦になってはいけない等と言ってはおりませんが。
>私がサザエさんを引き合いに出したのは、
日本の女性は差別されていてもかまわないんだ、
あるいは、差別と感じていないはずなんだという、
という決め込みだと、わたしは思いましたね。
>男女平等の度合いをは収入や女性議員の割合だけではかろうとするのは
政治という場所に女性がすくなければ、
女性の意志が政治の場から反映されにくくなり、
おのずと意思決定が男性中心の発想になりがちです。
これはとても重要なことであり、「一面的」ではありません。
だから「クォータ制」のような、女性議員が
一定の割合だけ確保できる仕組みを考えたりして、
どこの国も、女性議員の割合を半数に近づけようとするわけです。
>「カネを持っている奴はエラい」という経済至上主義の考えに
どこからこのようなことが出てくるのか、
意味がわかりません。
経済力があるほうが立場が強いとは言えます。
「だれのおかげで食わせてもらえると思っているんだ?」
というDVが成り立つことを考えれば、あきらかでしょう。
>専業主婦は認めようとしない、
認めないなんて、わたしは言っていませんよ。
言いがかりはやめましょう。
>専業主婦は「並以上にカネを稼げる男性」がいないと存在できません
>それこそ「経済至上主義」と言えるでしょう。
おっしゃる通りですね。
専業主婦世帯というのは、経済力があって
はじめて実現できることだと思います。
19世紀に「専業主婦」が現れたとき、ブルジョワの世帯だけだったのは、
必然的なことだったわけです。
>専業主婦を認めない、とは誰が主張しているのですか。
もちろんわたしは、「認めない」なんて主張していないです。
「専業主婦は認めない」と主張しているのがだれなのか、
わたしも、いもらす1号さまにお訊きしたいです。
わたしの家にはテレビがないので、観られなかったのですが、
これのことですね。
「女性が日本を救う?」
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3261
「サザエさん」のアニメが放送されているのがどれくらいかご存知でしょうか?日本しかないんです〜。日本に住んでいる日本人でないと理解できない事柄が多いからと、あのオタク天国の台湾人ですらお国で放送しないんですよ。書籍は発売されているのですが、マスオさんについての説明が「結婚後はサザエの家に住んでいる」しか書いてありません。日本人はあのアニメ(に遺された旧い常識)の現時点での特殊さに気がつくべきですよ。もうあのアニメは骨董品に近いかと。
外国人たちはあのアニメを見ると「つまり、日本人は結婚すると夫婦のどちらかが選ばなかった姓の親と縁を切るってこと?非常識じゃない?」と尋ねてきますね。これに、一般の日本人はどう答えるでしょうか。YESでしょうか、NOでしょうか。
たんぽぽさんに反論なさっている方々、だからこそ、外国の視点を得て、日本を外側から学んでください(爆)。
>ついでにコメントしておきます。お返事無くてもいいんで
わたしは、お返事しますよ。
>「サザエさん」のアニメが放送されているのが
>どれくらいかご存知でしょうか?日本しかないんです〜。
>日本に住んでいる日本人でないと理解できない事柄が多いからと、
そういえば、前にもそんなことをおっしゃってましたね。
(違ったかな?聞き覚えがあるんだけど。)
日本人しか理解しえないようなアニメを持ってきて、
「日本人の一般的な幸福な家庭」を代表させるのは、
たしかに失笑ものですね。
あまりにも世界の常識に無頓着すぎる。
>たんぽぽさんに反論なさっている方々、
複数形って、ああ、ここでコメントしているかたと、
ツイッターでわたしと議論をした人のふたりね。
>外国の視点を得て、日本を外側から学んでください
「他国を知ることは自国を知ること」ですね。
外国のお話を聞いて、不愉快だからと耳を塞いだり、
「日本はいまのままでいいんだ」と開き直るのではなく、
きちんと向き合ってこそ、日本のことがわかるのだと思います。
>>たんぽぽさんに反論なさっている方々、
>複数形って、ああ、ここでコメントしているかたと、
