2012年10月21日

toujyouka016.jpg 流用された復興予算(2)

じつは「復興基本法」は、菅政権のときに提出した政府案では、
被災地にかぎって予算が使われるようになっていました。

ところがここへ、自民党が法案に修正を要求してきて、
自民党案に近いものが可決することになったのでした。
これによって、日本全国に予算が使えるようになり、
官僚の拡大解釈による予算の流用も、やりやすくなったわけです。

「民主・柿沼正明議員が明かす 復興増税流用の真相」

 
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もっとも問題なのは、役人が拡大解釈できる法律を作ったことだ。
東日本大震災復興基本法は、菅内閣提出の政府案を
大幅に修正し、自民党案に近いものが通った。
このとき、政府案の「被災地復興」の理念に、
自民党が強く主張し「国民防災」の理念が加えられ、
議員立法として法案が成立した、
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こちらの記事にも、「当初は被災地に限定する考えで
(政府から)法律を出したが、自民党の意見で
日本全体に(予算を)付けよう、と判断した」という
細野政調会長のコメントが出ています。

参院でねじれているから、自民党の言うことを聞かないと
法案が成立しないと言って、野田政権が妥協しまくったから
こうなったのは、想像にがたくないですね。
自民党に言われるがまま、なしくずしにしてしまう
民主党の軟弱ぶりは、いつもながらあきれてしまいます。

しかしそれよりも、日本全国に公共事業をばらまけるよう
要求した自民党こそ、諸悪の根源だと思います。
現在の政権にも不満は多いですが、自民党が政権を取ったら、
ますます被災地の復興は置き去りにされ、官僚たちによる、
復興予算の取り合いが横行することが予想されます。


復興予算の流用が、国会で問題になると、
野党各党のあいだで、政府追及をすることになったのですが、
この野党の中になぜか自民党も入っているのでした。
こちらの記事にも、衆院決算行政監視委員会の
国会閉会中の審査を要求したのは自民党だとあります。)

「野党8会派 復興予算で政府追及で一致」

自民党は、自分たちが復興予算を日本全国に
ばらまけるよう変更をさせたのに、それが批判されると
追求する側にまわるというのは、なにをか言わんやだと思います。
どこまで厚顔無恥なマッチポンプなのかと思います。


ところで、国民の生活が第一の小沢一郎氏は、
大手メディアがこぞって取り上げる前から、
復興予算が流用されることについて批判をしていました。

「復興予算「流用」を批判=小沢氏」
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小沢氏は「多くの部分が復興、震災とは関係のないところに使われている。
役所の予算獲得、縄張りの拡張のために震災が利用されている」と語った。
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また新党きづなの斉藤やすのり氏も、8月の上旬に
復興予算が被災地と関係ないところに流用されていることを、
国会復興特別委員会で国会質問していたのでした。

「復興予算 驚愕の事実」
「被災地以外で使われている復興予算問題‥その後」

復興予算の流用は、「3党合意」や「官僚主導」が
生み出した弊害としか言いようがないものです。
そして、「国民の生活が第一」や新党きづなは、
かねてから3党合意や官僚主導に批判的でしたから、
復興予算の流用問題についても、敏感だったものと思います。


関連資料:
つぎのエントリにも、復興予算の流用について、
くわしく書いてあります。

「復興予算「流用」騒動の顛末」

posted by たんぽぽ at 18:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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