男性がトイレで座って用を足すのはよくない、
インポテンツや癌を引き起こしやすくなる、なんて主張している
記事があるのですよ。
「「男の座りション」はインポや癌を引き起こす!?」
なんでも男が座っておしっこをしようとすると、
不自然にペニスを折り曲げるので、気づかないうちに残尿し、
排尿障害や前立腺肥大が生じやすくなるのだそうです。
なにやら、男が座りションをしていると、
大変なことになるぞと言わんばかりですね。
じつはこの記事、根拠がないことだと思います。
まず、男性が座っておしっこをすることと
癌にかかることとの因果関係のデータがないです。
それから、座っておしっこをすると残尿するというなら、
立ち上がった瞬間に流れ出るはずだそうです。
いちばんおかしなのは、つぎの部分だと思います。
尿素やアンモニアはアルカリ性ですね。
記事を書いた人は、小中学校の理科もあやしいことになります。
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尿管に、尿素やアンモニアなどの強い酸性の成分が常に残っていると、
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よってこの記事は、「とんでも」ということだと思います。
トイレが汚れるからと、座っておしっこをさせられることを
不愉快に思ったオトコたちが、「医学的根拠」を
楯に取ってあおっている、というところでしょう。
付記1:
前の「男性恐怖症」の記事もひどかったけれど、
やはり『SPA!』はこういう雑誌のようですね。
付記2:
カテゴリは「疑似科学・にせ科学」にしようかと思ったのですが、
記事執筆の動機を推測して、「家族・ジェンダー」にしました。
サイズによって座ってやるのが辛い人もいるのじゃないかなと思います。
便器の大きさや形状も男性が座って排尿することを前提で作られていなかったりもするので、そこも改良の余地があるかもしれません。
それか専属の掃除婦(夫)を雇う事ですねー。
洋式トイレは、男性にはいささか不向きな作りをしていますね。
数少ない女性中心のものかもしれないです。
それはともかく、男性が座って用を足すのはよくないという、
記事が「とんでも」であることは、間違いないと思いますよ。
Dさま、こんなエントリにコメント、どうもです。
汚すたびに掃除してくれれば、
立ってやっても文句は言われないでしょうね。
多くの男はトイレを汚してそのままで、
トイレ掃除の負担を妻とかにかけるのだな。
〜だそうです、〜と思います。伝聞、感想。
何一つ論理的根拠がありませんね?全部憶測ですか?
特に前立腺がんの発生率の異常な増加は2000年以降が顕著で、これは座りションが増えだした時期に比例します。実際、男性泌尿器の体内部の構造上、座った状態ではよほど丹念に搾り出さない限り必ず残尿します。ありえないという人のほうが嘘です。それこそ物理的にありえません。水播きするときに蛇口からホースの間に水が残るのと同じです。バケツをひっくりように排尿する女性にはわかりにくいことでしょうが、ちょっと調べてちゃんと頭を使って考えればわかることです。単にトイレ掃除をサボりたい言い訳でしょ?でもそのモノグサが家庭内の男性を殺すのです。
最も論理的且つ効果的な解決法は一番汚す人がそのエリアの掃除をするという取り決めでもしておけばよいこと。となるとトイレは男性が担当することになります。とくに男の子のいる家庭では自然と家事分担の癖が付く効果もあります。
はじめてコメントをくださるときは、簡単なご挨拶をお願いします。
>特に前立腺がんの発生率の異常な増加は2000年以降が顕著で、
調べてみたけれど、PSA検査が普及したからとありますよ。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/bph/2012/04/post-bbee.html
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前立腺癌が増えたのは1990年頃からです。
なぜならば、前立腺癌腫瘍マーカーであるPSA検査がポピュラーな検査になり、
一般内科医がドンドン実施するようになったからです。
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検査が簡単になって受ける人が増えたから、
たくさん見つかるようになったということです。
記事に関しては、尿素やアンモニアが酸性だ、などと
書いている時点で、信憑性はわかりそうなものですよね。
>単にトイレ掃除をサボりたい言い訳でしょ?
それは男に言いたいですね。
トイレを汚すのは男なのに、掃除するのは女だから
苦言を呈することになるのですよ。