>ツイッターでわたしと議論をした人のふたりね。
それも含めて、「外国に学ぶ=売国奴」と思っている人々宛てに書いてるつもりです(笑)。実験する手間も時間も必要なく同時に別の状況にある国があるのに、参考にしないのはもったいないとしか言えませんね。
>それも含めて、「外国に学ぶ=売国奴」と思っている人々宛てに書いてるつもり
不特定多数も意識していたのですね。
外国の優れている点をを見つけ出して、
自国のいたらない点を確認することを、
「反愛国的」と考えている人たちは、一定数いるようですね。
本当に「愛国的」なら、外国から学んで
自国のいたらない点を見つけ出して、それを改善して
自国をよりよい国にしようとすると思います。
>女性の意志が政治の場から反映されにくくなり、
>おのずと意思決定が男性中心の発想になりがちです。
おや? 「ジェンダーフリー」というのは、「男性にも女性にもいろんな人がいるから、『男性』『女性』と一くくりにとらえるのはやめよう」という考えじゃなかったっけ。
正直に言って、公正な選挙の結果本当に能力と志のある女性が政治家になって、それで日本が良くなるのなら、女性政治家の比率が何十%になろうと文句は言いません。しかし「クォータ制」で単に女性議員の数だけ増やせばいいというのは、かえって女性をバカにした考え方ですね。
ところで、日本が男女平等後進国であるとしてよく引き合いに出される「ジェンダーギャップ指数」ですが、ここではフィリピンが8位。しかしフィリピンで政治家や企業のトップになれるような女性は一握りのエリート層ですね。彼女らはメイドやベビーシッターを雇える金もあるから、仕事にだってバリバリ専念できるでしょう。その一方でフィリピンの一般市民の女性がどれだけ男女平等の恩恵に浴しているでしょうか。
>もちろんわたしは、「認めない」なんて主張していないです。
>「専業主婦は認めない」と主張しているのがだれなのか、
>わたしも、いもらす1号さまにお訊きしたいです。
そうおっしゃるのなら、サザエさんにいちゃもんをつけるのもやめなさいな。韓流ドラマを流すテレビ局の前でデモをやるようなネトウヨの連中にも、「そんなに韓流がいやならあんたが見なきゃいいだろ」と言いたくなりますが、それと一緒ですよ。
>外国の視点を得て、日本を外側から学んでください
私が批判しているのは、「外国に学ぶ」こと自体ではなくて、やたらと外国ばかりを持ち上げて、日本は劣った悪い国であるかのように言う、外国かぶれの卑屈な出羽の守ですよ。「外国に学ぶ」にしても、自国の文化に対する理解がなければ何もならないでしょうに。
日本は大昔から中国の文化を学び、幕末以降は欧米に学ぶことで自らの文化をつくってきたことは事実です。しかしだからと言って、日本人は外国の文物をそっくりそのまま真似るのではなく、それを日本に合うようにと考えてきたわけですが。単純な外国かぶれなど、どこの国に行ってもバカにされるだけでしょうね。
>いもらす1号さん
ジェンダーフリーを叫ぶ人がいたとしても、「あの人は男だ」「あの人は女だ」という認識はありますね。そこから「旧い時代の役割分担」を前提にした話をするとなると、その「男か女か」の認識とはまた別の話になるかと思いますよ。まあ、性別は男と女だけじゃないんですけどね…
我々が何かを国ごとに評価する時、どちらが高い評価を受けるか、低い評価を受けるか、はその課題によって異なるものではないでしょうか。少なくとも、充分な保育すら日本にはない点や、そこに影響を受けるのが女性「のみ」である点などでは低い評価を受けるほかないかと。例えば、かつて義務教育でよい評価を得ていた日本ですが、どういう訳か国内でも国外でも最近よい結果を残していませんね。数学のみであればまだ評価は高いようです。それは何故だろうかと考える前にその現時点での結果を受け入れなくてはならないだろうと思います。
さて、私は日本人を卑屈だと思いません。傲慢であるとすら思っています。旧い伝統が既に変わってしまった世の中と不協和音を演奏し悪影響を及ぼしていることに気がついているのに、いまだにそのような伝統を捨てることをしないからです。そして、周囲の国を実際には見下しています。私の見てきた限りで感想を率直に言いますと、日本人は実際には尊大です。
>「ジェンダーフリー」というのは、
ジェンダーフリーというのは、男だから、女だからという
決めつけをやめようということであって、
「男女に差がない」と言っているのではありません。
現実に、男性と女性とで置かれている立場が異なる以上、
男女の差はありますし、それにもとづく男性の視点、
女性の視点、というものは出てくると思います。
被災地に、女性にとっての日用品である生理用品を届けたら、
「こんなときにエロいことをしている場合か」などと言って、
男性に送り返されたというお話があります。
こんなのも男性と女性とで視点が異なるわけで、
「支援物資の選別」という意思決定の場所に
女性が加わる必要があることを、しめしていると言えます。
>「クォータ制」で単に女性議員の数だけ増やせばいいというのは、
クォータ制というのは、能力やこころざしが
あるにもかかわらず、差別その他の壁に当たって、
女性が政治から締め出されることがあるので、
それを是正して、能力やこころざしのある女性を、
積極的に政治に参加させるための措置です。
よく誤解する人がいるのですが、
クォータ制は単なる「数合わせ」ではありません。
>フィリピン
フィリピンについては、わたしはこれくらいしか知らないです。
https://fr.twitter.com/kenny_ish/status/226548531966640128
https://de.twitter.com/IsSheW/status/243349616014282752
ジェンダーギャップ指数は、国内での格差に注目するので、
全体の生活水準が低くでも、男女で格差が小さいと、
スコアは高めに出てくることになります。
そういう限界があることは、この指数を作った人たちは、
じゅうじゅう承知だろうし、結果を利用する側も、
それを理解して使うことだと思いますよ。
それでも、生活水準の低い国は、女性にしわ寄せが行きやすいとか、
女性の置かれている環境を改善することで、
男女の格差をすくなくしている、というのは
おおむねどこの国に当てはまるでしょうから、
ジェンダーギャップ指数は、一定の妥当性を持つことになります。
>そうおっしゃるのなら、サザエさんにいちゃもんをつけるのもやめなさいな
さきにサザエさんを持ち出したのはあなたでしょう?
あなたがサザエさんについて、わたしに訊いてくるから、
この文脈で意見を述べたまでです。
批判されたくないのなら、あなたこそはじめから持ち出さないことです。
>やたらと外国ばかりを持ち上げて、日本は劣った悪い国であるかのように言う、
>外国かぶれの卑屈な出羽の守ですよ
それなら、ここにはそういう人はいないですので、
どこかよそに行っていただきたいと思います。
>ジェンダーフリーを叫ぶ人がいたとしても、
「ジェンダーフリー」というのは、男だから、女だからと
決めつけるのはやめよう、ということであって、
「男女で差がない」とか「男女の差をなくせ」とか
言っているのではないのですよね。
「ひな祭り」「端午の節句」と、女の子と男の子のお祭りが
それぞれあること自体は、ほとんどのジェンダーフリーを
主張する人たちは、否定していないと思います。
ひな人形に興味を持つ男の子や、五月人形に興味を持つ女の子がいたら、
それを否定するなとは言うと思います。
現状に男性と女性とで置かれている立場に違いがある以上、
男性の視点、女性の視点というのは、出てくると思います。
そして意思決定の場が男性ばかりになると、
女性の視点が締め出されることにもなるわけです。
>私は日本人を卑屈だと思いません。傲慢であるとすら思っています
女子差別撤廃委員会の再三の勧告を無視しますからね。
国際的に約束していることが理解できてなくて、
条約なんて守らずに放置していいと思っているのかもしれないです。
ほかにも、少子化問題とか、国内外からさまざまな
批判が出ていて、なにをどうしたらいいか具体的な対策まで
しめされているのに、政府は無策だったりしますしね。